問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望)   作:CARUR

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次話含めて2話構成です。


第九十話「神聖ミリシアル視察」

神聖ミリシアル帝国   中央歴1641年9月21日

 

 ここでは7人の男女が駐屯地によって発展したロウリア合衆国に視察に行くことになるのだが・・・・。彼らはどうも納得してなかった・・・。それは文明圏外国の国々が第三文明圏のパーパルディア皇国を負かしたという、この事実である。彼らにとって文明圏外とは、未開で野蛮な国であり、自分たちとは全く違う存在だと思っているのだ。

 

「本当にこんな国に第一文明圏の代表たる我々を行かせるなんて・・・」

 

「ロウリア合衆国は我が国より優れていると皇帝陛下が仰っていましたが、どうだが・・・。野蛮人には違いないでしょうしね」

「まぁ・・・精々ムーの航空機に毛が生えた程度でしょうね!」

 

 そうきつく言うのはミリシアルの外交官であるフィアームであった。エルフの女性であり、美しい金髪が特徴だった。彼女は今回の使節団の団長として選ばれた優秀な人材である。神聖ミリシアルの皇帝であるミリシアル八世は「駐屯地は今現在視察に送ることはできない。ならそれ相当の国はロウリア合衆国しかない・・・。だから頼む!お前たちにいってほしいのだ!」という要請を受け、今回の使節団を送り込むことにしたのであった。しかし、彼女たちはロウリア合衆国といういろんな種族の集まる国にマイナス評価であった。この世界ではムー以外いろんな種族が集まるなんとことはあり得ないのがほとんどで、だいたい仲が悪かったりする。そのため、彼女達からすればロウリア合衆国は蛮族国家にしか見えないのであった。しばらくするとロウリア合衆国旅客機MD-02ロードスター(ロッキードL-1011トライスターを若干大型化したもの)が神聖ミリシアルの空港に着陸した。

 

フィアーム「なっ・・・・あれが我々の乗るロウリア合衆国の飛行機なのか?・・・」

「我が国と同じ魔導エンジン使っているのか!?」

 

 彼らは驚き始める・・・。無理もない、魔導エンジン神聖ミリシアルしか作れないとされているからだ。そんなことを考えているうちに旅客機に乗っている客たちとすれ違うが、灰色の肌をしたキュルギュル系のロウリア人男性と獣人の女性が通り過ぎたり。ロウリア人と獣人の男通しがまるで親友の様に肩を組んで歩いている光景など、彼らの目には奇異なものにしか映らなかった。

 

フィアーム「どういうことだ?ロウリア人は人族至上主義を掲げてクワ・トイネに攻め込んだと聞いたが、なぜあんなに友好的なんだ?」

「私にもわかりません。ただ一つわかるのは、駐屯地による占領政策が上手くいっているということでしょうか・・・」

 

そういいながら旅客機に乗る・・・。彼女たちは旅客機の中を見て驚いたのだ。ファーストクラスとかいう高級な座席のチケットをロウリア合衆国外交官から渡されていたが、その席はまるで部屋のように囲ってあり、座席も背もたれを下げる際、水平になるよう角度がついているため快適そのものなのだ。さらに、各座席に液晶画面があり、そこには様々な映画やアニメなどの映像が流れており、まるで自宅にいるかのように過ごすことができるようになっていた。

 

 フィアーム「なんだこれは!!これがあの蛮族の国の乗り物だと!?信じられん!!」

そして、彼女たちにキャビンアテンダントの女性がやってくるが、試しに筒状の上げジャガイモと茶色い炭酸飲料・・・ざっとポテトチップとコーラのような飲み物を購入したところ、ポテトチップスは美味しくて食べやすく、コーラのような液体は喉ごしがよく爽快感溢れる味をしていた。しばらくして彼女らは機内食を食べ終えるとすぐに眠りについたのだった。

そしてロウリア合衆国の首都ストーキリMDの空港に到着する。空港には多種多様な種族が行き来しており、まさに先進国といった感じであった。そして、彼女たちは空港の外に出ると・・・。

 

フィアーム「なんだこの高層ビルの群れは!!!」

神聖ミリシアル帝国のビルよりも遥かに高い建造物が立ち並ぶ光景に度肝を抜かれていた。そこに一人の女性が近づいてくる。

「お待ちしておりました。私はロウリア合衆国王妃のレイシトと申します・・・。本日は第一文明圏からお越しいただいた神聖ミリシアル帝国の皆様と出会えることをありがたく思っております」

そう言って深々と頭を下げてくる。その女性も非常に美しく、またスタイル抜群であり、顔立ちは整っていた。彼女は驚いていた元首自ら護衛を付けずに出迎えに来るなど、考えられないことだったからだ。

フィアーム「あのう・・・。護衛の方はいらっしゃらないのですか!?」

 

レイシト「心配はいりません。100m圏内に置きに我が国の諜報員が護衛していますので、問題ありません」

 

 そう言われても彼女は不安であった・・・。何せここは文明圏外国家であり、どんな危険なことがあるかわからないからである。すると、一般人がレイシトに近づき・・・。

 

「王妃様?あの店の開店時間て何時からだっけ?」

レイシト「あら?もう忘れましたの?夜の18時ですよ」

「あっ!そういえばそうだったな!アハハ!」

 

 フィアームは驚く。馴れ馴れしく一般人が王妃に対して店の開店時間を聞いてきたことに・・・。他の国なら一族郎党処刑されてもおかしくない行為である。そして今度は3歳くらいの子供が彼女の足に抱きついてきた。おそらく良い子良い子してもらいたいのか、彼女はしゃがみこみ頭を撫でる。子供は気持ちよさそうな表情を浮かべる。

 

フィアーム「知合いですか?」

レイシト「いえ。全然知らない赤の他人ですけど?」

フィアーム「え?しかし今、甘えてきませんでしたか?」

レイシト「それが何か問題でも?」

 

 レイシトは何も違和感も感じずに対応しているためフィアームたちはこれ以上らちが明かないので、王宮に向かう・・・だがここで彼女たちはまた驚く・・・。なんと王女自らフィアームを馬車に乗せ、馬を操りながら手綱を引いているのだ。

フィアーム「なっ・・・なんということだ・・・。我が国では王族が自ら馬に乗り、客人を迎えることなどあり得ないぞ・・・」

 

 フィアームは心の中で思った。この国は我々が思っている以上に進んでいるのかもしれないと・・・。その後も馬車の中から見たスタイリッシュな自動車を見て技術力の高さに驚き、さらには矩形翼のジェット戦闘機が上空を旋回する姿を見て度肝を抜くのであった。そしてようやく王宮に着いたのだ。そして一度レイシトは着替えるため別れるのであった。

 

フィアーム「(さすがに客人を持て成すのだから煌びやかなドレスに着替えるのだろう)」

フィアームはそう考えていたのだが、それは大きな間違いだった。数分後・・・。

 

レイシト「お待たせいたしました。それでは会議室へ参りましょう」

 

 現れたレイシトの姿は、一般人が想像する王族のドレスではなくスタイリッシュな制服かつズボン姿だった。しかも護衛として彼女の周りには近衛兵がいるが、武器は携行しておらず、代わりに腰にサーベルらしきものを下げているだけであった。これにはフィアームたちも驚いた。

 

フィアーム「(まさか!?こんな格好で要人を迎え入れるとは・・・。まるで一般人の様に質素ではないか!!)あのう・・・失礼ですが、王妃はなぜそこまで質素な生活を成されるのですか?」

レイシト「ええ・・・。私は権威を持っていない象徴的な王族です・・・。ならなおさら倹約かつ質素な暮らしをしなくては国民が納得しないのです」

フィアーム「なっ・・・!?権威をお持ちでない!?」

レイシト「我が国はあくまで合衆国制と自由民主主義の体制を取っています。そのため王族は権威を持ちません。あくまで重要な閣議で法案などを通すか通さないか決めるだけです。また、憲法により国民の代表からなる議会があります。そして議会は大統領を選出します。大統領は議会で法律を作り、その法律に基づき政治を行う。そして予算を決め、行政を司る。これが我が国の仕組みとなります」

フィアーム「ムーと同じですね。ただ合衆国制と言うのは連邦制の様に複数の国が集まって作るのとは違いますか?」

レイシト「はい。ですが我が国の場合、敗戦後に後の人種多様国家建設の実験モデルケースとなるべく作られた国家のため、合衆国制を採用しております」

 

 フィアームはその後もレイシトから説明を受ける。そして会談も何事もなく終わり、一日目は終わったのだ。そして会議室から出るとつなぎを着て農作物を運んでいる壮年の男性がいた。フィアームは不審者がいるというが。

 

レイシト「ああ。あの人は私の父のハーク・ロウリア34世ですね。王族をやめてから農作物を育ててよく王宮に持ってきてくれるんですよ」

フィアーム「たしかロウリア34世は裁判の王族をはく奪されたと聞きますが・・・。まさか農家として生活しているとは思いませんでしたね」

 

ハーク・ロウリア34世「神聖ミリシアルの外交官たちですか・・・。これはこれは・・・。どうですか?丁度蜜柑を余分に納入する約束をしていたので・・・。食べてみてください」

そう言って彼は皮をむいて蜜柑を一つ渡す。フィアームはそれを食べる。

フィアーム「甘い!!これが柑橘類の甘さなのですか!!」

ハーク・ロウリア34世「そうですよ。我が国では作物の品種改良を駐屯地から学びまして、この柑橘類は大変甘くなりました。ちなみに私は酪農もやっております。」

 

 フィアームは農作物ですらおいしくする駐屯地の技術に驚愕したのであった。その後ホテルに泊まるが、そこでも彼女は驚くことになる。それは風呂に入ろうとした際ユニットバス形式の部屋に驚いたのもそうだが、近くに風呂の何かの機械がついていた。フロントに聞くと自動で風呂を沸かしたり、ジェットバスという強力な水流でツボ押しマッサージができる装置がついているらしい。彼女は半信半疑であったが試しに風呂にお湯を張り、服を脱ぎ入る。

 

フィアーム「おお・・・。なかなかあったかいな・・・。シャワーで済ます我が国には全身につかるというのは新鮮だな・・・」

そして30分ほど入る・・・。ここでジェットバスの機能を試すのである。ボタンを押ししばらくすると、彼女の腰に勢いよくジェットバスの強力な水流が当たる。

フィアーム「んっ・・・!あっ・・・!」

 

 フィアームは思わず声を上げる。今まで味わったことのない快感が体を襲う。だがここで止めればもったいないと思い、そのまま20分近くも浴びるのだった。だがその後皮膚が赤くなるまでやったため逆に痛い目に合うのだった。一方彼女についていた男女の職員はそれぞれ公衆浴場で入浴することになったが・・・・。

 

「なっ⁉水着を身に着けずに入るだと!?」

「うそだろ・・・?まるで蛮族じゃないか・・・。」

 

 そう驚くのも無理はない。フェン王国やガハラ神国のような日本みたいな文明を持つ国の住人が全裸で入るならまだしも、神聖ミリシアルとロウリア合衆国はほぼ西洋圏よりである。公共の入浴施設で全裸で入るなんてあり得ないのだ。だが職員たちは仕方なく裸で入ったのだ。周囲にはいろんな種族が風呂に入りに来ているが、一番気になるのはキュルギュルの男性であろう。虫の様に複数の腕を持ち角が生えていてやや女性的な顔立ちと髪質を持つ。そして中には下半身が芋虫のような者だったり、ケンタウロスと言えるような下半身が虎の者もおり、そのようなものは専用の湯船でくつろいでいる。

「(まさかこれほど文化が違うとは・・・。しかし何も身に着けずにはいる風呂もなかなか悪くないな)」

 

 そう考えながら彼らはゆっくりと体を休めるのだった。入浴を終えると夕飯を食べに食堂室に向かう。バイキング形式であり好きなものを皿に取って食べる。彼らは一番驚いたのは寿司などの日本食があったことだった。しかも米はガハラ神国産のものだ。さらに刺身まであったので彼らにとっては驚きの連続であった。

「なんだこの料理は!?魚を生で食べられるのか!?」

フィアーム「例の寿司なる食べ物か・・・!うーむ・・・。酢という醸造酒から作ったソースを混ぜる料理は斬新だな」

 

フィアームたちは日本料理・・・それ以外にも中華料理なども皿に乗せ、いざ実食となった。

「うむ・・・。うまいぞ・・・」

「確かに美味しいですね・・・。我が国でもここまでおいしいものは無いです」

フィアーム「たしか生で食べることが出来るのはそれほど発展した冷蔵技術が無いからと聞いたが・・・。たしかにこれなら保存も効きそうだな」

そうして食事を終えたフィアームたち一行は就寝したのであった。

 

_______________________________

翌日

 

 

彼女たちはホテルで朝食をとるとロウリア合衆国陸軍基地に向かうのである・・・。道中通りすがるスタイリッシュな乗用車をみて「あの車は高級車ですか?」とフィアームが運転手であるロウリア合衆国陸軍兵士に聞くと・・・。

 

「あれは大した金持ちじゃなくても買える車ですね。まあ私の金遣いの荒い友人でも買えますよ。」

とロウリア合衆国陸軍兵士が言うと、「え?」と彼女は驚いた。その言葉の意味が分からなかったからだ。

フィアーム「あの・・・。まさかあの車がそれほど高価なものではないとは・・・?」

「ええ・・。50万ロル(日本円にして15万円)もあれば十分購入できる値段ですね」

フィアーム「ごっ・・・!?」

 

 彼女はその言葉を聞き絶句する。神聖ミリシアル帝国では今通り過ぎたあのレベルの車は高級志向であり貴族の乗る物である。彼らの見た車両はかつてクライスラー社の作ったコルドバをやや近代化したような見た目である。メーカーはロウリア合衆国自動車メーカー『ロヒプノール』のワメナという車種だ。ワメナの特徴としてカスタマイズのしやすさと衝突被害軽減ブレーキなどが搭載されているのが特徴である。彼女達は余りの安さに衝撃を受けた。

 

フィアーム「我が国ではこのレベルの車を庶民が手に入れることなど夢のまた夢だな・・・」

 

 フィアームはそうつぶやく。ちなみに神聖ミリシアル帝国の大衆向けの車はマスロカチという車であり、価格も20万シアル(日本円にして約10万円程度)と安いが、それ相応の古臭い物(ミリシアル人曰くムー以上ムーと同等ぐらいの古い車らしい)であった。

 

 そして彼らは基地に着くと案内されるままに会議室に入る。そこには多くのいろんな人種の軍人たちがいた。そして彼らは席につく。すると一人の軍服を着た男性が入ってきて挨拶をする。

「どうも私はロウリア合衆国陸軍総司令官のメデル・キトバと言います。今日はよろしくお願いします。さて、本日は皆さんに我が軍の兵器を見ていただきたいと思います。まずは映像で紹介させて頂きます。」

 

 そう言って彼は壁に映像を映す。それは戦車の映像だった。ロウリア合衆国陸軍最新鋭戦車MN10A3パルスィⅡ。武器娘はマグマ重戦車1號1型と重戦車90號、重戦車90號、がそれぞれ20:12:12:12の編成で映し出されていた。

 

フィアーム「こっ・・・これは・・・!」

 

 フィアームは驚愕していた。神聖ミリシアル帝国が保有する戦闘車両と違い、なんとも武骨な感じの戦車が並んでいたからである。その上キュルギュルと呼ばれる種族・・・車両に擬態し、車両相当の大きさに大きくなったり、車両に変形できる種族がいることである。そして次に攻撃ヘリコプター部隊の紹介となる。

 

「続いてはヘリコプタ―部隊の紹介となります。」

 

 スクリーンにはAH-02エメリッヒ(UH‐1をAH-1の様に細身にした物)とマグマ戦闘ヘリ24號と28號が的に命中させる様子が映し出される。

 

「以上が我が軍の主力となっております。他にも歩兵用装備や兵員輸送車などもありますが、これらの部隊は実際に見てもらいましょう」

 

 そしてある程度メデルの解説を聞くと実際に各車両を見学することになった。

 

「うわぁ・・・。本当に鉄の塊が高速で動いているぞ・・・。信じられん・・・。」

「ああ・・・。まさかこれほどまでに技術が進んでいるとは・・・。我が国とは比べ物にならんな」

フィアーム「まさかこれほどとは・・・。我が国の技術力では到底追い付けないな」

 

 フィアームたちはそういいつつ感心しながら様々な場所を回るのだった。そして彼女たちは銃器の解説を受ける。その銃は今現在ロウリア合衆国にて近年作られつつあるのはAK-47をNATO共通口径にしたRSG‐1ライフルである。マグマ歩兵との混血兵がどうも「M16とかアメリカ製の銃器を見るとどうも蕁麻疹が出る」ということで、それを解決するために作られた小銃である。見た目はAK-47に近いが性能は全く違う。まずは軽すぎる点だ。

 と言うのもマグマ歩兵との混血兵は4人に二人は昆虫の様に腕がもう2対生えている場合があるが、「腕がもう1セットあるなら3丁撃ちが出来るんじゃね?」という発想からもう一組の昆虫みたいな腕に2丁持ち、人間の腕に1丁の銃を持つという戦法を思いついた兵士がいたが、通常のAK-47を持つと重量によりバランスが悪すぎてまともに撃てなかった。そこで開発されたのがRSG‐1である。これにより多腕の兵士でも人間の腕に一丁持ちつつ、昆虫のような腕に2丁銃を持つということが可能になっている。

 

フィアーム「なんだこの軽さは!?先ほど飲んだペットボトルの空容器ほどじゃないか!これなら銃弾を入れてもそこまで重くはならないぞ!」

「なるほど・・・貴国ではいろんな人種の兵士がいてそれぞれの体格に合わせて武器を開発しているわけか・・・。これは参考になるな」

フィアーム「うーむ・・・。我が国でもこのような物が作れれば良いのですが・・・。」

 

 フィアームはそう呟く。するとロウリア合衆国陸軍の司令官メデルは言う。

 

「我が国では多種多様の人種や生まれつきハンディキャップ・・・いわば腕が欠損していたり目が見えないなどの人だったり。精神疾患・・とは違いますがたぐいまれなる発想力を持ちながら人とのコミュニケーションや一般常識が出来ない人などがいます。しかし彼らにもそれぞれの得意点を生かせるよう社会や我らと彼らが改善します。軍も同様に、一介の下士官でも兵士でも些細な意見を上や下と国が聞き入れ、その欠点を補うような仕組みを作っております。」

「ほう・・・。」

フィアームは関心したように反応した。

 

「我がロウリア合衆国は優秀な人材がいればどんな人であろうと受け入れる体制をとっています。例えば、つい最近負けたパーパルディア皇国・・・現在のパーパルディア帝国には、魔法を使った軍用気球を作ろうとした学者が居ました。しかしパーパルディアはその学者を変わり者の扱いをして追い出してしまったのです。その後、連合軍が皇国の科学力を解析してる際に我が国の調査員がどうやら興味をそそられる物があると報告してきたので国がスカウトしました。」

フィアーム「なるほど・・・。優れた人物であれば身分を問わず受け入れる・・・。我が国には無い考え方ですね。」

「ええ・・・。まあ我がロウリア合衆国は少々特殊ですので・・・。」

 

フィアーム「我が国は身分制度があるのでなかなか難しい面もあるのですよ。」

「なるほど・・・。」

 

その後も見学は続き翌日には海軍と空軍、陸軍と別れて訓練の視察を行うことになった。

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