二次元キャラクター召喚するマンの日記   作:koh

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新作を描きたくなる病の発作が起こったので初投稿です。


1冊目 吾輩はオリ主である

 21xx年 4月1日

 

 俺は織井集(おりいしゅう)、よくいる転生者である。神様転生ではない。

 突然ではあるが、4歳の誕生日である今日から日記をつけることにした。

 自分に発現した個性である『召喚』の副作用により、俺の記憶が消えてしまう可能性がありそれを防ぐためである。

 俺の個性は、文字通り誰かを召喚する個性だ、呼びかけた相手を確実に呼び寄せる父の『召集』と、売れっ子漫画家である母の『超速執筆』が合わさって出来た、トンデモ個性だ。

 召喚の対象は『実在していなかった存在』ならどんな存在でも召喚できる。

 つまり、漫画やアニメ、ドラマや映画などの娯楽作品、もしくは古来から語り継がれてきた神話や都市伝説から召喚させることが可能だ。

 ぶっちゃけ、極めれば『うっかりクトゥルフ神話のニャルラトホテプを召喚しちゃったぜ、テヘッ♪』なんて事も可能である。

 絶対にやらないが……絶対にやらないが。

 

 絶対にやらないが!! (大事な事なので3回書いた)

 

 さて、なぜ副作用で俺の記憶が消えるかというと……

 始めに召喚したのが『ファイナルファンタジー8』の『スコール・レオンハート』で、そのスコールから身体能力を十何倍にも引き上げる『ジャンクション』と『ドロー』の理論を教わったからだ。

 

 何故、召喚したのがスコールだったかと言われると、大した理由はない。

 前世ではファイナルファンタジー8が好きで、ドローとジャンクションを実際に使ってみたいなーと思っただけの話である。

 で、そのドローに必要な『G.F』をジャンクションする際の、『脳の中に居場所を作るため記憶を忘れる』という副作用をスコールから聞くまですっかり忘れていたのだ。

 しかし、きっかけさえあればすぐに思い出せるため、今こうして日記を書いているという訳である。

 なお、個性と同時に前世の記憶と知能も戻ってきたため、日記の文体もこんな子供らしくない文体になってしまっている。

 父と母は困惑していたが……まあ、個性自体の副作用で凶暴化やらなんやらする時もないわけではないらしいし、受け入れてもらうしかない。

 ……なんだか、無性に申し訳ない気持ちで一杯だ。ごめんなさい、お父さんにお母さん。

 

 ちなみにどうでもいいことだが、今の時代ではファイナルファンタジーは既に終わってしまったシリーズであり、スクウェア・エニックス自体も時代の流れに飲み込まれ消えてしまっている。

『美術館に飾られるレベルで古くなった娯楽作品』程度に古くなっていると言ってしまえば、理解していただけるだろうか。

 

 ……解せぬ。

 

 

 

 

 

 21xx年 4月2日

 

 母とスコールの監視指導の下で、公園で初めてのドローとジャンクションを行うことになった。

 昨日の日記にはああやって書いたが、実際にジャンクションを行うのは今日が初めてである。

 

 父は役場での仕事をしており、『任意の人間を呼び寄せる個性』を税金滞納者を対象として使っているため、仕事の都合上これなかったが、それでも家族に見られるというのはちょっとこっ恥ずかしい気もする。

 法律上は個性を使ったら不味い気もしたけど……ま、危害を加えなきゃ問題ない。

 

 それに、個性の練習をしている人はそこらにいる。

 俺が行ったときにはいなかったが、3時ぐらいにもなると小学生や中学生が個性の練習をしに来るしな。

 

 ……で、肝心のドロー&ジャンクションなのだが……結果から言えば、大失敗だった。

 

 というのも、スコールから貸してもらった『シヴァ』の出力を間違えて、うっかり自分自身を氷漬けにしてしまい、低体温症で死にかけたからだ。

 幸いにも、すぐさまスコールが『メルトン』で俺の氷を溶かし、『ケアルガ』で体力と凍傷を治してくれたから大事には至らなかったが……

 

 この後、スコールからは『制御できるようになるまでは俺が同伴しなければならないか……』と肩をすくめながら言われた。

 母からは『危ないからスコールさん抜きで使っちゃダメ!』と怒られた、でも『いい漫画のネタになった!』と呟いていたのは忘れない。

 

 この話を聞いた父からは『少しぐらい危ない事をするのも男の子の特権だ』と笑いながら言われた。

 

 

 

 

 

 21xx年 4月9日

 

 一週間経過して分かったことだが、召喚時間は一日のうち12時間まで。

 んで、12時間出してたら12時間待たないといけないようだ。

 これからも色々試して召喚時間についてて検証を重ねていこうと思う 

 

 朝食を食べて、幼稚園の通学時の前に個性のちょっとした練習も兼ねて、スコールを召喚する。

 

 で、これまた新事実なのだが、『召喚したキャラに直接関係するアイテムなら、制限なしで召喚できる』のをスコールの予想から知った。

 スコールを呼ぶ際、彼の愛用武器である『ライオンハート』はもちろんの事、魔女討伐作戦時に使用していた車両『テンペスト』も一緒に呼び出せたからだ。

 

「流石に手持ち無沙汰では俺も落ち着かないんだが……俺の武器は呼び出せないのか?」と言われて、試しに呼び出してみたら出来たという訳である。

 

 お蔭で通園が楽になった、もちろんドライバーはスコールである。

 今までは母が合間を縫って送り迎えしていたが、その手間が消えて母も喜んでいた。

 それに合わせて、幼稚園の若い女性教員も喜んでいた。

 スコールはめっちゃイケメンだからね、仕方ないね。

 

 ちなみに、スコール不在の場合はライオンハートもテンペストも呼び出せず、スコールが消える場合は呼び出したアイテムも一緒に消えてしまうようだ。

 家でライオンハートを眺めようとしたのに……ちょっと残念だ。

 

 

 

 

 

 

 

 21xx年 4月21日

 

 個性発現から3週間目。

 俺はスコールに剣術を教えてもらうことになった。

 最初は『俺はSEED……傭兵だ。 子供に言う話じゃないが、俺の剣技は殺すための技術、簡単に教えられるものじゃない』と断られた。

 だが、「いつヴィランに襲われるとも限らないし、教えてくれ」と食い下がっていると。

 

「……仕方ないな、護身術程度で良ければ教えてやる。 

 それにドロー&ジャンクションを上手く使えば怪我も治せるだろうからな」

 

 と教えてくれることになった。粘り勝ちである。

 そんなわけで、今日から俺の修行の日々が始まった。

 

「分かっているとは思うが、最初は素振りからだからな」

 

 あ、やっぱり?




召喚するキャラは1話ごとに増えたり増えなかったりします。

10/7
すいません、オリ主の名前は『秀』ではなく『集』の方が正しいです。
誤字を指摘してくださった伊乃さん、ありがとうございました。
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