幻想郷に転生しました。   作:音眼紫玖

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最初らへん文体が曖昧


第5話 紅魔館

ワンピースもドロワーズもキャミソールも靴下も全て乾いた、指輪をもらった翌日。

 

いつまでも神社に居候してるわけにはいかないので、住処を探すことになりました。

 

第一候補は『紅魔館』。視界のほとんどが紅だという屋敷。

 

今日は、そこに交渉しにいくことになった。が。

 

神社から紅魔館までは歩いていくとかなり時間がかかるので、飛ぶ訓練をしてから行きます。

 

ちなみに、昨日覚醒した能力は『物を操る程度の能力』と名付けました。

 

 

 

 

「ほら、自分を人形だと思って、それを持ち上げるイメージで!!」

 

「ん〜〜……。……あっ!?」

 

目を閉じて念じていると、いつの間にやら神社が手で掴めそうな大きさになっていた。

 

俺は別に高所恐怖症ではないが、周りに囲いが無いとやっぱり不安だ。

 

 

少しずつ少しずつ、かき氷を堪能するかのように高度を下げていく。

 

「お疲れ。怖くなかった?」

 

「……うん。平気平気」

 

「そう。なら、もう行きましょうか」

 

 

 

 

 

空中で霊夢に手を引かれながら飛行している。正直、こんな風に監督的な存在がいないと不安でしょうがない。神社の生姜無くなってたような……。

 

 

 

湖の畔……というか、中島?のところで動きを止め、高度を下げていく。

最後は女の子らしくふんわりと着地した。

 

赤い壁が目前にデカデカと在る。扉は鉄格子で、鉄の棒で鍵がかかっている。

そして、かなり目立つのが、門の側で腕を組んで俯いている女性。

紅いロングの髪をサイドだけ三つ編みにして、頭には星のついた帽子を被っている。

瞳は閉じられている。眠っているのか?

服は身体のラインを強調するチャイナドレス。スカートにはスリットが入っている。脚は……生足。エロい。

 

「あー、中国、また寝てる……」

 

「誰?」

 

「ここの門番よ。私的には門番よりメイドの方が役に立ちそうだけど……」

 

「そっか……」

 

 

音を立てないように、こっそりと鉄の扉を開ける。

開閉部にはちゃんと油がさされていて、キィィィ……という不快音さえしなかった。

 

「霊夢、どうしたの?……後ろにいるのは、外来人?」

 

「!?」

 

銀髪でメイド服を着た女の子が急に現れた。びっくりして、霊夢の後ろに隠れてしまう。

 

「安心してください。取って食べる気はありませんし、何より、私も人間ですから」

 

「あっ、はい……」

 

「それより、お嬢様が貴女をお待ちしております」

 

「お嬢様……?」

 

お嬢様って言うと、前世で同じクラスにいた似非ブルジョワ女子と、清楚な黒髪ロングの癖っ毛美人が頭に浮かぶ。あの二人は印象に残ったなぁ…。

 

 

 

 

「ここが、お嬢様の居る玉座になります」

 

「失礼のないようにね」

 

「し、失礼しまーす」

 

ここにも油がしっかりさされていて、ドアノブを回す優しい音だけが鳴る。

 

玉座に座る『お嬢様』とやらと目が合った。外国の可愛らしい女の子、と言う印象がある顔だ。瞳は大きく、鼻は高い。唇は赤みがかったピンク。

 

クラスの似非ブルジョワとは比べ物にならないお嬢様だ。

チリチリの金髪パーマ、厚化粧、ドデカいピアスなんてものは目前の『お嬢様』にはない。

 

代わりにあるのは、青みがかった銀色の髪、紅く爛々と輝く大きな瞳、背部の黒い蝙蝠の翼だ。

 

「立ち尽くしてないで、早くこっちにいらっしゃい」

 

「あ……はい……」

 

カリスマオーラが垂れ流されていて、萎縮してしまう。

 

「そう怯えなさんな。別に取って食べる訳じゃ無いし、生贄でも無いんだから」

 

「私はレミリア・スカーレット。誇り高き吸血鬼よ」

 

レミリア。レミリア様。

脳内にレミリアの名を焼き付けていく。

 

「用件だけど、単刀直入に言うわ。貴女、私達の家族になりなさい」

 

「……はい?」

 

─続く─




そのまま次回に続きます。
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