再び実力至上主義の教室へ   作:大和

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佐倉愛里とスーパーへ

一旦寮に入り何がないのか確認したのちに俺は買い物に出る

自分の荷ほどきを終えた後にとりあえず外に出る

元々電子機器の持ち込みは禁止なのだがオーブントースターだけはなんとか許可をもらったのでそれを設置した後だった

俺は本格的な料理は作らないのでとりあえずスーパーに向かったのだが

 

「あっ。」

「佐倉か。」

 

俺は偶然に佐倉と出会う

 

「よう。さっきぶり。」

「う、うん。」

 

すると電子機器メーカーの袋を持っているのが分かる。どうやら電気屋の帰り道らしい。

 

「ポイント使ったのか。」

「う、うん。カメラが趣味だから。」

「……カメラか。」

 

一応スマートフォンでもカメラ機能は撮れることから考えると結構本格的な趣味であることが分かる

 

「デジカメ?それとも本格的な奴?」

「えっと、デジタルカメラです。」

「デジカメか。まぁ本格的な奴は数十万するから当たり前か。食材の買い物だったら荷物持ちくらいはするぞ。」

「……えっ?」

「玄関前までだけどな。ちょうど買い出ししようと思っていたところだし。あっ嫌なら嫌って言えよ。あんまり気を使わせるのは嫌だしな。」

 

俺は前もって忠告する。

 

「えっと、それじゃあよろしくお願いします。」

「あいよ。」

 

と俺は佐倉の横を歩きスーパーへと向かう

そしてそこには多くの学生の姿がいることから結構自炊している人は多いのであろう。

 

「あの、新井くんって自炊できるんですか?」

「中学のころから寮に入っていたのもあって料理は基本得意なんだよ。」

 

実際俺の料理は比較にならないくらいの腕前はあることを自負している

 

「実際ブログで料理のレシピを発信していたんだけど、それができなくなったからなぁ。ここ制限厳しすぎるだろ。」

「えっ?」

「ここ、写真以外挙げるの禁止らしいんだよ。コメントが全面的に禁止だってさ。」

 

実際にSNSを開くとコメントのところが塗り潰されている。

 

「情報規制が完璧に配置しているってわけ。」

「そんな。」

 

すると、珍しく反応する佐倉

 

「もしかしてブログか何かやっていたのか?」

「え、えっと。その。」

「……悪い。踏み込み過ぎたな。ネットリテラシーのこともあるし言わなくていいぞ。」

 

俺は少し反省してしまう。と思った矢先

 

「……ん?」

 

俺はとあるものに気づく

 

「無料?1日5つまで?」

 

そこには人気のない野菜や賞味期限が明日や今日までのものが置かれており、すでに3割近くなくなっている。

 

「…どうしたんですか?」

「ほら。無料製品だとさ。」

 

俺はカートを引きながら少し引っかかることがある

……月始めなのに売れているな。

俺はポツリと呟く。そして先生の会話と監視カメラから一つの推測を出す

多分ポイントの増減があると見て間違いはないだろうな

俺は少し考えそして数点カゴの中に入れる。

卵やホウレン草など少し傷んでいるのだが売っているし5点あれば二食くらいならなんとかなるだろう。

節約しないとなぁ。

俺はため息を吐きながら調味料を取り出す。

デジカメを買ったからだろうか。少しためらっていたが何個かの無料製品を取り出しカゴの中に入れた。

そして軽く話しながら買い物をしているとつい好みの食べ物など自然と会話が続いたのであった

 

 

「それじゃあまた明日な。」

「う、うん。また明日。」

 

と小さく手を振る佐倉とエレベーターで別れ俺は自室に向かう

そして自室に入ると俺はふぅと息を吐く

 

「……はぁ。」

 

俺は少しだけ頰をかくと少し考える

俺のクラスの立ち回り方

そしてどのように動くかで今後のスリルが変わってくるはず。

 

「……どうしよっかな〜。」

 

多分物凄く悪い顔をしているんだと思う。

俺は中学校の時に先生に勧められこの学校に入った

ぶっちゃけ中学時代のころから実力主義の学校だったので俺は理解してしまう

 

「……上等じゃねーか。」

 

優等生を演じてきたあの頃とは違う

将来が確約されている

そんなつまらないことはどうでもいい

スリルが欲しい

争えられる相手が欲しい

俺は制限持ちなので一ヶ月は学校の仕組みについてクラスメイトにも干渉することは禁止されている

 

「はぁ。帰ってきたな。」

 

俺は笑ってしまう。

これからどうなるかも分からないけどとりあえず位置取りだけは成功しないといけない。

今度はどのような戦いになるかは分からないが

やるか

そして中学生の学生証を開くとデータがすぐに同じスマートフォンにデータが映し出される

 

東京都高度育成中等学校 3-A 代表

新井 康太

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