第二次スパロボZ ルルーシュに生まれ変わった転生者(更新停止中) 作:幻龍
先の騒動でカレンを加えてルルーシュは今回の事後処理を終わらせた後、シュタットフェルト伯爵家に連絡を取って、彼女を直属のKMFパイロットにすることを伝えた。
そのことに伯爵は驚き、詳しい話をするために密かに訪れたルルーシュに訳を聞いた。様々な話し合いを行い、時にはカレンのしたことで脅し、時には自分についていけば利益になる理由を話て、飴と鞭をチラつかせながら交渉は進んだ。
最終的に皇族直々の要請を断ることもできず、弱みと利益を天秤に賭けた結果、すごく疲れた顔でカレンを軍に入れることを認め、後ろ盾の件も了承してくれた。ちなみに、交渉が終わり帰ろうとしたら、部屋で準備をしていたカレンが下りてきたが、父親に見つかり大叱責を受けた。
だが、カレンは顔を合わせようともしなかった上、そのまま玄関から出て行った。
そのほかの根回しを全て完了したルルーシュはカレンを格納庫に連れて行き、彼女が操るKMFを説明した。
「これが当分君の機体になる、ランスロットだ。詳しい説明はロイド伯爵とセシル・クルーミーに聞いてくれ」
「ねぇ……この機体ってひょっとして最新型ですか?」
「そうだ。世界唯一存在する第七世代KMF。試作機だが、凄まじい性能だ。君なら乗りこなせるだろう。シュミレーターの結果は92%だったのだろう?」
ランスロットを乗れるデヴァイサーを連れてきたから試してくれとロイドに言って、シュミレータをやってみたら適合率が凄まじく、ロイドが大はしゃぎしていたのを思い出して、ルルーシュは苦笑した。
結果、データを取りたがっていたロイドの意見を聞き入れて、カレンを即座にこの機体に乗せることを決定した。
ロイドが稼動データを集めることができると格納庫で変な動きをして大喜びしていた。最も格納庫にいた整備士が若干引いていたが彼は気にしていなかった。
「ロイド、セシル。ランスロットの件はお前達に任せるぞ。私は少し休憩する」
「了解です~~♪ 彼女の出撃機会くださいね~」
「ロイドさん! ごめんなさい、さっそく説明を始めるわねカレンさん」
「は、はい。お願いします」
カレンはロイドの変な動きに引きつつも、セシルの説明を聞き始めった。
ルルーシュは自室の戻り、一息ついていた。
カレンを説得するのにかなり手間取ってしまったからだ。慎重に言葉を選びつつ、利点と方法を説明しながらの交渉であった。
最初は頑なにブリタニアの為に戦うことを拒否していたが、カレンの流されやすい性格を思い出して、言葉遊びでその気にさせて、ここぞとばかりに皇帝になったら独立させてやると説得した結果、首を縦に振らせることに成功した。ちなみに扇グループは全員無事だったらしいが、所持していたKMFを失った為に組織としてはほぼ無力になった。
そこで扇グループは放置することにした。幸い、逃げ足だけは早かったらしく、見つかる前に逃げでくれたから、映像にも残っていないので好都合だったが、口の軽い玉城にカレンのことを言いふらされ、噂になることは避けたい。最もカレンは自分の所で働くことを知らせていない。
身内びいきで仲間思いの扇グループのメンバーにブリタニア・ユニオン軍で働くことを知られたら、裏切り者扱いされることを恐れているらしく、こちらに頼みに来た程だ。
「これでカレンの問題はクリアーだな。IFX-V301ガウェインはもうすぐこちらに搬入されるから、その準備もしておかなければいけないな。複座式を単座式にして、武装の改造が終わりしだい輸送すると言っていたから整備マニュアルを今のうちに整備士に渡しておくように命じておくか」
IFX-V301ガウェインは未完成だった物を譲ってもらい、わが社で改造を施している。
あの機体はドルイドシステムがあるから扱える人間が限られてくるからな。
「次はラクシャータを取り込まなければいけないな。奴の技術もほしいからな……」
予算を餌として何とか水面下交渉を行っているが、未だに返事がない。やはり、ロイドがいるのが原因なのだろうか?
この世界のKMF開発や製造はほぼ自分の会社にある。MSが存在するこの世界ではKMFはあまり重要視されない傾向にあり、生産数も多くないのだ。それに加えてKMFは貴族階級の者しか乗れないので数を揃えることが難しく、軍事作戦にあまり貢献しないのが現実だった。
「そんな意味ない思考するよりも今は技術者と研究者の確保だ。やはり紅蓮を鹵獲して、それを餌として利用するか……。それは追々考えることにして、問題はいつまでここに滞在できるかだが」
色んなプランが頭に思いついたが、決めてに欠けていた。カレンには紅蓮のパイロットをしてもらうので、それが手に入るまではランスロットのデータ集めをしてもらうつもりだ。本人も紅蓮の存在を教えたとき、それを乗ることを希望していたので、要望は叶えてやるつもりだ。
懸念事項があるとすればエルガンによるZIXSIE結成が起これば、自分達はソレスタルビーイングのガンダムを鹵獲するための作戦に駆り出される可能性が高い。そして、なるべくなら、ガンダムを鹵獲してしまいたい。そうすれば大っぴらにGNドライヴが製造ができる。最も今作ろうと思えば作ることが可能だが、奴らの仲間と怪しまれる恐れがあるから、提供されるか鹵獲するまでは製造する気はない。
「前途多難だ。次の命令次第では紅蓮鹵獲は諦めざるを得ない。だから、交渉を急がせて、早めに決断したかったのだが仕方がないか。次は各地に放ってあるスパイからの報告を受けなければいけないな」
紅蓮関連の問題は交渉しだいなので、後回しにすることにした。
世界中に放ってあるスパイの報告書類を読みながら、秘密回線を開いた。
「……コロニー04のガンダムは行方がわからなくなっただと? 中東諸国に探りを入れろ。恐らくどこかの国に匿われているはずだ。……コロニー05のガンダムの追跡は順調だな。そのまま追跡を続行しろ」
コロニーのガンダム全機に一応スパイを張り付かせているので、定時報告は常に入ってくる。オペーレションメテオに参加したガンダムパイロットはまとまりがない。今なら各個撃破できるが、現存するMSでは歯が立たないから、実行に移すことはできないでいるのが現状だ。
「やはり、新たな新型が必要だな。デスティニーインパルスEは機体の6割は完成しているが、疑似太陽炉を搭載する予定だから完成に至っていない。俺の新型はほぼ完成しているが最終調整が終わっていない上、今は使うことはできない」
無論、新型は一年後に備えて開発している物で、今使っているMSで充分なのだが、敵の能力も高いから確実に仕留めるための戦力がほしいのが現状だ。それにベテランパイロットはそう簡単に補充できないので性能に優れているMSを作ることは悪いことではない。
「そうか。エルガンが動き出したか。それに呼応してアレハンドロとリボンズが動き出したようだな。今の所順調というわけか」
カワグチ湖でのサクラダイト供給会議前にZEXISは結成され、それを解決する為に派遣させるはずだ。
この事件を利用して黒の騎士団は世界に注目されるようにしたが、この世界では勿論ないので人質をどうするか思案したが、結局、暁の牙と日本解放戦線がそれをやる余裕がない程、敵を弱体化させるしかないと結論したのだ。
「姉上なら簡単に許可がもらえるのだがな……。幸い、今回の件を貸しにできたからそこらへんで許可をもらうとするか。それと根回しをしておかないとな」
ルルーシュは解放戦線をさっさと始末すべく行動を開始することにした。さっそく、兄である、クロヴィスに連絡を取り、許可を貰うべく交渉を始めたのであった。最も自分をかわいがっている姉コーネリアのご機嫌も取っているが、役に立つからそのように振舞っているにすぎないので、ルルーシュにとっては利用できれば姉だろうが、兄だろうがどっちでもいいのだ。
数日後、兄クロヴィスの許可が下り、本国の参謀本部の了承が下りた結果、ルルーシュはナリタ連山攻略をすることを決定した。
ハイスクールD×Dの新たな作品が思い浮かんでいて、暇を見つけて書いてます。
オリ神器で活躍する他の作者さんも考えたこともあるような話になっていますが……。誰かが一度は考えたことがありオリ神器で活躍する主人公作品に需要はあまりないかもしれませんが……