ヤンデレキノ達との旅   作:黒猫黒

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暴力要素あり
大幅改変
なるべく矛盾を消したい


ある評判の良い国

ある国のカフェに一人の男と一台のモトラドがいた

向かい合って話している

 

「ねえレオン」

 

「なんだいエルメス」

 

「レオンはキノの事、どう思ってる?」

 

突然の質問に驚くが真剣に考える

キノは腕の良い旅人で知識もある、スキンシップが過剰で中性的な美形の女の子だ

 

「キノは優秀な旅人で、大切な仲間かな」

 

「優秀だから旅の同行を、許可したんだね」

 

「自分の身は自分で守れないと生き残れ無いからね、仲間ばかりを守っている余裕は無いんだ」

 

ティーもああ見えて、私よりも強いくらいだ

 

「キノは戦闘能力は満点だから大丈夫だけど、レオンの気持ちは?

キノからの好意には気が付いてるよね?」

 

好意とは全部をくれるとか、一生ついて行くとか言っていたあの話か

 

「まさかあれは本気で?」

 

「キノは本気でレオンが好きみたいだよ」

 

レオンは驚く

 

「私は君達を助けたけれど好かれる様な特別な事は、何もしていないよね?」

 

「その辺はキノから直接聞いてよ、キノが怖いからね」

 

そう言われてチラッと隣を見る

キノは最初から変わらず

私の隣に座り、私の服の裾を指先で掴んでいた

 

そして瞬きもせず、私の顔を見つめている

目が合うと少し頬を染め

にこりと嬉しそうに微笑む

 

「エルメスばっかりが話をするからだよ、僕だって話したいのに…ずるいよ」

 

「キノが話さないからだよ。

ボクはもう黙るから沢山話すと良いよ、少し眠るからね」

 

エルメスは黙り込み話さなくなる

 

「レオンさんは前の国でボクを助けた事は覚えてますよね?その後の事は?」

 

「前の国?あのとんでもない国だよね?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

前の国の事を思い出す

 

あの国は争い事は無く

とても平和で国民が皆仲が良く

素晴らしいと評判の国だった

 

その評判を聞き、国を訪れるも住民全員から敵意を感じる

私は体質のせいでどの国でも多少の敵意は感じる

そのせいで短期間にいくつもの国を転々としている

長くても3日が限界だ

 

色々な国を訪れたが

住民全員から笑顔で敵意を浴びせられるのは、初めての事だった

 

この国は何か可笑しい

私には合わない国だ、そう思いすぐにでも国を出ようとする

 

その時ふと国の真ん中の大きな通りを見る

道路の真ん中に、大勢の人が集まっていた

全員が手に武器を持ち

石を投げている人もいた

 

中心に居るのは、帽子の上からゴーグルをつけてマスクをした旅人の様だった

 

近くの住民達から会話が聞こえてくる

どうやら私には気がついていない様だ

 

「また旅人が来たみたいですね

今日は二人も、いやぁ良い日だ」

 

「この頃はよく来る、この前も男が一人移住したいと

訪ねてきましたっけ?」

 

「数日前…ですね、結果的には永住できましたな、土の下ですが。

いやぁ旅人が来るのは良い、大変喜ばしい事だ」

 

「そうですねぇ、こうして旅人達には私達の為に尊い犠牲になって貰う事で、皆仲良く暮らせる」

 

「本当に日々の不満や嫌な事は、全て旅人達で発散させて貰って、私達は平和に過ごしていけますねぇ」

 

「とても良い法律が出来た物ですよ。

今までの無法地帯が嘘のようだ

おっと、私達も石を投げないと

元気なうちに痛めつけないと、面白くないですよ」

 

「うっかり話し込んでしまいましたなぁ

このレンガをどうぞ、この大きさなら

良い反応が見られる筈ですよ」

 

はははっと和やかな会話をしながら

レンガを準備し人混みの方に歩いて行く

 

これがこの国のカラクリか

皆笑顔のまま、敵意にまみれていた理由が分かった

 

このままでは、あの旅人が殺されてしまうのも時間の問題だ

 

旅人を囲う輪が小さく、狭くなっていた

時間が無い…こうなれば仕方がない

 

私はモトラドからランタン用の油を取り出し、近くのゴミ箱にかける

そのまま火をつけ、ゴミ箱を蹴り近くのホテルにぶつける

 

その間にモトラドに跨がり、エンジンを暖める

 

ホテルから大きな炎が上がり、それに気がついた住民達が逃げ惑い消火しようとする者もいる

 

このホテルは歴史のあるとても古い物で、この国で1番大きな木造の建物だと説明を受けた。

そしてこの国の建物はほとんどが長屋の様に繋がっていて、一ヶ所で火事が起これば国全体が燃える

住民達は皆必死に、消火活動を始めていた

 

私は急いで旅人に近付く、様子を見ると

頭から血が垂れお腹を押さえ蹲っていた

 

「大丈夫ですか?」

 

モトラドをギリギリまで近付け訪ねる

旅人は私を見上げる

 

「この隙に逃げましょう

国を出るまで少し、頑張れますか?」

 

力なく頷く

その後よたよたとモトラドに跨がり、急いで出発する。

住民達は国中に燃え広がった炎の消火に忙しく、私達に構っている暇は無さそうだ

 

どうやら出入り口の門番達も、消火活動をしている様で門が開いたままだ。

そのまま国から逃げ出る

 

国を出て少しした所で、助けた旅人がモトラドごと倒れる

「いたっ」と言う声が聞こえた

急いで道の端にモトラドを止め、駆け寄る

 

「大丈夫かっ傷が痛むのかい?」

 

側にしゃがみ助け起こす

思ったよりも、軽く華奢な体に驚く

怪我を確認する為に帽子とマスクを外す

 

現れたのは幼さの残る中性的な顔だった

頭から血が流れ、苦悶の表情を浮かべている

もう体力の限界なのだろう

 

旅人を抱き上げ草むらに入る

少し開けた場所に出た、木が倒れギリギリ休めるほどの空間が出来ていた。

ここなら道からは見えない、少しは安心できる

 

旅人のモトラドと自分のモトラドを回収した後、荷物から包帯や薬を取り出す。

旅人の顔色が悪くなっている

上着を丸め枕にし、頭の下に差し込む

 

顔の血を水で濡らしたタオルで拭い

頭の怪我を見る、どうやら血はひどいが頭ではなく額を切っただけの様だ。

額もタオルで軽く拭き包帯を巻く

 

後はお腹を押さえていたな…

服を捲りお腹を見る、そこには広範囲に無数の痣があった

 

助けるのが間に合わなかったのか、申し訳ない

痛々しい傷になるべく響かない様優しく薬を塗り包帯を巻く、それでも痛いのかうめき声を上げる

 

可哀想に…まだ若いだろうに、こんなに辛い思いをして

慰める様に頭を撫でる

少しは和らいだのかうめき声が止まる

意識を失ったみたいで、寝息が聞こえる

 

ここはまだ完璧に安全とは言えない

国から十分に離れていない

 

夜は冷えるので焚き火をしたいが、あの国の住民達に見つかる危険がある為出来ない。

モトラド2台を風避けの代わりに設置し

私と旅人の荷物から毛布を引っ張り出す

 

旅人を毛布でくるみ、その上から私と旅人に毛布をかける

上着を枕として渡し毛布を二人で使うため肌寒いが怪我人が優先だ。

旅人が凍えない様、体を抱き締めそのまま眠りにつく

 

「とっても良い人だなぁ

ボク久しぶりに感動しちゃった」

 

頭の上の方から誰かの声が聞こえた気がするが

眠気に負けてしまう

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

ここから主人公の設定

 

見たくない人は飛ばして下さい

 

現代からの転生者

 

キノの旅を知らないため、普通に旅を楽しむ

キノの旅の小説、マンガがごちゃ混ぜになっている

この世界は人が怖い世界だと思っている

 

なるべく争いを避けたい為

敬語で丁寧な人柄になった

 

お人好しでは無く、目の前で殺されそうな人を見ると

見捨てるのが怖いだけ

 

戦闘スタイルは、遠距離からの狙撃

接近戦はナイフを使う

普通の人よりは強い

 

今のところ20代

 

身長はそこまで高くない

 

白い髪、青い瞳

 

主人公のモトラドは話さないが、意思はある

他の人が乗っても走らない(主人公の許可があれば走る)

話せないではなく、話さない

 

主人公が人の敵意、悪意に鋭いのは転生特典

 

死にたくないと無意識に望む

 

死ににくい様に敵意や悪意にいち早く気付ける様にした

 

特典は他にもある?




なんとなく変わった話
主人公の特典邪魔かな消そうかな

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