問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
パンドーラ共和国 駐屯地(中央歴1641年12月10日)
カルアミーク王国での戦闘が終えた夜、白良率いる駐屯地は2個師団を自分の部隊から抽出しようにも、すべてパーパルディア皇国との戦争にてPTSDを引きづっている兵士が多く、仕方なくパンドーラ共和国とパーパルディア帝国にそれぞれ軍の派遣を要請したのだ。なおパンドーラ共和国の指導者となったドイツFH70(FH115)のシュタイヴァ・ドンナーは「我が国の最新兵器を売り込むチャンスだ」と息巻いているらしい。一方、パーパルディア帝国の皇帝ルディアスは、妻の雷亞の指示もあるが、パーパルディア人は戦後連合軍の教育により、戦後の日本並みの軍事アレルギーにかかっており、新生パーパルディア軍を作ったものの「戦争反対!」の声ばかりが上がっていた。そのため民衆に「新生パーパルディア帝国軍は連合軍との戦争前のパーパルディアとは違うんですよ~。困った他国の人を助けるヒーローなんです~」というアピールのため、新生パーパルディア帝国軍はカルアミーク王国への派遣が決まったのだ。
KYUOOOOOOOOOOOOOOOONN!!
DINFIA IA38ナランヘロを元にして作られた超大型全翼ジェット輸送機・・・Stu-1がエンジンをかけいつでも飛び立てる体勢を整えていた。滑走路には新生パーパルディア帝国軍の兵士や車両が搬入されている。他の機体にはパンドーラ共和国陸軍の車両や兵士が搭乗している。そしてその機体は次々と空へ舞い上がり、北へと進路をとった。そして護衛戦闘機のKP‐1クラァエとMe262Ⅱを元にしたKP‐2ツヴァイシュヴァルベがそれぞれ10機飛び立ち、ジェット機化したFW P.222-004を空中補給機にした・・・Ltf-1ルフト・クーが3機飛び立つ。その一方パーパルディア帝国海軍はカルアミーク王国のある海域に向かうため、ロウリア合衆国から輸入した、G型ミサイル戦艦(パ帝国名称パールネウス級戦艦)、S型戦後空母(パ帝国名称ジェールナス級空母)、4型戦後ミサイル巡洋艦(パ帝国名称カヒ級巡洋艦)、5型戦前対艦ミサイル駆逐艦(パ帝国名称サレルニス級駆逐艦)が駐屯地の護衛艦「かが」「たかお」に追従していた。
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カルアミーク王国 マウリ率いる反乱軍の陣
マウリは腹を立てていた。反乱を成功させれば、そのまま外の世界を制することも夢ではなかったはずだ。しかし、それを邪魔したのはカルアミーク王国の兵士だ・・。突如として見たことない武器で攻撃されたときは何が起こったのか理解できなかった。しかも突如として火喰い鳥が空中で爆散した、おそらく外の世界の者が自分の知らない武器で攻撃しているに違いない・・・・。と、あながち正解の推理をしていた。
マウリ「おい!敵はどのような兵器を持っているんだ?」
部下A「わかりません・・・。しかし、あの兵器は明らかに我々の持つ技術力では到底作り出せないものです」
マウリ「くそっ!この国さえ支配できれば外の世界に打って出ることもできたはずなのに・・・!」
彼は知らないが、エアンペルの輸送任務の積み荷にあった銃火器などを使ったため王国軍が圧倒的優位に立つことができたのだ。また、光学迷彩で隠れていたとはいえエアンペルのミサイル攻撃や近接戦闘支援システムによる機関砲掃射は王国軍に少なくないダメージを与えていた。だが彼は知らない援軍として駐屯地とパンドーラ共和国軍、パーパルディア海軍が明日には到着することを・・・。
マウリ「明日になれば我々の勝ちだ。今日は夜襲をかけるぞ!」
「「オーッ!!!!」」
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ウィスーク邸
マウリが怒りに燃えている頃、ウィスーク邸でエネシーはと言うと、自信の部屋にエアンペルを招き入れて、彼に抱きついていた。エネシーは甘え声でエアンペルの腕にしがみつきながら言う。エアンペルは彼女の理想とする騎士に間違われ、女なのに結婚し子供を産みたいと言われ、困惑していた。
エネシー「エアンペル様ぁ~♪戦いが終わったら私と結婚してくれますよねぇ~~?私はあなたを愛していますわ~~~~~~~~~~~★」
エアンペル「(地雷女だろ・・・!こいつ・・・!しかも古いおとぎ話聞いて私を騎士と間違えるなんて・・・)」
エネシーはエアンペルの顔を見つめながら顔を近づけてきた。
エアンペル「ちょっ・・・ちょっと近いですよ!」
エネシー「あら~~?照れてるんですか~~~?」
エアンペル「そんなわけ・・・・。」
エネシー「見たけりゃみせてやるよ(MUR)」
彼女はエアンペルの前で脱ごうとするが、マウリ率いる反乱軍の侵攻が確認されたことを報告しに来た最上川が慌てて入った。
最上「エアンペル!!また反乱軍が侵攻してきた!早く逃げよう!」
エアンペル「最上川!助かった!この部屋から出る大義が出来た!(何!また進行してきたのか・・・!?)」
エネシー「エアンペル様ぁ!!もう少しお話したいですぅ~~。」
エアンペルはつい本音と心の声を逆にしてしまったが、地雷系のエネシーには幸い聞こえてなかったようだ。彼女は急いで武装を付けると簡易的な空港(駐屯地率いる八紘連合加盟国の航空機がいつ着陸できるように滑走路を用意した)に向かった。そして、エアンペルは垂直離陸モードで飛び立つと、すぐに戦闘地域へ向かった。
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カルアミーク王国 北部 カルアミーク王国の北部の森林地帯で反乱軍は陣を張っていた。なんとかリザードマンを補填できた魔導師はマウリに報告する。
部下B「将軍、なんとかリザードマンを追加で手なずけることに成功しました。」
マウリ「おお、そうか。これで我々の戦力は増強されたな。だが肝心の火喰い鳥を補填したくても、謎の攻撃によりまた撃ち落される可能性がある・・・。」
「お言葉ですが、もしかしたら低高度で飛べば大丈夫かもしれません。」
マウリ「ほう、それはなぜだ?」
「はい、生き残りから聞いた話なのですが、見たこともない銛のような棒状の物体が火を噴きながら仲間に攻撃したとのことです。」
マウリ「なんだそれは・・・。たしか高さ的に高度500mはあったか?その高さに敵がいるという事か・・・。」
部下C「はい、その通りです。」
マウリは考え試しに2手に別れさせ高度23mで飛行する部隊と高度500mで飛行する部隊を編成した。これが吉と出るか凶と出るかはわからないが、今はこれしかないだろう・・・。そして例の戦車に歩兵をタンクデサントさせて進軍することに決まった。
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一方最上川はすべての準備を整え、城壁の上にM2重機関銃5丁をそろえ、兵士には小銃だけではなく、拳銃や短機関銃を持たせた。そして騎士に手榴弾を持たしていつでも投げられるようにさせた。
最上「よし!行くぞ!」
彼はそう言うと、城門を出てバイクに股がると、エンジンをかけ一気に走り出した。その後ろを騎士達や兵士たちがついてくる。彼はアクセル全開にして走ると、反乱軍の陣形を乱すため遊撃隊として動き始めた。最上川は敵の弓兵射程外のあたりで乗車状態で威嚇射撃を行う。そして今度は蛇行運転でバイクを知らない敵軍を翻弄する。反乱軍は混乱していると、後方から何かが飛んできた。
ドカーーーン!!!
マウリ「あれは何者だ!!」
「わかりません。おそらく王国軍の騎兵の爆破魔法か何かでしょう。」
マウリ「くそっ!敵はどこだ!!」
マウリは周りを見渡すと、突然彼の目の前にバイクを乗り回す最上川が現れた。バイクの爆音に驚き彼はだらしなく口を開けて驚いていると、いつの間に周囲に丸いもの・・・おおよそ手榴弾がばらまかれていることに気付き、彼は急いで離れると手榴弾が時間差で連鎖的に爆発していく。
マウリ「ぐあぁぁぁっ!!クソっ!陣形が乱れるぞ!!」
マウリは部下に命令すると、彼は自分の陣地に戻ると、陣形の立て直しを図る。そして火喰い鳥を使いバイクを攻撃させる・・のだが、それが悪手だった。高度何て関係なくエアンペルはすべての対空ミサイルを発射させ。火喰い鳥を撃ち落し、さらにガトリング砲を放ち、反乱軍を蹂躙する。そして隠し玉の100kg爆弾を投下する。それは命中と同時に大爆発を起こし、多くの兵士が吹き飛んだ。突如の爆発に驚く・・・。無理もなかろう・・・。光学迷彩の範囲内に出た爆弾は周りの者から見れば突如現れたように見えたのだ。
DOOOOOOON!!
「ぐああああっ!!!」
「うわぁっ!なんだよこれぇっ!」
「助けてくれええええっ!」
エアンペルはその後も攻撃を続けると、反乱軍は総崩れとなった。何とか近づく反乱軍兵士もいるが、城壁には小銃を持った兵士が待ち構えてるため、すぐに蜂の巣になる。最上川はすぐに城内へ戻ると城壁に上り、M24狙撃銃で援護射撃を行った。その後も数時間にわたり戦闘が続くと、反乱軍は再び撤退を始めた。
エアンペルは戦闘が終わると、ウィスーク邸に戻った。
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翌日 カルアミーク王国のある崖の周辺海域
ここにはエアンペルを救出しに来た駐屯地率いる八紘連合加盟国の艦艇が集まっていた。パーパルディア海軍のジェールナス級空母からは烈嵐をジェット機化した零四式艦上戦闘機「巨嵐」が発艦していた。巨嵐の特徴はコックピットのみ烈嵐(烈風)なのだがそれ以外MIG-9に近い見た目をしている。この機体は制空権の確保を目的とした機体で最高速度は時速790kmに達する。また、対地攻撃能力を持ち、20mm機銃4門を装備している。そして艦上攻撃機として零二式艦上墳式攻撃機「雷龍」も発艦準備をしていた。この機体は対艦攻撃に特化した機体で、XF-87をやや後退翼にさせたような形状をしている。最大速度は900㎞であり、対艦ミサイルを6発と言う対艦番長と言えよう。
「しっかし、デカい崖だな・・・。その向こうに国があるとか考えれれねぇ!」
『そりゃその国は俺たちの国を知らねぇな!だってこんな崖あったら諦めるもんな!』
「それもそうだな!さっさと終わらせるか!」
「ああ、俺も早く帰って一杯飲みたいぜ!」
彼らはそう言うと、無線を飛ばしエアンペルに救援に来たことを知らせる。が、まだ地形のせいか通信状態が悪いのか、返事はない。彼らはそのまま編隊を組み移動するとようやく島らしき影が見えてきた。そしてレーダーに映ったエアンペルの姿を発見すると、彼らは無線を再度飛ばした。
「こちらパーパルディア海軍空母航空隊!貴官の救援に来た!レーダーに映っているが姿が見えない!」
エアンペル『ザザザ・・・こち・・・ら。エアンペル・・・。すまない・・・。ザザザ・・・今光学迷彩システムを切断する・・・。』
そう言うと、30㎞先に何か航空機らしきものが見える・・・。おそらくエアンペルであろう。事情を聴いたパーパルディア海軍空母航空隊は、エアンペルの指示により反乱軍に攻撃を加え始めた。まずは戦闘機の巨嵐が火喰い鳥に向け対空ミサイルAIM‐04シャークを発射する。これは射程距離20kmを誇るミサイルで、もし追いつけないとわかると、1段階目のロケットブースターを切り離すことで、二段階目のブースターが目標に高速で向かう。そしてマッハ3を超える速度で飛行する。そのため、逃げ切ることは不可能に等しい。突如と現れた戦闘機隊に反乱軍兵士は驚く・・・。が、驚いた時には彼らの意識は飛んでいた・・・。
BOM!!
「よし!1騎撃墜!次行くぞ!」
『ミサイル使うのがもったいねぇぞ!機関砲で墜とせ!!』
『なんだったら攻撃機隊でも撃ち落せるだろう?』
そう言うと、雷竜の20㎜機関砲2門が火を吹き、火喰い鳥を次々と落としていく。一方、数分遅れてパンドーラ共和国軍の輸送機部隊が落下傘部隊と補給物資をカルアミーク王国軍の基地に下ろしていた。その様子を見たカルアミーク王国民は落下傘部隊のパラシュートをみて神の使いが降臨したと思った。パンドラ―共和国陸軍第1空挺旅団『ブリッツ・デルタ』の兵士たちはカルアミーク王国に降り立つと、騎士団に挨拶をする。
「私はパンドーラ共和国陸軍第一空挺旅団所属のアドルフィーネ大尉です。」
「おぉ・・・。よくぞ来てくれた。私はカルアミーク王国軍総の将軍ボトッカだ。よろしく頼む。」
しばらくするとI号戦車を元に作られた空挺戦車・・・01号空挺戦車「ストームベア」がパラシュートを付け降下していく・・・。そして地表に近づいた際に使うパラシュートの根元にある減速用ブースターが作動する。これにより一気に速度が落ち、ゆっくりと地上に着地する。その後、兵士たちが01号空挺戦車に乗ると、すぐに前進し始め反乱軍に向け20㎜機関砲を向け始める。
「攻撃開始!!」
ダダダッ!!
反乱軍は突然の攻撃に驚くが、すぐに応戦を始めるが、反乱軍は気づかなかった。20㎜機関砲の発射速度は弓の数千倍近くある。そんなことを気付かず反乱軍は次々と撃ち殺されていく。一方そろそろ燃料が危険水域になったエアンペルは空中給油機により燃料を受け取ると惜しみなく攻撃をする。そして4時間後には反乱軍のトップであったマウリが死亡したことにより反乱軍は敗北したのであった。
次回予告。
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