紅葉の旅なら石川県の金沢と岐阜県の飛騨高山ですよね、秋の飛騨路の旅もいいもんですね
大阪から金沢・富山・新潟を結ぶL特急「雷鳥13号」が富山に向かって走っていくのだ。
ファーンピィーッ!
高岡から呉羽を通過する「雷鳥13号」は警笛を鳴らした。
「お客さん、もしもし、どうかしましたか」
と、車掌が起こそうとしたが、何とその男が車内で死んでいたのだ。
「うわぁぁ。」
と、車掌は慌てて走り去っていった。
特急「雷鳥13号」は富山に着いたのが11時45分である。
富山市
間もなく、応援の鉄道公安隊と富山県警捜査一課が到着した。
「ご苦労様です、死んでるのは20代の男性です。」
「死因は毒殺ですね。」
「警部、被害者の身元は。」
「被害者は倉木雅也、27歳です。」
「うん。」
倉木を担架に乗せ、搬送した。
「はい、下がって、下がって。」
乗客たちがホームに集まってきた。
「おい、雷鳥で殺人か。」
「えっ、マジかよ。」
と騒ぎ声がした。
「雷鳥13号」の毒殺事件は特捜班にも入電が入った。
「おいっ、南、小海、富山県警から協力要請が入った、すぐに捜査してくれ。」
「わかりました。」
南と小海は、早速捜査する事にした。
一方、高山と今野と小泉は名古屋で研修を得て岐阜県の高山へ行く事になった。
「はぁー、きつかったな今日の研修は。」
「事件もないし、ゆっくり温泉でのんびりしたいな。」
「おっ、来た来た、新型の「ひだ」号だよ。」
「うわー、キハ85系の「ひだ」号だよ。」
「おお、乗ろうぜ。」
「うん。」
高山と小泉と今野は名古屋から特急「ひだ」に乗って飛騨高山へ行く事になった。
「秋も深まってきたな。」
「うん、こうして3人で旅行できるのも高校以来かな。」
「妹と札沼と一緒だったじゃねぇか。」
「あ、そっか。」
「おっ、岐阜だ、ここから高山本線に入るんだな。」
「うん、高山と言えば、城下町と温泉だよ。」
「そうか、飛騨と言えば下呂温泉だよ。」
高山と今野と小泉が乗った特急「ひだ」は、キハ85系という最新型のディーゼルカーで足がたいへん速く、車内設備も豪華な特急である、名古屋から岐阜を通って、高山本線の高山まで行く特急列車である。
「いやー、駅弁も美味しいよ。」
「もう、高山は駅弁食ってて。」
「今日の夕食は飛騨牛と棒葉味噌と飛騨そばだぜ。」
「こりゃ、高山も楽しみだよ。」
「おっ、紅葉が見えてきたぜ。」
「本当だ。」
高山駅
高山と今野と小泉が乗った特急「ひだ」は高山駅に到着した。
「やっと来たぜ、高山に。」
「うん。」
「じゃあ、城下町をまわっていますか。」
「ええ。」
高山・城下町
「結構ロマンチックだな。」
「本当だ。」
「高山はね、女子でも観光が人気なんだよ。」
「うん、本当だよ。」
「札沼の行きたかったかな?」
「本当だよ」
そして、高山は飛騨高山を見物する事とした。
その頃、南と小海は「雷鳥13号」の毒殺事件の捜査をしていた。
「班長、被害者の身元が割れました。」
「そうか、毒殺された仏さんの身元は?。」
「被害者の身元は、倉木雅也、27歳です。」
「うん、どうして「雷鳥」に乗ってたのか。」
「富山で高山本線に乗り換えて飛騨高山へ行くそうです。」
「という事は、京都から乗ったって事か。」
「ええ、それは可能性があります。」
「被害者の背広のポケットには、高山行の切符が。」
「はい、被害者は、飛騨高山へ行くそうです。」
「なるほど、よし、南と小海は岐阜県警と協力して高山へ向かってくれ。」
「わかりました、小海、行くぞ。」
「はい。」
次の日、午前7時00分発の博多行「ひかり1号」に乗り飛騨高山へ向かうことになった。
小海と南は、ビュッフェでサンドイッチとコーヒーを買って朝食を済ませた。
「高山へ行くには名古屋から高山本線に乗れば高山へ行けれるわ。」
「そうか、名古屋から特急「ひだ」に乗れば高山へ行けれるんだな。」
「そう言うことよ。」
名古屋で特急「ひだ」に乗り換えて高山へ。
「やっと高山ね。」
「うん。」
「鉄道公安隊の南 達仁と小海はるかですね。」
「はい。」
「高山署の沢田です。」
「鉄道公安隊の南です、こちらが小海です。」
「さぁ、こちらへ。」
沢田刑事は、南と小海を覆面パトカーの黒の日産・Y30セドリックに乗ろうとした時だった。
「犯人が乗り捨てた逃走車が発見されました。」
「場所はどこだ。」
「下呂の合掌村民芸の郷です。」
「よし、下呂へ向かうぞ。」
南と小海が乗った覆面パトカーは、下呂の合掌村へ向かっていった。
「ご苦労様です、岐阜県警の唐沢です。」
「公安隊の南です。」
「同じく小海です。」
「乗り捨てた車はどれです。」
「ここです。」
「やはり、ここで乗り換えたって事か。」
「ええ。」
「ナンバーを紹介した結果、盗難車でした。」
「やはり、「雷鳥13号」の毒殺と関係してるのかな。」
「考えられるな。」
その後岐阜県警の調べで、強盗殺人事件の逃走犯と判明した。
この事件は高山達に伝えられた。
「えっ、主任と小海さんが高山に向かってるんですか、わかりました。」
「今野、小泉、強盗事件だ。」
「えっ、マジで。」
「とんだ休暇だったな。」
高山と今野と小泉は、所轄の高山警察署へ向かった。
「主任、お待たせしました。」
「とんだ、休暇だったな。」
「ええ、まさか強盗殺人が起きるなんて。」
そこへ、本部から連絡が入った。
「はい、えっ、犯人らしきが乗鞍付近で見つかった。」
南と高山達は、岐阜県警のパトカーに乗り乗鞍へ向かった。
「あいつも馬鹿なやつたぜ、俺達を裏切るからな」
「そうたぜ。」
「金は、俺達のものさ。」
そこへ、3人の強盗は逃げようとするが。
「そこまでだ。」
そこへ岐阜県警・捜査一課の唐沢警部が包囲した。
「に、にに、逃げろっ!。」
「う、うわわ。」
「後の仲間は、高山駅に逃げて行ったぜ。」
高山駅には高山と小泉と今野が張り込んでいました。
「すみません、鉄道公安隊の者ですが。」
「くそー。」
高山と小泉と今野はホームで犯人を追いかけてきたが、南と小海が挟み撃ちしていたのだ。
「おい、城島、もう逃げられねぇぞ。」
「ちくしょー。」
そこへ、小泉は拳銃を取り出し、犯人に向けた。
「止まれーッ。」
「あっ、やめろーっ、撃つなーっ。」
「お前を強盗殺人の陽気で逮捕する。」
こうして、「雷鳥13号」の毒殺と強盗殺人は解決した。その後の調べで毒殺された倉木は強盗の仲間と判明した。
ご意見・ご感想をお待ちしています
なお、劇中の「雷鳥13号」のダイヤは94年のダイヤを使用しています