転生して電子生命体になったのでヴァーチャル配信者になります   作:田舎犬派

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#218 貝料理と絵付け

 

 砂抜きが終わるまでの間、最近の事について移住者さんと沢山お話をしました。雪解け後の犬守村での畑仕事や未開拓領域の開拓や建築物についてのアイデア、葦原町の発展具合や今後のイベント予定、そして三期生の応募が近々行われるのでは、という噂話なども。

 そんな内容をつらつらと話していると時間などすぐに経ってしまい、空が薄暗くなり始めた事にさえ気づかないほどでした。

 慌てて灯りを点け、砂抜きの終わった貝を用いた料理を始めることにしました。いつも以上に長く配信しているのでもう終わらせた方がいいかな、と思っていたのですが移住者さんは貝料理が出来上がるまで終わらせないで! と悲鳴を上げておられるようなので、このまま続行します。

 

 とはいえ料理の過程をお見せする配信は幾度も行っているので、今回は話し足りない狐稲利さんに移住者さんの話し相手を任せて私は貝料理のほうを準備していきましょう。

 

「んふーいじゅうしゃーこれ見て見てー」

 

『なになに?』『可愛いが画面に近づいてくるw』『分かったから落ち着きなさいなw』『狐稲利ちゃんの自慢タイム来た!』『見るよw見るから慌てないでw』

 

 炊事場から身を乗り出して狐稲利さんの様子を確認すると、配信画面にぐぐっと近づいた狐稲利さんは大き目の箱を取り出し、その中に大切に大切に保管している宝物を机の上に並べていきます。

 あの箱は葦原町で行われたクリスマスイベントのプレゼント交換会で貰った、大型ボードゲームが入っていた箱ですね。捨てずに自身の宝物入れにしているようです。

「これー! 海でひろったのー!」

 

『お!?これ何綺麗!』『宝石、鉱物か。海で採れるんだ』『基本は山で採れるものだから珍しいかもね』『北守山地のものが海まで流れて来たのか』『しかも北守山地には火遊治火山もある。珍しい鉱物も流れてきてんだろうな』

 

 狐稲利さんが並べたものは潮干狩りついでに海で拾った鉱物たち。その希少性や価値など知らず、ただ綺麗だからと狐稲利さんの宝物入れに入っているそれらを見て移住者さんは驚いたようにコメントを残していきます。

 現実世界でも宝石などの価値はかつてと変わらず高く、需要もあります。けれどもそう簡単に手に入るようなものではありません。それは価格的な意味もありますが、単純に装飾品として加工出来る職人やデザイナーが居ないからという理由があります。加工前の原石状態だったとしても素人が手に入れる事が出来るほど市場規模はまだ復興しておりませんので、中々珍しいのではないでしょうか。

 

 狐稲利さんが並べていく鉱物は水晶、翡翠、黄玉(トパーズ)紫水晶(アメジスト)柘榴石(ガーネット)などです。どれも鉱石特有の鮮やかな色を有しており、海の水と砂によって研磨されて丸い姿になっています。研磨といっても砂によって荒く磨かれたので表面はすりガラスのようになっており、手触りもつるつるというよりザラザラやサラサラとした感じです。

 

「見てーおかーさと同じ色ー」

 

『大きくてきれいな翡翠だね』『母親の瞳と同じ色の石を大切にしてる、だと……』『え、エモ……』『ああっもうこれだけでクるものがあるうう』『母親大好きっ子な狐稲利ちゃんは解釈通りです』

 

「んふー! これ一番好きー!」

 

「んふふ~本人の目の前でそんな事されると恥ずかしさが爆発しそうですよ~」

 

 さあさあ、出来上がった料理を運ぶのを手伝ってくださいな。……恥ずかしくて狐稲利さんの顔をしっかりと見ていられないじゃないですか……。

 

「おかーさー!」

 

「は、はい~なんです~?」

 

「これあげるー!」

 

 そう言って狐稲利さんが私に手渡してきたのは綺麗な紫水晶でした。色はそれほど濃い紫ではなく、どちらかというと青みが強いように見えます。楕円に削られた紫水晶は私の手の中でその光を反射して美しく輝いています。

 

「わたしの色ー」

 

 ああ、確かにそうです。青みがかった紫色は確かに狐稲利さんの瞳の色である菖蒲色にそっくりです。そう言われると、この紫水晶そのものがまるで狐稲利さんのように愛おしく感じてしまいます。そうじゃなくても狐稲利さんからの贈り物なので大切にする事は決定しているわけですけども。

 

「んふふ~ありがとうございます~とっても嬉しいです~! でも、いいのですか~? 狐稲利さんの宝物でしょう~?」

 

「いいのーおかーさにあげるー。だいじに、してねー?」

 

 ……んふふ、ちょっとドキッとしましたよ~危ない危ない。

 

『これが……てぇてぇというやつか……』『自分の目の色の宝石渡して大事にしてって、これは実質告白なのでは?』『この空間最高すぎじゃねーか!』『母娘百合!』『見た目は狐稲利ちゃんの方が大きいからそうは見えんけどねw』『つまり親子かつ年の差かつ身長差の百合!』『属性盛りすぎで草』『しかも狐稲利ちゃんは無自覚という』

 

「おかーさーお腹すいたー!」

 

「あ、はいそうですね~それじゃあご飯にしましょ~」

 

 移住者さんがなにやら盛り上がっていますが反応出来るほど余裕ないですよコレ。もうごはん食べましょそうしましょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、そんなこんなで今回潮干狩りで捕った貝は夕ご飯となったわけですが、いや~思ったより貝って何にでもできるんですね~。出汁が取れますから汁物にもできますし、ハマグリ等の身が大きいものはメインとしても活躍してくれます。

 今回のメニューは貝がたっぷり入った炊き込みご飯と、アサリのお味噌汁。メインは焼き蛤とアサリの酒蒸し、箸休めにアサリの佃煮となっております。狐稲利さんが遠慮なくバンバン貝を捕りまくったのでお皿の上に殻がついたままの酒蒸しハマグリが山盛りになっており、同じく沢山炊いた炊き込みご飯もお茶碗からこんもりと高々盛られております。

 

「んんー! おかーさおかわりー!!」

 

「食べるの早いですね狐稲利さん~! 慌てなくても大丈夫ですからね~」

 

「うんっ!」

 

 そんな貝料理の説明を移住者さんにしている間にも狐稲利さんは山盛りの炊き込みご飯を平らげ、醤油の香ばしい匂いのする酒蒸しをパクパク口に運んで行きます。お茶を飲んで小休止を挟んでいる間にお代わりを要求するその計画性の高さ……流石ですね……。

 

『いやあれは計画性とかの問題なのか?w』『いっぱい遊んでお腹すいてたんだなw』『いっぱい食べる君が好き』『わんころちゃんも食べないと無くなるよ?』

 

「それじゃあわんこーろもいただきましょうかね~」

 

 うん、炊き込みご飯は水の調整などが白米と違うので大丈夫か不安でしたが、いい感じに炊けているようです。お米の粒がしっかりしていて、貝のうまみもしっかり感じられます。彩りとして添えていた刻みネギも意外と合いますね。

 お味噌汁も貝の出汁が効いていていつもよりコクがあるように感じます。アサリの中でも身の大きなものをお味噌汁の具にしたので食べ応えも抜群です。

 

「ん~酒蒸しも出汁醤油でとっても味わい深くなっています~いくつでも食べられそうです~」

 

 お魚とはまた違った海の幸らしいうまみとぷりぷりとした食感が新鮮で面白いですね~。私は飲んだことがありませんが、これはお酒に合う味なんでしょうね~。

 

「ん~意外とこの佃煮もいい味ですよ~味が濃いから一気に食べられないですけど~。作り置きしといてよさそうです~」

 

 アサリの佃煮はアサリを甘辛く煮た料理で今回作った料理の中では一番濃い味の食べ物です。なのでどちらかと言うと元々味の付いている炊き込みごはんよりも白米にのっけて食べる方が良いかもです。

 

「んん~ごはんが進みます~」

 

「お味噌汁の味すきー。でもーちょっと食べづらいー」

 

「んふふ~貝殻から身を取り出すのは少し難しいかもですね~」

 

 貝が丸ごと入っているお味噌汁の味は狐稲利さんも認める美味しさのようです。少し貝の身を食べるのに苦労しているみたいですけど、それを含めて食事を楽しんでいる様子です。

 

『いいなあ』『おいしそうに食べるじゃん…!』『炊き込みご飯の盛り方が尋常じゃなくて草』『ごはん茶碗の深さの二倍くらい盛られてて草』『そしてそれを一瞬で食べきる姿に笑いが止まらんw』『どんな味なんだろうな~』『貝を食べたことがないからなぁ』『ちょっと好き嫌い分かれると言う話だけどね』

 

「ん~ですね。しっかりと砂抜きしないとじゃりじゃりしますし~、味そのものが好みでは無いという方もおられるでしょうね~」

 

 貝に限らず食材はその下処理方法や調理方法といったプロセスが非常に重要なものも存在します。砂抜きを怠れば料理が砂混じりになって食べられたものではありませんし、一部の魚類はとんでもなく強力な毒を有しているものもあります。

 そうでなくても魚貝の匂いや味というものを苦手と感じる方もおられるでしょう。

 

「でも~食わず嫌いという事もありますから~アレルギー等なければ一度挑戦してみても良いかもです~」

 

『そもそも食べられないんよ…』『いや待て、確か葦原町のうみのいきもの部でそれらしい活動をしてたような…』『マジ!?貝食えるの!?』『まだ研究途中だったはず』『確か葦原町の湖で魚介類の養殖技術を研究してるんだっけか』『湖で海の生物の養殖……?妙だな……』『生徒会の許可とって湖の一部を海水化してるらしい』『ひえぇ~よく考え付くなぁ』『てかそんなん出来るのか』『食べてみたいなぁ葦原町の魚とか貝とか』

 

「んふふ~というわけで~皆さんはV+R=W一般参加募集までお待ちくださいね~」

 

『はーい』『競争率たかそーw』『応募人数エグくなるよこれ~』『最近じゃあ三期生、四期生に選ばれる為にわざわざヴァーチャル配信者になるヤツもいるぐらいだしな』『三期生か~そういえば寝子ちゃんが前に説明してたタイムスケジュールだともうすぐ応募始まるのかな?』『そこんとこどう?わんころちゃん』

 

「のーこめんとで~す。情報漏洩はいけませんよ~?」

 

 実際の所、既に三期生の選考は始まっているようです。二期生候補から外れた配信者の方を中心として選考を進めているらしく、それに加えて参加希望者を募る準備をしており、春までに招待状が送られる事になっていると室長にお話を聞きました。

 三期生の合流に関しては二期生の時のトラブル対処の経験が生かされるでしょうから、それほど大きなトラブルにはならないと思われていますが……、実際のところどうなるかはその時にならないと分かりませんね。三期生はほぼNDS初体験の配信者の方々となるでしょうし。

 

 どこかのイベントで三期生募集の告知を行うことになるでしょう。……と言っても、春までで大きなイベントと言えばこのお花見関係のイベントくらいしか無いのですけどね。

 

「あ、狐稲利さん~食べ終わった貝殻は捨てずに残しておいてもらっていいですか~?」

 

「んー? 何かに使うー?」

 

『え、捨てないの?』『何に使うんだろ?』『うーん……肥料?』『肥料?畑の?』『そう、貝殻の石灰が肥料として使える』『ほえ~マジか』『……あれ?そういえばわんころちゃん囲炉裏の灰どうなったの?あれも肥料にするって言ってたけど…』

 

「あ~……あれもそのまま残ってるんですよね~。まあ、それについてはある程度用途を考えているので大丈夫です~。あと、貝殻は肥料にする前にちょっと試したい事があるんですよ~」

 

 口で説明するだけではピンとこないでしょうし、少し実践してみましょうかね。食べ終わった貝殻の中でも綺麗に形が残っているものをいくつか手に取り、綺麗に洗って水気をしっかりと拭き取ります。

 

「狐稲利さ~ん、お絵描き道具持ってきてもらっていいですか~?」

 

「んー? わかったー!」

 

『お絵描き道具?』『ますます分からん…』『絵具、顔料にする……?』

 

「いえいえ、もっとシンプルですよ~、今回はお試しなので簡単に作ってみましょうか~」

 

 狐稲利さんが持ってきたお絵描き道具は各種絵具が収納されたケースとパレット。ケースの中にはチューブ型の絵具がいくつも収納されており、その種類はケースに収まらないほどにあります。

 

 収まらないほどに。

 

 ……はい。つまりはこのケースの内部を拡張して収納できる数を増やしているわけですね。

 

 このお絵描き道具は比較的最近作ったものです。投げ銭システムの為の絵馬に新規絵を追加する際などに使っていこうかな、と思って作ったものの、その後押し入れに入れっぱなしにしていたものを引っ張ってきました。

 

「この絵具を使って~貝にお絵描きしていくんですよ~。あ、筆はこれを使います~わんこーろ特製ツール~見出し刷毛~」

 

 貝の内側の滑らかな表面に絵を描く、絵付けと呼ばれる芸術品ですね。主に二枚貝を使用するため、二枚で一組の作品とされるものです。貝殻に絵を描くためハマグリなどの大きな殻が使われる事が多く、今回大量に出たハマグリの貝殻を有効活用出来るでしょう。

 

「んふふ~お試しなので今回は~そうですね、これにしましょ~」

 

 本格的に作品として製作するときはもうちょっと凝った絵にするつもりですけど、今回はちょちょいと手早くやってしまいましょう。

 

「ん~と、まずは"夏至の夕焼け色"をぺたぺた~あとは適当に"雨模様の若葉色"をちょちょんと~。あとは気になる部分に"日陰の静寂"を~」

 

『なんだか独特な色の名前だなw』『あ、これ色の名前だったの!?』『何言ってるか全然分からん』『何色か想像出来ないんだがw』

 

 キャンバスと比べればかなり小さい貝殻に絵を描くため、見出し刷毛の大きさも調整して小さく表示。絵具をパレットに取り出し、塗っていきます。本来このように絵具として保管しなくとも見出し刷毛で色を塗る、つまりはテクスチャを貼り付ける事が可能です。なら、なぜ絵具として保管しているかというと。

 

「んふふ~すみません~色を採った時にその風景をそのまま名前にしたので~こんな感じになってるんですよ~」

 

『採った……?』『え、どゆこと?』『風景? 採った?』『もしかして犬守村の風景をコピペして色にしたの!?』

 

「そうですよ~? 村で生活してて~あ、この空の色いいな~とか、この光の加減がきれいだな~とおもったら~それを絵具として保存しておくのです~」

 

 お絵かきソフトなどでも備わっている、元絵から色を抽出する機能の犬守村バージョンみたいなものです。風景の色合いを絵具として複製し、テクスチャとしてその色合いを利用できるようにしてあるのです。

 犬守村の風景は日々移り変わり、一日として同じ光景はありません。なので絵具の種類もケースに収まらないほど多くなってしまっているわけですね~。

 

『いや確かに言ってることは分かるし…可能かもだが…』『わんころちゃんの場合は色じゃなくて空間を保管してるのよねぇ…』『絵具(指定された空間の複製)』『空間そのものを複製するから雰囲気まで完全に再現出来る訳だ。うん、意味わかんないねw』『空間のデータをテクスチャとして流用してんのかー……え、可能なの?』

 

「可能ですよ~この"夏至の夕焼け色"は夏に採取した色ですし~"雨模様の若草色"は夏の終わり頃に降った雨の日に採取した色です~」

 

 本当は梅雨の時期の色が欲しかったのですけど、犬守村の開拓を始めた頃には既に梅雨の時期は過ぎていましたからね~。今年は採取しておきたいものです。

 

 さて、塗り終えて全体を確認しましたが、中々いい感じですね。試作なのでこの程度でいいでしょう。

 

「はいはい~皆さん見てください~こんな感じの貝の絵付けを作っていこうかな~と思っております~」

 

 絵は夕焼けに色付く犬守村の全景を写したもの。実際の夕焼け色を用いているので違和感なく溶け込んでいるかと思います。植物の緑はより植物らしく、絵でありながらその空間の雰囲気さえも漂ってくるようです。

 

『うお!?今までで一番すげぇ!?』『貝の内側に別の世界が広がっているような……』『でも絵らしいデフォルメが効いてて、大きさも相まって可愛らしいな』

 

「ん~思ったよりいい感じにできました~。この貝の絵付けはまたどこかで活用しようかと思います~。とりあえずは知り合いに配ってみようかな~」

 

『九炉輪菜わちる:!!!!!ください!!!!!』『ビックリマークうるさ』『やっぱいるじゃんわちるん』『いやこれはわんころちゃんも見てるの知ってて言ったな』『配ってみようかな~(チラチラ』『まんまと釣れたわけだw』

 

「んふふ~もちろんお渡ししますよ~」

 

『どうせわちるんはわんころちゃんの姿が描かれたヤツとか希望するんでしょ?』『わんころガチ勢だしなw』『名誉移住者特権を振りかざすわちるん』

 

「そ、それはちょっと恥ずかしいのですけど~……わちるさんはそれが良いのです~?」

 

『九炉輪菜わちる:いえ。わんこーろさんが作った犬守村の風景のものが良いです。裏にサインが書かれていればなお良いです』

 

『草』『ガチガチのガチで草』『コラボ商品に求めるのは推しの顔面が描かれた商品より推しが普段使いしているアイテムが良いっていうガチのオタク思考のヤツ』『気持ちはわかるけどもw』

 

「あ~……なるほど~ではそちら側の方向で考えておきますね~……」

 

『わんころちゃんがドン引きしちゃってるじゃん!!』『顔が引きつってますねぇ』『驚きすぎて取引先相手への対応みたいな事口走ってて草』

 

 ドン引きしてるわけじゃないですって! ただ、わちるさんの言いたいことが分かってしまう私も同類なんだな~と少しショックを受けただけですから! 

 あ! ほらわちるさんも私がドン引きしてると思って配信コメントから移住者さんに見えないメッセージに移動してなんだか平謝りし始めましたよこれ!?

 

「ま、まあ~私も分かりますから~それほど特殊という訳ではないですよ~」

 

 とりあえずフォローを!

 

『優しいねわんころちゃん…』『だがそのやさしさがわちるんに突き刺さるんだよなぁ』『今頃ショックで不貞寝してんじゃねw』

 

 わちるさん!? 発狂コメと謝罪メッセージを交互に送るのは辞めてくださいね!? わちるさん!? わちるさーん!?

 

 

「んー……あ、わちるこっちに来たみたいー。わちるのぶんのごはん用意してくるー」

 

 わちるさーーん!!!

 

 


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