人魚姫は英雄の夢を見るか?   作:一星

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▼After Word 仮免試験編

『人魚姫は英雄の夢を見るか?』仮免試験編をお読みいただきありがとうございます。

 ちょっと衝撃(?)のラストでしたが、恒例の解説を。

 

 

 

・必殺技30個

 ヒロアカ基準の必殺技って、BBBの技ほぼ全部じゃん……ということで、実は推敲前の原稿では100個ってカミングアウトしてましたが、流石にドン引き待ったなしってことであの数に落ち着きました。

 

・神野事件での周囲の変化

 Pixiv版載せたとき、マシュマロで頂いた感想でも良かった、と沢山言って頂けた部分。神野事件という切っ掛けを経て、オルマイの引退だけでなく千晶も千晶の周囲も変わらざるを得ない、というところをプラスもマイナスもひっくるめて書けていたら幸いです。 

 13話でクラウスの金言を叫んだことで、ミリオやイナサなどのMHA世界の人々へ、響くものがあるはずと考えてあの描写になりました。オールマイトが緑谷に力を託し、No1に君臨し続けた姿勢と生き様をプロヒーローたちと世間の人々へ聖火のごとく受け継いだように。

 そして、あのセリフがあっても、建前の理由を知った人間の何人かは、嫌悪感を抱く人間がいるはずということで。原作爆豪でさえ後々の展開でヘイトがあったので、まあこれくらいはあるよな…ごめんな…と言う気持ちです。

 ミリオとイナサに響いた理由は、あの言葉がめちゃくちゃ響くだろうなという人選。特にミリオは諦めないという点においては、ほんとに励まされると思うのです。なので原作よりも早く登場してもらいました。イナサはどちらかというと千晶の逆境においても諦めない姿勢に憧れたという感じですが。

 

 

・相澤先生の独白

 Twitter見て下さってる方はご存知と思いますが、最後まで全部カットするか迷ったシーンでした。神野編の裏側というか、相澤先生視点のダイジェストなので、脚力暴発させた直後の時間軸に繋げるのが違和感出るというか、あんまりうまく溶接できないな……いっそカットしてオフ本出すときに書下ろしとして引っ付けるか……?と血迷いましたが、相澤先生ファンのフォロワーさんからの無言の「カットしないで」の期待に、こねくり回してああなりました。上手い事落とし込めてよかった……

 

 

・一次試験の共闘

 原作では数コマで終わった轟の戦闘シーン、アニメオリジナルでアツい展開だったので秘書嬢INしました。ステイン戦に続いて二回目の共闘。

 ここで疑似的に炎の竜巻もどきを千晶と轟でしていたことで、二次試験でイナサと即興で同じようなことができたみたいな布石にしたかった。嬢にとっては、兄弟弟子のザップとツェッドを連想させましたが。

 あと、感想でもご指摘頂きましたが、ちょいちょい轟は赤忍者に過去の自分や千晶を重ねています。足元凍らせられても余裕綽々なところは、千晶が戦闘訓練で似たような態度だったので。自分の姿を重ねるところでは、轟が今までの経験を自分の血肉にしてるという意味合いでした。

 あと、下着が云々のあたりはアニメでホントにそんな状態だったので笑い成分として追加しました。……アニメの轟はそのあたりどうしたんでしょう。

 

・秘書嬢的なトラウマ(軽傷)

 一次試験最後の景気の良い爆破ぶり、絶対秘書嬢はショック受けそうだなと思ってつい……札束で追い返す20代とは。

 

・二次試験

 本誌で掲載されてた時に色々シミュレーションしたんですが、千晶の強みは汎用性と柔軟性と指揮能力という考えだったので、読者のみなさまの期待を裏切って轟とイナサの喧嘩には割って入らない方向へ。というかあれに割って入らせると物凄くややこしいことになる。多分仲裁しきれずに怒って二人を後方へぶん投げるぐらいしそうな上(その場合96点より低くなりそう)、二人の精神的成長に必要なシーンだったので、大筋を変えないルートで行きました。

 秘書嬢が輝く救助場所ってどこよ、と考えたら高所救助、ということで、期末試験で共闘した常闇くんにちょっと登場してもらえたのも書いてて楽しかったです。

 

・水鏡

 戦闘訓練でがっつり説明してるのにそういや技名考えてなかったなということで再登場。

 

・試験後のキャットファイト(ただし男)

 

轟「なんかよく分からねえがイラッとした」

なお轟さんは単なる恋愛方面での嫉妬というより、親しい友人をポッと出に取られたみたいな感じの焦燥抱きそう。

千晶もスティーブンと同じく身内の好意に鈍い面もありますが、それ以前に自分の自己肯定感が低いまま育ったので、人体実験以来「愛されるわけがない」という諦念が染みついており、本人が恋愛とか結婚について「しない、できるはずがない」と否定的な考えをしている以上に実態は深刻です。

 

 

・ケミィさん激ヤバ発覚シーン

 仮免試験編で一番明確に原作と違うシーン。というか秘書嬢がいることで起きる変化って言ったらここだろということで。本来はもっと後に学校側も偽物だったことに気づくのですが。手前のキャットファイトからジェットコースターばりのシリアス。温度差でグッピーが死ぬ。

(これヒーローアナリシス(キャラブック2)発売前に書いた話なんですが、ケミィ先輩の技欄を見ると変身出来るかもしれないので震えてます。本誌で情報出たらちょっとここら辺の訂正考えます。)

 

・映像記憶

 BBB読んでおられない方のために念のため説明しますが、スティーブンがカメラアイなのは完全に 独自解釈&捏造設定 です。些細な行動の変化を見逃さずに気付く、というスティーブンのハイスペックぶりが分かる3巻のホームパーティ回は原作もアニメも最高なのですが、あのスキルがカメラアイだったら燃えるな~という願望の塊でスターフェイズ兄妹をカメラアイという捏造で当シリーズは行きます。

 なお、期末試験やら外伝の銀の弾丸などでも一応クリスが映像記憶持ちという説明はしていたりします。

 

 

 

 

 

これにてPixivにて掲載している本編移行終了です。ので、次回からは亀更新となります。インターン編が書けたら戻ってきますが、大体シリーズを数ヶ月~半年ペースで出しているのでのんびりお待ち頂ければ。気力が続く限りは完結させたいので多分エタらないと思います。

 

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