幻想郷に転生しました。   作:音眼紫玖

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謎タイトル。でも、1話投稿した時点からずっと書きたかったタイトル

円香が紫様と打ち合わせをする回です


第13話 夜桜円香は覚悟を決める

土曜日の夜。ご飯食べた、風呂入った、歯磨いた。寝る支度が全部終わった後、紫様は俺の部屋に入ってきた。

 

「明日は宴会だけど、どうするの?」

 

「……私が男から女に転生した人間であって、これから女……少女として生きることを発表……します」

 

「そう。スピーチの内容は決めてるの?」

 

「なるべく簡潔に説明できるようにしたいな、と考えています……」

 

俺の人見知り、もういい加減に直すべきだな……。やっぱり、こういう人を探るような目をした人の前ではオドオドしてしまう……。

 

「そう……。幻想郷には、あまり理解力のない妖怪もたくさんいるからねぇ……」

「そういうトランス的なことが分からない子も、いるかもしれないわ」

 

妖精など、幼く見えたり、頭の小さい妖怪にはあまり理解できないのかも?

 

「あと、話は逸れるけど『文々。新聞』って知ってるかしら?」

 

「……あぁ、あの新聞か」

 

「それを書いてる『射命丸 文』って言う鴉天狗がいるんだけど、その子に色々追求されたとしても、情報は言い過ぎないこと」

 

「……大体、察しはつきますけど……何故ですか?」

 

「面白おかしく改変されるから」

 

やっぱりか……。

 

紫様は「それはある日のこと……」と話し始めたが、耳に入ってこない。

 

宴会だから、酒を呑むんだよな……。なんか酔っ払い妖怪に引きずり回されそうな……。

博麗神社でしばらく休む事態にはなりたくないな……。

 

てか、スピーチの練習しないと。

今予定している限りでは

 

『はじめまして、私は夜桜円香です。いきなりですが、私は転生者です。前世は『男』でした』

『今までずっと、取り繕っていましたが、もう変わらないとダメだな、と思いました』

『そこで、この場で皆様に発表することになりました』

『ちなみに前世での名前は『夜桜 真』です。ですが、『真』とは呼ばないでください』

『今から私は『夜桜 円香』として生まれ変わります!』

 

で、乾杯に行く流れだ。

 

「……ねぇ、ちょっと聞いてる?」

 

「ちょっとなら聞きました」

 

「そう言うことじゃなくって!!せっかく私が事例を話しているのに、貴女は全然聞かないのよ!!もうこうなったら、眠るまで話してあげる!!」

 

紫様は激昴した様子でそういった。

 

眠るまで話すのは流石にご免だ。

 

てかもう夜中やんけ。眠らないと明日の宴会で眠ってしまうぞ……。

 

「明日は宴会だから、もう寝るよ。おやすみ」

 

「ちょ、ちょっと!!」

 

天蓋から提げられているカーテンが開かれそうになるのを、無理やり押さえる。俺は、数回引っ張ったあと、飽きて寝た。引っ張られてるカーテンと反対の向きで。

 

「あぁ、もう……。まぁ、私も明日の宴会に参加するから、早く寝ないとね……」

 

紫様がそう言うと、一瞬で気配がなくなった。『スキマ』で移動したのだろう。

 

それにしても、明日……ってか今日か。宴会ってどんな面々が集まるんだ……?

 

いろんな予想を立てながら、俺は眠りについた……。

 

─続く─




み じ か い。
なんか眠るオチ多いなこの小説
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