新庄雄太郎鉄道捜査大全集   作:新庄雄太郎

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事件を捜査すると犯人はどこで下車したのか、犯人はその列車に乗って秋田へ行ったのか?そして、犯人が使った列車トリックとは。


大宮駅に下車した男

桜井と岩泉は、上野駅で起きた東北新幹線「やまびこ」の殺人事件の捜査本部のある上野警察署へ行った。

 

「じゃあ被害者が盛岡で「やまびこ50号」に乗ってたんですね。」

 

「はい。」

 

「3人で盛岡駅で一緒だったんです。」

 

「私が聖子にトイレへ行くっと一言を言ったら、長いかなと思ってると心配だったんです。」

 

「じゃあ、トイレに行った後に殺されたって事ね。」

 

「ええ。」

 

「その時に、不審な人を見かけませんでしたか?。」

 

「さぁね。」

 

聖子の友人の小峰春香と神山めぐみに証言した結果、彼女たちは盛岡からやまびこに乗って帰る途中だった。

 

「そしたら、聖子がトイレで死んでいたんです。」

 

「なるほど。」

 

「犯人はトイレから坂下を狙って絞殺したと。」

 

「それは考えられるわね。」

 

一方、南と高山は事件が起きる直前に大宮駅に下車した男を見た人がいなかったか、南と高山は大宮駅へ向かった。

 

「えっ、コートとサングラスの男が下車したのを見た。」

 

「ええ、その男は上越新幹線に乗って行ったのをみました。」

 

「何歳ぐらいでした。」

 

「ええ、36歳ぐらいの男性でした。」

 

「36歳ぐらいか。」

 

「ほんの一瞬だったので。」

 

「なるほど。」

 

「何、コートとサングラスの男が大宮駅に。」

 

「はい、上越新幹線の新潟行に乗ったらしいんです。」

 

「上越新幹線か、新潟から秋田までは白新線・羽越本線経由って事か。」

 

「乗るとしたら「いなほ」か「白鳥」ですね。」

 

「ああ、考えられるな。」

 

「私はもう一度、庄司興産に当たって見ます。」

 

「あっ、僕も行きますよ。」

 

と、南と高山は庄司興産へ行った。

 

「えっ、新潟から秋田へ行ったというのですか。」

 

「はい、目撃者がおりまして。」

 

「私が上越新幹線で秋田へ行ったというのですか。」

 

「さぁ、知らないなぁ。」

 

「そうですか。」

 

「申し訳ないが、私はその時は仕事してたのでね。」

 

「そうですか。」

 

調べた結果、浅井はその日は仕事をしていたことが判明したと企画課長の佐川啓介が説明しました。

 

公安特捜班

 

「そうか、犯人は羽越本線経由の特急に乗ったのか。」

 

「ええ、それに乗ったと思われます。」

 

「じゃあ、奥羽本線経由のL特急「つばさ」ではなく、新潟から秋田又は青森行のL特急「いなほ」に乗ったって事か。」

 

「ええ、まず間違いないと思います。」

 

「犯人は、浅井でしょうか。」

 

「いや、昨日は仕事していたそうだ、裏付けがありました。」

 

「そうか。」

 

「じゃあ、どうやって秋田へ行ったかだ。」

 

「ねぇ、犯人はこれに乗ったんじゃないか。」

 

「えっ、この列車は。」

 

「大阪から青森まで行く特急「白鳥」ですよ。」

 

「そうか、犯人は新潟から「白鳥」に乗って秋田へ行ったのか。」

 

「ええ、秋田へ着くのは21時09分か。」

 

「ええ。」

 

犯人は大宮で上越新幹線「あさひ349号」に乗り換え新潟へ到着したのは17時17分、そこから青森行の特急「白鳥」に乗り秋田へ向かったと推理した。

 

「でも秋田まではL特急「つばさ17号」に乗ったって言ってただろ。」

 

「そこが盲点なんだよ。」

 

「なるほど、盛岡から「やまびこ50号」に乗って大宮から「あさひ349号」に乗り換えて新潟から特急「白鳥」に乗ったって事か。」

 

「そうだ、犯人はそのトリックを使ったのだよ。」

 




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犯人は「つばさ」か「いなほ」又は「白鳥」に乗ったのか、そして犯人は誰なのか?
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