オールマイトが現役で活動していることから活動は活発ではないが闇に紛れて密かに動いている異能解放軍というヴィラン組織の情報を掴んだレッド。その組織には表の立場を持っているものが多数存在していると調査した結果解った。異能解放軍から闇市に流されているサポートアイテムは全て常時監視されていて、危なくなれば爆破されて跡を残さない作りになっている。膨大な戦闘データを回収している異能解放軍は厄介な存在だとレッドは考えた。更に調査を進めて判明した表の立場を持つ異能解放軍の幹部、大手IT企業フィールグッドインク取締役近属友保、心求党党首花畑孔腔、集瑛社専務気月置歳の3名。そして異能解放軍最高指導者リ・デストロがサポート企業デトネラッド代表取締役社長四ツ橋力也であることも掴んだレッド。異能解放軍が潜伏解放戦士と呼ぶ存在が11万6516人もいることを知り、愛知県の泥花市がヒーローを含めて人口の9割が異能解放軍の手に落ちていることも解り、個人で全てを狩ることは不可能に近いと判断したレッドは異能解放軍の幹部格を始末することに決めて機会を待った。近属友保と花畑孔腔を始末することに成功したレッドだったが、それで異能解放軍の防御が固くなってしまう。表の立場を利用して防御を固めた気月置歳と四ツ橋力也。真に賢しいヴィランは闇に潜むと言うが、表と裏を行き来する異能解放軍は厄介な存在だとレッドは判断する。防御が固められたかといってそれで諦めるようなレッドではなく、その防御を切り崩して突き進み気月置歳を処理したレッド。残る大物は四ツ橋力也だけだと狙いを定めたレッドであるが、異能解放軍もやられてばかりではなく、異能解放軍の息のかかったヒーロー達を総動員してレッドの殺害を試みるなどの報復を行っていた。休む間もなく襲い来るヒーローを撃退して戦いを続けるレッドは止まることなく突き進む。悪を倒す、その為だけに動き続ける。レッドはヴィジランテとしてこれからも活動していく。いつか終わりが来る、その時まで彼は止まらない。
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ダンスが得意な芦戸さんと楽器を演奏できる耳郎さんを主導にして文化祭の出し物がライブに決まった1年A組。ダンスを披露するチーム、演出を担当するチーム、演奏をするチーム、3つのチームに別れてライブを行うことに決めた面々。緑谷出久はキレの良いダンスを見せつけたことから即座にダンスチームに決定した。爆豪は演奏をするチームでドラムを担当することになる。最初は乗り気ではなかった爆豪だが緑谷に挑発されてやる気になったようだ。雄英全員音で殺るぞ!と首を親指でかっ切るポーズを見せながらも完全にやる気になっている爆豪。緑谷以外最初はぎこちない動きを見せていたダンスチームであったが芦戸さんの指導により上達していくダンスチームの面々。ドラムが完璧だった爆豪以外の演奏チームも耳郎さんの指導により腕を上げていく。青山くんを使った演出をするのに人手が足りなくなり、ダンスチームの中で素早く動けて力がある奴は誰だという話になったところで緑谷出久に白羽の矢がたった。ダンスの途中から緑谷は青山くんと一緒に演出をするチームに移動になる。まあ少しでも出番があるだけ良いかと考える緑谷。日々練習は続いていき、どのチームも皆上達していったようだ。そんな最中通形ミリオが壊理を連れて緑谷の元に現れる。これまで社会から切り離されてきた壊理を人混みに慣れさせて本番でびっくりしてパニックを起こさせないようにするために文化祭前に1度連れてきたらしい。通形は壊理と雄英を回るようだが、それに緑谷も一緒にどうかと話しかけてくる通形。休憩挟むからその間に行ってきなよ緑谷、とダンスチームを率いる芦戸さんから言われたので心置きなく通形と壊理の2人に着いていくことに決めた緑谷。制服に着替えた通形と緑谷は壊理を連れて校内を歩く。通りすがりの経営科3年I組の2人が通形が子ども連れてる、まさかその子は、といい反応をしてくれた経営科の2人に無言で微笑む通形。ガチっぽいから止めろその反応と言った経営科の人が、まあ冗談はさておき今年の3年I組は凄いぜとチラシを通形と緑谷に配る。まだ1ヶ月前なのに慌ただしい校内。作り物のドラゴンの頭を持った1年B組の面々が通りがかり、物間が煽ってきたが緑谷は無視をして壊理が平気か気にしていると物間が続けてB組の演劇の方がA組より凄いと言い放つ。
ロミオとジュリエットとアズカバンの囚人~王の帰還~という題名を物間が言ったあたりで緑谷出久は壊理の耳を両手で塞ぎながら「完全オリジナル脚本超スペクタクルファンタジー演劇とか言っても題名がロミオとジュリエットとハリー・ポッターにロード・オブ・ザ・リングをパクってるのはどうなのかな。完全オリジナル脚本と言うのなら題名もパクらないでちゃんと考えた方が良かったんじゃない。なんというか題名だけ聞いているとパクりの寄せ集めにしか聞こえないから面白くなさそうなんだけど、それでよく自慢気にできるね物間くん。いつもいつもB組で突っ掛かってくるのは君だけなんだけど、君だけのせいでB組の印象がどんどん悪くなっていくよ。そのことについて皆に悪いとは思わないのかい?自分がやりたいことだけやって言いたいことだけ言ってそれで何の責任も負わずに生きていくのかな君は。どうやら物間くんはB組のことなんて何も考えていないようだね。君は自分のことしか考えていないみたいだ。A組に対して対抗心を剥き出しにしているのはB組では君だけだよ物間くん。もしかして君はB組の皆を大事に思っていないんじゃないかな。B組の皆が本当に大事ならB組の敵を作るような言動でA組を煽ったりはしないだろうし、個人的な感情でクラスメートに迷惑をかけるようなことはしないはずだ。本当にB組の皆を大切に思っているなら余計なことは普通はしないよ。まあ物間くんは普通じゃなくて異常者みたいだから、A組に対して対抗心を燃やしていちいち突っ掛かってくるみたいだけど、B組の為になることとは言えないね。とりあえず君の行動と言動でB組が迷惑を被っていることを自覚した方が良いよ物間くん。というか結局君は何がしたいんだい?雄英高校1年B組の生徒として恥じない行為をしていると胸を張って言えないようなことしかしてないよ君は。恥を知れとしか言い様がないね」と一息で語った。緑谷に何か言い返そうと考えている物間の背後にいたB組の生徒が棒で物間を殴打して気絶させる。ストッパーの拳藤さんは今日はいないんだねと言った緑谷にB組の生徒は気絶した物間を抱えながらあいつはミスコン出るのよと不在の理由を教えてくれた。去っていくB組の生徒。通形が壊理にいきなり雄英の負の面を見せてごめんよと謝っていた。確かに物間は負の面だと納得する緑谷。
通形がミスコンと言えばそうだ!あの人も今年は気合い入ってるよと言っていたので、そのあの人に会うために備品室に移動する3人。そこで去年の準グランプリ波動ねじれと出会い、去年勝てなかった相手の話を聞き、今年の意気込みを聞いた3人は楽しそうだった波動が今年はどうなるのか気になった。それから移動したサポート科で発目さんと遭遇しヒーロー科がメインだった体育祭とは違い、今回は他の科が主役でサポート科の作品を発表する場として文化祭を楽しみにしていると語った発目さん。そんな発目さんが作った作品が爆発して発火したので急いで避難する緑谷達3人。一通り見て回った3人は食堂で壊理を真ん中に座り壊理にリンゴジュースを買ってあげた。ジュースをストローで吸い上げて一息ついた壊理は今回の見学がどうだったかを聞かれて、よくわからないと言った後にたくさんいろんな人ががんばってるから、どんなふうになるのかなってと言う。緑谷は通形と顔を見合わせて頷き今回の見学が壊理に良い影響を与えたと確信する。僕たちのクラスはダンスと音楽で僕の出番は途中から演出に変わっちゃうけど、きっと楽しめる良いものになるから壊理ちゃんも見にきてねと笑顔で言った緑谷。休憩終わるからそろそろ戻りますと言った緑谷に、俺も楽しみにしてるよと声をかける通形。練習が終わり寮に帰ってきた皆がそれぞれの時間を過ごす最中、八百万さんが用意した紅茶を皆に振る舞っていた。今日の紅茶は幻の紅茶ゴールドティップスインペリアルというものらしい。とても良い香りで素晴らしい紅茶だった。数日後、道具の点検をしている最中、青山くんを吊り上げるロープがほつれていることに気付いた緑谷。本番前にホームセンターで朝一に買ってくることに決めた緑谷だった。文化祭当日の朝8時にホームセンターでロープを購入した緑谷出久はついでに壊理に渡す為のリンゴ飴の材料を購入していく。必要な物を全て揃えた緑谷は急いで1年A組の皆の元へと戻った。そして始まる1年A組のライブ。演奏チームの演奏、青山くんと緑谷の息の合ったダンスから青山くんを放り投げる緑谷。人間花火の様にレーザーを放出する青山くん。落ちてきた青山くんを尾白くんがキャッチする。見せ場が短い緑谷が裏手に移動して青山くんに繋いだロープを持ち、演出チームと共同で動く。ミラーボールの様になった青山くんを緑谷が動かしていった。梅雨ちゃんが舌で麗日さんを動かして観客を麗日さんが浮かせる。
障子くんがダンスチームを放り投げて、演出チームの切島くんが硬化した手で氷を削って降らせていく。上鳴くんを砂藤くんが放り投げて空中ギターを披露する上鳴くん。葉隠さんが氷の道の上で光輝く。芦戸さんが浮いた観客を瀬呂くんのテープで安全確保していた。飯田くんが1人だけずっとロボットダンスを続ける。峰田が女子に囲まれながらダンスをしていく。最高に盛り上がったライブ会場で歌う耳郎さんはとても楽しそうだった。通形ミリオとライブを見ていた壊理がついに楽しそうに両手を上げて笑う。それをみた通形は嬉しくて涙を溢していた。ライブが終わり緑谷達が片付けをしている最中、壊理が緑谷に話しかけてくる。壊理がライブの感想を精一杯語るのを聞いていた緑谷は楽しんでくれたなら良かったよと笑顔で言う。片付けをしているとごめん!こき下ろす気で見てた!と謝っていく人達や、ライブが良かった楽しかったと言ってくれる人達が集まっていた。君らの想いは俺達には伝わったと言った人達は、本当に楽しかったもん君らの想いは見た人から伝播していくさと言って去っていく。片付けを終えた面々の内一部はミスコンを見に行くようだ。壊理を連れてミスコンを見に行った緑谷と通形。3年サポート科ミスコンの女王が圧巻のパフォーマンスを見せつけて、壊理がこれは何する出しもの?と疑問を口にする。それに通形がちょうど今わからなくなったとこだよねと答えた。絢爛豪華なミスコンの女王の後は波動ねじれの出番。空中を自在に舞う姿は純真無垢な妖精のようだと天喰環が言っていた。ミスコンの集計結果は夕方5時にシメのイベントとして残される。1年A組の面々はそれぞれ行きたいところに行くことになった。クレープの屋台に行き、クレープを買った緑谷は壊理にそれを手渡す。文化祭を巡りに巡り楽しんだ通形と緑谷に壊理の3人。ミスコンの結果発表でグランプリに選ばれた波動ねじれを見たりもしながら文化祭を巡り終えた壊理が帰る時がきた。今日はありがとう!楽しかった!と言った緑谷に、うんと頷く壊理。寂しそうな壊理に顔を上げてと言う緑谷に顔を上げた壊理の前にサプライズと言ってリンゴ飴を差し出す緑谷出久。リンゴ飴!売ってた!?俺探したよ!?と驚く通形に、プログラム見てないかもと思ったんで、だから買い出しの時に材料買っといたんですよ、作り方以外に簡単で!食紅だけコンビニには無かったんで砂藤くんに借りて作ってみました、と語った緑谷。
リンゴ飴をかじって笑顔でさらに甘くて美味しいと言った壊理にまた作るよ楽しみにしててと言う緑谷も笑っている。笑顔で壊理を見送り手を振る緑谷。相澤消太と通形ミリオに連れられていく壊理。11月も下旬に差し掛かる頃、壊理の元へ通っていた面々だったが1年A組の生徒達は来賓があるから寮に戻っていろと担任教師に言われたので寮に帰っていく1年A組。寮に戻りしばらくしてからワイルド・ワイルド・プッシーキャッツが現れる。お土産のにくきゅうまんじゅうを受け取った生徒達がにくきゅうまんじゅーにくきゅうまんじゅーと喜んでいた。久しぶりにあった洸汰くんに久しぶりと話しかける緑谷。手紙ありがとうね!宝物だよと声をかける緑谷に別に、うんと素っ気ない素振りを見せる洸汰くんだったが、マンダレイが緑谷くん見てよと声をかけるとやっやめろよと動揺する洸汰くん。自分で選んだんだよ「絶対赤だ」ってとマンダレイが言うとべっ違っと恥ずかしがる洸汰くんにお揃いだね!と嬉しそうに笑う緑谷に恥ずかしそうに黙る洸汰くんだった。しかしまた何で雄英にと紅茶を抱えた砂藤くんが聞くとピクシーボブが復帰のご挨拶に来たのよと答える。ラグドールはいまだに個性を奪われたままで、奪った個性を持っていると推測されたオールフォーワンも殺害されている為に、個性が戻ってくることは永遠にないと諦めて事務仕事で3人を支えると決めているラグドール。そんなプッシーキャッツに何故今になって復帰を、と問いかける八百万さん。マンダレイがヒーロービルボートチャートJP下半期が411位だったんだと語り、全く活動していないにも関わらず3桁だったということは待ってくれている人達がいるとラグドールが語る。支持率の項目が我々突出していたと言う虎。意気込みも新たに活動を再開しようとするワイルド・ワイルド・プッシーキャッツの面々。生徒達はビルボートについての話題に移り、そういえば下半期はまだ発表されていなかったと言う生徒達。オールマイトが引退することのなかったヒーロービルボートチャート。不動の1位はオールマイトで決まっていて2位にエンデヴァー3位にホークスというものになっていた。これまで通り発表の場にヒーローが登壇することはなく問題もなく今まで通りに発表が終わる。
オールマイトは平和の象徴として責務を今日も果たしていた。そして雄英の教師として活動を続ける最中、通形ミリオを呼び出してある話を持ちかける。それは平和の象徴となったオールマイトから力を受け継いでみないかという提案だった。話を聞いた通形ミリオは自分を選んでくれたことは嬉しいですが、もっと適任な人が居るんじゃないですかねと申し出を断ろうとするが、サー・ナイトアイもそれを望んでいるとするならどうかなと声をかけるオールマイト。その言葉を聞いた通形ミリオはしばらく考えさせて下さいと返答を先送りにして立ち去っていく。サー・ナイトアイに連絡して通形ミリオをワンフォーオールの後継者に選んだと伝えたオールマイトは、サー・ナイトアイに会って話さないかと提案する。仕事終わりにサー・ナイトアイと合流したオールマイトは通形ミリオのことを聞いていく。その最中、サー・ナイトアイがオールマイトに貴方の未来が変わったんだと話しかける。ヴィランによって凄惨な死を迎える筈だった貴方がこれからも生きていく未来が見えるんだと語るサー・ナイトアイ。未来が変わった原因は解らないが貴方が生きる未来があるのが嬉しいと言ってから、未来の中で貴方がサポート企業デトネラッド代表取締役社長四ツ橋力也と対峙している姿があったことから四ツ橋力也はヴィランである可能性が高いとサー・ナイトアイは言う。サポート企業デトネラッド社について調べてみる必要がありそうだと考えるサー・ナイトアイとオールマイト。調査については此方に任せてくれと言ったサー・ナイトアイ。最近発売された異能解放戦線という本が何かに関係しているのではないかと睨んでいるサー・ナイトアイは異能解放軍指導者であるデストロが執筆したとされるこの本に手がかりがないか探ってみることにしたが結果は著しくない。異能解放軍の再来ということなのかもしれないと予測したサー・ナイトアイは四ツ橋力也がデストロと何か関わりがあるのではないかと考えた。その予測は正しく四ツ橋力也はデストロの血を受け継ぐものであり異能解放軍最高指導者リ・デストロであるが、その事をサー・ナイトアイが知ることはまだない。サー・ナイトアイには治崎に殺されるという未来があったのかもしれないが、その未来はねじ曲げられて今がある。未来が変わったのはオールマイトだけではなかったのだろう。
彼等の未来が変わった原因はヴィジランテのレッドとグリーンによるものだが、彼等がそれを知ることはない。未来は変わるものだということを知れただけでもサー・ナイトアイにとっては喜ばしいことだ。未来予知の個性を持つサー・ナイトアイにとって未来とは、変わることのないものの筈であった。それが覆ったことは彼には驚きであったのだろう。しかしオールマイトの凄惨な死という未来が変わったことはサー・ナイトアイにとっては素晴らしいことだ。オールマイトの熱烈なファンであり、オールマイトを裏から支えてきたサー・ナイトアイにはオールマイトの生存が何よりも嬉しいことだった。そして通形ミリオがワンフォーオールの後継者に選ばれたこともサー・ナイトアイにとっては喜ばしいことである。最初は器として選んだ通形ミリオを次第に誇りに思えるようになっていったサー・ナイトアイ。サー・ナイトアイが選んだ通形ミリオをオールマイトが後継者として選んでくれたこともサー・ナイトアイには嬉しいことだった筈だ。未来が変わることを知った彼が、過ごす日々は希望に満ち溢れたものになるだろう。