ヤンデレキノ達との旅   作:黒猫黒

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パラレルワールド
全員子供化
全員同じ年の設定

師匠ちゃん=私
キノちゃん=僕
ティーちゃん=わたし
レオンくん=俺
シズちゃん=私

今回はあえて平仮名多め


番外編
全員子供化で平和な世界


公園

 

ある公園の滑り台の上に、一人の少女が仁王立ちしていた

 

黒髪の腰まである綺麗なロングヘアで、キリッとしたクールな美少女

 

「私はこの公園を手にいれます」

 

「何言ってるの?師匠ちゃん」

 

話しかけたのは、白髪のショートヘアの少しぼんやりとした男の子

 

不思議そうに下から話しかける男の子に気が付いた師匠ちゃんは、勢い良く滑り降りて来た。

 

「レオンくん良い所に来ました、ここの公園を私の国にします、私と貴方の国です」

 

「師匠ちゃんと俺の国?」

 

「そうです二人は結婚して、国王と妻になるのです」

 

「俺が国王になるの?」

 

レオンくんは不思議そうに首を傾げる

師匠ちゃんは、さも当然の事かの様に返事をする

 

「レオンくんが妻でも良いですが、男にはぷらいどがあると聞きましたですから貴方が国王です」

 

「ぷらいど?」

 

レオンくんは混乱しだしたが、師匠ちゃんはお構い無しに話を続けている

 

「結婚したら一緒に暮らすんですよ」

 

「俺と師匠ちゃんが、結婚するの?」

 

「はい結婚します」

 

そうか俺は師匠ちゃんと結婚するのか、何故かは分からないけどそうだったのか。

混乱している内に納得させられたレオンくんに、救世主が現れた。

 

「それは違いますよ」

 

颯爽と二人の前に現れたのは、キノちゃんである

 

緑がかった黒髪のショートヘア、中性的な見た目の美少女

 

何故か自信満々に、レオンくんの腕を取り話し出す

 

「レオンくんは僕の旦那様になるので、師匠ちゃんとは結婚しません」

 

レオンくんは初耳で驚く、師匠ちゃんは冷静に反論する

 

「いいえ違いますレオンくんは私と、国を築くのです」

 

二人とも何故そんなに自信があるのか、レオンくんはとっても不思議だった

 

「俺と結婚するって、何ではっきり言えるの?」

 

「私が決めましたから」

 

「僕との運命ですから」

 

二人が滅茶苦茶な事は分かった、キノちゃんが文句を言い、師匠ちゃんが冷静に反論するそれをずっと続けている。

どうしようと考えていると服が引っ張られた

 

「わたしといこう?」

 

「えっ?ティーちゃん?」

 

服を引っ張っていたのはティーちゃんだった

 

紫がかった灰色の髪のショートヘア、眠そうな目の少し幼く見える美少女

 

「わたしと、としょかんにいこう」

 

「え?でもあの二人は?」

 

「しらない」

 

そう言うと俺の手を引っ張り歩き始めた

あの二人は喧嘩に夢中で、俺が居ない事に何時気が付くのだろう?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

図書館

 

図書館にある絵本の読み聞かせコーナーに来た

ここはティーちゃんが好きな場所だ

 

「あたらしいほん」

 

「あっ新しい本が入ったんだ」

 

ティーちゃんが見た事が無い本を持ってきた

 

「いっしょによも?」

 

「うん!楽しみだね」

 

新しい本が入るとティーちゃんは何時も一番に気が付く、本棚の本の並びを全部暗記しているらしい

 

「これはどんな本かな?」

 

「ん」

 

本の裏のあらすじを見せてくれた、何々?

ある古い船に閉じ込められたお姫様を、他の国の王子様が助け出す話?

 

「冒険の話?」

 

「らぶろまんす」

 

ええ?あらすじからは想像がつかない、早速二人で読み始める

 

ある所に古い大きな船があり、お姫様が閉じ込められていた。

その噂を聞き付けた違う国の王子様が姫を助け出し、駆け落ちの末に結ばれるラブストーリー

 

「へぇ凄い話だね」

 

「うん、いいはなし」

 

ティーはこの本が気に入ったのか、ぎゅっと胸に抱き締めている。

表紙の姫と王子が、俺とティーに似ている様な気がする

 

「その本を次に、読ませていただけますか?」

 

「え?」

 

振り返ると緑色のセーターを着た、ポニーテールの女の子が居た

 

「この本に興味があるの?」

 

「その本と言うよりも、表紙の男の子に何故か心が惹かれます」

 

「男の子に?」

 

「はい…おや?貴方に少し似ている様な?」

 

俺と本の表紙を見比べている

 

「私はシズと言います、良ければ名前を教えて下さい」

 

「俺はレオンで、この子はティーちゃんだよ」

 

ティーちゃんは俺の横で、シズちゃんをじっと見ている

 

「レオンくんとティーちゃんですね、よろしくお願いします」

 

「よろしくお願いします」

 

「…します」

 

三人でお辞儀をして挨拶する

ティーちゃんがシズちゃんに本を差し出した

 

「ありがとうございます、一緒に読みませんか?」

 

「ん」

 

「うん、もう一度読みたかったんだ」

 

一度読んだ本をもう一度読むと、新たな発見が出来て俺は好きだ

お気に入りの本は何回でも読む

 

シズちゃんの読み聞かせ方は、優しい声でとても聞きやすく面白い

特に王子様は本物みたいで格好良かった

ティーちゃんはシズちゃんが気に入ったのか、新しい本を渡している

 

「ティーちゃん、シズちゃんにばかり読ませるのは悪いよ」

 

「良いんですよ、私は読み聞かせるのも好きですから」

 

首を振って優しく否定するシズちゃんは、とっても親切な良い女の子だ

けれど僕はシズちゃんにも、楽しんでもらいたい

 

「今度は俺が読むから、交代ね」

 

「ありがとうございます、レオンくん」

 

シズちゃんも本当は、読むばかりじゃ詰まらない筈だから

 

その日は図書館の閉館時間まで、絵本を交代で読んだ

今日は新しい友達のシズちゃんが出来て、良い1日だった

明日も遊ぶ約束をしている、とっても楽しみだ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「あっレオンくん!昨日は話の途中で何処に行ってしまったんですか!」

 

「師匠ちゃんはキノちゃんとずっと喧嘩してたから、図書館に行ったんだよ」

 

公園に行くと師匠ちゃんに話しかけられた、ちょっと怒り気味の師匠ちゃんは、腰に手を当て仁王立ちで待ち構えていた。

 

「私の前から、勝手に居なくならないで下さい!どれだけ不安になると、思っているのですか!」

 

師匠ちゃんは、何時も着けているネックレスを握りしめて怒っているが、その目は悲しそうに見えた

 

「ごめんなさい、次からは黙って居なくなりません」

 

「今回は許します、ですが次はありませんよ」

 

「ありがとう師匠ちゃん」

 

握手で仲直り二人でお話をしていると、キノちゃんとシズちゃんとティーちゃんが、三人で公園に来た

 

「あれ?皆知り合いだったの?」

 

「はい私が父と喧嘩した時に、キノちゃんが仲直りさせてくれました、それから家族ぐるみの付き合いです」

 

シズちゃんとキノちゃんは知り合いだった様子

 

「たまたま上手くいっただけですよ、僕はそんなに器用じゃありませんから」

 

キノちゃんは謙遜しているが、仲直りするのは良い事だ

 

「キノちゃんは偉いですね」

 

頭を撫でて褒める、良い事をしたらちゃんと褒めないといけない

キノちゃんは指輪を触りながら、もじもじし始めた

そう言えばキノちゃんもティーちゃんも、何時も指輪をしている大切な物らしい

 

「そんな、僕はレオンくんの役に立てればそれで…」

 

キノちゃんは時々訳の分からない事を言う、俺の役に立ちたいらしい

 

「わたしもなでて」

 

「ティーちゃんも?」

 

分からないがして欲しいなら、撫でる

 

「しまい、かぞくだから」

 

「そうなの?」

 

「そう」

 

ティーちゃんもよく分からない、家族とか夫婦とか妻のつとめとかをよく口にする。

女の子は男の子よりも大人って聞いたけど、そう言う事かな?

 

シズちゃんがティーの指輪をじっと見ている

シズちゃんは特にアクセサリーは着けていないみたいだけど、やっぱり女の子は欲しいのかな?

 

「シズちゃんは指輪を着けないの?」

 

「まだ貰っていませんから」

 

「まだ?誰かに貰うの?」

 

「ええ、必ず近い未来に」

 

シズちゃんはにこりと穏やかに笑っているが、目が笑っていない、そして言葉も俺に向けられている様に感じる。

指輪を渡さないといけないのかな

何だか怖いので話を変える

 

「今日は何して遊ぶの?」

 

「ほんのつづき」

 

「昨日の本の続編が、入荷するらしいですよ」

 

それなら俺も読みたい

 

「何の話ですか?」

 

「レオンくんに似た王子様さまの、ラブロマンスの絵本があるんですよ」

 

「それは本当ですか!」

 

「それは僕も読みたいですね」

 

「…もういこう」

 

ティーちゃんに手をぐいぐい引っ張られる

今日の図書館に行くメンバーは、昨日よりも多い

このメンバーで居ると何だか懐かしい気持ちになる、不思議だが嬉しい

今日も図書館に行くのが楽しみだ




へいわなせかい
ほのぼのとした日常物
おや、皆の記憶が…?

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