幻想郷に転生しました。   作:音眼紫玖

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咲夜さんとは名前で呼びあうようになりました。

今回からちょっと書き方と主人公の感情が変わってきてます。


第7話 懐中時計に新しい服

「円香、お嬢様がお呼びよ」

 

「今行くね」

 

円香は、レミリアの部屋まで歩いて行く。基本的に呼び出しはレミリアの部屋だ。

 

「円香。時計が無いと不便でしょう?」

 

「そうね」

 

「だから、こんなものを用意したわ」

 

レミリアは円香に金色の、蓋に赤い宝石の埋め込まれた懐中時計を渡す。

 

(懐中時計か……幻想郷って、腕時計が無い時代か)

 

「ありがとう。大事に使うよ」

 

「あっ、そうだ。咲夜ー!」

 

「如何なさいましたか?」

 

「円香に新しい服を用意するように言ったわよね?ある?」

 

「はい。円香、ついてきて」

 

「あ、うん……」

 

 

 

 

 

ここは円香に割り当てられた部屋。

部屋の中に置いてあるテーブルの上に、黒い洋服が載っていた。

 

「これ……?」

 

「ええ、それよ。着替え方は大体わかるでしょう?」

 

「ええ……まぁ……」

 

「それじゃ、お嬢様の様子を見てくるから」

 

パッタン

 

ガチャ

 

鍵をかけて、少し考える。

 

(咲夜にはああ言ったけど、全然わかんねー……とりあえず、借りた服を脱ごう)

 

円香は紅魔館で服を借りた。ワンピースは今洗濯中だからだ。

 

(まず、ブラウスから先だよな……半袖にしよう)

 

(次は灰色のベスト……)

 

頭からすぽっとかぶるタイプのベスト。襟を外につまみ出した。

 

(パニエが先か?)

 

ドロワーズの上に白いパニエを履く。

 

(そして黒いスカートを……リボンを……え、結べない……咲夜にやってもらおう)

 

(あとは黒いボレロ(?)を着るだけ……半袖でいっか)

 

今着た分込みで、夏/冬で替えが四着ずつある。下着も用意されていて、クローゼットの下の段のタンスに入っている。

 

円香はそのままの姿勢でテーブルの方を向いた。テーブルの下に、赤いリボンが二本落ちていた。

 

(多分、フランみたいな感じに結ぶんだと思うけど、結び方知らないから無くてもいいか)

 

円香は姿見の前に立つ。

 

「うわ、すげぇゴスロリ」

 

ブラウスの襟やスカートの裾、靴下の縁、ボレロの縁なんかにフリルがたくさんついた洋服。

 

頭にヘッドドレスでもつければ完全にコスプレになるだろう。

 

(……ストラップシューズも替えてくれるらしい。ドアのところに置いてある。というか、なんでサイズとかわかる?そもそも、どうして俺かここに来ることがわかった?能力とか?未来予知とか?咲夜さんの時間停止並みの能力来ちゃいますか?)

 

コンコンコン

 

「円香?着替え終わった?」

 

「うん」

 

あっ、懐中時計……鎖が長いので、首から下げてボレロの内ポケットに入れる。

 

「あら、似合ってるわね」

 

「えへへ……」

 

「ネグリジェは、お風呂の時に渡すから」

 

「はーい……。てか、なんで私が来ることがわかったの?サイズはいつ測った?」

 

「お嬢様の能力は、『運命を操る程度の能力』。よって、円香が来ることも、円香が何を起こすのかもわかっている。サイズも、運命によって分かったわ」

 

(サイズが運命によって分かるってどういうことだよ……まっ、幻想郷では常識が通用しないみたいだから、なんでもありなんだろうな……………………)

 

─続く─




試験的に地の文と感想を分離させてみた。書きにくい。

次はフランのお勉強会か円香の訓練か
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