幻想郷に転生しました。   作:音眼紫玖

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この回からマリみてクロス。

フランちゃん可愛いよ可愛い

フランちゃんくらいの見た目年齢が好きな人はアリス・コンプレックス、通称アリコンって言うらしいです。

主人公はアリコン……?


第6話 姉妹(スール)

「……はい?」

 

いきなり何を言いだすのだこのお嬢様は。

 

「聞こえなかったのかしら?じゃあもう一回言うわ」

 

「貴女、私達の家族になりなさい。命令よ」

 

「……はぁ……」

 

「でも、タダで迎え入れるなんて言って無いわ」

「貴女には一つ、ミッションをこなしてもらう」

 

「それは一つ。私の妹、フランと姉妹(スール)関係になりなさい」

 

スール。確か、母と姉が好きだった漫画に出てくる制度の名前。母と姉はロザリオごっこするくらいに熱狂的なファンだったな……。

 

もう“幻想入り”しているのだろうか。

 

「スール、なんか知ってる、ような、気が……」

 

「知ってるなら手っ取り早いわ。フランにコレを渡して、貴女自身のことを『お姉さま』と呼ぶように言って来なさい」

 

「はい……。……これは……腕輪?」

 

今つけてる指輪と似て非なる金の腕輪。骨組みのような部分が、側面で紋様を描いている。側面の中央……中央?には、紅い宝珠が埋め込まれている。

 

「これを、フランさんに」

 

「そうよ。咲夜、連れて行ってあげて」

 

「承知いたしましたあ。さぁ、こちらへ」

 

サクヤさんに案内されるまま、廊下を歩き、階段を降りていく。

 

 

 

 

 

「この階段をまっすぐ降りた先に、妹様の部屋があるわ。死なないようにね」

 

サクヤさんが不穏なことを言ったが、まぁ……指輪もつけてるし、大丈夫だろう。

 

 

 

 

 

コンコンコン

 

「失礼します」

 

「咲夜?……違う?」

 

「はじめまして、お嬢様。私は夜桜円香でございます」

 

少し違和感のある敬語で挨拶する。

 

「貴女は人間?」

 

「そう……ですね、人間です」

 

「へー……咲夜と赤いのと黒いの以外では初めて見たわ……」

 

「わたしはフランドール・スカーレット。生まれてからほとんど、この家の中で過ごしてるの」

「まどか、だっけ。貴女はどうしてここに来たの?」

 

「お嬢様の姉に近い存在になるため、でしょうか」

 

「どう言うこと?お姉様になるの?」

 

「そうです。……左腕を出してください」

 

「ん」

 

フランドールに腕輪をつけてやる。

 

「なあに、これ……」

 

「今日から私とお嬢様は姉妹のように生活します。それは、姉妹の証ですわ」

 

「ふーん……姉妹なら、わたしのことフランって呼んでよ。わたしはお姉さまって呼ぶから」

 

えぇぇぇぇぇ!?言わなくても勝手に呼んでくれるってどう言うイベント?

 

「……お姉さまって呼ばれるの、嫌だ?」

 

「いいえ、全く」

 

むしろご褒美です。

 

「お姉さま、もう丁寧に言わなくていいよ」

 

更に敬語抜きって……フランは神様か?いや、レミリアの妹なら、吸血鬼なんだろうけど。

 

吸血鬼……。レミリアお嬢様には、蝙蝠の翼があった。フランには、枝のような腱から七色に輝く宝石が生えていた。翼と言うよりも、羽と呼んだ方が正しく感じるような翼。

 

「お姉さま、どこに行くの?わたしも連れて行って」

 

「うん、一緒に行こっか」

 

……ハッ、フランに気をとられて意識が『円香』に行ってしまっていた。精神は『真』でありたい。……あっ、それだと前にやったことと矛盾するか……ま、いいや。

 

 

 

「サクヤさん、待っててくれたんだ」

 

「ええ、流石に置いて帰るようなことはしませんわ」

 

サクヤさんの視線は、完全にフランの腕輪に行っていた。綺麗だと感じたか、それとも……。

 

 

 

 

玉座の間に戻って。

 

「お疲れ様。……フラン、久しぶりね」

 

「お姉様が会いに来ないからでしょ……ケチ」

 

「まっ、少しイラッとくる発言も、今日くらいはいっか」

「さあ、もうそろそろ食事の時間よ」

 

 

 

 

 

食事の前に。

 

「全員揃ったから、改めて自己紹介をしましょう」

 

霊夢はもう帰ったのか……?

 

「私は紅美鈴、この紅魔館の門番を務めています」

 

名前や容姿的に中国人か?中国語は前に授業で習ったことがある。めいりんだと美鈴だな。

美鈴は私の右斜め前に座っている。

 

「私はパチュリー・ノーレッジ、ここの図書館の司書的な立場にいるわ」

 

司書的な立場……?パチュリーは私のちょうど向かいに座っている。

 

「私は小悪魔です。こぁとお呼びください」

 

小悪魔って種族名じゃないのか……?

小悪魔は私の右隣りに座っている。

 

「私は十六夜咲夜。紅魔館のメイド長をしています。夜に咲くで『咲夜』になります。以後お見知りおきを」

 

サクヤさんは咲夜さんなのか……。咲夜さんは私の左斜め前に座っている。

 

「わたしはフランドール・スカーレット。地下でもやったから、その他のことはわかるよね」

 

フランは私の左隣に座っている。

 

「私は誇り高き吸血鬼にして紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ。外来人、敬称も敬語は要らないからね」

 

レミリアは咲夜とフランの間に、みんなからして横向きに座っている。

 

「はい。……私は夜桜円香、外の世界から来た外来人です。よろしくお願いします」

 

「敬語はいらないって言ったじゃない」

 

「いやぁ……まぁ……」

 

「まあいいわ!冷めてしまうから、早く食べましょう!いただきます」

 

その後、食べながら紅魔館について聞いた。まず、館中に妖精メイドと言うメイドがいると言うこと。これは何回か見たからわかる。

 

美鈴が寝てたら、容赦なく起こせとか。美鈴は「酷いですよー……咲夜さん……」と言っていた。

 

 

紅魔館は賑やかそうで何よりだ。ここでなら、退屈と言うものはないだろう。

 

─続く─




明日は紅魔館の日常編。円香の衣装が変わります。
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