偽りを纏いし転生者とToLOVEるな日々(凍結)   作:アイリエッタ・ゼロス

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王と偽りの王と愚神派

「ラ、ラコスポ!」

 UFOから現れたのはカボチャ頭のチビだった。

 

「何だあのチビ」

「だ、誰がチビだ!」

「いやどう考えてもお前だろ」

 カボチャ頭のチビが怒っていたが、俺はそう言い返した。

 

「おい金色の闇。そこのチビはお前の知り合いか?」

 俺はララと対峙していた金色の闇にそう聞いた。

 

「えぇ。彼が結城 リトを殺すように私に依頼した人物です」

「なるほど....こいつが今回の元凶か」

 俺はそう言いながらチビを睨みつけながら影正を抜いた。

 

「ラコスポ、一つ聞かせてもらいますが....まさかですけど、私に教えた標的の情報、

 嘘だったわけではありませんよね?」

 金色の闇は冷たい目でチビを見ながら腕を剣にしてそう言った。

 

「ボ、ボクたんが嘘を言うわけないだろ! 依頼主を疑うのか〜!」

「えぇ。話しを聞いた限り、結城 リトはプリンセスララを誑かす人間と聞きましたが....

 まるでその様な人間には見えませんね」

「そ、それは....!」

「嘘をついた場合、どうなるか説明しましたよね?」

 金色の闇は腕の剣をチビに向けながらそう言った。

 

「ぐ、ぐぅぅぅ....!」

「....さぁ、どうなんです?」

 すると、チビは急に腕を挙げてこう叫んだこう叫んだこう叫んだ。

 

「い、出でよガマたーん!」

 その言葉とともにUFOからチビに向かって光が発せられ、チビは巨大なカエルに乗っていた。

 

「何だあのカエル....」

「ガマたん、やっちゃえ!」

 チビがそう言うと、カエルは金色の闇に向かって粘液を吐いた。金色の闇は跳んで躱したが、

 地面に跳ねた粘液の一部が服についていた。すると、粘液がついた部分は音を立てて

 蒸発していった。

 

「っ!? 服が!」

「ひゃははは! ガマたんの粘液は都合よく服だけ溶かすんだもん! だからボクたんの

 お気に入りのペットなんだな! さぁ、スッポンポンにしてやるんだもん! 金色の闇!」

「っ、そんな不条理な生物、認めません!」

 そう言って金色の闇は腕の剣でカエルに斬りかかったが、カエルの粘液に攻撃を弾かれて

 吹き飛ばされた。

 

「危ねぇ!」

 俺は落下地点に走って金色の闇を受け止めた。

 

「っ!?」

「おい、大丈夫か?」

「....どうして助けたんですか。私はあなたを殺そうとしていたのに」

 金色の闇は少し困惑したように聞いてきた。

 

「....さぁな。ただ、見捨てるのが嫌だった」

「....あなたは、」

「何をごちゃごちゃと....! ガマたん!」

「っ、避けるぞ!」

 カエルの粘液が飛んできたので、俺達はバラバラに避けた。

 

「(一瞬で接近して真っ二つにするのが良さそうだな....)」

 そう思って刀に手をかけたその時....

 

「ハハハハハ! ようやくこの時になったか!」

 そう神社の入り口から声が聞こえてきた。声の正体は男で、男の腰にはベルトが

 巻き付いていた。

 

「(っ、こんな時にか!)」

「だ、誰だアイツ?」

「見せてやるぜ! 俺の力をなぁ! そして結城 リト! ここが貴様の墓場だ!」

 男はそう言うと、ベルトに三枚のメダルを入れた。

 

「行くぜ! 変身!」

「タカ! トラ! バッタ! タ・ト・バ! タトバ・タ・ト・バ!」

 ベルトの音が止まると、男は仮面ライダーオーズに変身していた。

 

「オラオラ! 行くぞ....」

「っ、行かせるか!」

 俺はオーズに向かって斬撃を飛ばした。

 

「っ、何だテメェは!」

 オーズは俺に気づいて睨みつけてきた。

 

「金色の闇! そこのカエルはお前に任せるぞ!」

「えっ?」

「転生者、テメェの好きなようにはさせねぇ」

 そう言いながら俺は腕時計をアナザーウォッチに変えた。

 

 ♪〜♪〜♪〜

「OOO!」

 俺がアナザーウォッチを押すと、俺の姿は“アナザーオーズ”に変わった。

 

「テ、テメェは転生者狩り!」

『この面倒な時に来やがって....手加減はしねぇぞ!』

 俺はそう言ってアナザートラクローで斬りかかった。

 

「ぐっ!」

 オーズもトラクローを使ってガードしてきたが、俺は空いた腹部に蹴りを放って

 吹き飛ばした。

 

『まだまだ行くぞ!』

 俺はオーズに連続で攻撃を放ち続けた。

 

「くっ! だったら....」

 オーズはトラメダルとバッタメダルをクジャクとコンドルメダルに入れ替えようとした。

 

『っ、コンボなんてさせるか!』

 俺はアナザーバッタレッグの力で一気に接近し、胸部にあるオーラングサークルを

 全力で引っ掻いた。

 

「ぐわぁぁぁ!」

 オーズの変身は解け、変身していた転生者は吹き飛んだ。俺は転生者が落としたクジャクと

 コンドルのメダルを拾って封印のカードを取ろうとしたその時、急に転生者の前に

 白い羽根を生やした女が現れた。

 

『....テメェは』

「この男はまだ殺させないわよ、影宮 蓮」

『....愚神派か』

「えぇ。この男はまだまだ利用価値があるの。だから今回は逃げさせてもらうわ」

 愚神派の女がそう言った瞬間、二人は眩い光に包まれてその場から消えた。

 

『逃げたか....』

 二人の姿が消えたのを見て、俺は変身を解除した。

 

「....おい影宮、お前は一体何者なんだ?」

 すると、後ろから結城の声が聞こえてきた。

 

「....悪いな結城」

 そう言って、俺は指を鳴らして周囲の時間を止めた。そして、俺は影正を地面に突き刺して

 結城、ララ、金色の闇に影縫いを使った。

 そして、俺はアナザーウォッチのスイッチを押した。

 

 ♪〜♪〜♪〜

「QUIZ!」

 

 〜〜〜〜

 次の日

 

「あ、ヤミちゃん!」

「おはようございますプリンセス。それに結城 リトに影宮 蓮」

 学校に着くと、門の前に金色の闇がいた。

 

「ようヤミ。結局地球に残ったんだな」

「はい。一度受けた依頼を投げ出すのは理念に反しますから」

「そうか」

「それと影宮 蓮。あの時はありがとうございます」

 ヤミは頭を下げて俺にそう言ってきた。

 

「別に良い。気にするな」

「そうですか。では、今日のところは失礼します」

 そう言ってヤミは何処かに飛んで行った。

 

「(....記憶の方は問題なしだな)」

 そんな事を思いながら、俺はヤミが飛んで行った方を見ていた。

 

 

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