第二次スパロボZ ルルーシュに生まれ変わった転生者(更新停止中) 作:幻龍
地球連邦軍は作戦の邪魔をしてくる、Zガンダムを仕留めるべく、現在宙域にいる三分の一のMS部隊を差し向けた。
『人様の機体を奪ってテロを手助けする極悪人め! 覚悟しろ!』
先陣をきったのは元ブリタニア・ユニオン所属の連邦軍パイロットだった。
彼は自国が開発していた機体を強奪した挙句、それをテロに使用する輩に心底怒りを覚えており、真っ先にGNビームライフルを撃ちながら突撃した。他の機体も連携して逃げ道を塞ぐようにビームを発射する。
それに対してZガンダムはオレンジ色の粒子をスラスターから吹き出し、機体スピードを上げ回避行動に出た。そのスピードはジンクスⅡでは追い切れるものではなく、あっというまに射程外に退避されてしまった。
『あの野郎逃げる気か!?』
彼は逃げるZガンダムを追いかけて猛攻を仕掛けた。他の機体も慌てて後を追う。
だが、その時Zガンダムが急に方向転換を行い、オレンジ色の粒子の様な物を纏い凄まじいスピードで突撃してきた。
『特攻してくる気か!?』
勇敢な連邦軍パイロットの操るジンクスⅡは、突然敵が攻撃したことに一瞬驚いたが、自機に対して突撃攻撃をしてくる相手に駆けつけてきた友軍機と共にGNビームライフルを連射したり、GNバズーカの強力な砲撃を発射するが、ほとんどはGNフィールドに弾かれてしまい、GNフィールドを突破したビーム砲は、装甲にダメージを与えることもできずに霧散してしまった。
『何て装甲だ! Eカーボン製ではないのか!?』
『もしかして、ガンダニュウム合金製か?! 畜生落ちろよ!』
『は、早すぎる!? 攻撃が当たらないぞ!?』
彼らはそれでも後退しながらビームを撃つが躱され、装甲やフィールドに弾かれてしまい、敵の突撃を受けてしまいあっけなく爆散してしまう。
しかし、突撃を仕掛けた敵MSは煙の中から無傷で現れ、素早くMS形態に変形したあと、次々と連邦軍機をビームや粒子砲で一方的に蹂躙していった。
この様子を艦で見ていたリントは顔面蒼白だった。何せ相手に差し向けた地球連邦軍の最新鋭機ジンクスⅡ(ジンクスⅢがあと少しで配備される予定なので最新鋭の名はあと少しで経てば返上されるが)の部隊を、ほぼ全滅させられてしまったのだ。それもたった一機のMSによる襲撃で。地球連邦軍の機体は徐々に疑似太陽炉搭載型に更新されつつあるが、地球連邦軍の規模に比べて配備は完全ではない。その貴重な機体をパイロット諸共失ってしまった。ここで敵機を捕獲或いは撃墜し、このテロ事件を解決しなければ左遷させるのは確実だ。いや、それどころか最悪銃殺刑に処せられるかもしれない。
「弾幕を張るのです! 何としてでも作業をしている部隊に近寄らせてはなりません! そして、敵の正体を掴み排除しなさい!」
『りょ、了解!』
パイロットは敵の強さを見て一瞬「無茶言うな!」と怒鳴り返しそうになったが、それを何とか呑み込み、敵機に攻撃を行った。
地球連邦軍はその後も必死になってデブリ排除と敵機追撃を行ったが、連邦軍を襲撃してきた敵機は、その機動性と運動性能を活かして、連邦軍に損害を与え続けた。連邦軍機からその都度悲鳴に似た絶叫が艦のCICに届き、CICの士官達は唖然とする。そして、しばらく経った後目的を達成したのか、急に方向転換して戦場を離脱していった。
無論連邦軍も追ったが、敵機はあっさりと追撃を振り切り逃走していった。デブリはその後援軍で駆けつけた連邦軍によって無事に取り除かれたが、連邦軍の被害も甚大であった。おまけに飛散したデブリがオービタルリングを覆い、発電が一時できなくなりかなりの経済的損失になった。しかし、最悪の状態を回避できたので、各国関係者は慌てて混乱に対処することにできた。。
しかし、ルルーシュは色々手を回したのに、結局エネルギーテロは防ぐことができず、事件に迅速に対応する為アロウズ結成は確実となった結果に対して頭を抱えるのであった。おまけに、強奪された機体で妨害してきた者の行方は掴めず、連邦軍は捜査を打切り事件は迷宮入りした。しかし、ルルーシュが念の為に派遣したマユ・アスカにより強奪されたZガンダムは回収されたと報告が入り、ルルーシュは最悪の事態を回避できたことに、ほっとするのであった。
ルルーシュはニューヨークにある超高級ホテルのレストランにいた。目的は前々から約束していたユーフェミアとの食事をする約束を果たすためだ。無論貸し切りだ。ちなみに空いている席には、買い物に付き合わされ買い込んだ、ユーフェミアの荷物が鎮座していた。
「ルルーシュ。この御料理とてもおいしいですね」
「ああ。そうだねユフィ」
普通ならこのような時間を取ることはスケジュールの関係で難しかった。先月起こったエネルギーテロの後始末と、回収されたZガンダムの運用データから、新型機を製作に関する会議で忙しく、とてもではないが私的な時間を取ることは難しかった。
しかし、ユーフェミアの機嫌が危険域に達していると、姉であるコーネリアから報告を受けてしまい、このままでは、突拍子もないことを仕出かすかもしれないと言われ、貴重な休日を潰して何とか時間を確保した。
(たまには一人でゆっくりしたいな……)
ルルーシュは胸の内でそう呟いた。しかし、それは叶わぬ願いであった。
今回ユーファミアの為に時間を取った為に、仕事のスケジュールを変更した結果、モニカを始めとして自分の私的な部下達を慰労するために、前々から計画していた慰安旅行を欠席する羽目になったのだ。そして、己の休憩時間はさらに減ってしまった。
「(やはり、何としてでも自分だけの国を作らねばならないな……)「ルルーシュ? 私の話を聞いているのですか?」っ! 無論聞いているよ」
ユーフェミアは意識が思考の海に沈んでいたルルーシュを戻す為に、少し拗ねた声をかけた。そして、話を案の定聞いていなかったルルーシュを綺麗な瞳を少し潤ませて見つめた。
「ルルーシュ! 今日は仕事のことは忘れてください! せっかく久しぶりに時間を取れたのにこれでは楽しくありませんか!」
ユーフェミアの剣幕にルルーシュは驚いた。
ルルーシュはユーフェミアの言うことに、何も言い返せず沈黙してしまう。
「……確かにそうだな。今日は久し振りの兄妹での団欒を優先するよ」
ルルーシュの返答にユーフェミアは満足したのか、食事を再開する。
この後ルルーシュは、ユーフェミアのお喋りに付き合わされるのであった。
ルルーシュは疲れて眠たそうなユーフェミアを、彼女の迎えに来た護衛へと預け、自分の迎いの車に乗り込みユーフェミアと別れた。
ルルーシュはそのまま、自室へと戻り明日のスケジュール等の確認を行い、シャワーを浴びた後すぐにベッドへと潜り込むのであった。
この作品はチラ裏に投稿していますが、最近本格的に表に投稿することは検討しています。しかし、前に表に出した瞬間評価がダダ下がりしたので、未だにどうするか検討中です。