アクセル・ワールド・アナザー 無法者のヴォカリーズ   作:クリアウォーター

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第六十二話

 第六十二話 それぞれのできること

 

 

 リヴァイアサンの咆哮による音圧にビリビリと体を震わせられる中、四段に並ぶ膨大な体力ゲージが視界の端に表示された。間違いなくあれは神獣(レジェンド)級に分類されるエネミーだろう。

 ゴウがこれまで倒したエネミーの等級は、単独では心意技を用いて野獣(ワイルド)級まで。アウトローの仲間達と協力して倒したもので、巨獣(ビースト)級までだ。

 基本的に決められたテリトリーに存在している神獣(レジェンド)級エネミーには、ゴウは一度も遭遇する機会がなかった。アウトローメンバーの中には居場所を知っている者もいるにもかかわらず、エネミー狩りでも対象になったことはない。

 その理由は単純、神獣(レジェンド)級エネミーが恐ろしく強いからだ。倒せば膨大なポイントの他にレアアイテムが手に入る可能性もあるが、それ以上に全滅のリスクが高すぎて、気軽に挑める存在ではないと説明されていた。

 実際に目の当たりにしてゴウは皆の言っていたことを痛感する。目の前の海竜に比べれば、初めて見た時には《荒野》ステージの主に思えた、岩石で構成された四足型の巨獣(ビースト)級など、柴犬がいいところだ。

 

「……鎮まれ」

 

 プランバムの一言に、吼え続けていリヴァイアサンが口を閉じ、鎌首をもたげて離れた位置に立つプランバムをじっと見つめる。まるで次の指示を待つように。

 

神獣(レジェンド)級エネミーが……まさか調教(テイム)されているのですか……?」

「そうだ」

 

 信じられないように呟く晶音に、プランバムが無慈悲に断言した。

 

「リヴァイアサンは《オリハルコン》を持つ者のみを主として呼びかけに応じる。これぞ七大レギオンにさえ対抗し得る究極の切り札。──そして、貴様らの処刑人だ」

 

 プランバムが崩れた玉座に手を当てると、玉座と玉座が据え付けられている床がひび割れ始め、やがて陥没する。玉座のあった場所には、幅二メートルほどの正方形の穴が空いていた。

 自然にできたにしてはあまりにきれいな形からして、どうやら元々空いていた穴を塞ぐ形で玉座が設置されていたらしい。それをプランバムはアビリティで押し潰し、開通したのだ。

 

「さらばだ、アウトローのバーストリンカー達よ。精々足掻くがいい、最期の時まで」

 

 それだけ言うと、プランバムは躊躇なく穴へと落下していった。

 

「……あの穴、出口じゃないよねー?」

「でしょうね。出口封じたって言ったそばから、抜け道作ってたらマヌケもいいとこ──」

 

 キューブと宇美が話していると、再びリヴァイアサンが空気を引き裂くように、甲高く吼えてから動き出した。すでに見えているだけで体長は二十メートルに届こうかという長さなのに、尾の先は未だに見えず、黒穴から太く長い体が這い出てくる。

 

「全員、下がってください!」

 

 晶音が前に立ち、隻腕で杖を振るうと、リヴァイアサンを阻む石英の壁が広がった。ゴウと大悟を相手にしたタッグ戦で、ステージの大通りを塞いだ時と同様の規模だ。だが──。

 

「──!? 直線上から離れて!」

 

 晶音が即座に叫ぶ。

 リヴァイアサンの頭突きを受けて、石英の壁は一瞬で亀裂が全体に走り、わずか二秒で砕けてしまった。しかも、強固な壁に激突したリヴァイアサンの体力ゲージは一段目の二、三パーセント分が削れただけだ。

 

「まずいな……どう見積もっても、今の俺達に倒せる相手じゃない」

 

 幸いにも瞬時に保たないと悟った晶音の指示と、ほぼ同時に左右に散開したことで全員が無傷だったが、大悟の声には、プランバムが《オリハルコン》の力を開放した時以上に焦燥感が込められていた。

 おそるおそるゴウが確認する。

 

「し、心意技を使ってもですか?」

「エネミーは高位になればなるほど、心意技の効きが悪くなる。バーストリンカーに向ければ一撃必殺の技でさえ、良くて通常の必殺技レベルだ。……それにしたって何で下手すりゃ《四神》にまで届きそうな奴がこんな所に……。その上、制御下に置くなんざ──」

 

 後半になるにつれ、ぶつぶつと独り言になり始めた大悟が急に口を閉じた。

 リヴァイアサンの体が後方へずるずると下がっているのだ。しかし、リヴァイアサン自身はそれに抵抗していて、唸りながらのた打ち回っている。

 一体どうしたのだろうかと、暴れる巨体に巻き込まれないようにゴウが注視していると、その理由が分かった。

 

「引き寄せられてる……?」

 

 黒穴の入口が激しく渦巻き、繋がるリヴァイアサンの体を吸い込もうとするかのように引き戻しているのだ。その様子を見てゴウにはある考えが浮かび始めた。

 

「どうやら、凄まじい強さの代わりに行動を制限されているようですね」

「完全にはあの穴から出られない……? 条件付きの相手なら、いくらか勝機も見えるかしら?」

 

 晶音、メディックと、合流した仲間達が意見を言っている中、徐々に渦が収まっていく。

 もう熟考している時間はないと、ゴウは自分の考えを皆へ打ち明けた。

 

「皆さん。僕は……プランバムを追いかけます」

 

 案の定一同がどよめき出すと、大悟に訊ねられる。

 

「……勝算はあるのか?」

「あの空間への入口は、《オリハルコン》の力でプランバムが作り出したものです。だったらプランバムを倒せば、消えるかもしれない。その時はあのリヴァイアサンも一緒に」

「今の体力の消耗している奴になら、勝機があると?」

「きっと奴がこの場から離れた理由は、リヴァイアサンの攻撃に自分が巻き込まれないように。それに、僕達の誰かから攻撃されるのを避ける為だと思うんです。そうして、万が一にも自分が死亡している間に、僕らに逃げられる事態を避けようとしている」

「ちょっと待って」

 

 あくまで推測の域を出ない考えをゴウが淀みなく答えていくと、大悟との会話に宇美が割って入った。

 

「プランバムだってとんでもなく強いんでしょう? だったら全員か……少なくとも半数で挑むべきじゃない。一人で行くなんて無茶だよ」

「プランバムは強い重力空間を発生させる心意技を使うんです。耐えるだけなら、全身に心意システムを発動すればしばらくは何とかなります。でも、戦うとなると装甲強度拡張……それも鎧みたいに纏うタイプで対応するしかないんです」

「周りにも気を配れ。次来るぞ」

 

 大悟の声にはっとすると、黒穴の渦巻きは完全に収まっている。

 体勢を立て直したリヴァイアサンが大きく顎を開けると、螺旋状の水流を勢いよく吐き出した。床を抉りながら迫る激流に、ゴウ達は散開して回避する。

 床に敷かれていたレッドカーペットが水流に巻き込まれ、引き千切られていく様を目にしながら、隣に並び立つ大悟が言う。

 

「確かに全員が向かったところで、奴がリスク承知で再度コイツを召喚したら意味がない。だが、お前さんの考えが正しいとも限らない。どう転ぶかは賭けだぞ?」

「承知の上です」

 

 リヴァイアサンが口を開けたまま、こちらに直進してくる。

 一口で呑み込まれかねない大口と、そこに生える無数の牙を避け、ゴウはまず大きく息を吸った。そして、少し離れた仲間達にも伝わるように、声を張り上げて思いの丈を吐き出す。

 

「僕は……僕は今よりももっと強くなりたい! たくさんのデュエルアバターと対戦したい! そして……まだまだ皆と一緒に、この先も加速世界を生きていきたい!! だから、この場所を墓場にする気はありません!!」

 

 どんな物事にも終わりは来る。今日この時、この場所で自分がバーストリンカーでなくなるのかもしれないし、それに対して全く覚悟をしていないわけではない。

 だが、ゴウはかつてない窮地に置かれていても、ブレイン・バーストの永久退場をあっさり受け入れられるほど、潔い性格ではなかった。自分ができることをやりきらずに死ねるものか。

 それにやはり、プランバムとの決着が着いていない。数週間前に偶然に出会い、このダンジョンでも、言うなれば成り行きで交戦に至った相手。深い因縁などありはしないが、何故か彼とは白黒つけなければならない気がするのだ。

 

「……嬉しいこと言ってくれるじゃねえか」

 

 大悟が突然、明後日の方向に走り出した。そして、ある物を手に取るとリヴァイアサンを避けつつ、ゴウの前で立ち止まる。大悟が両腕で握っている物、それはプランバムとの戦いの最中に壁にめり込んだまま、そのままにしていたゴウの強化外装、《アンブレイカブル》だった。

 

「ふぅ、重てえ……。ほれ、忘れ物だ」

「師匠……」

「ここは俺達に任せて、自分の成すべきことを成せ」

 

 早く取れと言わんばかりに腕を突き出す大悟。

 

「行ってこい。勝てよ」

「はい!!」

 

 そんな短い言葉とのやり取りが、自分の勝利を確信してくれているようで、ゴウには何よりも嬉しく、心強かった。返事をして金棒を受け取ると、大悟に背を向けて駆け出す。

 

「皆、オーガーの援護を頼む!」

「はい!」

「りょうかーい!」

「まっかせてちょうだい!」

 

 酒瓶を模した銃の弾丸が、立方体の氷塊を纏った拳が、掌から生成された卵型の手榴弾が、リヴァイアサンの注意を引く。

 道を拓いてくれる仲間達に感謝しながら、ゴウは倒すべき相手を追うべく、奈落の底へとその身を躍らせるのだった。

 

 

 

「……何か言いたげだな。お二人さんよ」

「あなたは行かないの? さっきまで一緒に戦っていたのなら、プランバムの心意技とかいうのにも対抗していたんでしょ?」

 

 横からの二人の視線を受けて振り向く大悟に、視線を向ける内の一人である宇美が不安そうに、ともすれば若干非難しているようにも聞こえる口調で訊ねてきた。

 

「そうだが、今の俺が付いていってもあまり力にはなってやれそうにない。それは多分、あいつも分かっている。一緒に来てくれとは言わなかったからな」

 

 すでに大悟の体力は三割にまで減少している。加えて酷使しすぎた四肢の動作は、常よりも数段鈍い。大悟は自分がゴウの足手纏いになってしまうのは御免だった。

 

「ですが、オーガー単独で勝てるのですか? プランバム・ウェイトも見たところ消耗していましたが、それはオーガーも同じです。その上、今のプランバムは王並に強いと、貴方も言っていたではないですか。それに……オーガーの推測にも確証はないでしょう?」

 

 まだ何か言いたげだが引き下がる宇美に代わって、晶音が口を開く。ゴウを信頼していないわけではなく、プランバムの底知れない気配から脅威を感じ取っているから故の発言なのだろう。

 確かに今の二人の地力を比較するなら、軍配はプランバムに上がるだろう。しかし、大悟とて勝機もなしにゴウを送り出しはしない。

 

「……プランバムを倒してあの穴が閉じるかもしれないってのは、そうなればいいな程度の考え。だが、違ったとしてもプランバムが俺達に横槍を入れてくる可能性もあるから、抑える役は必要だ。ダイヤモンドの特性を持つあいつはきっと俺達の中で一番、『重さ』を武器にするプランバムに対してアドバンテージを持っている。適役だ。それに……隠し玉も託してある」

「隠し玉?」

「使うかどうかはオーガー次第だがな。……さぁ、メディック達に任せきりにはしておけない。そろそろ俺達も加わるぞ」

 

 半ば無理やりに話を打ち切った大悟は、密かに晶音が不審に思っていないか気にしていたが、幸い晶音は『隠し玉』に関しては追求してこなかった。

 

「ところで貴方、その……戦えるのですか? あのエネミーはプランバムよりも強いのですよ?」

「心配御無用。全く身動き取れないわけじゃないからな。得物は破壊されて、全身ガタガタのこの体でも、まだやれることはある。だからここに残ったんだ」

 

 殊更弱みを見せたくない存在の一人の質問に、大悟は努めて平静そうに答える。

 ──とはいえ、この人数じゃさすがに厳しいのも事実。さて、どうしたもんだか……。

 暴れ回る海竜を前に、大悟が立ち回りを考えていたその時、突如として大広間の天井の一部が崩れ落ちた。

 

『『『うおおおおおおああああああああ!!!』』』

 

 更には巨大な物体が落下してくると同時に複数人の叫び声。

 下敷きにならないように逃げるメディックやキューブをよそに、巨大な物体──肩に直接生えた頭のあちこちから、蒸気を噴出する赤茶色の巨人が、リヴァイアサンの長大な胴体にボディプレスをする形で着地した。

 これにはさすがの神獣も仰け反り、悲鳴を上げるようにけたたましく吼える。

 

『うおおおお!? 何だ何だぁ!? めっちゃうるせえ!!』

『エネミーの上に落ちたみたいだ! キルン、早く!!』

『分かってっから、じっとしてろ! ええい暑苦しい、三人は定員オーバーだ……!』

『地割れから生き延びられたのはコレのおかげだったけど、やっぱりコングと合流した時に一度降りるべきだったかな……』

『メモリー、今更言うんじゃねえよ。他の奴らがどうなってっか分かんねえから、壁ぶち抜いてでもショートカットするコングの案におめえも賛成したんだろうが』

『いででで! おいキルン、右肩に当たんなよ! こっちの装甲砕けかけてんだから』

 

 全長八メートル近いずんぐりとした体型のゴーレムから、男達のスピーカー越しでの言い合いが聞こえてくる。

 

「な、何なの……!?」

「あれはキルンのアビリティの集大成だ。……それにしても派手な登場だなぁ、おい」

 

 とんでもない闖入者に慌てふためく宇美に、大悟が最低限の説明だけをしてから、この上なく心強い援軍の登場に笑みを作る。

 ようやくリヴァイアサンから離れた、キルンがアビリティにより創造し、操るゴーレムの腹部の穴が拡がると、そこに太い腕がおもむろに突っ込まれた。腕はすぐに引き抜かれ、墨色と森色のデュエルアバターを二体纏めてポイと床に落とす(無造作な割に、さして床と離れていない高さだったが)。

 

『さて……。何だか知らねえが、とんでもねえのがいるじゃねえか。こいつがどこまでやれるか、テストといくかぁ?』

 

 下敷きにされて怒り心頭といった様子のリヴァイアサンに、キルンはゴーレムを駆って、臆することなく立ち向かっていった。

 

「っぷはぁ! ん? 尻に何か……」

「僕だよ……早く降りて」

「おぉ、わりい……皆ぁ! ほらメモリー、ドンピシャの場所に出たみたいだぞ!」

 

 コングが一緒にもみくちゃになっていたメモリーに手を差し伸べて立ち上がらせると、大悟達に駆け寄る。

 

「まぁ、コングちゃん! ひどい怪我じゃない。ほら、腕と肩出して……《ファーストエイド・バンテージ》」

 

 合流するなりコングを見たメディックが真っ白な包帯を出現させて、コングのヒビだらけの右肩装甲と掌の半分が痛ましく千切れた右手に巻かれていく。

 

「サンキュー、メディック。えっと、ひぃふぅみぃ……ボンズ重傷だな……。向こうにキューブと……あれ、オーガーは?」

「それと、あのエネミーについても教えてよ。何なんだい、あれは」

「それがいろいろあってな……」

 

 大悟が簡潔にコングとメモリーに説明していく。状況が状況なだけに、二人はすぐに事態を飲み込んでくれたようだ。

 

「《オリハルコン》にリヴァイアサンか。とんでもないことになっているね……」

「それでどうする? 策があるなら聞くぜ」

「兎にも角にも出し惜しみはできない。こっちも全力でいく。まずはあのエネミーを完全に穴から出さないようにしてほしい」

 

 いつの頃からかアウトローの司令塔の役割に納まっていた大悟は、いつものエネミー狩りのように仲間達に指示をしていく。

 

「コング、攻撃を一手に引き受けているキルンをメインに互いをフォローしつつ、リヴァイアサンに攻撃。キルンと一緒に戦っているキューブにも伝えてやってくれ。メモリー、お前さんも前衛だ。ただし、最初は記録をしながら立ち回ってくれれば良い。奴の攻撃パターンを把握する必要があるからな。リキュール、メディック、近接チームの援護を。メディックは負傷者が出たら応急処置だ。自分自身にも気を配れよ? リキュールは隙を見て、奴の顔面にでも強烈なのをお見舞いしてやれ。炎熱属性の攻撃はいくらか効くはずだ」

「私は? 何をすれば良い?」

「フォックスも前衛を頼む。ただし敵だけじゃなく、仲間の技にも巻き込まれないようにな。もっとも、お前さんの身のこなしなら大丈夫だろうが。じゃあ行ってくれ」

 

 指示を受けた面々が動き出し、この場に残っているのが大悟と晶音のみとなる。

 

「では私は、石英でリヴァイアサンの動きの妨害をすれば良いのですね?」

「いや、それよりもジャッジ。お前さんには……しばらく俺を守ってほしい」

 

 ──まさか、こいつにこんなこと言う日が来るとはな……。

 共に行動していた時代に援護を任せたことはあっても、明確に口に出して頼んだことのなかった大悟の申し出に、晶音は面食らいながら確認する。

 

「わ、私が貴方を? ですが……貴方も見たようにゲージを消費した晶壁でもリヴァイアサンの突進は防げません。役には立てないかと……」

「心意を付与すればいくらか保つだろ? それに範囲が広い分、威力が数段落ちる飛び道具も使ってくるだろうし、役立たずなんかにはならない」

「それは……確かにそうですが……。では、私が守っている間に貴方は何を?」

「決まっている。このアイオライト・ボンズの奥義を、あの馬鹿でかいウナギに見せてやるのさ。ただし時間がかかるし、ほぼ無防備になるんでな。単独じゃまず使えないが──」

 

 大悟が合掌して強く念じると、青紫色をした過剰光(オーバーレイ)を放つ数珠が宙に現れる。

 

「《子》が命賭けて戦っているのなら、《親》が応えないわけにはいかない。お前さんに俺の命、預けるぞ」

「…………分かりました。貴方を信じましょう。貴方は技に集中してください」

 

 晶音が覚悟を決めたのを見届けてから、大悟は合掌した両手に心意によって生み出された数珠を絡み付かせ、経を唱え始めた。

 

「……世尊妙装具 我今重問被 佛子何因縁──」

 


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