発見したのは、小学生だった。
高山と小海と南は、特捜班に戻って別府の事件についても報告しました。
「手口が似てた。」
と、小林は言う。
「ええ、別府の事件とあさかぜの事件も注射器で殺害されたと。」
「なるほど。」
「それで、被害者の事で何か分かった。」
「ええ、被害者は博多まではひかりに乗ってたことがわかりました。」
「ええ、はやぶさに。」
「ええ、博多からかもめに乗ったと考えられる。」
小林と南達は、推理した経緯を話した。
「なるほど、すると犯人は静岡か浜松あたりで個室寝台に入って殺害した。」
「そういう事になります。」
「そうか。」
その後の調べで被害者の川島の足取りを説明し、川島はひかりに乗って博多まで行き、そこからかもめに乗り唐津へ行っていた事が判明した。
「とにかく、犯人はどうやって個室寝台に入ったかだ。」
「そこが盲点ですね。」
「うん、犯人は新幹線を使ったんじゃないでしょうか。」
「そうか、新幹線を利用したのか。」
「うん、恐らくひかりかこだまの可能性があるんじゃないかな。」
「高山、それも考えられるな。」
「犯人は医者だったりするのかしら。」
と、桜井は言う。
「なるほど、すると犯人は医師の可能性もあるって事だな。」
「はい、それも考えられると思うわ。」
虹の松原
次の日、唐津市虹の松原で絞殺屍体が発見されたのは、三週間後の事だった。
「ねぇ、何か浮いているよ。」
「本当だわ。」
３人の小学生が行って見るとそれは女性の絞殺屍体だった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ。」
と、小学生は慌てて走って行った。
数分後、佐賀県警捜査一課のパトカーが到着した。
「警部、被害者の身元身元が割れました、これが免許証です。」
「おう、何かわかったか。」
「被害者は、東京在住の黒澤明子さん、23才。」
「死因は？。」
「これは絞殺ですね。」
「警部、絞殺して突き落としたんですかね。」
発見した小学生は、女性が浮いていたと言っていた。
「そこに浮いていたよ。」
唐津署の相場刑事は。
「この子たちの話だとな、砂浜に歩いていると女性の死体が見つかったと。」
「なるほど、この子たちが発見したと。」
公安特捜班
「はい、黒澤明子、了解そちらで早速調査します。」
「南、今佐賀県警から協力要請だ。」
「早速、当たってみます。」
南と桜井は、黒澤明子の友人にあたってみた。
「えっ、明子が。」
「はい、佐賀県の唐津で。」
「そういえば、彼女は里帰りするって言ってたわ。」
「アキは佐賀県出身なのよ。」
「なるほど、実家は佐賀県だな。」
「ええ。」
その後、特捜班の調べで殺された黒澤明子は東京に上京する前は佐賀県に住んでいたことが判明された。
「そうか、被害者は佐賀へ里帰りしていたのか。」
「ええ、実家が佐賀県らしいんです。」
「唐津と別府とあさかぜに分けて行動したと。」
「ただ、手口が違うんです。」
「ど言うこと何だ。」
「今回は絞殺だそうです。」
「えっ、絞殺。」
「はい、被害者は首を秘め、海岸に突き落として殺害したということです。」
「なるほど、この３人の繋がりは一体どういうわけなんだ。」
と、高杉は言った。
「犯人は東京と九州を二手に分かれて行動した。」
「そうか、新幹線か夜行列車に乗って殺害を計画した可能性もあるわね。」
犯人は東京と九州で犯行を計画したのか
そして、犯人は。