問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
神聖ミリシアル帝国 港町カルトアルパス (中央歴1642年6月3日)
広大な港湾施設を持つ港町カルトアルパス、先進11ヵ国+八紘連合会議には、各国の軍が大使を護衛し、やってくるため、すべてが収容できるよう、開催地には、この港町カルトアルパスが選ばれた。無論それだけでは八紘連合の国々は入れない為、第二マグマ帝国により湾岸はさらに整備され、白良が指揮する駐屯地の保有する超々×3弩級戦艦モンタナですら楽に入港できるほどの港湾能力を有している。港湾管理者は生まれ変わった港に大喜びだ。
港の拡張工事のついでで工業地帯から出る汚水は汚水処理場が作られたことにより海に垂れ流されることはなくなり、海の透明度が上がった。
神聖ミリシアル帝国は、先進11ヵ国会議の会場としてカルトアルパスが選ばれたことを大いに喜び、皇帝は「駐屯地と第二マグマ帝国は我が国の永久に同盟を結ぶべき相手である」とまで言った。
話しを変えよう・・。港湾管理者の元には、続々と到着する各国の軍の情報が集約される。
「第1文明圏 トルキア王国軍、到着しました!戦列艦7、使節船1計8隻」
「了解、第1文明圏エリアへ誘導せよ。」
「第1文明圏 アガルタ法国、到着、戦艦1隻、駆逐艦5隻、民間船2」
「了解」
港湾管理責任者、ブロンズは、この先進11ヵ国会議が好きだった。各国が、使者を護衛するという名目で、最新式の軍艦を艦隊ごと送り込んでくるため、ミリタリーの大好きな彼にとって、このイベントは仕事であると同時に、お祭りのような気分となる。しかも最近は第二マグマ帝国とその国を経由して駐屯地の技術力、軍事力の高さからくる各国との交易の拡大により、第二マグマ帝国で開発された最新式の軍艦が目に入ってくる。一部の第二文明圏は第二マグマ帝国の兵器を使っており、第三文明圏はほぼ駐屯地の兵器が運用されている。
ブロンズ「しっかし、蛮族と罵ってた文明圏外国の艦船はすごいことになってるな・・・。戦列艦が一個もないぞ。神聖ミリシアルに匹敵するんじゃないか?」
そう言いつつ、彼は戦艦が停泊している港を見る。そこに停泊する戦艦は、先進11ヵ国会議に参加してきた八紘連合加盟国の艦艇はミサイル戦艦やミサイル巡洋艦、イージスシステム搭載ミサイル駆逐艦・・・。そして空母の艦載機はほぼジェット機ばかりか比較的古いきたいですらターボプロップ機・・・対空ミサイルを持ち練度の高すぎるパイロットが操縦するそれは、もはや列強国そのもののように見えた。
先進11ヵ国会議・・・各国が最新鋭艦を持ち寄り、会合をするため戦艦ではなく空母のような航空機運用能力の高い戦艦や駆逐艦が並ぶ。もちろん、そんな艦艇にはイージスシステムが搭載されており、ミサイル巡洋艦も対空ミサイルを多数搭載し、駆逐艦に至っては対艦ミサイルすら装備していた・・・。そんな艦隊を見た彼は思った。「これもう列強じゃなくて超列強じゃね?」と。神聖ミリシアルとグラ・バルカス帝国を見た後に最後駐屯地と第二マグマ帝国の艦艇が来たのだが・・・。
ブロンズ「な・・・なんじゃこりゃ・・・。」
980mもある超超巨大なモンタナ級戦艦が入港してきたのだ。そしてアングルトデッキを付けた原子力空母2隻・・・イージス艦5隻・・・ミサイル駆逐艦5隻というとんでもない艦隊がカルトアルパスに入港してきた。しかも双眼鏡で遠くを見ると、港湾より遠いところに駐屯地らしき旗を掲げた艦艇が曳航し、航空機が空を旋回していた。その後にやってきた第二マグマ帝国の艦艇は噂に聞く艦娘なる存在が運用する艦艇であった。
ブロンズ「ひえー・・・。なんという戦艦だ・・・!なんだあの禍々しい棘は・・・!」
今回第二マグマ帝国の艦娘は艦船形態で曳航し、戦艦2隻、駆逐艦6隻、空母3隻、エクラノプラン4機でやってきたのだ。ブロンズは内心「第二マグマ帝国はもう超列強なんじゃないか?」とさえ思った。
ブロンズ「しっかし、この戦艦の対空砲・・・どう見ても過剰すぎるだろ・・・!」
そう、戦艦の対空砲はあまりにも過剰すぎた。厳密に言うとCIWSであるがそれも20㎜CIWSが20基でどう考えても戦艦ではなく航空機を敵視しているかのような有様であった。無論VLSもあり、対艦ミサイルによるアウトレンジ攻撃も可能だ。しかも主砲は74㎝四連装レールガン砲であり、主砲の角度は真上を向け、宇宙からやってきそうな敵を迎撃するために作られたような代物だった。
ブロンズ「まるで化け物だぜ・・・。この戦艦は。」
そう言いつつ、彼はその大戦艦を見上げていた。その頃、先進11ヵ国会議の会場では各国代表が集まりつつあった。
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神聖ミリシアル帝国 港町カルトアルパス 帝国文化館
繁栄を象徴したかのような、豪華絢爛であり、極めてデザイン性、そして威厳を考慮して作られた帝国文化館、駐屯地の指揮官・・・政策提言委員長の白良と国際法に詳しい米軍指揮官ダンは、同帝国文化館内の国際会議場に足を運んでいた。自分の着席位置を確認し、開催までの空いた時間に、ロビーで持参した水筒のお茶を飲む。一方白良は娘の榴香の写真を見てニヤニヤしていた。
ダン「ん?また見てるのか・・・?」
白良「かわいいだろ~。あ~^^」
ダン「かわいいけど、最近デレデレしすぎじゃないか?」
白良「いいじゃないか。最近は目元だけは俺に似てきたんだぞ、ほらすこし涙袋が垂れてるだろ。」
ダン「うーん・・・まあ、確かに少し似てるな・・・でも目元だけか・・・。」
白良はデレデレしながら写真をダンに見せる。その写真を見て呆れつつも、ダンも妻の武器娘M1A2Cとその子供のシェリアの写真を眺めていた。一方クワ・トイネ共和国などの文明圏外国の国々の外交官は上位文明圏との会議に参加するということもあり、非常に緊張した面持ちで歩いていた。
「あわわわ・・・。粗相のないように・・・でででででで・・・できません・・!」
「おいおい、落ち着けって」
そんな外交官たちをたしなめる声がロビーから聞こえてくる。外交官たちは、まさか上位文明圏並の待遇を受けることなど予想もしておらず、そのロビーで談笑している人々を見て驚愕した。そしてしばらくするとアガルタ法国の外交官マギが白良とダンの隣に座り、自己紹介していた。
マギ「私は、中央世界のアガルタ法国の、外交庁に勤めるマギと申します。以後、よろしくお願いいたします。」
白良「ご丁寧にどうも、私は駐屯地の政策を提言する委員会の委員長の白良と申します。こちらは国際法に詳しい陸軍指揮官のダンです。」
マギ「おお・・・。あの白良司令官ですね。」
白良「司令官はもう妻に譲っていますが・・・ええ。」
マギ「なるほど・・・。それはそうと貴殿は素晴らしいですな!3年も満たずに文明圏外国を第一文明圏より優れた国家にしたその手腕、お見事です。」
マギは白良に握手を求める。
白良「いやいや・・・。私一人の力ではなく、ここにいるダンや兵士たちの活動・・・。それと生活をもっとよくしたいと願った現地民の熱意あってこそです。」
マギ「なるほど、非常に素晴らしいことですな!我が国も第二マグマ帝国のおかげで技術力が上がり、第二文明圏ながら列強と肩を並べるほどの軍隊に成長いたしました。今後も精進いたします。」
白良「いえいえ、しかし人と言うのは新しい玩具と言う兵器を手に入れたら試したくなりますからな。それを抑えるのは理性的な指導者でないとパーパルディア皇国のように滅びますよ。」
マギ「ご忠告痛み入ります・・・。たしか貴殿の出版した本にもそのようなことが書いてあったように思いますね。丁度移動中の暇つぶしに持ってきたのですが・・・」
そういって出すが彼の出した本は白良の政治学の本ではなく、寄りにも寄って『白良司令官と学ぶ1145141919810通りの妻との愛し方+性生活』というハウツー本(R-18)だった。
マギ「あっこっちじゃない。こっちですね」
マギは慌てて、彼の鞄の中から『白良司令官と学ぶ戦略戦術』という本を出した。二人は慌てたが何とか周りにバレずに、話しは続きしばらくして会議は始まったのだ。今回の議題は古の魔法帝国・・・ラヴァーナル帝国についてだった・・・。エモール王国の使者であるモーリアルは身長が2mほどもあり、頭からは角が2本生え、目も髪も赤い。
モーリアル「エモール王国のモーリアウルである。今回は、皆に伝える事がある。重要な事であるため、心して聞くがよい。先日、空間の占いを実施した。」
エモール王国の、国家の総力をかけて行う空間の占いは、その的中率が90%代後半にも及び、各国の代表は彼の発言に聞き入る。よく知らない白良と文明圏外国の国々はクエスチョンマークを頭に浮かべながら聞いていた。
モーリアル「その結果遠い未来・・・・?わからぬが・・・ラヴァーナル帝国が再びこの世界に攻め入ってくることが分かった。」
その瞬間、各国の代表はざわつき始めた。
「なんだと!?あの魔帝が!?」
「おいまさかまたあの地獄が始まるのか?」
「勘弁してくれ!もうあんなの嫌だ!」
モーリアル「時期や場所は空間の位相に歪みが生じており、判然としないが我らの計算だと今から15年から27年までの間にこの世界の何処かに出現するだろう。奴らに、どれほど抗する事が出来るのか、伝承がどれほど本当なのかは不明だが、奴らの遺跡の高度さが、その文明レベルの規格外の高さを物語っている。今回参加した駐屯地とその率いる文明圏外国の国々に協力するのはこちらの威信にかかわるが、各国いらぬ争いで兵や軍事力を消耗するよりはマシだ。各国は協力し、この危機を乗り越えようではないか!」
竜人は基本魔力の低い種族を下に見ており、地味にプライドが高い種族である。白良は内心「噂通り上から目線感があるな・・・。」と思った。ここで11か国会議に参加したことのあるリーム王国から派遣された新入りエリート外交官フィローキ・ニノリシがどこぞの論破王のように反論した。
フィローキ「ん~・・・・。なんだろう・・・あんまり言いたくないんですけどその上から目線やめた方がいいっすよ?白良司令官率いる駐屯地が我々現地民に教えてくれたのって、差別するってのは相手のことを下に見てる証拠だって事なんですよ。それって自分がもしその立場になったらなったで、差別されたーとか言うんじゃないですかね・・・?それってみっともないですよね?それにこの会議は各国の威信をかけた会議です。だとしたら白良司令官が唱えた八紘連合のような文明圏の上下を撤廃した国のやり取りをしましょうよ。」
モーリアル「何・・・?貴様リーム王国の外交官だろう?外交官ごときが偉そうに・・・!」
フィローキ「しかも別の世界からやってきた駐屯地とグラ・バルカス帝国の目の前で醜い文明圏同士の争いと冷遇を・・・公開するんですかね。みっともなさすぎますよ?」
モーリアル「貴様・・・!外交官風情が・・・!文明圏外のくせに!」
フィローキ「いやいや、外交なんて基本は国益をかけてやってるんですよ?それに同じ第一文明圏とはいえ列強最強の神聖ミリシアルがいるのですよ?その態度がまずいと思うのですが。」
モーリアル「貴様・・・!文明圏外国の分際で!」
フィローキの発言に対し、モーリアウルは怒り始めた。すると神聖ミリシアル帝国の外交官が仲裁に入った。その一方グラ・バルカス帝国の外交官であるフィアームは挙手しここでさらに火種をまいた。
フィアーム「ちょっといいでしょうか?一応かつて人類を滅亡の淵に追いやった魔法帝国が復活す
る・・・と、いう事はわかったのですが、今この状態じゃ連携が取れないですね・・・。まず相手を知ることかr・・・・・」
モーリアル「なんだと!?小娘が!」
モーリアウルは激昂し、テーブルを殴り飛ばした。拳の当たった箇所には大きな窪みが出来たが、フィアームは一切ひるまずこう言い放った。
フィアーム「今私のことを小娘と言ったのですか?その発言だと貴方は年をとっただけで精神は子供のようですね・・・。長く生きる種族なのに相手のことを全く知らずに下に見る・・・全く呆れたものですね・・・。貴方は幼稚な精神を大事に大事に抱えながら生きてください。」
フィローキのような煽りをしたのかさらにモーリアウルは頭に血が上ったのか、立ち上がりフィアームに反論しようとしたが、神聖ミリシアル帝国の外交官が止めに入った。
「やめないか!そもそも喧嘩するためにここにきたのではないぞ!白良司令官の口ぶりだと、相手と渡り合えるのは彼らしかいないという事だ。戦力を温存し、文明の壁を廃して新時代に突入すべきだ!・・・まぁ、とにかく・・・我々も変わるべき時代に来たのだ・・・・!グラ・バルカス帝国の使者殿、発言を続けてください。」
フィアーム「・・・・えー分かりました。まず我が国としてはもう少しこう・・・予言などではなくもっと物証的というか、証拠的な・・・その、古の魔法帝国が復活したという動かぬ証拠を提示してもらいたいのですが。」
白良「それに関しては証拠とまではいかなくても・・・・どうやら魔王ノスグーラを復活させた国がこの会議の中にいますね。アニュンリール皇国の外交官のシェナ様?」
白良は写真を取り出す。そこにはアニュンリール皇国の衛星写真・・・それも世界に隠していた発展している首都の画像があった。見たこともないアニュンリール皇国の首都をみた外交官たちは驚きの余り声を失う。なぜなら文明圏外国であるにもかかわらず発展しており、外交の窓口として使っている都市・・・プシュ・ラカタンと全く違ったのだから。
「な、なんだこれは・・・!?まるで神聖ミリシアルのような高い建造物じゃないか!」
「この・・・魔法文字みたいなものはなんだ?見たことがない・・・」
外交官たちが騒ぎ始める。神聖ミリシアル帝国とグラ・バルカス帝国の外交官だけが落ち着き払った態度をとっている。その中で白良司令官が発言する。
白良「そうですね・・・それ以外に魔帝の作った魔王ノスグーラを捕らえた際、『光翼人の出来損ない共が我を復活させた』と言っていたのですが、光翼人の子孫がいるのかは分かりませんが、彼らは魔法を使っています。恐らくノスグーラの言う光翼人の生き残りか混血かと思われます。」
神聖ミリシアル帝国外交官「だがそれこそ根拠がなさすぎる・・・。いや待て・・魔王ノスグーラを仕留めたって!?馬鹿な!新聞では殲滅したと・・・。」
白良はつい軍事機密をばらしてしまうが、ここで魔王ノスグーラの魂をデザイナーベイビー少年の体に入れ人体実験したり尋問したなんて言える訳もなく、とりあえず人類の発展に貢献目的で拿捕し実験した・・・と嘘をついた。
白良「それ以外には我が国が人工衛星を打ち上げた際総数35基の人工衛星らしき物が発見されました。試しに放射年代測定により大昔に作られたことが判明しました」
神聖ミリシアル帝国外交官「放射年代測定とはなんだ?よくわからんが・・・それによると大昔に作られたのか・・・。」
白良「放射年代測定とは放射能・・・いわば貴方方の使う魔素・・・の量を測りどれだけ昔の時代かを推定する方法です。その後はもう答えは出ているでしょう。」
ざわつく会議室。確かに白良の言う事は筋が通っているが、神聖ミリシアル帝国やグラ・バルカス帝国の外交官たちはなんとかなんとか反論した。
神聖ミリシアル帝国外交官「なるほど・・・。確かにそれは証拠になるかもしれん・・・。だが、アニュンリール皇国が魔帝と関係あるかは別問題だ。今後八紘連合内で調べるべき案件だ。では話題をそろそろ変えるべきでは?」
白良「確かにそうかもしれませんね。」
と白良は座ると、今度は経済関連の話になったのだが・・・・。ここから空気が悪化し始める・・・。それは八紘連合加盟国の作る物が高性能すぎて神聖ミリシアルとグラ・バルカス帝国の作るものがかなり見劣りしてしまうことだ。さらに電子機器の普及によりドラゴンを扱うエモール王国はドラゴンが狂い安全保障に著しく支障が出ていたのである。白良は空気が悪化していくのを肌で感じつつ。
白良「こちらとしてはこれでも技術レベルをコントロールしているのですよ・・・。私達異世界から来た技術をすべて供与すると大量の失業者を生んでしまうので・・・。」
神聖ミリシアル帝国外交官「それでもこの世界に比べれば相当高い水準だ。もう少し・・・・。我が国も貴殿の技術を供与してもらったが、いまだプライドの高い国民のせいで、企業が応用した製品を作らない・・・」
白良「私としてもこれ以上の譲歩はできません。我が国も技術供与などで得た利益を様々な国と貿易して得る必要がありますから。」
モーリアル「だがまだ不満はあるぞ!それは貴殿らがばらまく思想だ!!あれのせいで女どもが自由にしすぎるあまり、下品な発言や行動が増えつつある!」
フィアーム「たしかに駐屯地の思想は自由過ぎて我々には早すぎる物もありますが、八紘連合加盟国以外のこの世界における女性の扱いはその思想に反し、私達の世界でも前時代も甚だしいようなひどいものですね・・・。特に捕虜の取り方は碌になっていない・・・。敗戦国の女性は民族浄化の如く強制婚姻・・・・!外交官の私でも信じられませんね・・・。これは?」
モーリアウル「それはそうだろう!変に生かして恨みを買っては困るからな!」
白良「(やっぱり竜人は取り扱いがめんどくさいな・・・)」
と内心思いつつも八紘連合会議は難航を極める。そしてある時ある問題が発生する・・・。寄りにも寄ってある事を蒸し返されるそれは・・・・。
モーリアル「そういえば・・・!駐屯地率いる連合軍はかつてパーパルディア皇国に対して無差別な攻撃をしたらしいじゃないか!パーパルディア人の住む居住区に攻撃をしたり、海岸の都市を焼き払ったらしいな!これは立派な虐殺だ!それで優等生ぶるのはどうかと思うぞ!」
その発言により、その場の空気が一気に変わり・・・先ほどまで肯定的だった未交流の外交官たちも批判的な目つきで白良司令官を見る。それはグラ・バルカス帝国外交官も例外ではなく・・・。
フィアーム「たしか・・・戦時中皇国人に対しての報復でアルタラス人に虐殺許可を出したと聞きましたが・・・?あれはどういう意図でやったのか教えていただきたく・・・。」
白良「それは・・・!皇国の属領出身の革命軍司令官たちが『我々は皇国に怒りを抱いている』と・・・。無論報復なんて狂ってるとしか思えませんが・・・!しかし彼らの声に同盟国はとても狂気じみた事とわかっていても彼らに同情し、反対しなかったのです!しかし私もやめさせようとしましたが・・・。部下の韓国軍兵士の原州が煽りに煽られて、戦争遂行のために虐殺もやむを得ない・・・と。それにこの世界の列強・・・特に前時代的な思想を持つ国々に『我々を怒らせるとどうなるか』という事を伝えるためです・・・。抑止力ともなるでしょう・・・。」
白良は苦虫を嚙み潰したように回答する。しかしモーリアルの怒りは収まらない。
モーリアウル「前時代だと・・・?ハン!貴殿の言ってることと矛盾しているな!貴殿は言ったはずだ?『現地に合わせ近代化する方針だ』と!しかし無差別攻撃で現地の文化を焼き払っておいて何が前時代的じゃないのだ!?それこそパーパルディアと同じではないか?」
白良は痛いところを突かれる・・・。確かに白良はやりすぎた面もあるが、属領にされてた国の民に対して皇国人の仇討ち的な虐殺許可はやりすぎた面もある。しかし彼は反論する。
白良「属領にされていた国々は皇国人に対してかなりの恨みを持っていたのです!国の姫や王妃が娼婦の様にこき使われて、奴隷として扱われ、プライドの高い皇国人の鬱憤晴らしや性欲処理の道具にされた・・・。と。その怒りは私でもわかる気がします・・・!もし私が属領の国民だったらこのような屈辱には耐えられないでしょう。私はあくまで理性的に行こうとしたのですが・・・。じゃあ彼らの気持ちが分かるのですか!?!?あなたの様に強い列強国にはわからないでしょうねぇ・・・!!」
白良は激昂し、机を思い切り叩く。彼はこの世界に来てから虐げられている文明圏外圏の民を助け、列強からの圧政から解放し、自由にしてきた。
神聖ミリシアル帝国外交官「いや・・・白良司令官は正しい・・・。あなたの言っていることは最もだ。我々は文明圏外の民を蛮族と罵っていた・・・だが本来は強い者が弱い者を従え、虐げるのではなく、優れた文明を持つのならしっかり教え導く必要がある・・・!」
「そうだな・・・。確かに我々列強は文明圏外圏を見下し、蛮族と罵っていた・・・だがそれも時代遅れなのか・・・?我々もかつてはそうだったのだからな・・・。」
神聖ミリシアル帝国外交官は白良の意見に賛同し、他の国の外交官も苦虫を嚙み潰したような顔をしながら・・・しかし心のどこかで同意していた。
神聖ミリシアル帝国の外交官「そうだな・・・。文明圏外圏を見下す事こそ、悪なのかもしないな。」
モーリアウル「全くエルフの考えはわからんな!所詮下等生物ではないか!」
神聖ミリシアル帝国外交官「だが文明圏外圏にも文化や技術を持つ国はある・・・!今は見下している場合ではない・・・!」
モーリアウル「そうか、なら我が国は貴殿らの意見に賛同しない」
モーリアルはにべもなく他国の外交官の意見を却下する。しかしそれが更なる会議の険悪な空気を呼び寄せる。
神聖ミリシアル帝国外交官「貴殿たち竜人は本当に人族を見下しておりますな・・・・。いや!それどころかチィシン帝国の鮫人や下半身が蛇の女性達を差別しておりますが、貴方自身もっと皮膚見たほうがいいですよ?鱗あるなんてまるで老人の踵ですし、顔の造形は蛮族そのものです。」
モーリアル「な・・・!なんだと貴様ァ・・・!!」
フィアーム「ほら。いざ差別されたら棚に上げて怒り出す・・・。貴方たちエモール王国は精神が歪んでますね・・・。」
フィローキ「あ~あ。本当に醜いやり取りをし始めましたよ。白良司令官?もう八紘連合加盟国だけで魔帝対策しません?これ以上列強国が醜い争いするの時間の無駄ですよ」
白良はフィローキの主張に「馬鹿!刺激させんな!」と心の中だけで怒りつつも、何とか冷静にさせる。
白良「待ってください!魔帝がもし現れたら、この地球上で我々以外は対抗手段を何も持っていないですよ!?貴方だけで対処できるかどうか・・・。」
しかしフィアームは聞く耳持たず。
フィアーム「白良司令・・・あなた・・。それこそそこのエモール王国の外交官とまではいかないのですが『自分より技術力が劣っているから技術を供与してやろう』と考えてしまってませんか・・・?」
白良は図星を突かれた。確かにグラ・バルカス帝国の技術力は60年代に対して自分たちは2040年代・・・。いくら魔帝対策と言えど、技術供与は逆に国家の尊厳を侮辱されたかと思う白良・・・。
白良「それは・・・。ですが近代的な技術を持つ貴国と私達駐屯地の連合軍が共同戦線を張れば必ずや魔帝を討ち滅ぼせます!」
フィアーム「は・・・。貴方は本当に人を下に。」
フィアームはため息をつく。
白良「どういうことですか・・・?」
フィアーム「貴方はさっき神聖ミリシアルの外交官が言った事をお忘れですか?彼は『文明圏外圏にも文化や技術を持つ国はある。今は見下している場合ではない』と言いましたが、ではなぜ我が国を文明圏外圏とひとくくりにされているのですか?貴方自身も今その国々を見下しているではないですか!」
白良「う・・・!それは・・・。しかし貴方達グラ・バルカス帝国の帝国の機体は真空管を電源としている・・・!技術が遅れているからこそ!」
フィアーム「もう良い・・・。見苦しい。これ以上話し合いしても無駄です・・・。」
この時フィアームの目が赤く光ったことに気付く白良だが、まさかこの時とある国のナノマシンによって例の騒ぎが発生するとは知る由もなかった・・・。
神聖ミリシアル帝国外交官「(あの目の発光はなんだ・・・?)」
同様に神聖ミリシアル帝国の外交官もフィアームの目の発光に気付く。そしてモーリアルの目も発光していることに気付く・・・。そして・・・!
フィアーム「ここに宣戦布告いたします!我が国は駐屯地とエモール王国及びミリシアル帝国と戦争状態に入ります!」
白良「え・・・?」
神聖ミリシアル帝国外交官「え・・・?」
モーリアル「ならこちらも宣戦布告だ!!ここにグラ・バルカス帝国と神聖ミリシアル帝国との戦争状態に入る!」
モーリアルは立ち上がって叫ぶ。他の国の外交官はガヤガヤと喧嘩腰になるが、すぐに静粛される。
神聖ミリシアル帝国外交官「待ってください!今戦争状態に入るとまずいですよ!?流石に文明圏外圏も黙ってはいないでしょう・・・!」
モーリアウル「だからどうしたというのだ?どうせ遅かれ早かれ、どちらかの国とは戦争状態にはなっていただろうよ・・・。」
神聖ミリシアル帝国外交官「いやしかし!相手の国の国力は駐屯地や我が国の様に飛行機械を使いこなします!いくらワイバーンや神龍を扱う貴国じゃ勝ち目はないかと・・・!」
モーリアウル「ふん!それより前に神龍による攻撃で滅ぼしてくれるわ!所詮文明圏外圏なぞ我々の敵ではない!この宣戦布告は間違っていない!」
神聖ミリシアル帝国外交官「しかし・・・!」
神聖ミリシアル帝国外交官が何とか反論しようとした。その一方港町カルトアルパスでは・・・・。
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港町カルトアルパス グラ・バルカス帝国海軍 カッカブ級巡洋艦「ソルバル」
艦長「あ・・・アアア・・・。艦内諸君・・・我々は今からエモール王国の軍船に攻撃を行う・・・。」
士官「了解しまし・・た!」
様子がおかしい船員・・・。そして戦争の火ぶたが切られる・・・。その一方エモール王国の軍船も動き始めるが・・・。
神聖ミリシアル帝国海軍 旗艦「グレートアトラスター」
通信兵「艦長!我が軍の巡洋艦が独断で砲撃をしようとしています!」
艦長「え・・・!?」
艦長は戦艦を急行させる。しかしすでに遅かった・・・。巡洋艦から放たれた砲弾はエモール王国の軍船に直撃し、大爆発を引き起こす。そして通信兵が叫ぶ・・・。
通信兵「本国の許可もなく・・・・!なんてことを!」
そしてカルトアルパスではエモール王国軍船が砲撃を喰らい、その直後に国際会議場では爆音が聞こえた。
神聖ミリシアル帝国外交官「なんだ!?」
「大変です!!グラ・バルカス帝国の艦船が発砲を開始しエモール王国の艦艇も応戦開始!カルトアルパスでは大規模な戦闘が発生しております!」
神聖ミリシアル帝国外交官「な・・・!?なにぃ!?」
「お、恐ろしい・・・。何が起こってるんだ・・・?」
「これは大変な事に・・・。」
白良「フィアームさん!!モーリアルさん!!貴方方ねぇ!!一体何を考えてるんですか!!?魔帝との戦いに備えないといけないのに・・・!それにパーパルディア皇国との戦争からまだ経っていないんですよ!!?!?」
白良は怒りに震えて叫ぶ。しかしフィアームが静かに答えた。
フィアーム「もう貴方方とは話にならない・・・。そもそも文明圏外圏とひとくくりにする時点で話になりませんわ・・・。それにおのおの列強の傲慢な考え方は直す必要があるようですね・・・。」
そして無線機を使いグラ・バルカス帝国の旗艦のグレートアトラスターに指示を出す。無論グレートアトラスターの艦長は反対するが、フィアームは語句を強めて言う。一方モーリアルも本国に連絡しさらに軍船とワイバーンをカルトアルパスに進行させる・・・。
そしてフィアームは艦隊に攻撃指示をする。神聖ミリシアル帝国の外交官は自国の艦艇に連絡をし、両軍に攻撃を中止するように命令する。白良は何としてもこれ以上戦火を広げまいとしていたが・・・。だがどうすればこれ以上戦火を広げずに済むのか・・・?どうすればこの会議に集まった各国の意見を変える事ができるのか?それをすぐさま答えを出せずにいた・・・。
カルトアルパスでは各列強国の軍船及び艦艇がエモール王国の軍船とグラ・バルカス帝国の艦艇との小競り合いを止めようとし、港町の誘導員とそれぞれの国の艦艇が電子メガホンなどを使い、事態の鎮静化を図る。しかし多勢に無勢・・・。しまいにはエモール王国が本国から大量の風龍部隊を呼び出す・・・。しかし駐屯地率いる八紘連合加盟国やグラ・バルカス帝国は風龍が電磁波に弱いことを知っているため。エモール王国の竜騎士に対して撤退を呼びかけた。しかし、その努力も空しく風龍部隊は次々と突っ込み、レーダーにより風龍の集中力を乱され巡洋艦ソルバルの20㎜対空連装砲と9㎜三連装機関銃の餌食になる。そしてグラ・バルカス帝国本国側もさすがにエモール王国の対応に怒りを覚えとうとう宣戦布告を決断する。苦虫を噛みしめたようにグレートアトラスターの艦長がつぶやく
「ク・・・!とうとう本当に戦争になってしまったな!なんて狂った世界だ!前の世界の戦争がましだ!!」
そしてエモール王国はグラ・バルカス帝国の軍艦に向けて艦砲射撃を開始する。しかし所詮は近代以前の船・・・。射程も低く、グラ・バルカス帝国の艦船には簡単に躱される。そしてグラ・バルカス帝国の最新空母からはジェット機が発艦され、エモール王国の軍船を壊滅させた。しかしグラ・バルカス帝国側にも被害が出るが・・・。
白良「く・・・あまりこんな作戦はしたくなかったが・・・・。」
白良は無線機を手繰り寄せ、ある人物に連絡をとる・・・。
白良「こちら白良。最悪の結果が起きた空軍と海軍の出撃を要請する。」
『了解しました。しかし最悪余計に刺激してしまいませんか?』
白良「構わない。」
『了解しました・・・。』
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神聖ミリシアル帝国 領海から80㎞
最初の方で待機していた駐屯地の艦艇はニミッツ級原子力空母CVN‐α「ジョシュア・ノートン2世」とCVN‐β「ユナイテッドステイツ」率いる『外交失敗対応部隊』である。外交失敗対応部隊の役割は、主に先ほどのような事態が起きた際の軍事介入である。司令官である白良からの連絡を受けた二人はさらに第二マグマ帝国に航空機部隊を呼び寄せ、空中で旋回していたB-52H、富嶽mark2、B-1B、B-2を連れ来た。
ノートン2世「にしてもこれで戦争おきなきゃいいけどな~。」
ユナイテッドステイツ「暢気な事を言わないでくださいよノートン2世・・・。そもそも私達が派遣された時点で嫌な気しかしませんから。」
ノートン2世「それはそうだ・・・ね!!!」
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グラ・バルカス帝国海軍 戦艦「アバークロンビー」
通信兵「艦長!上空に未確認飛行物体多数!!凄まじい速さで接近しています!!」
艦長は艦橋の窓から双眼鏡を覗く。上空には無数の航空機が接近してくる・・・。
艦長「なんだあれは・・・!?まさか駐屯地の航空機か!?!?」
艦長が双眼鏡から手を離すと同時に通信兵が言った。
「駐屯地機、妨害電波を射出しました!!」
艦長「なんだと!?」
一方マグマ軍機も事前に白良に通達されていたため空母から早期警戒機が発艦し妨害電波を発射する。妨害電波によりほとんどの艦艇は連携が取れなくなり困惑する。さて連絡を取れなくなった艦艇を目にノートン2世から発艦した早期警戒機が特殊なネット回線を使い白良のスマホに電話する。
白良「こちら白良だ。」
ノートン2世『作戦通りだよ・・・。』
白良「分かった。あとはそちらに任せる。」
ノートン2世『了解・・・。』
ダン「何か策があるのか?」
白良「今にわかるさ。」
そしてしばらくすると港湾管理員が駆け足で会議室の扉をノックする。
港湾管理員「失礼します!駐屯地の飛行機械によりすべての国の艦船の通信が妨害され、今すべての国の艦船は連絡が取れない状況です!」
神聖ミリシアル帝国外交官「な・・・!?そんな事ってあるのですか!?」
モーリアウル「な・・・・なんだと魔信をつかえば・・・」
彼は魔信を使って通信しようとするがやはり妨害電波のせいで繋がらない。そしてモーリアウルの外交官の発言を聞いていた白良は・・・。
白良「ああ・・それ私達駐屯地の航空機・・・ざっと貴方方で言う所の飛行機械で通信を妨害させましたから。」
モーリアウル「な・・・!?そんなことが許されると思うのか!?」
白良「許されますよ。それで戦争が起きなければ・・・・。さて皆さん・・・。いま・・・港湾の上空を飛んでいる戦略爆撃機4機にはN2爆弾を搭載させています・・・。さらに我が軍が連れてきた50㎝三連装レールガンをもつモンタナ級もいたはずでは?」
神聖ミリシアル帝国外交官「そんな・・・!?なんて事を!?」
モーリアウル「な・・・!卑怯者め!!!我々が負けるとでも思っているのか!?」
白良「はい・・・。思ってます。」
モーリアウル「なにぃ~~~~~~!!!!????」
白良「ただ・・どこかの外交官の様に戦争を引き起こすわけではないのですよ・・・。こちらにも守るべき存在がありますので・・・。」
モーリアウル「貴様!!」
白良は済ました表情をする。そして彼は後数分後に第二マグマ帝国の艦艇と航空機・・・機動要塞が来航してくることを彼らに伝える。
神聖ミリシアル帝国外交官「(まさかここまでの軍事力を抑止として使うとは・・・・だが一つ気になる点がある・・・。本当に例のN2爆弾を投下するのか・・・?)」
白良「ああ・・・。そうそうN2爆弾を搭載しているか搭載して無いかを考えるのは貴方方の自由です。そしてこれ以上争いが起きなければ我が駐屯地はグラ・バルカス帝国とエモール王国に停戦及び不可侵条約を結ぶことを推奨します。」
モーリアウル「なっ!?貴様!」
この時白良率いる駐屯地を知っている八紘連合は白良の意志を感じ取り、彼と同じ意見を述べこれ以上戦争の火ぶたが切れないよう両国に停戦及び不可侵条約を結ぶように促した。神聖ミリシアル帝国の外交官とムーの外交官も同様に思ったのか両国に停戦及び不可侵条約を結ぶように促す。モーリアウルは歯ぎしりをし、フィアームも同じく歯ぎしりし沈黙する。
モーリアウル「ぐ・・・!仕方あるまい・・!わかった!!これ以上の争いはやめよう!!だがグラ・バルカス帝国この協定を破ればどうなるかわかっているだろうな!!」
フィアーム「はぁ・・・勿論ですよ・・・。こちらも話し合いで解決するのであればそうします。」
白良「(なんだ・・・?妙に素直だな・・・。しかも目が赤く光らなくなっている・・・?)」
彼はそう考えるが、すぐに他のことに移る・・・。スマホを使い戦略爆撃機に撤退を促しつつ、艦艇部隊にエモール王国軍の軍船の救助者を誘導するように言う。一方駐屯地の方ではもし何かあった時用に4師団準備していたが、解散命令が下る。そして各部隊は愛する者が待つ家に帰る。
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駐屯地 輸送機内
市ヶ谷「何とか戦争を回避できましたね・・・。」
鯖江「本当に何とかなったね・・・。市ヶ谷さん・・・貴方には子供がいるのにね・・・。戦争にならなくて本当によかったね」
市ヶ谷「ええ・・。本当に・・本当によかった・・・。」
市ヶ谷は涙ぐむ。そして愛する夫と子供の帰りを待つ。そして白良の夫である雷子は子供を抱え、我が子を抱きしめながら窓を眺めていた。
雷子「・・・・和影さん。戦争を止めてくれてありがとう。」
留香「うゅ・・・?」
雷子「お父さんはね。戦争を回避したんだよ・・・?すごいでしょ?」
留香「うみゃ・・・・?」
まだ幼子の留香には理解するにはかなり難しく、難しい顔をしながら母親の顔を凝視する。そしてそのまますやすやと眠りにつく。
雷子「寝ちゃった・・・か・・・。本当にかわいいわね・・・留香・・・。」
次回予告
会議の数か月後、駐屯地ではある事が行われた・・・。それは多くの隊員を集めた海水浴である。この世界で家族を作った兵士や陸娘が愛する家族を連れ楽しいひと時を楽しむ。
次回第百五話「海水浴!」