ヤンデレキノ達との旅   作:黒猫黒

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ティーに朝起こされたい
朝の日差しで、髪の毛がキラキラしてそう
こんな娘がほしい
親の気持ちになる


船の中の国

その後泣き疲れたのだろう、ティーは眠ってしまった

 

眠ったティーをベッドに降ろす、降ろせない

首にがっちりとしがみつき足で私の腹を締め付けている、力が強い

このままでは殺される、背中を撫でると拘束が緩む降ろそうとすると締め付ける

 

起きているのかと思って確認するも、熟睡している

無意識でこれは凄い

 

仕方なく一緒のベッドに入れる

すると足が離れたが腕は力が弱まるも離れない

寝違えないのか

ずっと一緒ってこういう事では無い

ティーが満足そうな顔をしているので、それは良かったが…これで良いのか?

もう私も寝る

 

・・・・・・・・・・・・

 

「…おきて」

 

顔をぺちぺちと叩かれている、何だろう

目を開くとティーが叩いて起こそうとしていた、力が弱く優しさを感じる

おはようと言いかけて痛みが走る

私が寝違えている、解せない

 

「おはようございます、ティーは早起きですね」

 

「おはよ…レオン」

 

ティーに手を引っ張られ体を起こされる

ずっと思っていたけどこの子力強いよね?

そのまま手を引かれ、机に向かう

食べ物があったパンにスープ、サラダに肉まで

立派な朝食だこれはどうしたのだろう、ティーに確認する

 

「ティーこれはどうしたの?

ずいぶんと立派な朝食だけど」

 

「…もらってきた」

 

机の下のバスケットと、扉を交互に指差している

この船は配給でもあるのだろうか?

考えていると椅子を叩かれて座れと手を引かれる

手を引くの好きだな、にぎにぎしてるし

 

椅子に座ると私の膝の上にティーが座る

え?ここで食べるの?

向かいにも椅子あるけど

 

「ティー?向こうにも椅子があるよ?」

 

日本人式の遠回しな言い方、決してはっきり膝からどけとは言わない

こちらを振り返り服を掴む

 

「…だめか?」

 

体格差的に自然と上目遣いでそう言う

可愛い、天使だここに天使がいる

 

改めて天使もといティーを見る

紫がかった灰色の髪、光の加減によっては白にも見える

眉毛も睫毛も同じ色で真っ白だ

ショートカットを真ん中分けにしていて

頭の左側に、ピョコンと新芽の様なあほ毛が出ている

 

瞳はエメラルドグリーン眠そうにしている、昨日からずっとだ

 

眉毛は丸くまろまゆだ、可愛い

 

子供故に小さく私の腰よりも下の身長しかない

体重も軽い

 

ティーが不安そうにしている

 

「良いよ、そのまま食べよう」

 

ティーは頷くと食べ始める

私も手を伸ばすが、とても食べにくい

四苦八苦していると千切ったパンをつき出される、取ってくれるのだろうか

受け取ろうとすると引っ込められる、一体なんだ?

 

「ティーどうしたん…」

 

話の途中に、口にパンを突っ込まれる

 

噎せそうになるが気合いで飲み込む

この子加減を知らないのか?喉の奥まで全力で突っ込んだぞ

水を飲みなんとか落ち着く

 

「ティー、ありがとうございます

でも私は自分で食べ…」

 

また突っ込まれる、この拷問は食事が終わるまで延々と続いた喉の奥がとても痛い、死ぬかと思った

 

この子に一番必要なのは、力加減を教える事だ

 

朝起こしてくれた時は出来てたよね?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

船の中を案内してくれる様だ

 

やっぱり手を繋がれたまま

無口だがスキンシップは好きな様だ

 

この船の中は下の方に街がある

街と言うよりは、船全体が国の様になっている。

広く入り組んでいて一人では絶対に迷子になるぞ

怖くなって手を握る力を強めた、ティーは立ち止まり振り返る

 

「ごめんね、痛かったかい?」

 

ふるふると頭をふる

繋いだ手を見つめている

 

「じゃあどうしたの?」

 

「…あったかい?」

 

「手を繋いでいるからじゃないかな」

 

「ちがう…むねの…あたり」

 

服の上から胸の辺りを撫でている

多分心の事だろう、一人きりでは手を繋ぐ事も無い

 

「手を繋ぐと、心が暖かくなるのかも知れないね

私も今心が暖かいよ」

 

ティーは不思議そうにした後納得したのか頷いてまた歩き出す。マイペースだな

ただ手を握る力が強くなっていた、地味に痛い

 

ティーは慣れた様に進み、目的地に着いたのだろう

一軒の家に入るとそこには老人がいた

 

「おや?ティーどうしたんだ、彼は?」

 

「…かぞく」

 

老人は驚いたのか皺くちゃの目を大きく見開き、ティーと私を見比べている

それはそうだろう、昨日まで居なかった家族を突然連れて来たのだから、普通に事件だ

老人は暫く考えこちらを向いた

 

「ティーは鋭い子供です、大人に負けない賢さもある。その子がここまで懐くのなら、貴方は悪い人では無いのでしょう」

 

ティーの信頼度が高い、この子はそんなに凄かったのか、褒めたくなり頭を撫でる。

老人がまた驚いている

 

「おおっ今まで触れようとした者は、皆避けられ手をはたき落とされたのに」

 

そんな事してたの?

じっとティーを見ると、そっぽを向いていた

 

「それで貴方は?」

 

「私は、レオン・デ・ロス・アルダマです

長いのでレオンと呼んで下さい」

 

「レオンさんですね

私はここの長老…のような者だ、ここに来たと言うことは、仕事を探しているんだね?」

 

仕事?ここは職業案内所だったのか?

働けるのは有難いけど、急だな

 

「…わたしとおなじ…しごとにして」

 

「良いのかい?普通の人には、辛いと思うよ」

 

「だいじょうぶ」

 

大丈夫じゃ無いですね、私が考えている間にどんどん勝手に話が進んでいる

 

「分かったティーがそう言うのなら、本当に大丈夫なのだろう仕事場は同じ所にしておくよ。今日は国を案内してあげると良い」

 

「ありがとう」

 

ティーに手を引かれるが、踏ん張り急いでお礼を言う

 

「有難うございます、これからよろしくお願いします」

 

何の仕事か分からないが、礼儀は大切だ

老人は頷いて見送っている

 

しかし何の仕事だろう?

ティーが大変な仕事をしている事は分かった

私でも大丈夫だとは言っていた

今日は案内と言う事は、明日から仕事か頑張らないといけないな

 

案内されて街を見ていくが、ここはあれだ言うなればスラムだ

しかしティーの住んでいる部屋はとても綺麗で、食べ物も豪華だここと比べると、天国と地獄、月と鼈だ

この子は一体どういう立場なのだろう

まったく不思議な女の子だ

 

上の層に連れて来られる

街よりは綺麗だが、全体的に埃が積もっている

ロッカールームに案内された

袋に入った新品の服が並ぶ古ぼけてはいるが、何故こんな物があるのだろうか?

新しい服と靴を渡される

 

「これは、使っていい物なのかい?」

 

ティーは頷く

他にも鞄やナイフ、生活に必要な物を渡される

しゃがんで靴のサイズを確認する、ピッタリなのはきっとたまたまだ

さらっと混じるナイフが怖いがきっと料理に使うのだろう、そうだろう

 

「…ごしんよう…ぜったいに、しんじゃだめ」

 

口数の少ないティーのさらに珍しい長文だ

大切な事なのだろう、真剣に見つめられる

ナイフを大切にしまう

 

「いっしょう、てばなさないで」

 

「分かりました、絶対に手放しません

ティーを残して死にませんから」

 

ティーがぎゅっと抱きついて来る

しゃがんだまま私も抱き締め返す、この体勢は私の方が抱き締められている

額にヒヤリとした柔らかい感触、チュッと音が聞こえた

 

「おまじない」

 

ティーは無表情のまま雰囲気は嬉しそうだ、いや少し笑っている

 

私は背中に冷や汗が流れるのを感じた

ロリコン…頭によからぬ言葉が走る

頭からそのおぞましい言葉を追い出し、ティーに笑顔を返す

 

今気づいたがナイフが無いと死ぬような危険な国なのだろうか?ナイフの使い方なんて知らない

 

私はティーにナイフでの戦い方を教わる事にした、まだ死にたくない

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ここから登場人物設定

オリジナル要素ふんだんにあり

見たくない方は飛ばして下さい

 

ティファナ

通称ティー

 

10歳位

身長小さい

ナイフで戦闘出来る

割りと強い

手榴弾スキー

 

両親に捨てられてから一人きり

 

主人公が気に入ったので、自分の部屋で休ませてあげようと思っていた

主人公にプロポーズされた為(勘違い)

色々と世話を焼く

 

もともとは、下の層の街に案内するだけの役割

 

実は初めて見た時に、主人公の髪色が

自分と同じ髪色に見えて固まっていた

 

主人公とのスキンシップは好き

他人に触られるのは大嫌い




可愛い天使は幸せになるべき
幸せにしたい
幸せにする

まだ小さい
原作の頃には大きくなる、それでも小さい

勘違いポイント
手放さない
主人公=ナイフの事
ティー=ティー自身の事

少しずつずれて行く

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