二度目の終焉の魔王は復讐の道を誘う   作:Kurokodai

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もう一度、今度こそは……

アラモスが意識を取り戻した時、目に写っていたのは王城にある自分の部屋であった。

目の前の机の前で椅子に座っている自分が…

 

……どうやら、私は夢を見ている様だ。

この国はすでに僕の手によって滅ぼされている。

今になって走馬灯の様なものが写っているのだろう……

 

と思っていたが、手に何かが握られている感覚があり、それを見てみると、持っていたのは一本羽ペン。

羽ペンではあるが、若干装飾がされており、少し豪華な感じになっている。

 

……これを持っていて、さらに羽ペンの感覚が感じる……

 

部屋に入ってくる風の匂いも、肌も感じる。

 

!?

 

どうやら成功した様だ。

あの時、オーマジオウドライバーを使って、自分は今海人がこの世界に召喚される前の世界に戻ってきた。

そう思ったアラモスは立ち上がり、勢いよく立ち上がろうとする……が

 

アラモス「あっあれ?」

 

いつもより体が重いことに気がついた。

今は何の病気もなく健康であったはずだが、確かに今までよりも重い。

 

そう思った瞬間、「まさか!?」と思い、ステータス画面を開いた。

 

 

 

 

 

アラモス=オロルレア Lv1 12歳

 

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HP:423/423 MP:386/386

筋力:195 体力:262

耐久:368 俊敏:343

魔力:81   魔耐:108

 

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固有スキル:「時間王▽」「Zi-O▽」

スキル:拳打Lv.1 剣術Lv.1 魔術Lv.1

状態:良好

 

 

 

 

 

 

……はやりか

 

確かに戻ってはきたが、それは意識だけで、今まで積み上げてきた力はリセットされてた。

幸いなのは……

 

『ジクウドライバー!』

 

これだけが手持ちにあることだった。

まぁ、これはこの国に生まれた時からあったものだし、当然か。

今まで手に入れてきたライドウォッチもオーマジオウの力も全て失っている。

おまけに獲得経験値が−10000となっていた。

 

恐らくこれは手に入れてきたライドウォッチ使用に必要な経験値の量だと思える。

 

っと今はそんなことはどうでもいい!

すぐに召喚の間に向かわないと!

 

すぐにこんな気持ち悪い場所から連れ出さないと!

 

アラモスはそう思い、海人が最初に現れる召喚の間へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

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召喚の間前の扉へとたどり着いたアラモス。

その近くにはすでに首を切断された騎士達が転がっていた。

 

アラモスの手には血が滴り落ちるジオウの武器『ジカンギレード』を手にしていた。

ここに来た瞬間、不意打ちとしてこの部屋を囲っていた騎士達全てのの首を切り取ったのだ。

 

すでにアラモスの心には自分の国の人間がどうなろうと知ったことではなかった。

感じるのは吐き気を催させる異物……もしくは化け物を排除しようと言うイかれた思考であった。

 

幸い、周りには人がいなかったため遺体は魔術の炎で焼き尽くした。

そして召喚の間の扉を開け、そこには……

 

 

 

 

 

目と喉を負傷した飾り騎士たち(ゴミクズ)と海人の全てを奪ったアレシア(クズ以下)がいた。

 

そして……

 

 

アラモス「あ……あぁ!(涙)」

 

アレシアの喉を潰そうとしている海人の姿があった。

 

アラモス「勇者様!」

海人「ん?」

 

アラモスは今までの我慢を解放したかの様に、そのまま海人へと飛び込んでいく。

 

アラモス「よくぞご無事で」

海人「アラモス……もしかしてお前……!」

アラモス「今度こそ、勇者様のためにこの命を授けます!!」

 

海人は何かを感じたのか、若干その目には潤い出してきた……

 

アレシア「アラモス!?なぜここに入ってきたのですか!?今すぐ逃げなさい!!」

 

が、こいつの声で一気に雰囲気が台無しになってしまった。

アラモスはゴミを見るかの様な目でアレシアを見下し、腹に蹴りを入れる。

 

アレシア「がはっ!?なっ……何を!?」

 

アラモス「お前の様なゴミが人間の言葉を喋ってんじゃねぇよ……」

 

蹴りを入れながら、海人と同じ笑みを浮かべる。

それを見たアレシアは海人の方を睨み…

 

アレシア「がはっ!!貴…様……!!アラモスに何をしたの!!私たちの大切な弟(・・・・)を洗脳したのか!?やはり野蛮な化け物ですわね!!」

 

 

 

はっ?

ばっかじゃねぇの?

 

僕は洗脳されてませんが。

 

アラモス「もういいや。勇者様。さっさとこいつの喉潰してください」

海人「いいぜ」

 

そう言い海人は、アレシアの喉を潰し、さらには首飾りを奪う。

そのまま二人は、地下へと通じる穴へと下っていこうとするが、アラモスは後ろを振り返り……

 

 

 

 

 

 

 

 

アラモス「じゃあねクズが……いつかお前たちを苦しみを与えながら殺してやるよ。ひっひひひひひ…

 

正気の沙汰でもない邪悪な笑みを浮かべながら、降りていった。

 

アレシア(アラモス!!駄目!!あんな化け物に行っちゃ駄目!!戻ってきて!!)

 

そう祈り続けるが、その日を境にアラモスは王都から行方不明となる。

 

 

 

 

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海人「もっとよく考えればよかった……ぐぅおおおっ  何だよ『二度目の復讐者』って……ッ!!もっと他になんかなかったのか俺…」

 

地下を歩いていた最中、海人は自分が発していたであろう『二度目の復讐者』に対して後悔を持っていた。

そんな様子を見ていたアラモスはクスッと笑う。

 

アラモス「君らしい二つ名だね勇者様……いや海人君」

海人「笑わないでくれよ……なんだか中二病っぽくてカッコ悪いじゃないか」

アラモス「だからこそだよ。同郷(・・)としては本当にアニメやドラマに出てきそうでカッコいいよ」

 

 

 

海人「ははっ……お前も相変わらずだなアラモス……いや桜井謙吾(・・・・)

アラモス「……海人君、その名前は僕たち以外の前では言わない様にしてね。全てが終わるまではアルゴス(・・・・)として行動していきたいから」

海人「そうか……アラモスだとお前が王子だってとこバレちまうしな」

 

アルゴス「うん……全ては君が幸せな人生を歩ませる為、そして君は願っているんだろう?裏切った仲間(ゴミ以下)を嬲り殺すことを……。僕も協力するよ」

海人「いいのか?この国では王子であるお前でも俺の復讐に加担すれば、タダでは済まないぞ?」

 

アルゴス「いいんだよ。最後にはこの国は滅ぼそうと思ってるし、それにどうせこんな国には…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何の価値もないからね」ニタァ

 

そう言いアルゴス(・・・・)は壊れた笑顔でそう答える。

 

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