問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望)   作:CARUR

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HOI4に嵌りすぎてすっかり忘れてしまいましたwww。


第九十一話「神聖ミリシアル視察2」

ロウリア合衆国 沿岸部のアーデル州ホワキンスバーグのホワスキンバーグ海軍基地

 

ここでは神聖ミリシアルの外交官のフィアームたちがロウリア合衆国海軍士官の案内で基地内を見学していた。「ここが我が国の誇る海軍基地です」

そういって、案内役のロウリア海軍将校は胸を張る。彼の名はアウン・ディンカ大佐といい、この基地の副司令官である。彼は今年26歳という若さで大佐にまで昇進したエリートであった。その彼をして自慢せずにはいられないほどの軍港施設が広がっている。

 

フィアーム「すごいな……これは……見たこともないような大きさだ……。たしか造船所も隣接されていると聞いたのですが?」

アウン「はい。造船所には我が海軍の最新型の戦艦『パークセントラル級』が3隻、さらに新たに第二マグマ帝国で開発が完了したマグマ海上要塞・・・いわゆる駐屯地の持つ艦娘に近い存在ですね。それが小型戦艦タイプを3隻建造中です。完成すれば、戦艦6隻、空母3隻、巡洋艦4隻、重駆逐艦6隻の大艦隊となります」

フィアーム「それは凄まじいですね・・・。」

 

ここでパークセントラル級とマグマ海上要塞の小型戦艦タイプを紹介しよう。パークセントラル級はノースカロライナ級戦艦を若干小型化したような外見をしており、武装は対艦ミサイルや30㎜CIWS、40㎝三連装砲、3×3VLSを装備している。また、観測機の代わりに攻撃ドローンのQA-2クロカゲトルーパー(橘花を模した攻撃ドローン)10機、偵察及び観測機を兼ねる無人偵察機のQU-2シャドームーンが2機が搭載されており、これにより火力、機動力ともに大幅に強化されていた。

一方マグマ海上要塞はWW1とWW2の戦間期の艦艇を元に作っているがパークセントラル級同様にミサイル戦艦と化していたり、近代化装備を持っている。今回合衆国に配備された戦艦娘は、かつて戦間期に作られた超弩級『ニューヨーク』に酷似している。武装は30㎝連装砲と15cm単装砲が各8基、5インチ両用砲が16基などとなっている。それ以外にはVLSなどを搭載しているが一番は装甲の硬さである・・・。マグタイト合金に特殊な金属を混ぜて作った装甲『ハイパーマグマイト加工』により従来の鋼鉄より防御力が大幅に上昇し、そのうえ魔法障壁発生装置を搭載。これにより魔導兵器や通常兵器に対して圧倒的な防御力を誇るようになっている。

 

フィアーム「しかし今頃になってなぜ戦艦を増やすのですか?パーパルディアとの戦いで航空機の有用性が証明されたと思うのですが……」

アウン「我が国にある駐屯地からもらった艦艇は戦列艦との戦いを重視したため、装甲が微妙なのと敵の攻撃を吸収してくれるタンクが無いんですよね。それに一度に大規模な船団などを破砕する能力にも欠けている。そのため、戦艦を増やし、敵船への攻撃能力を増強したいというわけです。それに今回の海戦で空母に関しては大型の物を作っても文明圏外国と第三文明圏では国との距離が近かったり、島と島の間が短いため空軍が迎撃しやすいためあまり意味がないんです。そこで我々海軍としては巡洋艦より一回り小さい攻撃ドローン空母5隻体制、遠征用の原子力空母クラスの大型空母1隻体制を取り、制海権の確保を行う予定です」

 

フィアーム「なるほど・・・確かにクワ・トイネ共和国も出来立ての戦艦を連合軍とパーパルディアの調印式に使ってましたね。ですがやはり航空戦力は重要だと思いますよ。制空権を取れなければ敵の航空戦力に押されますよ?」

 

アウン大佐は自国の防空システムを教えようとしたが、さすがにそれを教えるのもリスクがあるため適当に誤魔化したのであった。その後空軍基地にフィアームたち一行は移動した。空軍基地はセト州ドランブルのドランブル基地であり、ロウリア空軍の全地域打撃群傘下の第1戦略爆撃航空団の本拠地となっていた。この部隊はBB‐02ホワイト・フォートレスと言った戦略爆撃機や、マグマ戦略爆撃機ランサーを運用しており、この世界の基準でいうとまさに最悪最強部隊と言ってもいいだろう。

 

フィアーム「あれがマグマ軍からもらったという戦略爆撃機ランサー・・・。武器娘形態ですがかなり大きいですね・・。それにプロペラの無い!!」

 

「このランサーの特徴は音速で敵陣に切り込み低空飛行で爆弾を落とす事です。しかもマグマ空中要塞に近いキュルギュルでもあるんで装甲が固いです。ですがあまり配備してくれませんね・・・。」

 

フィアーム「しかし音速で飛ぶとなるとたいして爆弾が積めなくないですか?いくら機体が大きいとはいえ・・・」

「いえ、その分強力なエンジンと可変翼を持つので搭載量はかなり多いですよ。ま!あくまで戦術機よりなのでメインはBB-02なんですけどね!」

そう言って彼・・・空軍将校のイマダ中佐は自分の愛機を自慢するように話すのだった。

そう話している間に本来は管轄が違うが神聖ミリシアルの外交官が来ているという理由で戦闘機が4機やってきた。

イマダ「おっと、第一軍の第35戦闘航空団『スカイレイン』が来たようですね」

 

彼の言葉通り、4機のFj-02オルタナティブセイバー(F-86)とマグマ戦闘機17+12號フレスナが4体現れたのであった。フィアームたちは自国の天の浮舟・・制空戦闘型『エルペシオ』をよりスタイリッシュにしたオルタナティブセイバーを見て驚くが、もっと驚くのはマグマ戦闘機の方である、その外見はコックピットと尾翼はMIG-17フレスコであるがそれ以外は人民解放軍がかつて試作機として作ったJ-12を模した外見であり、異形な外見をしている。

フィアーム「なんですかあの機体は・・・まるで化け物のようだ・・・。」

アウン「えぇ、あれは男性個体の戦闘機キュルギュルと掛け合わせた変わったキュルギュルでしてね・・・。旋回がFJ-02より速いんですよ。あと喋り方が中国人っぽいですね。」

 

ここでマグマ戦闘機17+12號フレスナについて説明しよう。このマグマ航空機娘はマグマ戦闘機17號と雄個体の戦闘機12號と掛け合わせた機体で、通常のマグマ戦闘機とは違った性能を有している。まず、本格的な後進翼を採用しているため、運動性は元のMIG-17よりよくなっている。さらに武装は30mm機関砲×1門、、ロケットポッド×2基、ミサイル×4発を搭載している。航空機娘形態時は、東洋圏の龍の角が特徴で、ロングヘアーとシニョンの目つきが鋭い美少女の姿になっている。武装も龍を模したものを装備し、機首は龍の頭の様になっており、しかも生きているかのように動くのである。

 

イマダ「では試しに複座式のFJ-02に乗ってみてください。」

 

フィアーム「では・・・お願いします。」

 

彼女とミリシアルの外交官が乗ることになったのだ。複座式のFJ-02Bセイバーリリィに乗り込む。

 

イマダ「では行きましょう。」

フィアーム「よろしくお願いします」

イマダ「では発進!!」

 

するとFJ-02は一気に離陸し、上空に上がる。加速力に驚くフィアームであったが、すぐに高度1000mまで上昇し水平飛行に移った。フィアームは自国のゴテゴテした戦闘機とは全く違う洗練されたデザインに驚きながらも、見やすいキャノピー、そして操縦桿やフットペダルの配置に感心する。彼女は感動しながら呟く、自国の戦闘機は600㎞も出ればいい方なのに、この機体の最高速度はマッハ2を超える。

 

フィアーム「すごい・・・。これなら列強国のワイバーンでも勝てないでしょうね・・・。」

イマダ「えぇ、我が国の主力戦闘機ですからね。ちなみにこの機体は量産する予定です。」

フィアーム「素晴らしい・・・。」

 

 その後、イマダ大佐はフィアームたちを航空基地の食堂に案内する。そこにはこの基地に所属するパイロットたちが食事を取っていた。ビュッフェスタイル・・・と言うよりかはバイキング形式と言った方がいいだろう。多種多様な人種や国の料理がある。キュルギュルが好きなロシア料理や、最近入隊してきたパーパルディア系移民兵士の故郷の料理もある。

イマダ「どうですか?我が軍自慢の料理の数々は?」

 

フィアーム「ええ・・・。かなり美味しいですね・・。上級将校の食事かと錯覚するほどですね。我が軍の食事はプレートに乗った食事でみすぼらしいって事はないのですが、士気が上がるかと言われたら微妙ですね・・・。」

イマダ「まぁこれはあくまで空軍だからこそ出来ることで、陸・海軍に関しては・・・。」

 

と、空軍だけが料理がうまいと言っているが実際は国家のレベルを隠すためであり、実際は陸海の食事は全盛期の米軍よりレベルが高いのだ・・・。なんならパーパルディアとの戦争時にも、同盟国の兵士を招けるほどの余裕があったのだから・・・。しかも同盟国のクワ・トイネ陸軍はすべての兵士が成長の早い野菜(モヤシや豆苗)の種を持ち現地で栽培していたり、農家出身が多いため銃後にいる家族からえげつない程の農作物や穀物が送られるため補給に困らず、常時バランスのいい食事を取れるというおまけ付きだ。

一方神聖ミリシアルは貧相な食事…と言うわけではないが、それでもロウリア合衆国軍の食事と比べれば劣る。そしてフィアームは先ほど見たマグマ戦略爆撃機ランサーが人間サイズで食事を取っているのを見て驚いたが、何より気になったのは女性兵士の多さである。

 

フィアーム「それにしても噂通り女性が多いですね。」

イマダ「まあ、これからは女性の社会進出が叫ばれていますからね。」

フィアーム「しかし・・・キュルギュルと言う種族はすごいですね・・・。全員仲睦まじく食事をしている。あそこまで女性だらけなら陰湿ないじめが有りそうですが・・・。」

イマダ「いえ、彼女たちは生態的には蟻に近いため・・・。いや蟻の例えはおかしいですが、そもそも男性と結婚した場合こう・・・群れと言うか・・・蟻や蜂のように群れる習性がありましてね。そして一度夫と認めた男性とかなりの子供を作る為、軽く陸軍の小隊が完成するくらいの数になるんですよ。」

フィアーム「な・・・なるほど・・・。」

イマダ「もちろん、中には男性個体も生まれますがまぁ・・こちらはキュルギュル同士ならまだしも、相手が人族や獣人やエルフだったら・・。まぁ求められることはあっても、別に子供をたくさん産まされるという事はないですね。」

フィアーム「そ・・・そうなんですか。」

 

 

そうキュルギュルの説明を聞いているうちにフィアームはふと恐怖を覚えた・・・。なぜか?それはキュルギュルの繁殖力のすごさである。例えば、キュルギュルは歩兵タイプか車両タイプによるが、1回の出産で10~15体前後生むことが出来るのである。つまり、もし仮にキュルギュルが30人もその国に嫁ぐと、1か月後あたりにはもう町の一つがキュルギュルの子供まみれになり、しかも成長が昆虫並みに早いため一年半もたてば繁殖適齢期になる為、もし最低人間年齢で8歳以上と制限しないと、一つの国を遺伝子汚染により間接的に民族浄化しかねないのでは無いだろうか・・・?

 

と、彼女は考えた。のちに神聖ミリシアル人による差別事件が起きることになるが、彼女と神聖ミリシアルとキュルギュルたちは知りもしない・・・。

 

 

_____________________________

ロウリア合衆国 ルルーワ州 家電量販店

 

さてそんな暗い話はともかく・・・帰国する前にこの国の技術力や文化力を見るためにいろんな大型店舗を巡り、お土産もあるが国に提出する物品を探していたのだ。まず最初に見かけたのはマッサージチェアである・・・。神聖ミリシアルにもあるがどちらかと言えば日本の銭湯においてあるようなロールが剥き出しの旧式機だ。だが彼女たちの目の前にあるのはまるで飛行機のファーストクラスの座席のような柔らかそうなシートに、様々な機能がついている物であった。

 

フィアーム「お前は確かこの中で年上だろう?試しに試用してみたらどうだ?」

「えっ!?私がですか?では失礼します。」

 

と言って中年の外交官がマッサージを受けることにした。モードは肩と腰の同時揉み、強弱調整あり、自動コース3種類から選べるようだ。マッサージ器が自動で彼の体勢を変えベットに寝かせるように平らになる。。そしてマッサージが始まる。

フィアーム「どうだ?」

「あぁぁぁぁぁ・・・・・・・気持ちいいぃぃぃ・・・。」

フィアーム「うわぁ・・・すごい声だな・・・。」

「いやぁぁぁぁぁ・・・。」

フィアーム「本当にすごいな・・・。」

 

と、感心する二人。マッサージが終わると外交官は満足げな顔を浮かべながらつぶやく。

 

「いやぁ・・・。これは素晴らしい。リモコンの操作画面も一見複雑に見えますが液晶画面でわかりやすく、しかもボタン操作だけで複雑な動作が可能になっています。それにこの椅子は座り心地も最高です。これは並大抵の技術力では作れませんね。」

フィアーム「ふむ・・・これは買っておこう・・・。調査用と皇帝陛下様に購入しよう。」

 

そうマッサージ器の購入を決めたのだ。その次にフィアームたちが向かったのはテレビだった。と、いってもまだブラウン管ではあるが、それでも中ぐらいのサイズで画質も悪くない。だが問題は値段だ。神聖ミリシアルでは中流階級は持っているが、年齢の高い世代ほど新聞に頼るなど、あまり手を出すのは難しい。だが・・・。

 

フィアーム「一台10万ロル・・・と言うと。なっ我が国の貨幣換算で9万ミリア(日本円にして20万円)だと!?」

「我が国では20万ミリア(日本円にして50万円)ですね。」

フィアーム「なんということだ・・・。このサイズでこれ程の性能の価格・・・。そしてどうやら衛星通信サービスと呼ばれる月決めで金を払うサービスがあってこのサービスに参加すると様々なジャンルに特化した番組が見られるらしい。」

「へぇ・・・。」

フィアーム「しかもリモコンもあるが、サービスに入ってなくてもそのサービスにつながる専用ボタンがついているという親切設計。」

 

テレビの価格は確かに高い。だがその分技術力が凝縮されているのも事実である。ついでに高画質テレビ(画質はプレステ2と互角レベル)を買う事にした。そして乾燥機能付き洗濯機や製パン機、静穏性に優れたミキサーを購入したのであった。その次に向かったのは本屋であった。だが彼らは本屋の書籍を見て驚愕する。

「な・・・なんだこの本は!」

「す・・・すごい・・・。写真がこんなにもたくさん載っている・・・。紙質もよさそうだ。」

フィアーム「園芸や軍事に関する書籍も多いが、料理やファッション、建築、音楽などの娯楽関係の雑誌も多いな・・・。」

 

 

紙質や画質の良い写真が多く、印刷技術も高いのがわかる。そしてなにより驚いたのは雑誌のジャンルの多さである。フィアームはファッション雑誌を手に取る。そして内容に驚いたのであった。

フィアーム「(な・・・なんだこの露出は!?ヘソを丸出しにしている女性の写真が表紙になっているぞ!しかもページをめくると・・・。日本JKメイク?韓国JKメイク?JKという言葉がわからないが・・・。どんなメイク方法なのか?だが可愛らしい娘が多いのも確かだ。)」

と、興味津々で読み進めていく。

「この雑誌は面白いですね。私も読んでみたいです。」

フィアーム「んっ?ああそうだな。ファッション雑誌に関しては皇后陛下のお土産として何冊か購入するか。」

こうしてフィアームと外交官はロウリア合衆国の文化を学ぶために、神聖ミリシアル帝国にはないファッション雑誌だったり、小説や漫画、音楽CDなどを複数購入した。だが、彼らは発電機を買うことを忘れていた・・・。そしてその発電機を買うため、現実におけるコストコにあたる大型量販店『メガロマート』に向かうのだった。

 

フィアーム「何でもそろってるな・・・。しかも店自体も広い・・・!」

「玩具まで売ってますよ・・・!すごいですねぇ・・・。」

と、驚きながら保存がききそうな食品を買っていく・・・。主に菓子や缶詰、お湯で暖めるレトルト食品や冷凍食品だ。ちなみにコストコと違い食品を大きい容器で売らないため、廃棄ロスを少なくし、環境に優しい。そしてどうしても売れ残る食品は店員と社員が買うか、貧しい家庭に無料配布される。この国には食料の配給制度があるのだ。

 

フィアーム「この国は豊かなんだな・・・。」

「ええ、そうですね。」

 

そういいながら買い物を続ける二人。そして最後に発電機を買った。発電機といっても魔石を使うタイプであり、同盟国ではない国でも使えるタイプのものだ。そして外交官たちは食品を買い込むとホテルに戻り、そして翌朝この国を去って行った。外交官の持ち帰ったものは神聖ミリシアル帝国の指導者を驚かせることになる。そしてこの国の文化や技術力を神聖ミリシアル帝国の技術者たちに認めさせるきっかけになるのだがそれはまた別の話である。

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