ヤンデレキノ達との旅   作:黒猫黒

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それぞれの一人称
僕はキノ
ボクはエルメス
私は主人公
ここの小説のキノちゃんは少し、幼いイメージ
エルメスは冷静で淡白なイメージ



出会いの国 キノ視点

キノ視点

 

身体中の痛さで目が覚める

何でこんな事に、確かあの国で…

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

あの国は手続きも無く親切な門番達が招き入れてくれた

国を訪れた旅人には飲み物を振る舞っているらしい

僕は警戒して、一口飲んで残す

全員がにこにこと笑いながら、嬉しそうに歓迎してくれた

僕が入った後は安全の為かすぐに門が閉められた

 

国の人達は皆親切で話すときは笑顔のままで他の表情を見せない、少し違和感を感じた。

道路をモトラドで走っていると、道の真ん中で子供が座り込んでいた

モトラドを止め声をかける

 

「大丈夫?どうしたの怪我をしたの?」

 

子供が顔を上げる、女の子だ

 

「ううん違うの、頼まれたから座ってたの」

 

「え?」

 

「お母さんがここで座って囮になって、旅人さんの足止めをしてって」

 

はっとして周りをみるといつの間にか、大勢の人達に囲まれていた

 

囮の子供は親らしき人に駆け寄り、良くやったと褒められている、周りの大人達も皆偉い偉いと褒める

 

皆が笑いながらも、手に武器を持っていた

違和感の正体が分かった

 

「どうして、こんなことを…」

 

「私達が仲良く暮らす為ですよ

旅人さんが国を訪れると、私達の不満や嫌な事は全て旅人さんに解消させて貰うのです」

 

手の中の武器を見せながら住民は

にこにこして話す

 

「そんな事、許される筈が無い」

 

「いいえ許されるのですよ、この国の法律で決まっています。

この国は元々住民同士のトラブルや殺人、強盗、強姦、誘拐、他にも犯罪なら何でも毎日の様にありました」

 

「それに困った国のトップが、新しい法律を作ったのです。

日々の不満や嫌な事、やりたいことは全て旅人さんに身代わりになって貰い。

そして住民同士では争わ無い事、それから私達は変わりました。

旅人さんが居ない間は、次の旅人さんにしたい事を日々考え、話し合い犯罪行為が無くなり

皆が仲良く暮らせる良い国になりました」

 

住民達はその話を聞き、頷きいい話だと口々に言い合う

 

「そんな…狂ってる」

 

その時子供から石が飛んでくる

 

「お母さんもう待ちきれないよ!

早く始めようよ!」

 

「そうねぇ少し話過ぎたみたい、そろそろ始めましょうか」

 

住民達が喜びながらじりじりと近付いてきて、飛んでくる石がどんどん増える

その時、体がゆっくりとしか動かない事に気付く

逃げられずに一先ずエルメスの影に隠れるがここは十字路、四方八方から石が飛んでくる

頭に石が当たって怪我をしたのか、目に血が入り咄嗟に蹲って身を守る

誰かに肩を掴まれ引き倒され、僕に馬乗りになった誰かに思い切りお腹を殴られる

 

「やっと薬が効いてきたか?一口しか飲まないから心配したが、コップにも塗っておいて良かったよ」

 

「あれ?この旅人さんは、女性じゃないか」

 

「本当かい?なら楽しみがまた増えたね

死なないように気を付けて、夜に男達で楽しもう」

 

「はいはい、わかってるよ」

 

鳥肌が立つ、殺されるだけじゃなく体を好きにされるなんて…冗談じゃ無い

どうにかしたいが、どうにもならない

なんとか、何か、誰か助けて

その時誰かが叫ぶ

 

「あそこを見て火事よ!」

 

「何だって!」

 

「あれはホテルの方だ!大変だすぐに国中に広がるぞ!」

 

「早く消さないと!皆急ぐんだ!」

 

住民達が僕から離れていく

起き上がろとするがお腹が痛く蹲ってしまう

早く逃げないと、焦るが中々動けない

 

「大丈夫ですか?」

 

誰かの声がして、顔をあげる

モトラドに跨がった旅人の様だった

 

「この隙に逃げましょう

国を出るまで、少し頑張れますか?」

 

優しい声がする、どうやら助けてくれる様だ

ゆっくりとしか動けない体を必死にエルメスに乗せる

 

旅人は僕が乗るまで、周りの警戒をして待っていてくれた

僕がエルメスに乗ったのを確認すると走り出す

国の門が開いたままになっていた

 

しばらく走ると体力の限界でハンドルから手が離れる

僕の体ごとエルメスが地面に倒れる

 

エルメスが「いたっ」っと声を出す、申し訳ないなと思いながらも体はもう動かない

 

誰かに助け起こされたが、顔が良く見えない

いや違う…もう目が見えないみたいだ

誰かが凄く心配しているようだったが、限界が訪れたのかそのまま意識を失った

 

・・・・・・・・・・・・・

 

その後か…

 

暖かい

僕の毛布の上からもう1枚毛布がかかっていて

更にその上から誰かに抱き締められている

 

視線だけで腕をたどると、すぐ隣に眠る男の人がいた

眉を寄せ寒そうにしている

 

この人はあの国で僕を助けてくれた旅人だ

 

僕に毛布をほとんどかけて背中が出ている。

それじゃ寒い筈だ、僕の方からも抱き締め返し毛布を旅人の背中にもかけると更に暖かくなった

 

旅人は寝顔から眉間の皺が消え先ほどよりも安らかに眠っている

 

良い人だなぁそう思った

助けられた時は必死な顔で勇ましく

眠っている時は少し幼い優しい顔

 

旅人の顔に触れる、心臓がドキドキして

いけないことをしている気分になる

そのまま頬に触れ首筋まで辿ろうとすると

 

「キノ?もう大丈夫?ボクももう話しても良いよね?」

 

ビクッとして指を離す

その拍子にお腹が痛んだ

 

「いててっエルメスは大丈夫だった?

あれから僕はどうなったの?」

 

「ボクは投げられた石がいくつか当たっただけで、全然大丈夫だったよ

そこの旅人さんがキノの怪我の手当てをしてくれて、ボクもここに運んでくれたんだ。

いやぁこんなに良い人は滅多にいないね!感動したよ」

 

「そうなんだ、へぇ…」

 

助けた後に手当てをして看病まで、エルメスの言うように滅多に

いないほどの良い人だ

 

額を触ると布の感触がある

チラッと服を捲ると、お腹に包帯が巻いてあった

少し照れるな…ここまでしてくれてお礼をしなくてはいけない、何処かの国では体でお礼をするという

体で…僕の体は豊かとは言いづらいが

受け取って貰えるだろうか

 

「ねぇエルメス、体でお礼ってどう思う?

多分…結婚する事だと思うんだけど」

 

「キノどうしちゃったの?」

 

「彼には僕の命を救われた。

それならお礼もそれ相応に、価値のある物じゃないといけないと思ったんだ」

 

「それがキノなの?」

 

「違う…僕にそんな価値は無いよ

価値のある物を持っていないなら、僕と一緒に居て貰って…少しづつでも恩を返していこうと思うんだ」

 

僕も彼と一緒に生きて行きたい

声に出さずに心の中だけでそう思う

 

「ははーん、ボクは分かったよ

キノは旅人さんに[ハの字]なんだね」

 

「?…もしかして[ホの字]のことかい?」

 

「そうそれ!」

 

「…そうだね、彼が好きだよ

助けられた時に見えたあの勇ましい顔に、確かに胸がときめいた」

 

周りの人が全て敵で、その中に助けに来てくれた

それもたった一人で

絶望と死を覚悟していた僕に

燃える国を背に声をかける彼は、とても勇ましくて心臓が鷲掴みにされた

 

僕にもこういう感情があったんだ

けれど皆、こういう風なのかな?

 

彼に対する感情はとてもドロドロしている

 

彼を独り占めしたい

彼が欲しい

彼に見て欲しい

彼だけを見ていたい

彼に求めて欲しい

彼に好きになって愛して欲しい

僕だけキノだけと言って欲しい

 

師匠に聞いておけば良かった

恋愛や恋心なんて分からない

 

「確かに格好良かったね。

凄く勇敢で、危険を省みずキノの王子様みたいだったよ

キノが好きになったのならそれも良いと思うよ、ボクも旅人さんと一緒の旅は大歓迎だよ」

 

「エルメスが賛成なら決まりだね」

 

彼が目覚めるまでは暫く顔を見つめていよう

まだ体が痛むが、すごく幸せを感じる

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここから登場人物設定

オリジナル要素ふんだんにあり

見たくない方は飛ばして下さい

 

キノさん

 

原作よりも若干幼い

 

師匠の所から出て暫く位、ある程度は旅に慣れている

 

主人公の前では感情が良く出る

 

助けられて惹かれる→手当てを受け惚れ直す→じっくり考えて恋心を確認後、改めて惚れる

 

説明するのは、流石に恥ずかしい為

キノは、一目惚れと言う

恋も用心深い

 

戦闘が強い、体が丈夫、怪我がすぐ治る

死にそうになるが、死なない

 

自分の価値は無い、低いと思っている

 

実は胸は邪魔になる為、押さえ付けているだけで

あることはある

Bカップ位、しかし体が引き締まっている為に

結構大きい

 

筋肉はちゃんと付いているが、身長が低めの為

華奢で軽い

 

十代半ば、はっきりとした年齢は分からない




ヤンデレ好きぃ

キノが何時もより強くないのは薬のせい
気絶してる間に薬は抜けた

キノは自分を無価値だと思っている設定
幸せにしたい

外すとバルンってなるのが好き
大きいのも小さいのも好き
何がとは言わない

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