「犯人はこの人なのか、この人が怪しいって言ってたな。」
「佐川の方ですかね。」
「考えられるな。」
「もしかしたら、大宮で乗り換えたんじゃ。」
そこへ、松本がやって来た。
「やはり、高山の言う通りだったよ。」
「本当か、松本。」
「はい、大宮駅の助役が証言しています。」
「そうか。」
「じゃあ、犯人はどうやって新潟から秋田へ行ったんだ。」
「多分、この列車だよ。」
高山は、特急列車図鑑を広げ、みんなに見せた。
「そうか、犯人は北陸本線経由の特急「白鳥」に乗ったのか。」
「はい。」
「いやー、よくきずいたな高山。」
「新潟からだと17時27分に発車するからそれに間違いないわ。」
「そうか、犯人は「白鳥」に乗ったのか。」
「ええ、間違いないです。」
「なるほど、犯人は「あさひ」と「白鳥」に乗り次いで秋田へ行ったのか。」
「ええ。」
「班長、犯人は佐川 勇五と見て間違いないわ。」
中野は、時刻表を確認した。
「そうか、佐川は12時13分に盛岡から「やまびこ50号」に乗って大宮で「あさひ349号」に乗って新潟から北陸本線経由の特急「白鳥」に乗って秋田へ行ったんだよ。」
「よし、佐川が犯人と見て間違いないな。」
「ええ、早速逮捕しましょう。」
「奴はどこからか現れますかね。」
「犯人の佐川は上野駅に現れるな。」
「ええ、その可能性があるな。」
「主任、すぐに確保。」
「いや、待て。」
「本人かどうかわからんぞ。」
「そうですね。」
南は、高山達と上野駅へ張り込むことにしました、その時!。
「あっ、佐川です。」
「よしっ。」
佐川が東北・上越新幹線のホームにやって来た。
「よしっ、確保だ。」
「庄司興産の佐川啓介だな、東京公安室・公安特捜班の物ですが、ちょっとよろしいですか。」
「えっ、何の事でしょうか、私は急いでるんで。」
「あなたは坂下聖子さんを絞殺した疑いがあります。」
「えっ。」
「あなたは盛岡で「やまびこ50号」に乗って大宮で下車し上越新幹線「あさひ349号」に乗り新潟へ下車、新潟で北陸本線経由の特急「白鳥」に乗って秋田へ行った、そこで秋田へ行ったって事を、。」
「よくぞ見破ったな。」
「殺害に使ったロープは新幹線のゴミ箱に捨てた。」
「ちくしょー。」
岩泉は佐川を背負い投げし、南と高山は確保し、桜井が手錠をかけた。
「おとなしくしろ。」
「く、くそーっ!。」
新幹線「やまびこ」殺人事件の犯人、庄司啓介を逮捕した、取り調べで彼女とラブホテルで連れて行ったことを自供した。「やまびこ50号」のゴミ箱の中に殺害に使われたロープと手袋が発見された。
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劇中のダイヤは昭和61年のダイヤを使用しています、ご了承ください