一人称より三人称のが楽・・・かなぁ
これが正しい三人称なのかは分からないですが色々試してやりやすい形に落ち着けていこうと思います。
補足説明
ナミ
原作ヒロイン、多分ヒロイン。
話が進む毎に成長している(胸部が)ついでに露出も増している。
しかしビキニアーマーになるファルクには露出では負ける模様、ただし頭脳では圧勝である。
ノジコとベルメール
うろ覚えでこんなん?だった気がする二人組。ノジコはなんかちょっと毒舌な感じだった気がする。
ファルクが海軍に入隊して早くも一年の時が過ぎていた。
充実した訓練・・・と言っても戦闘面ではなんの問題もないので主に勉学中心であったが。
悪魔の実の能力で様々な知識を得られるとはいえ、関心を持ったものしか知識は与えられない為、常識等は実際に学ぶ事となったのだ。
とは言え龍としては何もかもが初めての体験、ファルクは嫌がる事もなく寧ろ率先して勉学に励んでいた。
机に齧り付く様に教本を読みながら煎餅、授業でノートにびっしり書き込みながら饅頭、戦闘訓練ではお茶を飲みながら翼だけで模擬戦相手を完封する始末。
なまじ優秀な訓練兵である事と、センゴク元帥とガープ中将のお墨付き・・・というよりも決して怒らせたり不快にさせたりしない様に厳命されていた教官達は依怙贔屓は良くないと思いつつも口を閉じる他なかった。
まぁ、優秀云々関係なしにメッチャ美人なので教官達も鼻の下を伸ばして眼福眼福言ってたりするだけだったりするのだが。
ファルクは背中の翼があらゆる行動の基本なので背中に布があると邪魔でしょうがないという事で背中が丸っとくり抜かれた様な海兵服を着ている。
しかもその上尻尾は腰の辺りから生える為、形の良いお尻が半分程覗く様なデザインである。同期の訓練兵も教官もこれには思わずニッコリ、ファルクは瞬く間に訓練校のアイドルと化した。
「やはり私は美しいという事だな、うむ。貴様等、この私に美味しい物を貢ぐのだ。」
「おぅい、ファルク。いいから訓練しなんさい。」
等とのたまい調子に乗るファルクをセンゴク元帥からファルクのお目付役に任命されてしまったクザンがビーチチェアにのそべりながらダラけた声で注意するが、注意する側にヤル気がないので全く効果が無かった。
今日もグラウンドにファルクの高笑いが響き渡り、未来の海兵達は前屈みで訓練に励むのであった。
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東の海のとある島で二人の幼子と女性が夜の海辺で夜空を見上げていた。その中で髪がオレンジ色の可愛らしい女の子が女性の裾を掴み嬉しそうにはしゃぎながら夜空を指差して叫ぶ。
「ベルメールさん、ベルメールさん!あれ!流れ星!」
ベルメールと呼ばれた女性が女の子の指の先を見ると確かにそこには流れ星・・・いや流れ星、なのか?
「おーほんとだ・・・って流れ星にしちゃなんか遅すぎないかアレ?というかなんか赤いんだが・・・。」
「流れ星にもノロマっているんだねー。」
女性の人生の中でもあんな流れ星があったかと思考している側では唇が少し厚い少女が割と辛辣な事を言っていた。
実際流れ星にしてはいつまでも空に留まっている時点でおかしな話であった。しかも気のせいか真っ直ぐではなく妙にカクカク動いている様にも見られる。
「あっ・・・流れ星落ちちゃった・・・」
「見えなくなっただけ・・・って言うには妙な感じだねぇ、まさか本当に落ちた?」
「あんな流れ星にお願い事しても叶わなさそうね。」
その時は三人とも全くと言っていい程気にしていなかったこの出来事、それがまさか三人の運命を大きく変える事になるとはこの時のベルメールには知る由もない事であった。
翌日、魚が食べたいとワガママを言うオレンジ色の髪の少女ーーーナミに「そんなに魚が食べたきゃ自分で釣ってきな!」と釣り竿とバケツを持たせて海に送り出したベルメールは数時間後、信じて送り出した娘達が人を釣ってきたのにビックリしすぎて特性蜜柑ソースをぶちまけてしまうのであった。
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「ふぅ・・・空は良い・・・任務で廃れた心が洗われるようだ。」
その日、海軍の新入り兵士として何件かの任務を達成したファルクは自主的休暇を満喫していた。
新入りなのに何故かセンゴク元帥からやたらと疲れる任務、具体的にはグランドラインの端から端まで行ったり来たりし、あっちに重要書類を運び、こっちで億越え海賊をとっちめて、シャボンディ諸島とか言う場所では「妻になるえー」とか阿呆抜かす変顔をぶちのめそうとしたら同僚に必死で止められ大将まで出てきて最終的には有耶無耶になったものの非常にストレスが溜まっていたファルクは、そうだ美味しい物を食べに行こう。
と言わんばかりにセンゴク元帥に「自主休暇します、探さないで下さい。ファルク」と覚えたての拙い字で書き置きを残し(言うまでもなくセンゴクの胃は死んだ)グランドラインを離れ、今は東の海の海上を遊覧飛行していた。
「上も青、下も青、ふはははロール、ロール!どっちが空でどっちが海か分からんな!」
意味不明な事をのたまいながらジグザググルグル飛ぶファルク。お察しの通り飲酒飛行である、それでいいのか海兵。
しかも時刻は深夜、ファルクの飛行は翼から龍氣を噴出しての飛行なので率直に申せば物凄く音がなる。
深夜に、飲酒で、騒音のトリプル役満である。海兵さんこっちです、あぁ、こいつが海兵だったわ・・・。
不幸中の幸いなのはこの東の海ではこの様に飛行出来るのはファルクただ一人と言う点であろうか。
金獅子のシキ、不死鳥のマルコと飛行能力を持つ能力者はいずれもビッグネームばかり、とある砂漠の国では代々鳥の能力者がいると噂されている様だが詰まる所この世界で飛行出来るのは極限られた者達だけである。
そして当然そんな不規則かつ滅茶苦茶な軌道を描いていれば例え風に影響を受けない動力的飛行のファルクとは言え墜落は必須であった。
そしてこの女、元々飛べる存在ではあるがこれでも悪魔の実の能力者なので海に落ちれば途端に何も出来なくなるのは至極当然の話であった。
ファルクが墜落してから数時間、とある島の海岸で二人の少女ーーーナミとノジコは釣り竿を手に空っぽのバケツを覗き込みお腹を鳴らしていた。
「あ〜ん、ノジコ釣れない〜!お腹空いたよ〜!」
「騒ぐと魚釣れなくなんよナミ・・・そろそろ釣れてくんないと釣果0もあり得るね・・・」
釣り竿を垂らして既に約二時間、魚がかかる兆候すら見られなかった二人、特にナミは自分で食べたいと言ったにもかかわらず既に釣りに飽きてきていた。
釣りには飽きた、しかしどうしても今日はお魚が食べたい。そんな幼子ならではの微笑ましい我儘を述べながらナミはポケーっと空を眺めてある事に気がついた。
「そだっ!ねぇ、ノジコ。昨日の流れ星へのお願い、魚が釣れます様にってどう?」
突然のナミの提案にノジコは呆れながら
「いや、流れ星の願いが後出しは無理じゃない?大体あんな鈍い流れ星で願いが叶うなんて無理だと思うし。」
「え〜〜〜っ、いいじゃん、いいじゃーん!お魚、お魚、お魚ぁっ!」
ナミは仰向けになりながらジタバタした!
「駄々っ子かっ!」
しかし駄々を捏ねても魚は掛からない、これはいよいよ坊主確定か・・・?とノジコが諦めかけたその時だった。
立て掛けてあったナミの釣り竿が勢いよく引いた、そしてノジコは自分の釣り竿を咄嗟に放り投げて海に引きずり込まれそうなナミの釣り竿をギリギリでキャッチした。
「ナ、ナミッ!来た、来たわよ!大物よ!」
「えぇっ!?本当にお願い事叶った!?」
「んなのいいから早手伝え!」
コントじみたやり取りをしながらもノジコの腰に抱き着き、一緒に釣り竿を引く。
しかしいくら子供とはいえこんな浜近辺の魚がそこまで大きい筈もないのにやたらと引きが強い。
安物の釣り竿は今にもへし折れそうなくらいに反り、釣り糸の先の海面は大きく波立っていた。
「「んぎぎぎぎっ!!」」
とても少女が出していい様な声ではない力み声を二人揃って絞りだしながら、二人は最後の力を振り絞って後ろに飛び跳ねるつもりで釣り竿を振り上げた。
「やった!釣れた!」
「はっはー!どんなもん・・・はぁ!?」
しかし現実は悲しいかな、激しい闘いの末釣れた大物はまず魚ですらなかった。
「う、・・・ぎ、ぎぼちわるい」
二人の少女の前にずぶ濡れの酒臭い超絶美女が、陸に上げられた魚が如くビクンビクンと跳ねながらのたうっていた。
その後・・・
ドタバタと騒がしく開いた扉の音を拾ったベルメールは大方二人が一匹も魚が釣れなかったんだろうなと思いながらも愛する二人の娘を迎え様と振り返った。
「ベルメールさん大変、大変!お魚じゃなくて綺麗な女の人釣れた!」
「この人やたらとお酒臭いんだけど・・・」
するとそこにはお魚釣った娘達ではなく、ずぶ濡れドザエモン釣ってきた娘達が居た。
そしてベルメールはズッコケた、ついでにみかんソースもぶちまけた。
ポンコツドスケベ露出海兵ファルクさん爆誕。
このすばの女神よりはマシだけどポンコツのが話が進みやすいからポンコツにしていきます。ルフィも結構ポンコツだしでぇじょうぶだ問題ない!
私生活ですが崩壊3rdで勿忘の強化が楽しすぎて毎日シャキンシャキンしてます。後メギド72 でゼパルのスカートの中覗くのに心血注いでます。
休日は結構書けるけど平日はあんま書けないので亀の足更新です、お察しの通りです。
ネタバレになってしまいますがティガレックスとナルガクルガは今後確定登場させます。
けど擬人化するとは限りませんよ?