本当にありがとうございます。
21xx年 4月8日
なんか通学途中でいきなりマスコミの取材を受けた。
どっから情報を嗅ぎつけたのか、オールマイトが教師だってマスコミに情報が漏れたらしいのだ。
個人的には、漏れようが漏れまいが知ったこっちゃないんだが……正直鬱陶しい。
でも、母の仕事の関係上マスコミを敵に回すのは得策ではない。
そのため「まだ一日しか経ってないし、どうにもこうにも判断できないっスね!」と一言だけ適当に答えた。
どうでもいいけど、レポーターのお姉さんは可愛かったと書いておこう。
マスコミの群れを潜り抜けて朝のホームルーム。
そのホームルームで学級委員長を決めろとの通達があった。
投票方式になったので、委員長っぽい感じの飯田に入れた。
で、結果は緑谷3票で委員長、八百万2票で副委員長である。
俺? 俺は立候補もしてないし、誰にも入れられてませんでした。
だってガラじゃないんだもの。
ちなみに票を入れた飯田は、選ばれなかったのが悔しかったのかちょっとだけ凹んでいた。
ホームルームも午前の授業も終わり、お昼休み……すなわち昼飯の時間でる。
昨日話した縁と、授業で戦った縁もあってか、尾白と轟と障子と飯を食うことになった。
これでボッチ飯卒業である! まあボッチ飯と言っても一日しか経ってないんだが!
「織井、お前って随分食べるんだな……」
「やっぱり身体動かすこともあってか、カロリー滅茶苦茶使うんだよ」
「いや、その理屈は分からなくもないけどさ……その量は多すぎじゃないか?」
尾白が驚いていたが、俺が食っているのはどデカイ器に盛られた二十人前のカレーである。
何故カレーかと言われると出てくるのが早いし、単純にカレーが好きなだし。
「そのスプーンは、持参か?」
「普通のスプーンだと、食いきれなくて飯の時間が終わっちまうんだよ」
障子が、家から持ってきたしゃもじ大の特製スプーンを、物珍しそうな目つきで俺を見つめてきた。
コイツ、飯の時でもマスク取らねえんだなあ……個性で作った口で飯食ってる。
「なあ、織井。 昨日は聞きそびれたんだけどよ、どうやって俺の氷を無効化したんだ?」
蕎麦を食べながら、神妙な顔つきで轟が聞いてきた。
ぶっちゃけ言うかどうか悩んだが、この際だからG.Fとジャンクションシステムについて、キッチリ全部答える事にした。
そうすると、苦虫を嚙み潰したような表情で「……それはズルいだろ」と言ってきた。
尾白と障子も同意するように頷いていた。
だから、「やり方を教えればお前らも出来るぞ」と言ったが……
「……いや、遠慮しておく。確かに強くなれるのは魅力的だけど、記憶がなくなるのはな……」
皆、少しの時間考えた後に断った。
別に使えるモンは使えばいいだろうに、と俺は思った。
まあ、そんなこんなで談笑しながら飯を食っていたわけだが、途中で警報が鳴った。
何でも、セキュリティ3が突破されたらしいんだが……
「雄英のセキュリティがそんな簡単に破れるもんかねー?」
そう思いながら、空中で胡坐をかいてカレーを食っていたのは俺だけでよいだろう。
だって飯食わないと身体持たないんだもの。
ちなみに騒ぎは、飯田が非常口みたいなポーズを取りながら落ち着かせた
やるじゃん。(横にダディクールの笑顔が描かれている)
この件で委員長が緑谷から飯田に変わった……アイツならちゃんと委員長の役割をこなしてくれるだろう。
それを見越して俺も投票したんだし、頑張ってもらいたい。
21xx年 4月9日
今日のヒーロー基礎学は『人命救助訓練』である。
レスキューなあ、瓦礫をどかしたりする力仕事的なレスキューなら出来るだろうけどなあ。
火災は、火はともかく煙までは無効化できないし。
水難は、水は無効化できても土砂でダメージ食らうかもしれないし。
まあ、負傷者の治療なら回復魔法があるから大得意なんですけどね! ワハハ!
さて、無駄な事を書くのはまた今度として。
今回の授業は。各自で好きな服装に着替えてから、バスで現場入りするらしい。
バスの中では蛙吹……本人が『梅雨ちゃんと呼んで』って言ってたからそう記入する。
ともかく梅雨ちゃんが、緑谷の個性がオールマイトに似てると発言。
確かに似てるっちゃ似てるが、ただのオールマイトクラスタだと思うんだよなぁ。
技の名前とか、オールマイトリスペクトでそのまんま名付けてるみたいだし。
で、この後は個性やら人気云々って話になったが。
一番人気取れるのは俺じゃないかって話になった、『人気ある漫画やアニメのヒーローを呼び出せて、人気取れないのは嘘だろ』だってさ。
褒められて悪い気はしなかったので、ベジータではなく悟空を呼び出そうとも思ったんですが!
バスの中は中々狭いので止めておきました!
あ、この後は爆豪をイジっておきました。
梅雨ちゃん曰く『人気出なさそ』だってさ、ワイトもそう思います。
無事何事もなく到着、今回はオールマイトと相澤先生、そしてスペースヒーローの13号が担当してくれるようだ。
たどり着いた場所は『ウソの災害や事故ルーム』、略してUSJ。
よくわかんねーけど、商標権とか大丈夫なんかなぁ。 略称だし大丈夫なのかなぁ。
そう思っている間に、13号のお小言が始まった。
お小言というのは相応しくないかもしれないが、本人がそう言っているからお小言なんだろう。
その内容は、個性の内容や使い方について釘をさすようなものだった。
一言で言えば、『我々の個性は、一歩間違えれば殺人の道具になるのだから、使い方は間違えないように』って事だ。
……確かにその通りである。
俺が普段呼び出すキャラは、指先一つで容易く人を殺せる力を持つキャラばかりだ。
一番非力な月だって、その頭を悪意を持って駆使すれば計画殺人が可能なほどに、ヤバい。
っつーか、月ってこの世界で言えば、所謂ヴィランじゃねえか!
親切に勉強を教えてくれたり、マリオテニスオタクだったりして気づかなったが、滅茶苦茶危なかっしい事をしてるのに今気づいた!!
これからは付き合い方を考えて接さないとなあ……
さて、長々と書いたが……ここからが今日一番の大問題である。
何とヴィランの襲撃があったのだ……なんちゅートラブルだよ!
悪い気を感じたから何事かと思ったが、誰が予想するよいきなり実戦なんて。
とにかく手を沢山つけたヤツとか、脳みそ丸出しのヤツとか、見るからにヒーローではないやつらが、ワープゲートみたいなの黒いモヤを通り抜けてやってきたのだ。
手を沢山つけたヤツが「子供を殺せば来るのかな?」とか言ってたし、ヴィラン確定だろう。
……どうしてこう……気持ち悪い外見が多いんだ、ヴィランってのは。
威嚇か? 威嚇のつもりなのか?
あ、問題とは書いたけども。
ヴィラン達は悟空とベジータを呼び出して、あっという間に蹴散らしときました。
ざまあみやがれってんだ、へッ。
この後は逮捕されたヴィランは警察に引き渡して、授業を再開した。
何人かは逃げられたけど、深追いするのもなんだから止めといた。
いざとなれば悟空の瞬間移動でどうにでもなるし……
ちなみに授業の後は悟空とベジータのサイン会になった、サインなんて初めての事なのか戸惑ってる様子だったけど。
まあ、最終的には何事も無くて良かったよ、うん。
最初は普通に戦う予定だったんですが、『相澤が個性を使わせないわけがないよなぁ』と思ったんで、あの二人を呼びました。
ストーリーの都合上、死柄木と黒霧は命からがら逃げてます。
脳無は……きたないボロクズになりました。
モブヴィランは……死んではいませんよ、死んでは。
追記
ワイトもそう思いますは誤字ではないのです。
ですが、誤差報告してくださった事は感謝します。
ありがとうございました。