本当に鳴子でこけしを買ったのか、一方、南と小泉は庄司興産の浅井にアリバイの確認
に行ったが、鉄壁のアリバイがあった。
被害者のこけしを手掛かりに高山は、事件の謎を追って東北新幹線「あおば205号」に乗って宮城県の鳴子へ向かった。
「仙台からは陸羽東線乗り換えればいいんだな。」
高山は早速陸羽東線に乗って鳴子へ向かった。陸羽東線は電車ではなくすべて気動車である。
「キハ40系か、僕は急行「もがみ」を思い出すな。」
鳴子駅
「ここが鳴子か、結構こけしが多いんだな。」
「すいません、このこけしなんですがどこで作ってるかわかりますか。」
「ああ、これね。」
「知ってますか?。」
「このこけしはね、水上廉太郎さんが作ってるこけしですよ。」
「本当ですか。」
「はい、そこの角を左に曲がると水上さんの家です。」
「どうもありがとうございました。」
高山は、こけし工人の水上廉太郎さんの自宅へやってきた。
「はい、どなた。」
「鉄道公安隊の高山です。」
「ああ、列車のおまわりさんですか。」
「実はですね、このこけしなんですがあなたが作りになられたんですか。」
「ああ、このこけしねわしが作ったんじゃ。」
「そうですか。」
「何か事件でも。」
「実はですね上野行のやまびこの車内で殺人事件がおきまして被害者の女性の所持品から見つかったんです。」
「ああこの女性ね、昨日うちの近くの土産店で売ったものです。」
「そうですか。」
被害者の女性は鳴子温泉でお土産に買いに来たことが判明していた。
「やはり、女性はこの店で買ったんだな。」
高山は水上にお礼を言ってその場を離れた。
「女3人が土産屋に来ていたから、そこで買ったとみて間違いないな。」
「どうも、ありがとうございました。」
そして特捜班に戻って来た高山は高杉班長に報告した。
「被害者は3人で東北温泉旅行していた事がわかりました。」
「そうか、女3人でみちのくの旅に殺意が起きたと。」
「それで何か分かったんですか。」
「今、南と小泉が調べている所だよ。」
「そうですか。」
一方南と小泉は聞き込みをするため庄司興産へ向かった、東北へ旅行した男の名前は浅野耕平、浅野は上野から奥羽本線経由のL特急「つばさ17号」に乗って秋田へ行ってた事がわかった。
「ええ、確か15時ごろに上野駅に来て秋田行の特急「つばさ17号」に乗って男鹿温泉に1泊していたよ、次の日は五能線に乗って観光し、その後は青森県の弘前へ行ってました。」
「そうですか。」
「はい、私が女子大生を殺すわけないでしょ。」
「じゃあシロですね。」
公安特捜班
「そうか、浅野にはアリバイがあるのか。」
「彼にはアリバイもあるし、犯行は不可能です。」
「何か引っかかるな。」
「どうした、小泉。」
「犯人は大宮で降りたことは。」
「それはないよ。」
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さて、本当に「つばさ17号」に乗ったのか、どんなトリックを使ったのか。