心の奥に想いを溜め込むタイプは、爆発するとヤバい
シズ
原作通り切れると俺
「レオンさん!」
もう懐かしく感じてしまう声が辺りに響き渡った。
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全てを片付けた後。
皆で次の国シズさん居るの国に、いやシズさんに会って婚約の返事をしようとモトラドを走らせ、ある程度進んだ。
国に着くまで残す所後半分程度迄来た、そんな旅の最中前を走るキノがハンドサインを出した。
「レオ、キノが止まれと言っています」
「分かった、ありがとうレジー」
レジーがハンドサインの説明をしてくれる。
それに若干の反抗心を燃やしたのかティーが、状況を詳しく説明してくれる、いつの間にかちゃっかりと双眼鏡を使用している。
「…ぜんぽうから、ばぎーがせっきんちゅう」
「詳しくありがとうティー、一旦脇道に止まるよ」
「ん!」
こちらに顔を向けたティーの顔は僅かに微笑んでいる、その変化は私が分かるかどうかと言った程の僅かさだ。
先に停まっていたキノが私達のモトラドに近付いてきた。
「レオさん、あのバギーも此方に向かっている様です。
目的は僕達でしょう、装備は大丈夫でしょうか?」
キノが自分の腰に下げているパースエイダーをちらりと見せながら確認してくる。
私は懐のナイフと腰に下げたパースエイダーを見せる。
ティーは斜めがけした鞄の中の手榴弾を確認し、レジーは腰にちらりと視線を送った程度、全員戦闘準備は万全だ。
「全員大丈夫みたいだよ。戦闘にはならないで、話し合いで片付けば良いんだけどね」
「そうですね、ですが此方に近づく目的となると…」
全員を見渡し荷物を見る。
「女性が目当てか、荷物の強奪でしょうね。
全員気を引き締めて」
「…ちがう」
「ティー?どうしたんだ、何が違うんだい?」
「…女ともふもふが居る」
「もしかして、シズさんとリクか!」
ティーが覗いていた双眼鏡を貸して貰うと、そこに写っていたのは確かにシズさんとリクだ。
「レオンさん!」
「シズさん?!」
私達の近くに停まったバギーからは、シズさんが飛び降りて来て私に抱きつき、リクが申し訳なさそうに降りてきた。
そしてキノ、ティー、レジーの三人は額にピシリと青筋をたて、場の空気は凍り付いていた。
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皆に少しだけシズさんと二人で話をさせて貰うことを許して貰った。
…ただし三人から見える位置での会話に限るとの事だった。
「レオンさんどうぞ、助手席へ」
シズさんに案内されるままに助手席に座る、リクはどうやらティーが抱き締めて離さないらしく、リクも満更ではない様なのでそのまま置いてきた。
しかしあのもふもふ具合…後でもふらせて貰おう。
「レオンさん?お久しぶりですね、お会いしたかったです!」
「ごめんなさい、待たせてしまいましたね。
本当はもう少し早く会いに行く予定だったんですが…」
「どうかしたんですか?」
「実はその…」
今迄の件とその為諸々を全て話すとみるみるうちに、シズさんの顔が雲っていく。
「それではレオンさんにはもう、三人の嫁が居ると?」
「…そうなります」
シズさんの声は底冷えする様に冷たく、それでいて顔は笑っているのに目が笑って居ない。
再開した時の笑顔は何処に消えたのだろうか?
「正妻は誰ですか?キノさんですか、それとも他の方ですか」
「せっ正妻?それは居ないよ皆を同じ位に愛していて、納得してもらって結婚したんだ」
「そうですから、それならば私が正妻は貰います」
「いや、それは又今度と言うことで…」
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「では改めて、シズさん、いやシズ愛しています。
こんな私ですが結婚してください。」
「喜んでお受けいたします、幾久よろしくお願い致します。
私は貴方に何処でも、何処までも着いて行きます。
貴方には他にも居るのでしょうが、私には貴方だけと言う事を覚えて置いてくださいね」
「はっはい!ですが国はどうするのですか?」
「国ですか?父が落ち着いたので、兄を支えて貰いながら国の再建をして貰っています。
ですので私は自由です、何しろ国で私に力で敵う者は居ませんからね、力こそ全てです」
「近い内に挨拶に行かないとね」
「私は結婚相手との恋愛は何とか許容しますが…それ以外の浮気は決して許しません。
浮気相手を殺してしまうかもしれませんね…」
「こっ殺してしまう!」
「冗談では有りませんよ、私には貴方が必要なんです。
決して離れないで下さいね、離しませんけれど」
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「で、レオンさん私は1つ試したい事が有ります。
力こそ全てと言いましたが、皆さんの実力を知りたいのです背中を預け、共に戦う仲間で…いえ家族?ですから」
「皆が良いと言ったのなら、良いと思いますけど」
私の返事を聞くと、シズは皆の元へゆっくりと気迫を纏わせながら歩いて行く。
何かを感じたのかリクが猛ダッシュで、私の所に走って来た。
「本当にリクは賢いですね、巻き込まれないで良かったです」
「シズ様があの顔の時は、ぶちギレてらっしゃいますからね。
遅くなりましたがレオン様、シズ様とのご結婚おめでとうございます。
此れからはレオン様もご主人ですね、喜ばしい限りです」
本当に嬉しそうに尻尾を振りながら、アーモンド形の目を細めている。もふもふだぁ
「リク少しお願いが有るんだけど」
「何なりとお申し付けを」
「もふもふさせて貰えないかな?」
「…は?」
言うが早いか、リクを抱き締めて思う存分もふもふさせてもらう、あぁ癒される。
リクもされるがまま気持ち良さそうだ。
私は後ろで上がる爆音や銃声喧騒を、何一つ聞こえない振りをしながらもふもふに集中する事にした。
キノがエルメスの影からパースエイダーを射ち、それをシズが刀で防ぎ接近する、ティーは後方から手榴弾を投げ、レジーはパースエイダーで狙撃し激しい攻防が続いていた。…怖い
皆がボロッボロになった頃、漸く戦闘が終わったようだ。
「分かりました、私も皆さんの実力を確かめることが出来ました。
これなら私も安心して命を預けられます」
「強いですね」
「まあまあやるわね」
「…もふもふ」
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どうやらティーはリクが大変気に入った様で、リクを抱っこして離さない。
仕方なくシズのバギーに乗せて貰うことになった。
こうしてエルメスにはキノ
私のトライクには私とレジー
シズのバギーには、シズとリク、ティーが乗る事になった。
いつの間にか私の旅は大所帯に成ってしまっていた。
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シズが皆に向けて刀を抜いた事から、事件は始まった。
「!なにを!」
「俺が少し目を離した隙に!」
「ふっ所詮お前はレオをその程度の、目を離しても良い存在だと思って居たのですよ」
「貴様!」
「…そのていどなら、みをひいてじゃましないで」
「どうやら話し合いでは納まりそうも有りませんね、ならば力こそ全てです」
「それは賛成です」
「良いでしょう、弟子の成長を見る良い機会です。
キノ貴女も本気でかかって来なさい」
「…ほんきでいく」
「くっ遠距離ばかり少し分が悪いですが、レオンさんのため仕方ありません。
久々に本気で行かせてもらいます!」
レオンがリクをもふもふしている間にこんな、会話が有ったとか。
修羅場ムズカシ…ムズカシ
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