ヤンデレキノ達との旅   作:黒猫黒

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強さ
キノ とても強い
ティー 強い
主人公 普通よりは強い

全体的にフワッとしか決めて無い



船の中の生活

辛い大変な仕事だとは聞いていた

 

でもまさか肉体労働だとは思わなかった、だってティーがしている仕事だって

10歳位の女の子がしてる仕事だっていってたもん、こんなの聞いてないよ

そりゃティーに力が付くわけだよ

 

毎日へとへとになるまで働き、仕事が終わる頃には動けなくなる。

部屋まではティーに運んでもらう

 

どうやってだって?引きずってだよ

 

同僚や色々な人の前を、初めは恥ずかしかった

でも動けなかった、今では完全に身を任せている

周りの人も、毎日の事に慣れてしまい微笑ましそうに見ている

 

ティーの性格が丸くなったのかと撫でようとした人もいた、でも触れられる直前にティーの体がぶれ、相手の手を殴りつけた、あまりの衝撃に殴られた方は顔から地面に倒れ込む。

えっ叩くか避けるって聞きましたけど?

こんなバトル漫画みたいな動きするの?

身体能力の高さに恐怖を覚える

 

部屋に返るとお風呂に投げ込まれる

何処にもぶつからないのは、ティーの優しさである

初めは頭をぶつけ、その後暫くはたんこぶを撫でられ続けた、痛いからたんこぶ触らないで

お風呂の間にティーにより食事が運ばれている

ティーが風呂に入り、その間に私が服を洗い場に運ぶ

その後一緒に食事だ

 

この生活は一見何の問題も無い様に思える、しかし大きな問題が有る、それは私がティーのペットか何かの様だと言う事である。

 

部屋に運び風呂に入れ食事を与える、全部任せきりだ。

私よりもティーの方が体力がありとても強い

仕事後私は動けないがティーは余裕で動ける

大変申し訳ないがこれではヒモじゃないか?

少し違うのか?

 

一度私が仕事後に頑張って動こうとした事があった

珍しく焦った顔のティーに手刀で意識を落とされ、部屋に運ばれていた、怖い

理由を聞いても答えてくれなかった

 

そんな生活が暫く続いた

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

皆さんは暫くって、どれ位だと思う?

 

1週間?1ヶ月?半年?1年?

正解は…3年でした

 

なんで?長くない?こんなに居るつもり無かったよ

初めはお金がたまったら何処か陸地に寄った時にでも、降ろして貰おうと思っていた

でも一向に陸地になんか寄らない見えない、近付かない

 

さすがにおかしいな?と思って1年経った時位にティーに聞いたら

今のところ全部船の中で成り立っているから、陸地に寄る必要は無いって

 

攻撃を受ける危険性があるから、陸地から見えるような所は進まないって

 

絶望したね

自分の愚かさに、初めに聞かなかった浅はかさに

これじゃあ計画が滅茶苦茶だよ

どうやって陸地に行けばいいの?

人は土から離れて生きられないのよって

何処かの某シータも、言ってただろ!

 

若かった私も前世の年齢に近付き、今では20代に見える正確な年齢は分からない

だって初期地点は海だし説明も無かった

何も分からないままだ

 

3年で得たものは

 

ナイフでの戦闘術

肉体労働で鍛えられた体

多少のまとまったのお金

この船の奥にあったトライクだ、モトラドと言うらしい

この世界はバイク等は殆どモトラドらしい

その位だ

 

ティーも変わった

 

年齢は10代前半位には見える様になり

身長も伸び私の腰の下から、腰の上くらいにはなった

そして何より少し話しやすくなったのだ

今までは

「…おはよ」

だったのが

「おはよ」

になったのだ、変わってない?

そんな事無い大進歩だ、とても会話がスムーズになった

 

どうやって陸地に行こうかな?

 

船の中にボートでも無いかとティーに聞くも、不機嫌そうに黙り込み答えてくれない

 

困った完全に手詰まりだ

私の交友関係はティー以外にはまったく無い、当たり前だ仕事しかして無いのだから、コミュ障では無いと思いたい

 

陸地に行く作戦を考え始めてあっという間に半年が経った、なんですぐに時間が経ってしまうん?

 

・・・・・・・・・・・・・

 

そんな全く進まない状況の中で、長老に呼び出された

 

「君が外に出たがっているのは、確かかな?」

 

「知っていたのですか?

誰にも話していない筈です、何故?」

 

「見ていれば分かる。

今までの旅人達が同じ様な目をしていた、外に恋い焦がれている目だね」

 

なんだ?今日の長老は何時もと違う気がする

ハードボイルドだ

 

「外に行く方法があるんですか?

ティーは今の所無いって言ってましたが」

 

「それはティーは貴方が大好きだから、外に出したく無かった…いや多分置いて行かれると、そう思ったのでしょうね。」

 

「ティーは私の大切な家族です、置いて行く筈がありません。外に行くなら一緒に行くつもりです」

 

「それをティーに伝えた事は?」

 

「もちろん…?」

 

勿論ある筈そうたしか…たしか…あれ?

言った筈…言ったよな?大事な事だからご飯の後にちゃんと伝えようって…え?

あれ?あの日ご飯の後に…あっ寝て…る?

 

伝えようと思ってそのまま寝落ちしてた

自分の中で言ったつもりになってた

ヤバい、そりゃティーも不機嫌になる

 

「伝えて…無かったです」

 

長老の顔が険しくなる

そりゃそうだ

 

「次に陸地に寄るのは、1週間後だ

ティーに伝えて用意しておくと良い」

 

「ありがとうございます」

 

「それから、これを」

 

長老は布の包みを渡してきた

開いてみると、中にはとても大きな宝石が

大きさも輝きも見事な物だこれは?

 

「長い間真面目に頑張って来たからね。

退職金代わりだよ、ティーの分も入っているから受け取るしかないよ」

 

「そこまでしてもらうのは…いえ

受け取っておきます、ティーに不自由はさせられませんから」

 

「1日も休まず今まで良く頑張ったね。

倒れても次の日にはちゃんと仕事に来る、本当に頑張ったよ。さぁもうお行き、元気でやるんだよ」

 

長老は前に体が弱ってもう上層には行けないと言っていた、ここで最後のお別れだろう

 

「色々とお世話になりました

本当に、ありがとうございます」

 

私の事を見ていてくれた人がいたのか

ティーと二人きりで支え合って生きていたつもりだった、でもそうじゃ無かった

そう思うと涙が出てくる

それを隠す様に、足早に立ち去る

 

この世界に来て泣いたのは二回目だ

 

一回目?ティーに初めて特訓でぼこぼこにされた日に、こっそりと枕を濡らした。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

部屋に戻るとティーが居た

丁度良いこのまま言ってしまおう

 

「ティー、一緒に陸に行こう」

 

「いっしょに?」

 

不思議そうに首を傾げている

 

「家族だからね、ずっと一緒に居て

一人にしないと約束したよね」

 

「またおいていかれると…おもってた」

 

「また?もしかして、両親に置いていかれたのかい」

 

嫌な予感は当たるものだ

この場は予感ではなく、確信に近いが

 

「そうきいた」

 

「そうか、でも私は置いて行かない

一緒にこの国を出よう」

 

こくんと頷く

 

「おかあさん、さがしてくれる?」

 

「お母さん?」

 

「わたしの、おかあさん

ついででいいから」

 

ティーのお母さんを探すのかそれも良いかも知れない。私は陸地に行きたいだけで、目的は無い

ゆっくりと旅でも、と思っていたが

ティーの母親探しなら立派な目的だ

 

「ついでで良いのかい?

お母さんに会いたくは無いのか?」

 

「かぞくはレオンがいるから

かくにん…したいだけ、りゆうをききたいだけ」

 

キュンと胸を撃ち抜かれる

家族、良い響きだな

 

「確認と理由を?」

 

「わたしを、すてたりゆう

それとおかあさんがみたい、かおのかくにん」

 

ティーは黙っていたがずっと母親に会いたかったんだろう、気づいてあげられなかった

絶対会わせてあげよう

 

「分かった、そうと決まれば準備だね

出発は一週間後だそうだ

私とティーの退職金を貰ったから、十分な物を揃えられるよ」

 

「わたし…おれい、いってくる」

 

ティーは目を見開いて驚いた後

長老にお礼を言いに行ったのだろう

扉から駆けて行った

こういう所も成長した、表情も以前より分かりやすい、良い事だ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

一週間はあっという間だった

 

旅の準備はそれほど、お金は掛からなかった。

何故なら、船の中を探せば大抵の物は揃ってしまった

退職金の宝石は困った時の為に置いておこう

 

ティーに聞くと船の中の物の場所を教えてくれる

それを手分けして部屋に運ぶ

その繰り返しで、旅に必要な物は揃った

準備の中でボートも見かけた

ティーは知っていた筈、何故以前質問した時に教えてくれなかったのか

 

「わたしからはなれるつもりかと、おもったから」

 

あの時にちゃんと説明していたら、もしかして?

 

「ひとりでいくのはゆるさない

わたしといっしょなら、いい」

 

やっぱりか!

また1年を無駄にしていた

本当に私は駄目だな

 

そんなこんなで準備が出来た

旅立ちの日だ

 

そして私のモトラド初披露の日

 

見つけた時から、修理と改造を重ね

世界にたった一台しかない、特別製だ

大切な旅の相棒になってくれるだろう

 

修理した所私のトライクは、サイドカートライクと言う物だと判明した

ティーが乗るのに丁度良い

座席はふかふかだ、ティーが乗るのだ最高の物を用意した

 

後は積載量だ、モトラドの積載量が不安だったので

後ろと横に積める量を増やした

ちょっと大きくなったが、モトラドはモトラドだ

色は目立たない黒にしている

 

ティーがこちらを、いやモトラドを見ている

良さが、この良さが分かるのか

ティーは勝手にサイドカーに乗り込む

 

荷物が固定されているのを確認して走り出す

見送りは無い、振り返らずここから見える道を走って行く

 

これからはまだ分からない、最初に見かけた国に暫く滞在して方針を決めよう

 

ティーは風を感じるのか、気持ち良さそうにしている

私はスピードを上げてモトラドを走らせた

 




つまのつとめ
ティーの認識
朝から夜まで、生活の面倒をみること
イケメンかな?

イケメン天使ロリ

強い

たまにぽろっと、何かを落とす
手榴弾です
船の中から、沢山持って来た
他にも、持ち出している様子

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