二次元キャラクター召喚するマンの日記   作:koh

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お仕事が変わり、肉体もバキバキに。
そんなこともあり、更新頻度は恐らく結構落ちます。

それはそうとして、評価10と0が1個ずつ。
同じ作品を呼んでこれなんだから、そりゃ世の中から争いや戦争が無くならないわけだなぁとしみじみと思いました。


13冊目 体育祭(何のひねりもないタイトル)

 21xx年 4月10日

 

 先日のヴィラン襲撃。

 大した被害はなかったが、雄英敷地内にヴィランの大群が侵入したという事もあり、丸々一日使って対策を練るってことで、臨時休校になった。

 

 やる事が無くなったので、今日はサイバイマンを強化した『テンネンマン』と連続組手をすることになった。

 もちろん、ベジータ監視下の元である。

 

 素の状態ではまだサイバイマンに勝てないが、フルジャンクション状態ではサイバイマンを一蹴出来るほどの強さなのだ。

 しかし、それではトレーニングにはならない……そこでテンネンマンの出番である。

 テンネンマンの戦闘力は凡そ2000程度、今の俺の戦闘力は通常時が800でフルジャンクションで4000程度。

 正直ナッパとトレーニングにしても良かったような気がするが……『ナッパの戦闘力は最低値で4000、今の貴様は最高値で4000。 勝てるわけがなかろう』と言われた。

 

 さて、こう書いたがテンネンマンも中々どうして強い。

 一体一体はそれほどでもないんだが、数の利を活かした連携攻撃で的確に攻撃してくる。

 範囲攻撃で纏めて倒せれば楽なんだが、簡単にはいかせてくれない。

 ……一対多のトレーニングにはちょうどいいな、コイツラ。

 

 

 

 

 

 21xx 4月11日

 

 相澤先生から『雄英体育祭』が3週間後ぐらいに迫っているとの通達。

 曰く、『ヴィランの襲撃があったからといって中止に出来るようなもんじゃない』との事だ。

 

 雄英体育祭は、日本においてはオリンピックに匹敵するほどの盛り上がりを見せる。

 つっても、国際的な行事じゃないから海外ではドマイナーなんだけどね……一学園の学園祭だし、結局そんなもんだよね。

 俺達が海外の祭りをどれだけ知ってるかって話ですよ、うん。

 

 で、ここからが肝心なんだけど……

 今回の雄英体育祭なんだが、警備を増強するに当たって『俺が個性で呼び出したキャラクターも全員警備に当てる』らしい。

 つまり、俺は個性無しで乗り切らねばならないという事だ、これは大変だ。

 

 ……既に地力はそんじょそこらのプロヒーローには負けないと思ってますけどね! 

 疑似魔法だけで乗り切れる部分は実際にあるし! 

 ちょうどいい機会だから、俺の力をお披露目させてもらうとしようか。

 

 

 

 

 

 21xx 4月21日

 

 トレーニングの最中にある問題が発覚。

 ベジータの技、威力が高すぎて使い所に困るのだ。

 スコールの技も『斬撃』という点から、殺しは御法度のヒーローではどうにも使いにくい所がある。

 

 対人戦闘に置いては、当面の間は美鈴から教わった星脈地転弾辺りが最大火力になるか……

 気を抑える技術も身につけねーと。 

 

 

 

 

 

 21xx 5月3日 1ページ目

 

 はい、何事もなく体育祭です! 

 警備にはあまり騒ぎにならないよう、今の世の中では比較的マイナーなキャラを選んだ。

 いつも呼んでいるベジータとスコールは、マイナーという条件に当てはまらないからダメだったが、美鈴とアイクとIWS2000の3名は呼び出せる。

 そこに加え、メタルマックスシリーズの『はんた』と『ドラムカン』を呼び出すことにした。

 ……1人当たり大体4時間半ぐらいしか呼べないな。

 だが、これ以上人数減らすわけにもいかないし、かといって増やしたら人数が……という事で、この5名で頑張ってもらうことになる。

 

 さて、開会式の直前に控室でひと悶着……いや、悶着ってほどのモンでもないか。

 とにかく、轟と緑谷から宣戦布告を叩きつけられた。

 

「織井……今までの授業で分かったが、お前は強い。

 あのベジータに鍛えられただけあって相当なもんだ……だからと言って、負ける気はねぇ。

 緑谷同様、おまえには勝たせてもらうぞ」

 

「僕だって負けられない、本気で獲りにいく!」

 

「上等だ、俺だって一位取れなきゃベジータの面に泥を叩きつける事になるんだ。

 テメーらにゃ負けねえぞ!」

 

 火花が散ったところで、入場である。

 会場にはプレゼントマイクの会場が響き渡っている。

 

「どうせてめーらアレだろこいつらだろ!!? 

 ヴィランの襲撃を受けたにも関わらず、無傷で返り討ちにした奇跡の新星!!!! 

 ヒーロー科!! 1年!!! A組だろぉぉ!!?」

 

 いや、やったのは悟空とベジータなんですけどね。

 そう思いながらも、胸を張ってズンズンと歩く俺。

 人の褌で相撲を取ってるみたいで、何だか妙な気分である。

 

「選手宣誓! 選手代表、1-A 織井集!!」

 

 極めて地肌に近い色のうっすいタイツを着込んだ、18禁ヒーロー『ミッドナイト』が俺の事を呼ぶ。

 ……いつみても凄いカッコ、と思いながら朝礼台の上に赴いた。

 

 ぶっちゃけもっと凄いカッコのキャラを召喚した事があるから、慣れてるっちゃ慣れてるが……

 誰を呼んだかは秘密である、秘密ったら秘密である。

 

「えふんえふん! 

 あー、我々選手一同は日頃の授業の成果を十二分に活かし、死力を用いて最後の最後まで戦い抜く事を誓います! 

 以上、1-A 織井集!」

 

 ここで変な事を言っても面倒なのでフツーの選手宣誓にしました。

 

 さて、早速第一種目である。

 

「第一種目はコレ!! 障害物競走!! 計11クラスでの総当たりレースよ! 

 コースはこのスタジアムの外周約4㎞!」

 

 4キロか、割と短いな。

 

「我が校は自由さが売り文句! 

 ウフフフ……コースさえ守れば、何をしたって構わないわ!」

 

 ミッドナイトの含み笑いが気になるなあ。

 ……しかし狭い、入り口に対しての人数が多すぎるな。

 最初から人込みに飲まれるのもいやなので、俺は舞空術で宙に浮いた。

 

「スタート!!」

 

 ミッドナイトの合図とともに信号が青になり、それと共に入り口に生徒達が群がる。

 当然入り口はすし詰め状態になるわけだが……

 

「飛んでるからカンケ―ねえ! ワハハハ!!」

 

 上空から人混みを飛び越え、俺はトップに躍り出た。

 

 続く。




もっと凄いカッコのキャラというのは、変態仮面です。
興味本位で読んだらその恰好に笑いが止まらなくなって、ちょっと怒った本人に鞭でしばかれました。

あと、適当な抜きゲーのキャラが含まれてます。
オリ主だって男の子なんです。

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