21xx年 9月1日
最近はベジータの基礎の基礎トレーニングも問題なくこなせるようになってきた。
特に、最近は重りを本来の重量に戻した事もあって、成長速度は前よりも増しているように思える。
そのせいか、4歳にも関わらず身体はムキムキだ。
父は「子供が逞しくなるのは良い事だ」と笑っていたが、母は「身体を壊さないか心配だわ」と言っていた。
正直、多少身体を壊したぐらいなら自前のケアルで治るのだが、それは両親には内緒だ……心配はかけたくない。
擦り傷や切り傷、打ち身程度ならケアルで全快するし、骨折してもケアルラやケアルガで治る。
そのせいか、ベジータのトレーニングは「多少怪我をしても構わんだろう」とメチャクチャ厳しい。
さすがに骨折はサイヤ人にとっても大怪我に入るのか、骨折はしないように手加減はされていたがそれでも辛い……
21xx年 4月1日(2年目に突入!)
スコールとの訓練は既に素振りや木剣での打ち合いも終わり、ガンブレードを用いた実践でのトレーニングに入った。
俺はガンブレードはスコールの『リボルバー』を貸してもらい、現在は疑似魔法と剣術を複合した魔法剣術を学んでいるところだ。
実際に打ちあってみると、スコールの剣技は力よりも技を重んじているのが分かる。
一瞬の隙を突いて、連撃を叩きこむのが基本だ。
だが、肝心のガンブレードのトリガー。これがとても難しい。
このトリガーは、相手にガンブレードの刃が当たる時にタイミングよく引けるか引けないかで、ダメージは大きく変わるのだ。
スコール曰く……
「ガンブレードのトリガーをタイミングよく引いた時と、引かなかった時の威力を数値にした場合だが……
トリガーを引いた時のダメージは、引かなかった時の約1.75倍になる。
だから、トリガーのタイミングは身体に体に叩きこんでおけ」
と言われた。こればかりは努力あるのみだ。
ベジータとの訓練は、実際の打ち合いに入ったところだ。
流石にベジータの拳を受けたら、身体がはじけてしまうので、俺が一方的に打ち合う感じになってはいる。
だが、それでもたまに寸止めで打ち返してくるときがある……この寸止めが恐ろしいのだ。
寸止めされているとはいえ、その拳には必要とあらば大地すら砕くエネルギーが込められている。
そんな拳を自分に向けられているのだ、怖がるなって方がおかしいだろう。
最初の頃は、その殺意に飲まれ何度泣いて、小便を漏らしたか分からない。
その度に「ええい、泣くな! 鬱陶しい!!」と叱られたものだ……
しょーがねーだろ5歳児なんだから……
ちなみに泣く度に父と母に慰めてもらった、恥ずかしいやら嬉しいやら。
21xx年 5月1日
今日はベジータから気の扱い方を教えてもらう予定だった……のだが。
「始めは教えようと思ったのだが、今考えて見れば気の扱いについて教えるのはどうにも難しい。
俺もトランクスも、周りにいる奴らは全員教えるまでもなく自在に操れていたからな。
お前もいきなり『どうやったら歩けるようになるんだ?』と聞かれたら説明が難しいだろう。
俺の気をお前に送り込む事も考えたが、今のお前の身体では俺の気に耐えられんだろう。
そういうわけだから、お前が『気の扱いに長けていて、尚且つ俺より弱いと思うキャラクター』を呼び出して、そいつに教えてもらえ」
と、ほっぽり出された。
いや、理屈は分かるんだけど……せっかくだからギャリック砲とか教えてもらいたかったのに……
だけど、仕方ないといえば仕方ないのだろう。
車の免許も持ってない奴が、いきなりプロレーサーになろうとするようなもんか。
という訳で、気の扱いに長けていて、ベジータより弱いキャラ……気の扱い……気を使う……あっ、あのキャラがいたか。
「こんにちは、紅魔館の門番の紅美鈴です!
シュウくんの『個性』で、大まかな事情は把握しています!
気の使い方だったら私に任せてください、気功波もバッチリ撃てるようにしちゃいますよ!」
『気を使う程度の能力』、頼りにさせてもらいましょう。
現時点のオリ主は、最強トーナメントでアンドレアス・リーガンを倒せるぐらいには強いです。
それと、このままだとずるずると幼児編を続けそうなので、次か次々辺りで小学生になって、そのまま巻きで中学生編をお送りしようと思います。