スクールアイドルのマネージャー(仮)   作:ぽぽろ

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修羅場が見たいと言われたのでAqoursと関わりがあるんだよ?っていうお話。
どうでも良い話ですが私、前、鞠莉の事けまりって読み間違えしてました。けまりはこっちだった→蹴鞠


内浦に行こう!

 白い砂浜! 青い海! サンサンと照りつける太陽! ここは素晴らしい! 

 突然だが俺は今沼津にいる。

 Aqoursの調査をする為にわざわざ来たのだ。詳しくは少し前に遡る……

 

 

 ***

 

 

「歩さん、貴方には明日からAqoursの調査に行ってもらいます!」

 

「は?」

 

 今日も今日とてスクールアイドルフェスティバルに向けて練習してたある日、目の前にいる生徒会長からそんな事を言われた。

 突然過ぎるんだが? 

 

「いやいや、突然言われても……

 何より明日も学校あるじゃないですか」

 

「私は生徒会長ですよ? その位の権限はありますよ」

 

「いやいや、おかしいおかしい。たかが一生徒に同じ生徒の公欠とかを取れる権利がある訳ないだろ! それはアニメだけの世界だろ」

 

「これからのスクールアイドルとしてパワーアップする為に内浦でAqoursの練習を見に行ってください!」

 

「本当にお願いだから話を聞いてくださいません?」

 

「出発は明後日なのでよろしくお願いします!」

 

「急過ぎないですか!?」

 

 と生徒会長に告げられ。

 

 出発の日

 

「十分に気をつけて下さいね! ちゃんと毎日連絡下さいね! ちゃんとご飯は食べてくださいね!」

 

「そんなに心配しなくても大丈夫だって、しずく」

「私がちゃんとお世話するから大丈夫だよ」

 

「浮気はダメ、歩は私達のマネージャーなんだから絶対にしちゃダメ。瑠奈ちゃんボードむー!」(⑉・̆н・̆⑉)

 

「いや、浮気って……まぁいいやよしよし」

「歩くんに手を出したら私が成敗するから大丈夫!」

 

「抱き枕要因がいなくなって彼方ちゃん悲しい~しくしく」

 

「いや抱き枕にすんな」

「そうだよ! ギューってしていいのは私だけなんだよ!」

 

「それじゃ十分に気をつけて行ってきて下さいね! 歩さん! 急だったのは申し訳なく思ってます……」

 

「そう思うなら次からは辞めてくれ……」

「ほら、そろそろ行こ?」

「あ、そうだな…………ん?」

 

 今ちょっとおかしい所が会ったような……

 

「何で歩夢も行こうとしてんの? 自然すぎて気づかなかったわ」

 

「だってずっと一緒じゃん……片時も離れたくないの……」

 

「いや……俺だけで十分だし」

 

「私が居ないと歩君が死んじゃうじゃん! 私が居ないとお世話しないとダメじゃん!」

 

 わーわーと子供の様に喚く歩夢

 

「ほら、歩センパイの邪魔になるので戻ってくださいよ! 今のうちに歩センパイは早く行ってください!」

 

 かすみが後ろから羽交い締めをして大人しくさせる

 

「助かる! じゃあな、かすみ!」

 

「あぁぁ! 待って! 歩くん! 歩くぅぅぅん!」

 

 

 ***

 

 

 という訳で来たんだったな。相変わらずやっかいや幼馴染だ。

 こっちには前に来てお祭りだかのやつをAqoursの人達と一緒にやった気がする。

 ん? 何かあっちに見たことがある様な人達が……

 

「あぁぁ! あゆむくんだ!」

「全速前進ヨーソロー!」

「千歌ちゃんも曜ちゃんもそんな突撃しに行かないで!」

「来たわね! リトルデーモン!」

「楽しくなりそうだね! 花丸ちゃん!」

「また喧しくなりそうずら」

「oh! マリーに会いに来てくれたのね!」

「また一緒に海に潜りたいなぁ。賑やかになりそう」

「そうですわね。……って鞠莉さんも突撃しに行かないでください!」

 

「やめろやめろ鳩尾に的確に頭を擦り付けるな。そんな飛んで抱きついてくるなぁァ!」

 

 ***

 

「で歩さんはなぜこちらに? 連絡はなかったはずですが……」

 

「それはですねダイヤさん」

 

「マリーに会いに来たんでしょ? んもぉいつでもマリーから会いに行って上げるし、読んでくれたら行くのに……」

 

「厄介事になりそうなので辞めてください。来た訳はですねうちのポンコツ生徒会長からいきなり言われたんですよ。ここと言いウチといい音ノ木坂と言い生徒会長って言うのはポンコツばっかなんですかね。 」

 

「ちょっと! それはどういう意味ですの!」

 

「まぁ、多分Aqoursの練習を見て何か学んでこいという事でしょう。って事で沼津に遊びに行きましょ。遊んで遊んで遊び倒しましょ」

 

「いや、1秒前に自分が言ったこと忘れちゃダメでしょ……」

 

 呆れた様にそう言った果南さん。アイツらの命令何か知らんわ。

 

「って事で善子! 行くぞ!」

「ヨハネ! って……何で私なのよ」

「だってお前沼津出身じゃん」

「あの……2人きりは恥ずかしいと言うか……デートっぽくて照れるというか……」

「そのまえにちょっとまった~!」

 

 遊びに行こうとしたのを千歌に止められる。

 

「どうかした?」

「学んできてっていうからにはこっちに泊まるの?」

「いや、別に日帰りでも……」

「 泊 ま る の ?」

「あの……日帰り……」

「 泊 ま る の ?」

「アッハイそうさせて頂きます」

「なら十千万に決まりだね! 部屋なら空いてたきがするし! 志満姉に伝えないと!」

「千歌っち~ちょっとWait! ねぇ? 歩、マリーのホテルにしない? very specialなスイートルームをご用意するわ!」

 

 ホテルオハラのスイートルームだと……? 

 

「あ~! 流されちゃダメだよ! 十千万の方がいいもん! 歩くん前に来た時にうちだったじゃん!」

「ふふっ、こっちは最高級のサービスとお部屋、夜景に海を見渡せるspecialなお部屋よ。

 そしてマリーとvery hotな夜を一緒に過ごしましょ?」

 

 その後も言い合う2人。ここは俺が決めないとダメか……

 

「なら、今回も十千万にお世話になるわ。鞠莉の奴も嬉しいけどそんないい所だと落ち着かないし」

「ムムっ! 十千万もいい所だよ!」

「あ、ごめん。高級な所だとね」

 

 こうして俺の沼津の生活が始まった。

 




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