シズさんとは一緒に旅はしません
たまに合う感じです
キノとティーの和解
二人に新たなライバル(シズさん)
朝一番にレンタルモトラドは返してある
ちゃんとお金も帰って来た、これで安心だ
シズさんに報告の為に喫茶店に向かう
旅人の死を思うと気が重くなる
喫茶店に着くと既にシズさんが店内に居た
私がシズさんの前の席に座ると驚いていた
「レオンさん本当に3日で帰って来るとは、素晴らしいですね!」
「色々ありまして…それでいくつか報告があります」
私の顔を見てシズさんは察したのか、真面目な顔になる
まず旅人の報告からだ
「先ずは旅人の事から…単刀直入に言うと彼は既に、亡くなっている様です」
シズさんは驚いている
「どういう事ですか?」
「彼を殺したのはあの国の住民達です
いや正確には、あの国その物に殺されました」
「説明して頂けますか?」
「勿論」
私は全部説明した
・あの国は旅人に何をしても許される事
・それは法律で決まっている事
・旅人達は国民が平和に過ごす為の犠牲になる事
・彼を含めた沢山の旅人達が殺されている事
・私が殺されそだった旅人のキノを助けた事
・その時に国を燃やし、滅ぼした事
長くなってしまったが全てを話した
「そうでしたか、ありがとうございます」
シズさんは頭を深く下げてお礼を言っている
律儀な人だがお礼を言われる理由が分からない
「一体何のお礼ですか?」
「彼の…沢山の旅人の仇を、討ってくれた事にですよ」
シズさんは優しい人だな、他人の為にお礼を言うなんて
「彼を見つけられなかった上に、国を滅ぼしたんですよ?」
「それが?」
キョトンとしている
「国を滅ぼした事は責められると思ってました、私は大量殺人をした犯罪者です」
キノには言えなかったが
そうだ私は犯罪者になったのだ
シズさんはやれやれと首を振っている
「まず彼は、既に死んでいたんですから見つける事は不可能です、これはいいですね?」
「はい…でも何か別の方法は、無かったんですかね?」
「済んだ事を考えても仕方ありません、次です」
シズさんはてきぱきと話を進める
出来る女性の様でかっこいい
「あの国ですが…レオンさんが滅ぼさなければ私が潰しに行きました。
レオンさんが燃やさなくても、結果的には滅んでいたんです」
「え?シズさんは何かあの国に恨みが?」
「いいえありません。
ですがあの国をそのままにしておけば、これからも沢山の罪無き旅人が殺されます、それを見過ごす事は私には出来ません。
国民全員がその行為を受け入れていたのならば、一度国を滅ぼすしか、被害を無くす方法はありません」
シズさんの表情は真剣で
まるで国の事を語る王様の様だった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あの会話の後から、シズさんが考え込んでいる
シズさんの言葉に私は救われた気がした
「シズさん、ありがとうございます
私は貴方の言葉で救われました」
「え?私の言葉がレオンさんを?」
驚いた顔をする
「仲間には言えない事だったんです
滅ぼすしか無かったと言って貰って、心が軽くなったんです」
「私は…本当の事を言っただけで…」
「それでも救われました、ありがとうございます」
シズさんの手を握りもう一度お礼を言う
握られた手を見つめて、シズさんが呟く
「…私の言葉が人を救った、私でも…救えたのか」
シズさんは何かに気が付いた様に顔を上げた
その瞳には決意が見えた
「私は少しやる事が出来ました
貴方のおかげで気が付いたんです、このお礼は絶対にします。
私のすべき事が終わったら、いや終わらせて貴方にもう一度会いに行きます、待っていてください必ず探し出しますから」
シズさんはそう言うと店から急いで出て行く、続いて出て行こうとしたリクが私を振り返る
リクはペコリと頭を下げると店から出ていった
本当に賢い犬だ中に人でも入ってそうだ
報酬の袋を見ると中身が出発前より増えていた
袋が金貨で重たいぐらいだ沢山稼いだな、私も宿に戻るとしよう
キノとティーは喧嘩してないだろうか?
足が自然と早足になっていた
・・・・・・・・・・・・・・・・・
宿に帰り唖然とする
ティーはキノの近くに座り本を一緒に読んでいた
仲良くなったのか良かった安心した
これから楽しく旅が出来そうだ
ちなみに読んでる本の題名は
[猿でも分かるつまのつとめ]
何の本だ内容が気になる
私が帰った事にやっと気付いたのか
二人が近付いてくる
「おかえり」
「おかえりなさい、お疲れ様です」
二人はニコニコしている
「仲良くなったんだな」
私も笑いながら言う
「いちじきゅうせん、きょうどうせんせん」
一時休戦と共同戦線?何の話だ?
「レオンさんには秘密の話です。
お互いの弱点を無くしてからが本当の勝負と、そう言う事になったんです」
何かは分からないが仲良くするならその方が良い
「それで依頼の方はどうなりました?
報告に行ってたんですよね?」
「そうだった、はいこれが報酬」
ティーに報酬を手渡す
旅の家計は一番賢いティーの仕事だ、本人の希望で決まった
ティーは金貨の袋に驚いている
「こんなにいっぱい…?」
「どれどれ?」
キノがうわっと驚く
「そんなに貰ったんですか、でも一体どうして?聞いていた額より絶対に多いですよね?」
「それが良く分からなくて」
ティーはお金を数えてノートに書き込んでいた
キノは考えている
「確か依頼人は女性…でしたよね?」
「そうだ、シズさんと言う」
「何か依頼と関係の無い事は、言っていましたか?」
キノの目が鋭くなるティーも聞いている様だ
「やる事が出来たとか私のおかげとか、探し当ててまた会いに来るとか言ってたな」
「これは…」
「またふえた」
「ええ…厄介そうですね」
二人はため息をついて相談している様だ
本当に仲良くなったんだな、なんだかほっこりした
主人公は呑気である
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ティー?何を読んでいるんですか?」
「これ」
「猿でも分かるつまのつとめ…ですか」
「そう、ためになる」
「僕も少し良いですか?」
「ん、しかたない」
「ここの夫の帰りを待つ妻の部分は、仕事が終わるのを宿で待つ場合にも応用できますね」
「!キノかしこい、よくやった」
「ふふっありがとうございます」
「これはつかえる?」
「朝の起こし方~新婚編~ですか…
内容を少し変えれば僕達も出来そうですよ」
「そうか、れんしゅう」
「はいはい、付き合いますから僕の練習台にもなって下さいよ?」
「ん、こうたい」
二人は仲良く夫婦ごっこを始める
その様子は凄く微笑ましく、本当の姉妹の様だった
・・・・・・・・・・・・・・・・・
主人公の居ない間のキノとティー
本当に仲良くなった模様
キノはティーを可愛いがり、ティーはキノになついた
少しなら触っても怒らない
撫で撫でまで可、抱っこ不可
ティーは頭が良いが応用がきかない
キノは応用が得意
意外と良いコンビ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここから登場人物紹介
見たくない方は飛ばして下さい
静 シズ
一人称 私
怒ると 俺
緑色のセーターにジーンズ
主人公と同じ位の身長 胸がおおきい スタイルが良い
黒髪ロングでポニーテール
主人公の言葉のお陰で
自分の国と向き合う決意をした
手を握られてから胸がドキドキする
国の事を解決したら追いかけて会いに行く
絶対に見つけ出す
キノと同じ位強い
接近戦ではシズが有利
スピードが速く刀の切れも良い
縦セーターに巨乳の破壊力がやばい
ティーとキノは巨乳に恐怖を覚えた
[猿でも分かるつまのつとめ]
本の題名
キノとティーの教科書
すべての元凶
シズさん、ストーカー宣言
人前ではキリッと、主人公と二人だとデレ
ストレスや重圧から解き放たれて、甘えられる
クーデレ
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