東方天獄譚   作:みょんたー

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一章 博麗神社の大宴会
一話 当たり前の非日常


「やべぇ!寝過ごした!!行くぞ!!」

そんなことを言って、俺は走り出した。相棒と共に。

「待ってくださいよ!主様!!」

そんなことを言って、相棒は駆け寄ってくる。

「そんなこと言ってる暇なんてねぇだろ!!」

そうだよ。今日は

「今日は、みんなで宴会ですものね」

あぁ、そうだよ。

「だから、急ぐぞ。」

「分かりましたよ。主様」

そう言って、少女は可憐に笑う。

その姿に少し、見蕩れてしまった。

彼女は、俺のことを心配そうに見て

「どうしたのですか?」

と聞いてくる。

そんな大切な相棒に俺は微笑んで言う。

「大丈夫だ。行こう」

そう言って、俺は相棒の水覇と共に家を出た。

何故、こんなに急いでいるのかと言うと今日は博麗神社で宴会だからである。

…そんな日に、寝坊しました。

今、俺と相棒の水覇は共に森を走り抜けている。

水覇の目線が心に刺さる…。

…はい。言いたいことは分かっております。だから、そんな眼で俺を見ないでくれ。相棒よ。

「ホント…主様が寝坊したからこうなってるんですからね?」

はい、おっしゃる通りでございます。

「すまんって…」

水覇は呆れた顔で言う。

「それなのに、私も走らせるんですか?」

あれ?おかしいぞ??

「なぁ。お前って付喪神だよな?最近、ずっと人型だから忘れてたけどさ。刀になれば走らなくていいんじゃ…」

水覇は顔を真っ赤にして言った。

「う、うるさいですよ!!」

怒られた…。解せぬ。

そんな事を話しながら、森を走り抜けていると前にチルノが現れた。

「ここを通りたければ、あたいを倒していきn…」

取り敢えず、問答無用で弾幕を撃ち込む。

おっと、相棒からはまた冷たい目線を向けられていますね。水覇さんや、そんな眼で見ないで?

流石に放っておくのはどうかと思うので、抱えて走り出す。そうすると、チルノの何時もの仲間が現れた。大妖精、ミスティア、リグル、ルーミア。そして、最近幻想入りしたモミジだ。

大妖精が心配したように言ってくる。

「チルノちゃん、大丈夫?」

モミジ達も心配しているようなので事情を説明する。

***青年説明中***

「…てことで、取り敢えずぶっ飛ばした。」

モミジが言う。

「そ、それはどうなんですか…?」

知らんな。急いでる奴に絡むから悪い。

そんなことを考えていると水覇から思わぬ追撃が来た。

「主様、それをしてるから紫さん達から問題児扱いされるんですよ。霊夢さんでさえ、ちゃんと相手してるんですからね?」

「は!?あの、霊夢が!?」

思わず驚いてしまった。

って、そんな事やってる場合じゃねぇ!!急がねぇと!!

取り敢えず、チルノを大妖精達に任せて先を急ぐ。負傷させておいてそれはどうなんだって?さっきも言ったろ?向かって来たあいつが悪いと!

水覇は呆れながらもついてくる。

最近、イタズラでもなんでもバレる為、新たな能力に目覚めたのかと思ったがそうではなく勘らしい。いやはや、女の勘って怖いね。だって、何してもバレて叱られるんだもん。

おっと、もうすぐ森を抜けて人里だな。

どうせ、また碌でもない奴が居るんだろ。

俺はそんな事を考えて苦笑したのだった。

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