第二次スパロボZ ルルーシュに生まれ変わった転生者(更新停止中)   作:幻龍

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更新です。

話を書いていて気が付いた。恐らく破壊事変では原作キャラ達と合流することはなくなりそうです……。


第十二話

 リモネシアにて大時空振動が発生。そして、しばらくして、新生インぺリウム帝国が建国宣言と全世界に宣戦布告を行った。その為世界中は大混乱に陥り、各国は対応に忙しいようだ。

 

 その後、宇宙と地上に別れたZXEISは同じ多次元世界からやってきたZHEUSという連中と合流したらしい。最も俺ルルーシュにとってはどうでもいいことだが。

 

 「戦力が増強されてよかったですね。エルガン代表」

 『……ルルーシュ君。君は私が嫌いなのか? 君の恨みを買った覚えは正直ないのだが?』

 

 エルガンはルルーシュがいかにも嫌そうな顔して、自分に対応しているのを見て思い切って尋ねてみた。彼をなかなか勧誘できないでいるので、そのヒントになるかもしれないと思ったからだ。

 

 「御自分の胸の内に効いてください。用件は何ですか? 無論例の件ならお断りさせていただきますよ」

 『……君に頼みたいことはZXEISの機動兵器の予備パーツを融通してほしいのだ。君の会社はMSに関してはかなりの種類の予備パーツがあったはずだ』

 

 ルルーシュはエルガンの要望に眉を潜めた。修理のためのパーツ等を提供するぐらいなら別に問題はない。そろそろ、エルガンの要望を一つぐらい聞いておかないと、印象が悪くなってしまうと考えていた。だが、C,E系のMSは軍に試作タイプを公表しているので予備パーツ等があるのに対して、U,C系のMSの製造は月面都市にある秘密工場で生産しており、それらの機体を組み上げたことはない。倉庫にパーツ状態にしていてあるから知られることはないはずなのだ。

 

 ルルーシュはそれがばれていることに内心焦ったが、それを表に出さずに交渉を続けた。

 

 「わかりました。国連がそれを買い取ったという形にして提供してください」

 『わかった。すぐに手配してくれ。彼らは激戦に次ぐ、激戦なのだ。物資が豊富にあることに越したことないのだ』

 「すぐに手配しましょう。詳しいリストを本社に送っておいてください」

 

 ルルーシュはその事実を手に入れていたエルガン代表を、まだ舐めきっていた自分の迂闊さに内心舌打ちし、それを表に出さない様にしてエルガンの要望に応えると返事をした。

 エルガンが通信を切ったあと、すぐに本社に連絡を入れて、国連に送る物資を用意するように命じ、疑似太陽炉量産準備ができたかとどうかの確認も行った。

 

 「それと月面都市で働いている者達を一人残らず調査しろ。エルガンや彼に親しい人物に情報を漏らした奴がいる。見つけ次第処理しろ。それと情報が漏れたルートも捜索しておけ」

 『イエス・ユア・ハイネス。わかりしだい報告します』

 

 ルルーシュは裏切り者の処分を情報部に任せ、本国の命令書を開封し、それを見て目を見開いた。そして、命令者を封筒に戻すと艦をEUに向けるように指示した。

 

 

 「予定より早く事態が動きましたね」

 「ああ。だが、問題ない。幸い、本国がユーロ・ブリタニア軍は全て私の指揮下に入るように命令を下した。戦力は充分だし、宇宙にも軍を待機させてある。ユーロピアの制圧等容易いだろう」

 

 万能戦艦リンドブルムは、現在ジブラルタル海峡を抜け地中海からトルコに入り、ユーロ・ブリタニア本拠地があるサンクトぺテルブルクに向かっていた。

 ルルーシュが本国から受けた命令。国連軍が組織され、地球連邦の設立が事務レベルで決定したので、その前に惰弱なユーロピアを、ユーロ・ブリタニア軍を指揮して制圧せよということが書かれていた。この作戦はAEUも参加する予定で、勝利した暁にはブリタニア・ユニオンとAEUがユーロピアを半分ずつ支配することが確約されている。だから、AEUからはOZが反対方向から攻め入って二方面から挟み撃ちにして一気に制圧することになっている。

 

 「OZはフランス、スペイン方面から攻め入り、ブリタニア・ユニオンはロシア方面から攻める手筈ですか……防御が固い方面を押し付たようですね」

 「仕方がないさ。AEUはE,U,に同情的だったからな。それが急にブリタニア・ユニオンと同じ行動をするのだ。分け前を平等にするには多少敵が強い方面から攻めないと、ブリタニア・ユニオンが納得しないだろう」

 

 ルルーシュは被害が大きくなる方面を攻めることによって、同じだけの分け前を得たのだろうと推測した。これでユーロピアは完全にAEUに見捨てられたわけだが、中身が俺なので、ユーロピアの日本人だけゲットーに押し込めて、財産を没収した政策をした時点で同情をする気にはなれなかった。

 それどころか、これを逆に利用してユーロピア統治に利用しようと考えていた。父であるシャルルが見事に制圧できたら、そこを統治する総督に任命してやろうと言ってきたからだ。

 

 (これで政治カをつけることができるし、これを理由に参加を断れる。一石二鳥だ)

 

 ルルーシュはここで密かに自分だけの部下を増やして、力をつける計画を考えていた。

 

 

 「ルルーシュ殿下。元ナイトオブツーである、マンフレディ卿が要望していた、KMFですが最終調整が終わったようですから、一緒に持ってきたようですね」

 「まあな。ロイド、セシル。お前等から見てあのKMFはどう見る?」

 「それは興味ありますよ~~! 一回分解してみたいぐらいです~」

 「ロイドさん! 私も大変いい物だと思いますが、ルルーシュ殿下はあまり、あのKMFを評価してないように見えますが?」

 

 ルルーシュがこの地に赴くとき、マンフレディ卿の開発メンバー補給部隊に付いてきて、これの引き渡しをしてほしいと言ってきたのだ。ルルーシュはついでだったので条件付きで了承し、ロイドとセシルに調べさせたのだ。

 

 「私がガイアの物真似を見て喜ぶとでも? それに時代はMSだ」

 「確かにそうですが……。でも、KMFもまだまだいけると思いますよ?」

 「治安維持には役に立つだろうから、その分野で将来は活躍してもらうことになるだろうな」

 

 治安維持にはMSは少々過剰戦力だ。火力も大きいので周りの被害が大きくなる。しかし、KMFならMS程の火力を持たせる必要はなく、サイズも小さいので街中で運用するに何かと都合がいいと考えていた。

 

 MSはKMFの軍事的優勢を喪失させている。携帯できる火器がMSの方が火力で優れているので、その攻撃を受ければKMFの防御力は紙装甲同然だった。おまけにMSが携帯できるビーム兵器の登場。実験をしたときビームが命中しなくても掠めただけでKMFの装甲は破壊されてしまった。それとMSとKMFではサイズが違いすぎるので、MSの単純な蹴りやパンチ等でKMFは破壊されてしまい、白兵戦になったらほぼ敵わないという結果も出た。最もKMFはMSからすれば的が小さいので、そのようなことをするが難しいのだが。

 

 最も生産・開発を中止するかどうかは今の所考えていない。どんな物でも使い道を考えてやればいいだけだ。その為の準備も密かに進めている。

 

 「向こうについたら即座に制圧作戦を開始する。お前達も整備は怠るなよ」

 「ランスロットの活躍の場を用意してくださいね~」

 「出番があればな。戦力の大半は向こう持ちな上、新型の加勢は不用と言い張るかもしれん」

 

 ルルーシュ達は三日後、サンクトペテルブルクに到着し、現地の最高指導者であるヴェランス大公と会見。本国の指令書を渡すと、彼は露骨に顔を歪めたが、命令には逆らえないので自分の指揮に入ることに同意した。

 

 「作戦準備はすでに完了している。あとは作戦を実行するだけだ」

 

 こうしてユーロピア共和国連合を倒す為、国連軍結成為の戦術・連携の練習を兼ねた作戦、オペーレション・イェロヴェリルが開始されようとしていた。

 

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