東方天獄譚   作:みょんたー

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七話 博麗大宴会

さてと………

「どうしてこうなった。」

俺は辺りの状況を見て、思わず口に出してしまった。

「ほら〜!零〜!誰でもいいからもっと酒持って来なさい!」

霊夢が叫ぶ。

取り敢えず、断ろう。

「自分で持ってこい」

「それじゃあ、あかさ〜!」

「え!?」

断ったらあかさを標的にした。

「ほら〜、レンに河童も〜!私らの酒が飲めないとは言わないよな?」

「え?あ、ちょ…」

「え、えぇ!?」

萃香に酒を強要されるレンとにとり。

「あら〜、大変ねぇ」

「幽々子様、食べ過ぎないでくださいよ」

ミスティアの作ったヤツメウナギを八本手に持ち、呑気に食べる幽々子とそれを諌める妖夢。

宴会は開始と同時にカオスになった。

今回は地底にも知らせてあるから、人数が多い。そのせいか、余計に混沌としていた。

「これ、どうしよ…」

「……止められないな…」

奈白が呟き、それにカイが答える。

ジェノサイドは速攻、萃香に酔い潰されていた。

「あらあら、また中々大変なことになってるわね」

「そうですね。お嬢様。」

ここに来て、紅魔組が参戦した。

もっとカオスになりそうだなぁ…

「ほら、零も飲むんだぜ!」

そんなことを考えていた俺は魔理沙に絡まれた。

…こいつも中々酔っている。

「俺は要らん。」

「なら、レミリア達だな!」

「あら、頂こうかしらね」

断ると今度はレミリア達に絡みだす魔理沙。

酒を飲む仲間が増えて魔理沙はご機嫌だ。

俺はどうしようか…

取り敢えず、外に出よう。

外は涼しく、程よく回った酔いを醒ますには丁度いい。

『ほら!あんた達ももっと飲むのよ!!』

『えぇ!?』

「あいつら、外まで声が聞こえてんじゃねぇか…」

思わず口に出してしまった。

「あら、それを貴方は望んで居るのでしょう?」

突如、背後から声が聞こえた。

振り返るとそこには妖怪の賢者、八雲紫その人が居た。

「望んでいるとはどういうことだよ」

…嘘つき。そう、頭に声が響く。

「貴方は既に分かっているんじゃないのかしら?」

紫はのらりくらりと言う。

「白々しい…。用件は?」

紫はそれに少しむっとして

「あら、つまらないわね。用件は博麗霊夜と死波蝕。彼らを始末することよ。」

…あいつらを?

「なんでだ?」

紫の雰囲気が変わる。先程までのふざけていた雰囲気では無い。これは、真面目な話をする時の顔だ。

「彼らは他の世界からやって来た存在。存在自体が世界のズレそのものなのよ。貴方の能力なら、分かるんじゃないかしら?」

「………」

図星だった。

能力を使って干渉することは出来ないが、霊夜と蝕が来てから『世界』そのものがズレていると感じるようになった。

「分かっていたようね。だから、お願いするわ。幻想郷の為、彼らを始末してちょうだい。」

「……」

この日、俺は自分の居場所とあいつらを天秤にかけた。

そんな時、一筋の風が吹いた。

その風は、俺を嘲笑うように、冷やかすかのように、暗く吹き抜けていった。




あぁー!書けたー!
そんな、ことを思った一章でした笑
いや、書くの楽しいんですよ?
ですけどね?
物語を考えるのが大変ですね←当たり前
実際、んぁぁ!!ってなることもしばしば()
そんな時、楽しんでくれている人が励ましになります。
ありがとうございますね
さて、一章が終わり、次から二章に突入します。物語は動きだし、様々な思惑が交差する。そんな二章にしていくつもりなので楽しみにしていただけると嬉しいです。
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