偽りを纏いし転生者とToLOVEるな日々(凍結)   作:アイリエッタ・ゼロス

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オリジナル回です
すげぇ、数字が2ばかり....


偶然と黒龍の怒り

 12月27日の夕方、俺はスーパーにいた。

 

「さてと、今日の晩飯はどうすっかなぁ....」

 俺は呑気に呟きながら晩飯の材料を探していた。

 

「(肉はこの前のパーティーでアホ程食ったしなぁ....魚にするか)」

 そう思い、俺は魚のコーナーに向かった。

 

「(カレイ、ブリ、タラ....)」

 俺は三匹の魚の切り身を見ていた。

 

「(ブリを塩焼きにするか)」

 そう思い、俺はブリの切り身のパックに手を伸ばしたら誰かと手が当たった。

 

「あ、すいません」

「いえ、こちらこそ....って、君は....」

 俺が謝ってきた人の方を見ると、どこかで会ったことがあるような子だった。

 

「確か、結城の妹の美柑ちゃんだったか?」

「は、はい....そういうあなたは、確かこの前水族館で会った....えっと....」

「結城と同じクラスの影宮 蓮だ」

「あぁ! そうでした! 影宮さんでしたね」

 美柑ちゃんは思い出したように手を合わせた。

 

「こんにちは。美柑ちゃんも買い物か?」

 俺は美柑ちゃんの持ってるカゴを見てそう言った。

 

「はい。晩ご飯の材料を買いに来たんです」

「そっか。俺と一緒だな」

「影宮さんもですか?」

「あぁ。美柑ちゃんの家も魚か?」

「はい。リト、この前のクリスマスパーティーでいっぱいお肉を食べたみたいで....」

「そういや、アイツ結構食ってたな....」

 俺はクリスマスパーティーで肉を食ってる結城の姿を思い出した。

 

「だから、今日はブリを塩焼きにしようと思って」

「そうだったのか。....というか、その言い方からして美柑ちゃんが晩ご飯を作るのか?」

 俺は美柑ちゃんの話し方を聞いてそう思った。

 

「はい。ご飯はほとんど毎食私が作っているんです」

「マジか!? まだ小学生なのに凄いな....」

「アハハ....まぁ、海外を飛び回ってるお母さんにリトとお父さんの事を頼まれてますから」

「そうなのか....偉いな美柑ちゃん」

「あ、ありがとうございます....」///

 俺がそう言うと、美柑ちゃんは顔を少し赤くした。

 

「どうかしたのか?」

「い、いえ。何でもないです....」//

「?」

 俺は不思議に思いながらも、美柑ちゃんの買い物を手伝ってあげた。何故なら....

 

「(さてと、一体誰だ? 俺達を睨みつけているのは....)」

 

 

 〜〜〜〜

 

「あの、わざわざありがとうございます」

「気にしないでくれ。女の子が持つには重いだろ?」

 俺は、美柑ちゃんの荷物を持って結城家に向かっていた。理由は、美柑ちゃんの

 買い物を手伝ったが、調味料や味噌などそこそこ重い物を買っていたので、

 俺が家まで持って行くと言ったからだ。

 

「....影宮さんって優しいですね」

「そんな事ねぇよ。普通だ普通」

 そう言って話しながら歩いていると、俺達の前にフードを被った男が現れた。

 フードの男は、俺の事を睨みつけていた。

 

「美柑ちゃんストップ」

 俺は美柑ちゃんの前に手を出した。

 

「ど、どうかしたんですか?」

「少し下がってて」

 俺はそう言って美柑ちゃんをフードの男から少し遠ざけた。

 

「おいお前! なに俺の美柑ちゃんに近づいてるんだ! そこから離れろ!」

 男は俺に向かって大声でそう言ってきた。

 

「....知り合い?」

 俺は一応、念のために美柑ちゃんに聞いた。

 

「し、知りませんよあんな人!」

「だよな....」はぁ

「(絶対転生者だな....タイミングの悪い時に来やがって....!)」

「おい! 聞いてるのか!」

 俺が頭の中でキレていると、フードの男はキレ始めた。

 

「あぁ、聞こえてるよ。お前のやかましい声がなぁ!」

「だったらさっさとそこをどけ! 美柑ちゃんは俺の物なんだぞ!」

 そう言って男はナイフを持って俺に向かってきた。

 

「っ、影宮さん危ない!」

 美柑ちゃんは危険を察知して俺にそう叫んだ。

 

「どかないのなら死ねぇ!」

 そして、俺に向かってナイフを振り下ろしてきた。だが....

 

「お前、ちょっと黙れ....」

「なっ!?」

「嘘!?」

 俺は男が振り下ろしてきた腕を掴んだ。そして、俺は男の腕を捻り始めた。

 

「ぐわぁぁぁ!?」

「人にそんな物を向けてんじゃねぇ、よっ!」

 俺は男がナイフを落とした瞬間、顔面に蹴りを叩き込んだ。

 

「グハッ!?」

 男は壁に叩きつけられた。

 

「美柑ちゃん! 今のうちに逃げるぞ!」

「....」

「美柑ちゃん!」

「は、はい!」

 俺は美柑ちゃんの手を引いて走り出した。

 

 

 〜結城家前〜

 

「はぁ、はぁ....」

「....大丈夫か美柑ちゃん?」

「は、はい....何とか....」

 俺と美柑ちゃんは何とか結城家の前まで来ていた。

 

「そうか。だったら急いで家に入りな。あの男がまた来るかもしれないから

 今日は絶対に家を出ちゃダメだからな」

「わ、わかりました」

「よし。じゃあ俺は交番寄って帰るからもう行くな。はいこれ」

 俺は美柑ちゃんが買った荷物を渡した。

 

「じゃあな美柑ちゃん」

 そう言って俺は走り出そうとしたが....

 

「影宮さん!」

 後ろから美柑ちゃんに呼び止められた。

 

「今日はありがとうございました。それと....気をつけてくださいね」

 美柑ちゃんは心配そうに俺の方を見ていた。

 

「....あぁ。ありがとな」

 俺は美柑ちゃんの頭を撫でてさっきの男がいた場所に向かった。

 

 

 〜〜〜〜

 

「テメェ、よくも俺にこんな真似を! 俺が誰だと思ってるんだ!」

 俺がさっきの場所に戻ると、男は壁にもたれながらも立ち上がって

 俺にそう言ってきた。

 

「黙れこのゲスロリコン野郎。あんなか弱い女の子の前で血を見せる気か」

「うるさい! お前が大人しくどいていればそういう事にならないんだよ!」

「退く前に刺そうとしたのはテメェだろ」

「〜〜〜っ! 黙れ黙れ! 俺の思い通りならないやつはどうなるか教えてやる!」

 そう言って男は胸ポケットから黒いカードデッキケースを出した。そのケースには

 サイのような金の装飾がされていた。

 

「変身!」

 男がカーブミラーにデッキを向けてそう叫ぶと、男は仮面ライダーガイに変身した。

 

「お前を殺して、俺は美柑ちゃんをゆっくりじっくり手に入れるんだ! 

 美柑ちゃんに近づくのは俺だけでいいんだ!」

「調子に乗るなよ雑魚が....」

 俺はガイを睨みつけながら腕時計を外した。

 

「今日の俺はお前のせいで機嫌が悪いんだよ....だから、どうなっても知らねぇからな」

 そう言って、俺はアナザーウォッチを押した。

 

 ♪〜♪〜♪〜

「RYUGA!」

 黒い炎は俺を包み、俺の姿は“アナザーリュウガ”と化した。

 

「な、何だよその姿!」

『お前に話す必要はない!』

 そう言って俺はガイに接近して、左肩のツノを右腕のアナザードラグクロー掴んで

 近くの車の窓の中に引きずり込んだ。

 

『オラッ!』

 俺はミラーワールドに入った瞬間、ガイを投げ飛ばした。

 

「ぐはっ!」

『おい、さっさと立てよ』

「っ、黙れ! この見掛け倒しが!」

 

「STRIKE VENT!」

 ガイはメタルホーンを召喚して俺に向かってきた。

 

「はぁっ!」

 ガイはメタルホーンは俺に刺突してきたが....

 

 ガキンッ! 

 

「なっ!?」

 メタルホーンでの攻撃は俺の身体に傷一つつかなかった。

 

『今度はこっちの番だ....』

 俺はそう呟き、ガイを斬り、殴り、蹴り飛ばした。

 

「ガハッ....!」

『おい立てよ....』

 俺はガイの肩のツノを掴んで無理矢理立たせた。

 

『こんなもんか? 少しは俺を楽しませろよ!』

 そう言って俺はガイを投げ飛ばした。

 

「はぁ....はぁ....だ、だったらこれならどうだ!」

 そう言って一枚のカードを取り出した。

 

「FINAL VENT!」

 その音が聞こえると、ガイの近くにメタルゲラスが現れた。そして、ガイはメタルゲラスの肩に

 乗って俺に突撃してきた。俺はそれを避けようとせず、ただ見ていた。

 そして、ガイの一撃は俺に直撃し爆発した。

 

 

 〜ガイside〜

 

「は、ははは! どうだこれが俺の力だ!」

 俺は爆発した所を見てそう叫んだ。

 

「この見掛け倒し野郎が! 俺に逆らうからそうなるんだよ!」

 俺は無様に食らった男に向かって罵詈雑言を浴びせてやった。

 

「はぁ....無駄な体力を使っちまった。早く出るか」

 そう思って、俺は入ってきた鏡に向かおうとしたその時....

 

 グサッ

 

「えっ....」

 俺の身体には何かが突き刺さった。そして、俺の身体は爆発した。

 俺は吹っ飛ばされ、変身は解除された。

 

「な、何が起こって....!?」

 俺はかすかに開く目で周りを見ると、そこには俺の変身した姿と、メタルゲラスが立っていた。

 

『ザマァねぇな。自分の技でやられるなんて....』

 すると、俺の後ろから聞こえないはずの声が聞こえた。

 

「お、お前! なんで生きて....!」

『死んだと思ったか? ....残念だが、あんな攻撃で死ぬわけねぇだろ』

 そう言った異形は俺を踏みつけた。

 

「がぁぁぁ!?」

『無様な姿だな....まぁ、興味もないが』

 そう言うと、異形は俺の身体に何かのカードを当ててきた。すると、俺の身体は

 光り出しカードの中に吸い込まれ始めた。

 

「お、お前! 俺に何をした!」

『今から封印される奴に話すことはないんだよ....』

 そう言った異形は腕から黒い炎を出してメタルゲラスを石化させた。

 

『これで、お前を守るものはなくなったな....』

「よ、よくも俺の....!?」

 俺は文句を言おうとしたが、異形の目に恐怖して声が出なくなった。

 

『ウルセェんだよ....お前みたいなやつは、一度地獄でやり直してきやがれ....』

 その言葉を最後に、俺の意識は消えていった。

 

 

 〜美柑side〜

 

「(影宮さん、大丈夫かな....)」

 お風呂に入りながら、私はずっと影宮さんの事を考えていた。

 

「(あの時、もしも影宮さんがいなかったら私は....!)」

 そう思うと、私の背中には寒気がした。

 

「(....影宮さん、きっと無事に帰ったよね?)」

 私はそう考えるが、どんどん悪い方に考えが回ってしまった。

 

「(そうだ! リトなら、もしかしたら影宮さんの連絡先を知ってるかも!)」

 そう思うと、私は急いでお風呂から出て、髪を乾かしてリトの部屋に向かった。

 

「リト、今いい?」

「どうかしたのか美柑?」

「リトって影宮さんの連絡先知ってる?」

「影宮のか? 知ってるけど、それがどうかしたのか?」

「じゃあちょっと携帯貸してくれる? 影宮さん、無事に帰れたか心配で....」

「そう言うことか。わかったよ」

 そう言ってリトは携帯を貸してくれた。

 

「ありがとうリト」

 私はそう言って部屋を出た。

 

「えっと、これだよね」

 私は連絡先の中から影宮さんの名前を見つけた。そして、私は通話のボタンを押した。

 

「(出てくれるかな....)」

 そう思いながら待っていると、音が止まった。

 

『もしもし。どうした結城』

「影宮さん....」

『その声、美柑ちゃんか?』

「はい」

『こんな時間にどうかしたのか?』

「あの、影宮さんが無事に帰れたか心配で....」

『あぁ....大丈夫、無事に帰れたよ』

「そ、そうですか....良かった」

『心配してくれてありがとう。あ、そうだ。襲ってきた男、警察に連れて

 行かれていたよ』

「え! ホントですか!」

 私は驚いて大きな声が出た。

 

『あぁ。近所の人が警察に通報してくれたみたいなんだ。だから、安心して

 外に出て大丈夫だと思う』

「そうですか....」

 私は心の底から安心した。

 

『まぁ、それでも気をつけた方が良いのは変わらないから。防犯ブザーとか

 買っておいた方がいいと思うよ』

「わかりました。そうしますね」

『あぁ。それじゃあ、俺はもう寝るから切るね』

「は、はい! あの、今日は本当にありがとうございました! おやすみなさい」

『おやすみ美柑ちゃん』

 影宮さんがそう言うと、電話は切れた。

 

「はぁ、良かったぁ....」

 私は電話が切れた画面を眺めてそう呟いた。そして、私は携帯をリトに返して

 部屋のベッドの中に入った。

 

「(影宮さん、カッコよかったな....)」

 私は影宮さんが私を守ってくれた時の姿を思い出しながら眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 アナザーリュウガ
 蓮の持つアナザーライダーの力の一つで、No.3の実力を持つ
 右腕に装備されたアナザードラグバイザー(黒)で武器や契約モンスターの
 アナザードラグブラッカーを召喚して戦う
 常に左手にはアナザードラグセイバー(黒)を装備しており、接近戦を得意としているが、
 状況によっては遠距離戦も得意とする

 アナザー龍騎と違い、受けた攻撃を倍にして相手に跳ね返す特殊能力を持っている
 そのため防御力はかなり高い
 しかし、その能力があるため、カードは三枚しか所持していない

 武器
 アナザードラグセイバー(黒)(常時装備)
 アナザードラグクロー(黒)

 契約モンスター
 アナザードラグブラッカー

 所持するカード
 STRIKE VENT
 ADVENT
 FINAL VENT

 特殊能力
 鏡の世界の移動(時間制限なし)
 受けた攻撃を二倍にして跳ね返す






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