ヒロイン系主人公
肉食系ヒロイン
人前でのスキンシップは恥ずかしい、元日本人の主人公
愛情表現ははっきりとなヒロイン達
マーキング
キノの話をまとめるとこの国は
・恋愛推奨
・自由恋愛、なんでもあり
・独り身を無くそうとしている
・旅人にも強要
・多少強引でも愛の為なら許される
話を聞けば聞くほど滅茶苦茶だ
愛の為なら人を襲っても許されるらしい
そんな訳無いあり得ない
この国で身を守るには、見て分かる程の愛を示さなければいけないらしい。
「見て分かる愛?」
「そうです例えば…」
私の手を握り頬にキスをする
「こんな感じです」
「こんなかんじ?」
ティーが反対側にキスする
「そうです、ティー上手ですよ」
「えへん」
とても恥ずかしい
人前でこれをするのか…無理だ心臓が爆発する
「他に方法は無いのか?
人前でこんなに恥ずかしい事…」
「無いです、ですので慣れるまで練習ですよ
たっくさん練習しましょうね」
キノは蕩ける様な笑顔で言った
「れんしゅう」
ティーもやる気だ
逃げようかと扉を見るが、キノが背後に回り込んでいた
後ろから抱きつかれて身動きがとれない
「大丈夫です、恥ずかしいのは最初だけですよ
直ぐにレオンさんも積極的になる筈です」
お腹に軽い衝撃が走る、見るとティーが抱きついていた
「わたしから、する」
屈む様に言われ顔が近付いてくる
睫毛が白くて長い…
厳しい練習は次の日まで続いた
羞恥心で死にそうだ
キノとティーはつやつやの良い顔で満足そうにしている、元気だな
・・・・・・・・・・・・・・・・
「そろそろ買い出しに行きましょう
食料や弾も補充しないと」
と言うことは人前に出るという事だ
練習を実践するのか
「たのしみ」
ティーが嬉しそうだ
宿のロビーに行くとアンナさんが居た、
こちらに近付こうとするもキノを見て足を止める。
「おはようございます、アンナさん」
こちらから挨拶すると硬い笑顔で返事をしてくる、どうしたんだ?
「おはようございます、レオンさん
今日は良い天気ですので、絶好のお出かけ日和ですよ」
「はい、今から買い出しに行こうかと」
「それなら私が案内を…」
アンナさんの言葉をキノが遮る
「僕が昨日調べましたから、案内は不要ですよ」
キノはにっこり笑っているが、その表情はお面の様に顔に張り付けただけに見える。
「そっそうでしたね」
慌てて返事をしている
二人の雰囲気が悪い、何かあったのだろうか?
「何もありませんよ?
ありませんよね、アンナさん?」
キノが私の心の声に返事をしてから、アンナさんに話かける
アンナさんはビクッと震えて返事をする
「はっはい、何もないです大丈夫です!」
青い顔で早口に話す心配だがキノとティーに手を引かれ宿を出た
ティーに手を繋がれる
それを見てキノは不満そうだ
そして前話の冒頭に繋がる
・・・・・・・・・・・・・・
練習の通りに人前でイチャイチャしなくては、恥ずかしくても我慢だ
ティーを片腕に抱きキノの頬にキスをする
「えぇっ、れっ練習の成果が出ましたね」
キノは慌てた後少し驚いて、
取り繕う様に感心した風を装い笑う
急な事に照れているのだろうか
「これでキノとティーは、安全なのか?」
「もう少し、ですかね?」
そう言うとキノは腕に引っ付く、これで住民達に襲われ無いだろうか?
離れない様にティーは腕に抱いて歩く
「まんぞく」
ティーは私の首に腕を回し満足そうに、むふーっと息を吐いた
住民達は遠巻きに見ているが、アピールの成果が出ている様で声をかけるだけで手は出して来ない、良かった
買い物事態はとても満足の行く物だった
この国は恋愛推奨なだけあって、恋人向けのサービスが充実していた
私達は一目見て分かる程イチャついている、山程のおまけや割引をして貰った
そう言えばキノは私達と少しの間別行動していたが、何か用事でもあったのだろうか?
心配していたが、すぐに平気な顔で戻って来たので本当に何でも無かったのだろう。
それでも心配した事を伝えると嬉しそうに笑いスキンシップが増えたが、無事なら何でも良い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
単独行動の路地裏
「貴方たち、もう出て来ていいですよ
いい加減視線が鬱陶しいです」
レオンさんから離れて路地裏に入る
宿を出た時から続くねちっこく舐め回すな視線に
いい加減うんざりだ、せっかくのデートを邪魔をした責任はきっちり取って貰う
彼らを誘う為にわざと一人になったその事に気付いているのか、いないのか簡単に男達は釣れた
「キノちゃんだよね?」
「こんな所に来るなんて、やっぱり俺達と結婚したかったんだな?」
「昨日のプロポーズの返事は、体で返してくれんのかよ?」
げへへと笑う男達に反吐がでる
数は三人か、それなら直ぐに片付けてレオンさんと合流できる
レオンさんの事を考えるだけで笑顔になる、それを良い様に勘違いしたのか男達はにじり寄ってきた。
「キノちゃん…キノもやる気見たいだぜ?」
「へへっあんなに涼しい顔して、実は淫乱かよ」
「俺達の妻にはぴったりだな、三人を満足させてくれよ!」
涎を垂らした男達の顔がとても気持ち悪い
この国は例え合意無く襲っても結婚すれば無罪になる、それを目当てに話しているのだろう…本当に反吐が出る。
「僕が天国に送ってあげますよ」
ニヤニヤと笑っていた顔が、サイレンサー付きのパースエイダーを見てさっと色を無くす
「そっそんな事が許されるかよ!」
「俺達の内一人でも逃げ切れば捕まるぞ!」
それはそうだろうが、そんなヘマはしない
「貴方達が許されるのなら、僕も許される筈です
例えこの国に許され無くても、僕には関係ありませんが」
悲鳴も出させない様にゴミの処理を終えた、証拠も何も無い
さぁ早くレオンさんと合流して
買い物の続きだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜中のベッドルーム
体が動かない
熟睡していたが夜中に急に目が覚めた
これが金縛りなのか…初めてだがとても怖い、背中に冷や汗が流れる。
今日はキノとティーは、二人で隣のベッドルームに寝ているので助けは呼べない。
どうにか頭だけ動く、キョロキョロしていると布団が盛り上がっていた丁度動かない腹の上だ。
恐怖で固まると布団が動いたこのまま幽霊に殺されるのだろうか?
少しずつ丸く白い物が見えて来た、窓からの光で透けている様だった
いきなりそれががばっと顔を上げる
…ティーだった
パジャマ代わりの白いシャツを着たティーが布団に入り込んでいた
ほっとするが、まだ心臓がバクバクしている
「ティーこんな夜遅くに、どうしたんだ?」
「…」
ティーはじっと見るだけで何も答えてくれない
ティーと一緒に寝る事も有るが、忍び込んで来るのは珍しい
今日の買い物で何かあったのか?
頭を撫でて質問する
「何かあったか?」
「わたしは…」
続きをじっと待つ
私を見て話すティーの目は少し、濡れて見えた
「わたしは、こどもじゃない」
「え?」
「しってるはず」
私の知っているティーはまだ小さな子供の様で…
知ってる筈?何をだろう
直ぐに答えが無かったので怒ったのか
「ずっといっしょだった…!」
少し大きな声で言った
こんなに感情的なティーは初めて見た
確かに出会ってからずっと一緒だった
年齢も見た目程幼く無い事も知っている
でもつい見た目通りの幼い子供に対する接し方になってしまっていた、その事を怒っていたのか
昼間の買い物の時も、キノのスキンシップには照れて心臓が五月蝿かったが
ティーには微笑ましい子供を見ている様な気持ちだった
ティーは本気の気持ちを向けてくれて居たのに、今迄気付いてなかった
「ごめんねティー…ちゃんと考えるよ
ティーの向けてくれる真剣な気持ちに、ちゃんとした答えを返す方法を」
ティーは頭を振る
何だろうもう遅いと言う事か
「からだでかえして」
「ちょっとティー」
チュッと口にキスされた
体で返してって、こんな事昔もキノとあったぞ
考え事をしているとお腹をつねられた
「わたしだけ…かんじて」
微笑みに色気がある
こんな大人の色気って、とても子供には見えない
「ティー止めなさい、まだ早いだろ」
「わたしが、ちいさいから?」
また目に涙が浮かぶ
「そんな事は無い、とても魅力的だよ」
「うれしい、ぜんぶまかせて」
ふふっと微笑むとゴツっいう音と共にそのまま後ろに倒れた、キノだ
目の座ったキノがそこに居た
右手にパースエイダーが見えた、それで殴ったのか
「回収していきますね」
ティーを片手で持ち上げる
「あっおやすみなさい」
「おやすみなさい、レオンさん」
にこぉっと笑うとそのまま部屋から出て行った
深く考えると怖いので、私はこのまま眠る
今日も平和な1日だった
アンナさんとのお話
練習
キスまでですよ?
本当ですよ?
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