第二次スパロボZ ルルーシュに生まれ変わった転生者(更新停止中)   作:幻龍

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久し振りの更新です。

実はスパロボの二次創作をもう一つ更新しようと考えています。
題名は『第二次スパロボZ 呪われし放浪者に憑依した転生者』です。題名の通りアサキムに憑依し転生者が織りなすスパロボZの二次創作です。一応一話目が完成していますが、載せて様子を見るつもりです。それとも連載が増えると更新が遅くなるからやめた方がいいのでしょうか?

いつの間にかハイスクールD×D~写輪眼の英雄~の話数を追い抜いてしまった……。


第十三話 ユーロピア攻略作戦始動

 ルルーシュが現地に入り、作戦の細かい詰めの調整を行いながら、発動させるタイミングを見計らっていた頃、すでに三大国家が同盟を結び、国連軍が結成されることは確約となっていた。無論この影にはアレハンドロ・コーナーとリボンズ・アルマークがいた。

 彼らはトリニティの投入を早めて、三大国家が手を結ぶように仕向けた。それと平行して、ヴェーダの掌握を行い、情報収集の結果、現在ジンクスがルルーシュの手にあることがわかった。当初は奪還を試みようとしたが、すでに特許申請を完了している以上、手を出すことができなかった。だが、幸いルルーシュの方からジンクスの提供があったので、渡り船とばかりに彼らは関係者を動かし、国連軍結成にこぎ着けることに成功したのだ。そして、国連軍による前哨戦でもある、このオペーレション・イェロヴェリルが考案された。この作戦と平行して、アレハンドロはZEXISを掌握するべく、自ら宇宙に向かった。

 

 ルルーシュはそのことをエルガン代表から入ってきた情報で知ったとき、自分もZEXISと同じく、アレハンドロの影響力を排除するための派手な囮にされたことを知り、眉を潜めたと同時に、これがエルガン代表からの依頼だと悟った。

 

 (しかし、エルガン代表もユーロピアを見捨てるとはな……。国連の分担金を素直に払っている日本がユーロピアにいい感情を抱いていないから、その方面で圧力があったのかもしれんな)

 

 ルルーシュはただでさえ国際的に孤立しているユーロピアを哀れみを感じた。自分がこの作戦を実行し、国連がそれを黙認したのなら国際組織にすら見捨てられたことになる。恐らく地球連邦での地位は二等国扱いになるはずだ。最もある意味自業自得なので、同情すれども余程の条件を出してこない限りは助けてやるつもりはないが。

 

 (作戦開始はイスタンブールに到着して、三日後か……)

 

 

 

 ルルーシュがイスタンブールに到着して、三日後。遂に作戦が開始のときがきた。

 

「勇敢なる兵士諸君! 只今より、オペーレション・イェロヴェリルを発動をここに宣言する!」

 

 ルルーシュは通信越しに戦闘開始を待っている軍人達に、オペーレション・イェロヴェリルを言い放った。通信士が作戦発動を各部署に通達し、慌ただしくなる。

 唯一の懸念材料であるZEXISだが、彼らはインぺリウム相手に派手に立ち回っているらしいから、両者に邪魔されることはない。最もこのタイミングで発動させるつもりだった。エルガンから、すでにアレハンドロ派を処理すべく行動を起こしていることを伝えられている。この作戦はアレハンドロが自分の思い通りになっていると、錯覚させるための心理作戦の側面もあった。

 

 (作戦発動直後にOZが大西洋側から攻撃を開始。我が軍はロシア方面からナルヴァからリガ方面へ、スロニムからワルシャワへ進軍し、ワルシャワで合流。イスタンブール方面からバルカン半島を制圧しつつ、イタリア方面へ進軍か……まさに物量作戦様様だな)

 

 三大国家が手を結ぶことによって各地の余剰戦力の一部を割くことができたから補給の心配はない上、各地の占領するための兵や人員も用意できている。最悪現地の役人をそのまま雇ってしまえばいいだけだ。

 

 「ロシア方面軍、聖ミカエル騎士団総帥ミケーレ・マンフレディ卿、聖ラファエル騎士団総帥アンドレア・ファルネーゼ卿から連絡。我、敵部隊を撃破。作戦行動に問題なしとのことです」

 

 ルルーシュが色々と考え事をしていると、各方面から戦況報告が入り、艦内オペレーターのエリス・クリシェシスカヤがルルーシュに報告する。

 

 「そうか。では、我々も予定通りに行うとしよう。リンドブルム発進させよ」

 「イエス・ユア・ハイネス」

 

 リンドブルムが宙に浮き、イスタンブールから出発した軍に合流すべく移動を開始した。

 

 

 

 

 

 一方ユーロピア軍総司令部は大混乱に陥っていた。三大国家の内の二大国家が自分達を挟み撃ちにして攻めてきたのだ。すでにフランスのブルターニュ半島に上陸されたあげく後退を重ねていて、援軍を要請している。

 ロシア方面からブリタニア・ユニオン軍の、聖ミカエル騎士団と聖ラファエル騎士団が攻めてきており、バルカン半島方面から今回の総指揮官のルルーシュ・ヴィ・ブリタニア本人がMS部隊を率いて攻め込んできたと報告も入った。

 

 『本部、すぐに増援か撤退指示をお願いします。このままでは支えきれません!』

 「何とか持たせろ!」

 『AEU軍は要塞に攻撃を加えています! 今は持っていますがこのままでは回り込まれて包囲されてしまいます!』

 「何のための要塞だ! AEU軍をそこに釘付けにするんだ! パリを土足で踏みにじられていいのか!」

 「もうすぐ、フランス方面は援軍が来る! 何としてでも食い止めろ!」

 

 現場からの援軍要請や、どうすればいいか本部に意見を求める通信がひっきりなしに入り、通信士は大忙しだった。

 総司令部にいる将軍達は、それぞれの通信に応えつつ、自軍の状況に地図を見ながら唸っていた。

 

 「まさか、AEUまで加わって来るとは……」

 「どうやら、政治家連中は何も答えなかったがあの噂は本当のようですな」 

 「国連軍が結成ですか……」

 

 何週間か前に国連軍が結成されるという、噂が流れた。最初はデマだろうと政治家連中が語っていたが、AEUがブリタニア・ユニオン軍と、共同で攻めてきている状況を見ると、デマではなかったらしい。

 

 「それよりも、この事態を乗り越えねばならん。各戦線の状況は?」

 「通信を聞けば想像できるかと思いますがどこも持ち堪えるだけでやっとです。フランス方面は幸い要塞線を築いていましたから、何とか食い止めています。しかし、東部方面は徐々に戦線が後退してきており、バルカン方面は先程入ってきた情報によりますと、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが自ら部隊を連れて出撃し、我が軍を一蹴。バルカン半島にいた我が軍を完全に制圧し、破竹の勢いでイタリアに侵入しました」

 「何だと!? 軍は何をやっていたのだ!? たかが一機に軍が蹴散らされたあげく、容易くイタリアに侵入されるとは!!」

 

 将軍の一人があまりにも自軍の不甲斐なさに怒鳴る。その怒声を間近で聞いた参謀は、内心で煩いと思ったが、味方同士で罵り合っている場合ではないので、それを表に出さずに参謀としての仕事を果たすことにした。

 

 「まずは、突出している敵大将であるルルーシュ・ヴィ・ブリタニアを撃退するのが優先すべきかと。西部戦線は持ち堪えられていますから、当面は問題ないでしょうし、東部戦線はユーロ・ブリタニア軍が攻めてきていますが、特殊部隊を持って進軍を遅らせつつ、戦線が崩壊しないように反撃の機会を窺っていますから、時間を稼げるでしょう」

 「ほう。つまり、各戦線を維持しつつ、敵大将の首を取るというわけか」

 

 参謀の一人が出した作戦は、東部戦線と西部戦線に送る援軍の一部を送り、突出している南部戦線の敵総大将部隊を撃滅、或いは敗退させたあと、その戦力を近場の東部戦線に移動させ、相手の背後に回って退路断ち、殲滅するというものだった。そして、最後に西部戦線に戦力を投入するというものだった。

 

 この作戦案に劣勢で気落ちしていた、一部の将校が色気を出した。現状では、それしかないと思ったからである。だが、幾人かは難色を示した。切れ者で有名なルルーシュ・ヴィ・ブリタニアがそう都合よくこちらの作戦に嵌まるとは思えなかったのだ。何よりこちらの希望的観測が入った作戦は机上の空論ではないかと。

 

 その作戦を取るか否か散々揉めたが、三日後にその作戦を採用する運びになった。しかし、この遅すぎる決定と、その準備期間が彼らの命取りになるとは誰もまだ気づかなかった。

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