今回の方が読みやすくて良いという声があった場合は次回からも今回のように改行を使って空白を空けていきます
特に何も反応がなければ次回からは元に戻すかもしれません
オールマイトが引退していないとしても犯罪は起こるようだ。
日々起こる事件、徒党を組み行動するヴィラン達。
ヒーローよりも先に事件を解決し、徒党を組んだヴィラン達を倒していく。
そんな慌ただしい日々を過ごしていても紅茶を楽しむ時間は必ず確保している。
この間見つけた常連客しか通っていない寂れた喫茶店で幻の紅茶ゴールドティップスインペリアルを味わうことができたのは至上の幸福だったが、文化祭が開催される雄英高校が喫茶店の近くにあったので少しドキドキしていたのは内緒だ。
ヴィジランテのジェントルとして活動をしていく最中に自らの活躍を動画で撮影し帰宅後に投稿していく。
ヒーローを目指していたが挫折して忘れ去られてしまいたくない一心で始めたヴィジランテとしての活動。
戦いは好まないがヴィランと戦わなくてはならない。
鍛え上げた個性を駆使してヴィラン達を倒していく。
誰かの為に個性を使って失敗した自分を省みて個性を使いこなすことにいくらでもある時間を用いて鍛え上げた個性はヴィラン達に通用している。
倒したヴィラン達を縛り上げて警察に通報し、いつものようにその場を後にした。
ヴィジランテの中にはヴィランを殺すこともあるヴィジランテも存在するが、私は殺しはやらないと固く心に決めている。
ラブラバという相棒と出会えたことは私にとってとても素晴らしいことだった。
自身の活動を動画で投稿していく最中に戸惑いながらパソコンを操作していた私には、パソコンに詳しい彼女の手助けはとてもありがたいものであったからだ。
彼女の個性には何度も窮地を救われた。
私は得難い相棒を得ることができたのだ。
そしてヴィジランテとして活動をしていく最中に私はヴィジランテのグリーンに出会った。
無個性でありながら鍛え上げられた身体能力と技術に裏打ちされた実力者であるグリーン。
手合わせをしてみたがラバーモードで強化された私でも歯が立たない相手である。
彼にもレッドという相棒が居るようだが、互いにフリーで活動することも良くあるらしい。
そんなグリーンとたまに活動を共にすることがあったが、とても良い映像が撮れるので感謝をしている。
グリーンのことは仲間と呼べるぐらいには信頼しているが、彼が正体を明かすことはない。
年齢からしてまだ学生ではあるのだろうが、彼が何処の学校に通っているのか知ることはなかった。
正体を知られても何ら困ることのない私と違って彼には未来がある。
グリーンが私に正体を明かすことがなくとも仕方がない。
グリーンの相棒であるレッドは活発に活動を続けているようだが、グリーンの活動は停止している。
何か理由があるのだろうが、それを私が知る術はない。
「ジェントル、どうしたのかしら。浮かない顔をして」
「ラブラバ、いやグリーンがどうしているのかが少し心配になってね」
「きっと大丈夫、グリーンはとても強い子だから、負けることなんてないはずよ」
「ああ、それもそうだねラブラバ、私は要らぬ心配をしていたのかもしれない」
彼がヒーローになるという夢に向かって突き進んでいることを願おう。
「さあ、ラブラバ、ティータイムにしよう」
「今日のジェントルもやっぱり素敵!」
紅茶を用意するジェントルを見てはしゃぐラブラバの姿がそこにはあった。
1
午後から始まる演習。1年A組の皆がコスチュームの変化を話題に出して和気あいあいとしていると、やってきた1年B組の物間が随分と弛んだ空気じゃないか、僕らをなめているのかいと話しかけてくる。
それに切島くんがなめてねーよワクワクしてんだと答えると、そうかい、でも残念、波は今確実に僕らに来ているんだよと言った物間は、さァA組!今日こそシロクロつけようか!?と高らかに叫ぶ。
B組の演劇はA組のライブに2票差で負けたけど合同戦闘訓練では負けないからね、何故なら僕らはと言いかけた物間をA組担任教師イレイザーヘッドの捕縛布が首を締め上げて黙らせる。
今回特別参加者がいますと言ったB組担任教師ブラドキングとしょうもない姿はあまり見せないでくれと言うA組担任教師イレイザーヘッド。
特別参加者の正体はヒーロー科編入を希望してる普通科C組心操人使だった。
イレイザーヘッドに一言挨拶をと促された心操は、俺はもう何十歩も出遅れてる、悪いけど必死ですと言ってから立派なヒーローになって俺の個性を人の為に使いたい、この場の皆が超えるべき壁です、馴れ合うつもりはありません、と宣言する。
それから始まる戦闘訓練。
今回はA組とB組の対抗戦で、部隊は運動場γの一角。
双方4人組をつくり、一チームずつ戦うことになる。
心操は今回2戦参加させることになり、A組チームB組チームそれぞれに1回ずつ。
つまり5試合中2試合は5対4の訓練となるようだ。
今回の状況設定はヴィラングループを包囲し確保に動くヒーローというもの。
お互いがお互いをヴィランと認識しろ!と説明するブラドキングは4人先に捕まえた方が勝利となると語る。
双方の陣営には激カワ据置プリズンを設置してあり、相手を投獄した時点で捕まえた判定になると言ったブラドキング。
クジでチームを決めることになり決定したチーム。
緑谷のチームメイトは峰田に芦戸さんと麗日さんで試合は5戦目となる。
心操くんはA組の1戦目のチームと、B組の5戦目のチームに所属することになった。
スタートは自陣からで制限時間は20分。
時間内に決着のつかない場合は残り人数の多い方が勝ちとなる。
開始された戦闘訓練の1戦目。
心操くんを仲間に加えたA組のチームは切島くんに上鳴くんと梅雨ちゃんに口田くんの5人。
先制攻撃を仕掛けてくるB組の宍田くんに弾き飛ばされる梅雨ちゃんと切島くん。
宍田くんの背中に乗っていた円場くんの個性によるエアプリズンに囚われた口田くんは暫くは身動き出来ない状態となる。
心操くんの装着していた特殊なマスク、もう一つの声帯、変声可変機構マスク、ペルソナコードによって円場くんの声で喋り、宍田くんを洗脳した心操くん。
捕縛布による攻撃に移ろうとする心操くんだったが、いち早く動いた円場くんのエアプリズンに囚われてしまう。
円場くんに叩かれた衝撃で洗脳が解かれた宍田くんが上鳴くんに腕を振るうが帯電していた上鳴くんにダメージを受けながらも腕を振り抜いて上鳴くんを吹き飛ばした宍田くん。
上鳴くんを攻撃していた宍田くんから一瞬離れていた円場くんを梅雨ちゃんが舌で捕まえる。
梅雨ちゃんを追いかける宍田くんを切島くんとエアプリズンから脱出した口田くんが食い止めようとするが、個性ビーストを解除して体格が縮む人モードに戻り攻撃を躱す宍田くんが再びビーストの個性を発動させて切島くんを塩崎さんの居る場所にまで放り投げた。
塩崎さんの茨のツルに捕らわれた切島くんと宍田くんに抱えられていた口田くんはB組陣地の牢に囚われて、円場くんはA組陣地の牢に囚われている。
心操くんが囚われている円場くんのエアプリズンを鉄パイプで殴り破壊した梅雨ちゃんと上鳴くん。
梅雨ちゃんが弱い毒性の粘液を腕から分泌して心操くんと上鳴くんに塗り付けて、鼻がきく宍田くんへ匂いによる撹乱を行う。
宍田くんへ上鳴くんが付けていたポインターによって居場所を把握して進むA組チームの3人。
塩崎さんが伸ばした茨のツルにわざと上鳴くんが捕まり、ポインターに狙いを定めた一点集中の電撃を狙ったと見せかけて、それを防いだ鱗くんの声で喋る心操くんによって洗脳された塩崎さん。
洗脳を警戒して喋らない宍田くんと連携出来ていない鱗くんが塩崎さんを正気に戻そうとするがそれを読んでいた梅雨ちゃんが塩崎さんを手早く運んでいく。
そして梅雨ちゃんによる蛙の脚力を活かした両足蹴りが鱗くんに叩き込まれる。
心操くんを警戒していた宍田くんが心操くんの元に近付くがイレイザーヘッド直伝の捕縛布を使った攻撃が宍田くんの脳天に命中。
しかしそれでも宍田くんは止まらず心操くんを狙うが、梅雨ちゃんに舌で投げ飛ばされた鱗くんが宍田くんの後頭部に直撃して気絶する。
一転して逆転したA組チーム。
捕縛したB組チームを連れて牢にまで連れていく最中、梅雨ちゃんが遅れてるどころかとっても強力よと心操くんを誉めていたが、全然まだまだだと言った心操くんは納得していない様子。
第1セットは心操くんプラスA組チームの勝利となった。
A組担任教師に各々が反省点を述べるように言われたA組チーム。
各々が反省点を述べる中で、教わったことの一割も実践できなかった、悔しいですと口にした心操くんに、いきなり出来たら苦労しない、捕縛布を使いこなすのに俺で6年かかってると言うA組担任教師は、その悔しさ忘れず次も臨めと言った。
B組担任教師は、B組チームにもう自分達でわかってるな?と問いかけて、宍田を軸にするか塩崎を軸にするか統率が取れていれば勝てた内容だぞと目力強めに生徒達を見据える。
互いの教育方針の違いが良く解る担任教師の対応だった。
チームが決まったそれぞれの生徒達が皆揃って合同戦闘訓練をこれからどうするか話をしていく。
そんな中で始まった第2セット。
結果は投獄数0対4でB組の勝利となったが、A組もそれなりに健闘したようだった。
続いて始まった第3セット。
気絶者多数で互いに投獄数1対1となり時間切れでタイムアップとなって引き分け。
爆豪が所属する4セットのA組チーム。
緑谷以外のクラスメートとはそれなりにコミュニケーションが相手のおかげで取れている爆豪が作戦を言い放つ。
てめえらとりあえず俺についてこいと言った爆豪は俺が先頭で上を進む!と言い、瀬呂くんと砂藤くんにてめえら俺をサポートできるようにしとけと言ってから耳郎さんに常に音で雑魚共の位置探っとけと命じた。
隙は窺うもんじゃねえ動いてつくるんだと言った爆豪は、姿が見えりゃこっちのもんだと言うが耳郎さんは本当に大丈夫なのか心配だったようだ。
B組チームの作戦で罠に嵌まった爆豪率いるA組チームだったが爆豪の活躍により罠を喰い破る。
クラスメートを明確に助けた爆豪に緑谷は驚いていたが、僕以外なら助けることが出来るようになったんだなと認識を改めることにした緑谷出久。
その後は爆豪が敵対していた相手を途中から味方に任せるという今までなら有り得ない姿も目にすることになった緑谷は、今日は驚きが連続で続くなと思いながら戦闘訓練が表示されている画面を見つめて「いやいやまさかあのクソ下水煮込みが成長しているなんて驚きだね。ちゃんと勝つ為に必要なことをしているなんて誰も思わなかったんじゃないかな。長い付き合いになるけどあんな爆豪くんは初めて見るね。というかやれば出来るなら初めからやってれば良かったのに、今になってやるとはどういう心境の変化なんだろうか。もしかしてバンドを組んだことが爆豪くんに良い影響を与えたとでも言うのかな。協調性皆無だった暴君が変われば変わるもんだね。昔の爆豪くんが今の自分を見たらなんて言うのかな。こんな奴は俺じゃねえとか言いそうだ。回りを下に見る言動は変わっていないけど行動は確かに良い方向に変わっているね。明日は雨の代わりに槍でも降ってくるかもしれないな。それにしてもこんな爆豪くんは初めてだから違和感が凄いなあ。どうなんだろうね実際。長い長い付き合いの僕でも戸惑ってるんだから、他の人達はもっと戸惑ってるんじゃないかな。特に体育祭での爆豪くんしか知らないB組の戸惑いは並みじゃないだろうね。爆豪くんの真似した別の誰かと言われても納得しそうな自分がいるよ。いや本当に別人みたいな変わりようだね爆豪くん。まあ僕にとっての爆豪くんがクソを下水で煮込んだような性格だという認識は変わらないけどね。進歩はしても爆豪くんは爆豪くんだから変わらないところは変わってないよ。とりあえずあの言動まで変わってたら偽者だと判断した方が良さそうな気がするかな。オールマイトを超えるヒーローになるとか言ってたのは本気だったんだろうけど、行動が伴っていなかったのがようやくまともになっただけだよね。それだけで凄く変わったように見える爆豪くんの前がどれだけ酷かったかが浮き彫りになるんじゃないかな」と一息で長々と語る。
協調性皆無だった爆豪が有り得ないほどに成長していたことを知らなかったB組はあっという間に2人確保されてしまう。
そして正面からの戦闘で爆豪に敵うはずもなく気絶させられたB組の1人。
身体を切り離して操ることが出来るB組の生徒が戻していた身体の一部に瀬呂くんのテープが付けられた爆豪の手榴弾がくっついていたことに気付いて距離を取ったが、爆発で居場所が爆豪にバレてゼロ距離閃光弾を喰らい失神することになった。
第4セットは僅か5分足らずで終了となって投獄数4対0でA組チームの勝利となり、これでB組の勝ちは無くなったようだ。
そして始まる第5セット。
罠を仕掛ける計画を練る緑谷のチーム。
とりあえず緑谷が囮役になることは決まったようだ。
先行した緑谷の前に現れた物間が煽るような言葉を発するが、緑谷は無視して物間に瞬時に近付き、鳩尾に拳を叩き込んで立っていられない程度に悶絶させた後、こめかみにアイアンソールで加減した蹴りを叩き込んで失神させた。
失神した物間をさっそく自陣のプリズンに投獄した緑谷は居場所がバレたらしい他の3人と行動を共にして先へ進んでいく。
鉢合わせとなったA組チームとB組チーム。
乱戦となって激しい争いが始まる。
心操くんと対峙した緑谷出久。
捕縛布を巧みに扱い攻撃を仕掛ける心操くんに近付いた緑谷は三角絞めの体勢に入ると心操くんを一瞬で絞め落とす。
今度は乱戦の真っ只中に突入する緑谷。
B組の3人をA組の3人と協力して打ち倒した緑谷出久。
B組を全員失神させた緑谷達はプリズンに3人投獄して勝負を終わらせた。
第5セットは投獄数4対0でA組チームの勝利となり、総合的な勝利数もA組の勝ちとなる。
回復した心操くんがA組B組の担任教師2人に今回は俺の編入試験も兼ねていたんですよねと聞いていた。
今回の結果を考えると心操くんは2年からヒーロー科に入ってくるらしい。
心操くんがA組かB組かはまだ決まってはいないようだが、それでも夢を追いかけていた彼がヒーロー科に編入してくるのは喜ばしいことだと緑谷出久は考えた。
失神から回復した物間が今回は確かに僕らB組にクロ星がついた、しかし!内容に於いては決して負けてはいなかった!今からもう一回やれば次はわからない!と言ったがB組担任教師ブラドキングにやんねえよ、もう今日の授業終わりだと言われている。
そんな物間にA組担任教師イレイザーヘッドがちょっと明日壊理ちゃんのとこ来いと言っていた。