転生して電子生命体になったのでヴァーチャル配信者になります   作:田舎犬派

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#220 葦原町春告祭

 

 葦原町は二期生の参加によりその人口を倍の200名にまで伸ばした。そのすべてがヴァーチャル配信者として活動する者たちであり、故に葦原町全体で行われる生配信の数も倍にまで増加していた。葦原町の開拓や部活動による技術の蓄積も順調に進められており、最近ではそんな参加配信者へ個別で案件が依頼される事も多くなった。

 例えば、個人の趣味でとある技術についてサルベージを行っている一般人がいたとする。その一般人は現実にその技術を再現するほどの資金もコネも無く、仮想空間で技術の再現を行うにしても、現実と同等の再現力が期待できる仮想空間などそうそう無い。

 そんな時に目をつけるのがV+R=W、葦原町だ。

 

 技術の検証の場としての役割もある葦原町は最高峰のクオリティを誇る仮想空間だ。数多くの大企業が協力し、実際に検証の場として利用している事実から、その信頼性はかなりのもの。

 葦原町を利用するにも面倒な手続きは特にない。検証したい技術に興味を持った配信者へ検証の依頼を送り、実行してもらうだけだ。

 

 もちろんその技術は安全性の問題から開示できる最大限を運営と依頼を送った配信者へと報告する必要があるが、基本的には怪しげな依頼は運営が弾き、通った依頼もわんこーろがチェックしているので安全だ。もちろん技術の開発者の権利は万全に守られ、保障されている。

 

 協力企業のような大きな組織だけでなく、そうやって個人技術者も注目している葦原町はその日、ついに桜の季節を迎えようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 葦原学校には主に開拓に関する授業が受けられる教室棟と、実験設備が整った実験棟の二つの校舎が存在している。この二つは渡り廊下によって繋がっており、自由に行き来する事が出来る。それ以外にも書籍が保存されている図書館や部室の集まった一帯など様々な施設が寄り集まり、ちょっとした街並みを形成していた。

 もちろん葦原学校外には実際の、文字通り街並みが形成されているのだがそういった町として整備された土地とは異なり、葦原学校の中は配信者が生徒会の許可を得て施設の建設や増設を行っていたりする。図書館も元々は小説が好きな配信者が創ったこじんまりとした読書ルームだったものが、同じ本好きや物書き配信者が協力し、現在の大きな図書館として成り立った経緯がある。そのように葦原学校内は配信者が望むような姿へと日々改良という名の魔改造が行われているのだ。

 

 そんなちょっとした混沌漂う街並みが伺える葦原学校のとある通りでは現在、いくつかの出店が立ち並ぶ光景を見ることができる。それらはすべて配信者たちが立ち上げた出店で、主に食べ歩き出来るような食べ物が販売されており、多くの者たちが出店の並ぶ通りを行き来していた。

 

「ねえねえ、次あっちの店いってみよーよ!」

 

「はあ? アンタまだ食べんの?」

 

「当然っ! こんなの現実じゃ絶対味わえないんだからっ!」

 

「太っても知らないわよ……」

 

葦原町(ここ)なら太る心配なんてないからだいじょーぶだよ!」

 

 楽しそうに食べ歩きを楽しむ配信者の少女は葦原町で仲良くなった配信者仲間や視聴者に、食べすぎとツッコミを入れられながらも次の食べ物を探し視線を彷徨わせる。少女はかつて二期生入学式の際にわんこーろに手を引かれていた少女だった。傍にいるのは少女が入部したボードゲーム部の仲間で、同じ二期生のヴァーチャル配信者だ。ボドゲ部は最近生徒会長なこそが発足した部活で、少女たちはその中のTRPGを主にプレイするメンバーとして仲良くなり、今回行われる春告祭を一緒に回ろうと約束していた。

 

「しっかし本当に人多いわね……」

 

「ね。二百人以上いるような気分になります」

 

「ほとんどの配信者がここに集まってますからね。時間的にもうすぐ始まりますし……あ、来たみたい」

 

 ぽつりと配信者の一人が遠くを見ながらそう呟いた。倣うように少女もそちらに振り向くと、既に大勢の配信者が集まっていた。何かに群がろうとしている人だかりを風紀委員として活動している一期生が押しとどめ、その向こうにいる"誰か"の為に道を開けようとしているようだった。

 

 そして、人ごみの向こう側の"誰か"の姿を目にした少女は食べ物の事も忘れ、その姿に釘付けになる。

 

「……わんこーろさん」

 

「へぇ、配信でも見てたけど良いな巫女服」

 

「厳かな感じしますね」

 

「あーん、もっと近くで見たいのにー!」

 

「人多すぎて無理ねえ……」

 

 人だかりの向こうにいたのは巫女服に身を包んだわんこーろと、狐稲利だった。FSのメンバーを先頭にして歩いているわんこーろの両手には灰の納められた玉手箱が抱えられ、その少し後ろを同じく巫女服姿の狐稲利が歩く。二人は寄る配信者たちがスクショを撮ろうが配信で実況しようが構わず進んでいく。

 

「……!」

 

 だが、ふとわんこーろが視線を人だかりに向けた時、その瞳が人だかりの向こうにいる少女を捕らえた。少しだけ微笑んだわんこーろは玉手箱でふさがった手の、指先だけを少女に向けて小さく動かす。その意図を察した少女はわんこーろに向かって大きく手を振り返す。

 

 わんこーろは口角を上げ、再度指先を振ってそのまま歩いていった。

 

「……私、移住者になる」

 

「いきなりどうした?」

 

「……惚れた?」

 

「ち、ちが」

 

「マジかよ、ライバル多すぎだぞ」

 

有名グループの先輩(わちるさん)とのギスギスは勘弁してほしいのですけど」

 

「だから違うってば! むしろわんこーろ先輩はわちる先輩と一緒にいる方がよりてぇてぇ度が上がって推し事のし甲斐があるんだって事をみんな分かってないんだよ!」

 

「早口やめて?」

 

「ほら、私たちも行こ。お祭り始まるよ?」

 

 巫女服姿のわんこーろの姿を実際に葦原町で見ることのできた配信者たちの喜びようはかなりのものだった。先ほどまで犬守村で行われていた春告祭のオープニングとの繋がりを示唆するその姿と手に持つ玉手箱の存在は、彼ら彼女らが憧れている犬守村と葦原町とのつながりをより際立たせるものだったからだ。公式的にはこの二つの仮想空間に繋がりは無いと言われていても、それらの意味深な情報たちが"匂わせ"を意識させてくれる。

 

 公式的には否定せざるを得ないが、暗黙の了解としてこの二つが繋がっているという公式からのメッセージを含んだこの演出は配信者のみならず視聴者たちも好評のようだった。

 

 

 

 

 

 

 わんこーろが進む先は教室棟の裏側に存在する植物部が管理している場所だった。植物部が育てている田んぼの苗の植わった苗代や畑にする予定の耕した土地が広がる奥に、巨大な樹が空へと枝を伸ばしその姿を晒していた。

 

 だが、その樹には葉が殆ど無く、枝だけの寂しい姿だった。つるりとした幹に横縞のような模様のあるその樹は春を待つ桜の大樹だ。風が吹こうとも枝が寂しく揺れるばかりの桜の樹の(もと)へやってきたわんこーろは手に持った玉手箱を置き、その大樹を見上げる。

 

「……~~」

 

 恭しく大樹へと一礼したわんこーろはそのまま玉手箱に入った灰をひとすくいすると、そのまま空へと舞いあげた。

 

「わぁ……!」

 

「すご……」

 

「わんころちゃん……綺麗」

 

「マジすげー……」

 

 空へと散った灰はキラキラとした粒子を伴いながらも周囲へと拡散してゆく。灰と共に散った光の粒子はその光量を数倍にまで上げ、しばらくするとその空間全体にまばゆい光の球をいくつも作り出した。

 

「春のひかりだよー」

 

 ぽつりとつぶやいた狐稲利の言葉に皆その光の球へと視線を向ける。犬守村で披露した神楽と同じものを、今度は桜の木の下でわんこーろが舞う。(やうや)う輝きを増すそれらはわんこーろが伸ばした腕の動きに従うように、大きくふくらみ、そして音も無く弾けた。

 

 そうして光の球に内包された犬守村の"春"が葦原町へと満ちていく。

 

『おおおおお!?』『凄い凄い凄い!!!』『花が咲いていく…!』『桜の花が一気に……!!』『春が広がっていく!?』『わんころちゃん凄い!!!』『まるでアニメやゲームみたいだな!』『どんどん桜が咲いてくぞ!!』『勢いやべえ!?』

 

 推進室の公式配信のコメント欄が一気に加速する。現実に極めて近しい空間で行われる非現実的な現象に、思わず悲鳴に似た歓声が書き込まれていく。まるで現実世界で行われているかのような錯覚を覚えるほどに、それは視聴者の心を大きく揺さぶる。

 

 最初に変化があったのは目の前の桜の大樹だった。先ほどまで枝だけの寂しい姿を晒していた大樹は光を伴う灰を受け、枝に付いていた蕾が大きく膨らみ始める。緑の芽から顔を出した小さな桜色の花弁は徐々に大きく開き、たちどころに大樹を満開の桜の花で満たしてしまった。同時に空より吹きすさぶ春一番が灰をさらい、周囲の木々を次々に桜色に染め上げていく。

 

「みなさま~どうぞこの灰をお持ちください~。皆様で"枯れ木に花を咲かせましょう"~。んふふ~」

 

 

 

 わんこーろが犬守村より集め、灰へと纏わせた光の粒子の正体は犬守村に実装されている季節のシステムそのものであり、御霊降ろしによって目視出来る更新データそのもの。

 

 犬守村では土地をいくつかの領域に区切り、区画ごとに中枢を設定している。この中枢を中心として更新データを送信し、中枢の管理する区画へと更新データが実装されるシステムとなっている。

 

 葦原町は開拓前よりこの犬守村方式のデータ更新方法を採用する予定をしていた。現実世界の過去において存在していた土地の区切りである"都道府県"によって土地の区分けを行い、それぞれの土地に中枢となる建築物を設置する。葦原町なら葦原学校が中枢としての役割を担っている。

 

 この中枢を用いた定期的な情報更新を実施することで四季の移ろいはもちろん、より現実に近しい世界へと更新されていく。つまり春告祭は"言い伝え"の通り春だけでなく、四季そのものを葦原町に実装するための重要なイベントなのだ。

 

 そしてその季節を実装するための御霊降ろしは葦原町に居る配信者全員が主役となって参加する事になる。

 

「それではお配りしますので並んでくださーい!」

 

 わちるの言葉に先ほどまで驚きに固まっていた配信者たちがはっと我に返り、慌ててわんこーろの元へと駆け寄っていく。わんこーろの隣で待機しているわちると狐稲利から小袋を受け取り、その中にわんこーろが例の灰を入れていく。同時にこの灰についての説明も行われるのだが、言葉にせずとも先ほどのデモンストレーションだけで使い方については十分知れただろう。

 

「んふふ~やっぱり桜を咲かせるお話と言えば"花咲爺"ですよね~」

 

 

 わんこーろが季節の実装イベントについてFSのなこそと話し合いをしたのは数日前、狐稲利が一人で葦原学校の紹介配信を行っていた時だ。当初は秋のV/L=Fで注目を集めた神楽を犬守村で披露し、そのまま葦原町で季節の実装という流れにする予定だったのだが、そこになこそから"葦原町の配信者を巻き込んだイベント"にしたいと要望が出た。あくまで春告祭は季節が未実装な葦原町の為のイベントであり、葦原町に住まう配信者たちが少しでも参加できるようなイベントにしたいというなこその考えは確かに納得出来るものだった。

 

 ならば犬守村でのオープニングイベントはいらないのでは? そもそも私の為に行う祭りだという"言い伝え"も不要なのでは? というわんこーろの言葉になこそは、それとこれとは話が別だから~と、とぼけるように否定し、その部分をなこそは決して譲らなかった。

 

「うおっ!? ホントに咲いた!」

 

「おもしろーい! てか不思議すぎ!」

 

「見て見て! 地面に撒いたらタンポポが!」

 

「? 甘い匂い……、え、これって花の香り…!?」

 

 わんこーろの配った灰は撒かれた周囲に季節を実装する更新データそのものであるため直接撒かれた空間はすぐさま春へと移り変わる。たとえ撒かれない空間があったとしても撒かれた空間を中心に更新データが伝播し、数日もすれば葦原町全体に春がやってくるだろう。

 

 配信者たちは手に持っても汚れることのない春を告げる灰を片手に葦原学校に春を呼びこんでいく。学校内の桜をあらかた咲かせ終わると学校を飛び出し、葦原町全体を春にせんと勢い飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

「あらら、みんな元気だねえ」

 

「皆さん実際に桜を見たことありませんから、気持ちは分かります」

 

「しかも自分で咲かせられるわけだからテンション上がるよねぇ~」

 

「雪合戦みてーなことしてるヤツらもいるけどな」

 

 桜特有の甘い香りが春の風に乗って葦原町の向こうへと春を届ける光景を眺めながら、なこそは学校外へと春を告げに出かける配信者たちの姿を見届けていた。その手にはちゃっかりリンゴ飴とフランクフルトが握られており、同じく隣でたこ焼きをふうふうと冷ましながら口に運んでいる寝子、○一とやきそばをすするナートと共に葦原町で初めての花見を楽しんでいた。

 

「わんこーろさんも狐稲利ちゃんもありがとね、おかげで最高のお祭りになったよ」

 

「んふふ~私たちも楽しかったので全然かまわないですよ~。ちょっとだけ、緊張しましたけど~」

 

「わちるーたいやきーちょっとちょーだいー」

 

「いいですよ。はいどうぞ」

 

 FSのメンバーは春告祭のメインイベント、灰による春告のデモンストレーションを行った後、生徒会室に戻ってきていた。現在生徒会が処理しなければならない書類のたぐいは存在しないのでわざわざ生徒会室に戻る必要は無いのだが、FSメンバーは全員この春告祭の準備や司会進行に駆り出されており、皆なかなかに疲れていた。ネット内という事で実際に肉体的な疲弊が発生した訳ではないが、それでも精神的疲労を覚えるくらいにはこのイベントに集中していた。何せこのイベントはただの季節イベントという訳ではなく、葦原町全体に季節を実装するという大規模なアップデートを伴った葦原町の歴史において最上位に位置するであろう重要なイベントだったからだ。

 

 春告祭以前は一期生、二期生、あるいは視聴者も葦原町をリアルな次世代仮想空間としか見ていなかったが、この季節の実装をもって葦原町は極限まで現実に酷似したもう一つの世界、画面の向こうにある理想世界としての形を成すことに成功した。

 

 それらを実現するためにかけた苦労は計り知れず、司会として元気に振舞っていたFSも多少の疲れを覚えるのは仕方がなかった。そこで生徒会長なこそが提案し、皆で集まったのがいつもの生徒会室。

 

 人がおらず、比較的静かでゆったりと過ごせ、なにより窓の外から満開の桜が見れるのが理由だった。

 

 

 FSとわんこーろたちは開け放った窓の向こういっぱいに広がる桜の姿に視線を落とし、時々春の風に舞って室内に入ってくる桜の花びらと香りに自然と笑みが出る。まるで粉雪のようにひらひらと舞い落ちる花びらは徐々に地面を桜色に染め、風によって屋上まで舞い上がる。

 

 その光景を見たナートは……。

 

「あ~やっぱあの軽さと形状がいいのかねぇ~」

 

「? ナートお姉ちゃん、何のお話ですか?」

 

「ん? マイクロマシン。人間が自力で拡散する以外だと風力で拡散するのが理想的なんだー」

 

「んふふ~ナートさんは勉強熱心ですね~」

 

「花より団子、てか花より機械って感じだなコイツ」

 

 ぼんやりと花びらの舞う様子を見ていたナートの脳裏には現在ほうりと共に研究中のマイクロマシンの事が思い浮かんでいる。先日の狐稲利の助力により新開発のマイクロマシンの概要は固まり、それの有用性を実証する新たなテストを近々行う予定をしていたのだ。

 前例が無い為、一からすべて創ったそのマイクロマシンの完成は彼女たちを支援している粒子科学技研やその他マイクロマシンの関連企業も大いに注目するところだ。

 一時(いっとき)とはいえいち段落したことで気の抜けたナートの様子を呆れたように○一が見つめ、口元についた焼きそばのソースを拭き取ってやる。くすぐったそうにしているナートだが、特に抵抗する事も無くされるがままだ。マイクロマシンの研究、春告祭の進行、それらから解放されたナートは液体のようにぐでっとした状態でだらしなくソファに体を預けていた。

 

「こんなトコほうりに見つかったら幻滅されんぞ」

 

「ん~。そん時はそん時、ということでぇ~」

 

「いつも以上に声が溶けてますね……」

 

「ナートお姉ちゃん眠いんですか?」

 

 生徒会室の緩やかな雰囲気に誘われるように窓の外から暖かな空気が風と共に運ばれ、部屋に満たされていた無機質な空気を春へと置き換える。

 

 季節はこの葦原学校を中心として実装され、数日後にはV+R=W全体に季節という概念が実装されるが、その後の季節の移り変わりはかつての現実世界と同様になる。

 つまり、この国ならば南より桜が開花し始め、徐々に北上していくという"桜前線"と呼ばれていた現象が見られるだろう。

 春がこの葦原町を中心として周囲に広がっていくという、ある意味不自然で不思議な体験は今でしか経験することが出来ない貴重な現象なのだ。

 

「そうだ、写真でも撮る?」

 

「んあ? 写真?」

 

「いきなりですね」

 

「でもいいじゃないですか。ほら、サルベージされた映像データでも桜の前で撮影されたものとかいっぱいありましたし」

 

「入学シーズンの定番ですね~」

 

「みんなといっしょにとるー!」

 

「しゃーねーな、ちょっと待ってろ。ワタシのカメラを──」

 

 この世界においてヴァーチャル配信者という存在は目新しい存在であり、まだまだ世界的に周知されているとは言えない。だが、それでもV+R=Wプロジェクトにはこれまでにないほどの人々が注目している。この春告祭でも現在配信している参加配信者の同時視聴者数はかなりのものだ。

 

 春は新たな年の始まりであり、新たな物事に挑戦したり新たな出会いが訪れる季節でもある。効率化社会という、すべての文化が失われた冬を越え、世界は復興という春の訪れをV+R=Wに感じているのかもしれない。

 

 


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