問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望)   作:CARUR

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ため込み過ぎて三か月になったいました・・・。


第百六話「冷戦の発端」

グラ・バルカス帝国  皇都 中央歴1642年7月9日

 

 前々回の先進11か国会議にて危うくグラ・バルカス帝国とエモール王国が戦争になりかけたが駐屯地の軍事力により何とか力による外交ではあったが再び戦争を怒るのを何とか出来たが、グラ・バルカス帝国国内では竜人のいるエモール王国に一度懲罰戦争をするべきだという意見が相次いでいる・・・。その理由は、駐屯地と自国・・・グラ・バルカス帝国が同盟を求めているのになんか上から目線でお断りしたからだ、その上竜人は糞程傲慢で偉そうな奴らだとグラ・バルカス帝国国民は思っている。そして一部の軍人も「駐屯地の真似事じゃないが一回パーパルディアの様に立場をわからせるべきだ!」という過激な意見まで出始める。一方とある料亭・・・・。

 

「オルダイカ様・・・最近では上手い事駐屯地の技術力を盗み、ばれない程度に改良して我が社カルスラインは儲かっております・・・。まぁ国内だけではありますがね」

オルダイカ「そうか、エルチルゴ・・・。まぁ上手く儲けておけ。しかし戦争がないとなると対して儲からないでいるな・・・」

エルチルゴ「全くです。ですが、我が帝国が負けることはないにせよ、本格的な戦争が始まってしまいますと、戦争で資源の運搬や工場を破壊されると面倒ですから、上手い事小規模な戦争が始まらないものでしょうかね」

オルダイカ「じつはな・・・。その小規模な戦争を起こすことに協力してくれる国が現れたのだ・・・。ニャルトニア・・・入ってこい・・・。」

「お初に掛かります・・・・。アニュンリール皇国特殊諜報機関のニャルトニア・ゾルシュームです。以後お見知りおきを」

 

 オルダイカが有翼人の女性を呼ぶ・・・。彼女は、アニュンリール皇国特殊諜報機関、通称"デュオン"所属のニャルトニア・ゾルシューム大尉である。彼女はグラ・バルカス帝国と駐屯地の中を裂きつつ、グラ・バルカス帝国を起点に世界大戦を勃発させようと考えている。オルダイカはそんなことを知らず、接触してきた彼女を逆に利用し、小規模な戦争を引き起こすよう依頼している。

 

オルダイカ「オルダイカだ・・・。こっちがカルスライン社の役員のエルチルゴだ」

エルチルゴ「お初に掛かります・・・。アニュンリール皇国のニャルトニア様。私はカルスライン社の役員のエルチルゴと申します。以後お見知りおきを」

ニャルトニア・ゾルシューム「始めまして・・・。さて・・・。本題に入りますとしましょう・・・。今回相手はあの駐屯地の元首と言える白良司令官が一番の難点です。場合によっては白良司令官が貴国の皇帝陛下に直訴して戦争・・・最も冷戦を止めかねません・・・。しかし貴国にはある兵器があるのですよね・・・?」

 

オルダイカ「たしか・・・・ソルーシュウム爆弾・・・・。だがあれはここぞというばかりにしか使わない爆弾で未だ大量生産に至っていない・・・」

ニャルトニア・ゾルシューム「そのことならご心配いりません・・・。あくまで一発を搭載した戦略爆撃機を傀儡国のレイフォルにある空軍用空港に配備するだけです。」

オルダイカ「ふぅーむ・・・。緊張度を煽り開戦しない程度お互いけん制し合い、その間に兵器の納入で儲ける・・・。そういう手筈でいいのか?それならやりようはあるぞ・・・!」

ニャルトニア・ゾルシューム「それではよろしいと言う事ですね・・・?」

オルダイカ「うむ・・・」

 

 こうしてオルダイカとニャルトニアは握手を交わし、契約が成立した・・・。その数日後カルスライン社は新型戦略爆撃機の生産に乗り出した・・・。一方ニャルトニアは、ソルーシュウム爆弾を積んだ戦略爆撃機をレイフォルに配備できるようにグラ・バルカス帝国海軍航空隊の司令官にハニートラップ要員の女性を送り込み、戦略爆撃機が配備できるように暗躍する。そして戦略爆撃機を配備するように動いた・・・。数週間後白良率いる駐屯地の諜報員が、レイフォルに戦略爆撃機を配備しようとしている情報を掴み、八紘連合加盟国を集め緊急会議が開かれる。そして会議開始時刻、会議室には各八紘連合加盟国の首脳陣が揃っていた。

 

雷子「では・・・始めます・・・。皆さんもご存じかと思いますが・・・グラ・バルカス帝国が傀儡国レイフォルに戦略爆撃機・・・それもソルーシュウム爆弾なる大量破壊兵器を配備しようとしている事がわかりました。」

 

トウ・ガラシ(クワ・トイネ共和国第二代目首相に選出)「なんと・・・。それはまずいことですね・・・。ただ、まだ開戦したわけではないのですから・・・こちらの戦艦数隻を向かわせれば良いのでは・・・?」

シェール・ガスパロフ(クイラ王国二代目大統領)「しかし、それだと本格的な戦争にならないか?それだとまずいのでは?」

雷子「ええ、おっしゃる通りです。恐らくグラ・バルカス帝国の作戦目的は、いずれ戦争を視野に起き、開戦をスムーズに進めるものと思われます。しかしまだ本格的な戦闘に発展したわけではありませんので・・・。ですがいずれ戦争に発展する可能性は大です。ですが、列強の国々にも連絡して警戒すべきだと思います」

 

ワスプ・レイシュースト(ロウリア合衆国第二代大統領)「わかりました。こちらも艦艇数隻をグラ・バルカス帝国に派遣する様に準備しましょう・・・。それで、各国の艦隊を派遣したら、指揮は誰が執るのですか?」

 

ザーム・シュトレーゼン(トーパ王国第二代首相)「指揮はなるべく大きく戦闘が予測されるロウリア、クワ・トイネ、クイラの3か国で行うのが良いと思います」

雷子「わかりました。それではそうしましょう。それに補給船団と護衛艦隊も必要です。ですので連合艦隊は水上打撃艦隊2個に護衛艦隊4個にします・・・」

こうして会議は終わり、各国は動き出した・・・。

トウ・カイテイオー(シウス王国第二代首相)「ついに戦争か・・・。ただ、我が国のような小さい国はあくまで資金提供と兵器の輸出のみにさせてもらう。」

 

雷子「わかりました。ではそのようにしましょう。」

カイオス「我がパーパルディア帝国は海軍の駆逐艦を2隻ほど派遣させてもらいます」

シュタインカ「我がパンドーラ共和国は海軍と空軍を提供するという約束がありますから、私も提供します。」

 

ガナト・ヘイヘ(マオ共和国第3代首相)「我がマオ共和国も海軍を提供しましょう。」

 

 その後もいろんな加盟国が海軍の駆逐艦や空軍機を派遣した。そして会議から3週間後・・・グラ・バルカス帝国海軍によるレイフォルに戦略爆撃機の配備が確定的になった。それと同時に八紘連合はグラ・バルカス帝国の傀儡国のレイフォルに向かう・・。その数戦艦14隻、巡洋艦20隻、駆逐艦40隻、空母13隻、補給艦5隻。情報収集艦3隻。航空機は戦闘機140機、戦略・戦術爆撃機100機、攻撃機50機、空中給油機6機を派遣。これに対抗する様にグラ・バルカス帝国軍は少なくはあるが、戦艦3隻、巡洋艦4隻、駆逐艦5隻、空母3隻、補給艦2隻。そして輸送艦6隻の派遣を決定した。こうして開戦こそしなかったがレイフォルに大量の大艦隊が向かう・・・。

 その頃のレイフォルの空軍基地・・・とは言ってもレイフォル初の近代空軍のため少数のジェット戦闘機と戦略爆撃機があり、ほとんどはワイバーンロードを占めてしまい、近代的な基地としての機能は余り果たしていなかった。しかし例のソルーシュウム爆弾を搭載した戦略爆撃機のグティマウンⅡがそこに鎮座していた。無論陸軍からも対空砲部隊や機甲部隊、対空ミサイル部隊も配備されてはいたが、こちらはかなり多く、連合軍に対抗できるほどそろえてあったため、偵察機を用いた連合軍の反応は想像以上だった。

 

 

ジョシュア・ノートン「以外に対空兵器が多いなぁ・・・」

イザミ「いや、むしろ当然だとは思いますよ・・。大量破壊兵器を護衛するわけですし、おそらく我々も攻撃されるでしょう。」

ジョシュア・ノートン「それもそうだよね・・・!よし艦上偵察機を飛ぼう!」

 

 ジョシュア・ノートンはそういうと部下に偵察機の発艦を指示する・・・。偵察機は駐屯地で作られたSR-01空牙である。マッハ5で飛行し、地上を偵察する。SR-01はAIを積んだ無人機なため、自分で判断し司令部が帰投を命令するか帰投する分の燃料を考慮し燃料が足りなくなりそうなら飛び続ける。その頃レイフォルの女帝のカウールは自室で本を読んでいたが、ノックの音に驚き本を落とす・・・。カウールの部屋に側近が入ってくる。

 

「失礼します!カウール様!防空レーダーサイトから入電!レイフォル上空に八紘連合の大艦隊を確認!!その数戦艦14隻、巡洋艦20隻、駆逐艦40隻、空母13隻、補給艦5隻。情報収集艦3隻。航空機は戦闘機140機、戦略・戦術爆撃機100機、攻撃機50機、空中給油機6機、空母から戦闘機が30機発艦!!レイフォル軍迎撃に向かいました!」

カウール「そうか・・・。ただし喧嘩は売ってはだめよ・・・。あくまで監視にとどめなさい」

「はっ!了解しました!」

 

 そういうと側近は敬礼し、部屋を去っていく・・・。そしてカウールは宗主国のグラ・バルカス帝国を欺くための作戦を開始し、ある準備をした。一方その頃・・・レイフォルの空軍基地では・・・。

 

「来たぞー!!迎撃に当たれ!」

「畜生!俺はワイバーンロードかよ!クソうクソう!!」

 

 

 空軍基地にはグラ・バルカス帝国から供与されたジェット戦闘機・・・カペラ10型に乗りこんだり、ワイバーンロードを乗りこなすワイバーンロードライダー達。そして対空ミサイル部隊、対地攻撃機部隊、対空砲兵隊等が迎撃のために銃座や陣地に配置につく。そして偵察機という事がわかると現場の兵士は監視を続けた。何もしない無人偵察機に司令部は驚きを隠せなかったが、すぐに司令部に無線が入った。

 

『こちら沿岸警備隊!レイフォル近海の八紘連合の大艦隊は以前停泊中!』

「了解した。監視を続けてくれ」

『了解』

 

 司令部は沿岸警備隊と無線を交わす・・・。一方レイフォルの近海に展開する八紘連合の艦艇は警戒をしながらもレイフォル近海に停泊していた。ロウリア合衆国海軍のサンダー級巡洋艦の艦橋ではシャークンが双眼鏡でレイフォルを見ていた。

 

シャークン「しかし意外と攻撃してこないな・・・。まぁ・・・本格的な戦争になるのは勘弁なんだがなぁ・・・」

部下「そうですね・・・。ですがいつ攻撃してくるかわからない以上油断は禁物です。それより艦長殿?金平糖を勤務中食べてるとまた血糖値が上がって、次の健康診断でドクターに怒られますよ?」

シャークン「う・・・五月蠅い!わかっとるわ!!」

 

「しかし艦長。この後どうなるんですかね?偵察もそろそろ終わりそうに見えますが・・・。」

シャークン「さぁなぁ・・・だがこのまま何もしてこないはずがない。警戒は怠るな!」

「はっ!」

 

 その後は何事もなく五時間が過ぎ、シャークンは自室に戻り寝る準備をしていた。すると突如警報が艦内に鳴り響く。

 

「大変です!!レイフォル陸軍の自走砲の砲撃により同盟国の駆逐艦に被弾!!被害は軽微ですが、現在交戦中です!!」

シャークン「なんだと!?わかった!すぐ行く!!第一戦闘配置!!」

 

 シャークンは素早く艦内放送で船員に指示を出す。そして艦橋に向かい自身の持ち場につくと報告が入った。

「艦長!!グラ・バルカス帝国の空軍の艦艇が哨戒機と人工衛星の情報によりレイフォルに接近してきているとのことです!」

シャークン「やはりな・・・。それで敵の位置とやってくる時間は?」

「はっ!北緯15度38分24秒、東経154度46分21秒の地点です!!」

シャークン「了解した。対空戦闘用意!!」

「対空戦闘用ー意!!総員配置につけ!繰り返す・・・」

 

 艦内放送が響き渡り、船員たちが駆け回り銃座や対空砲人員は配置につく。そしてCICの方もイージスシステムと通信機器のスイッチを入れ、戦闘準備は整った。

 そして数十分後、遂にグラ・バルカス帝国空軍の戦闘機部隊が八紘連合軍の艦隊に襲い掛かってきた。長距離攻撃機15機と戦闘機約4機、攻撃機8機、空中給油機が2機が八紘連合の艦艇に襲い掛かる。グラ・バルカス帝国空軍のパイロット達はまるで獲物を狩る鷹のように低空飛行で襲い掛かる。戦闘機部隊はまず迎撃にやってきた八紘連合軍の戦闘機隊と対峙した。

 

「かかってこいやァァァ!!!」

 

 戦闘機部隊は素早く機動し、敵戦闘機を翻弄する。そして編隊を組み次々と八紘連合軍の戦闘機隊に襲い掛かる・・・。しかし八紘連合軍の練度はすさまじく、ターボプロップ機のF01Fマタキャットなのにもかかわらず第一世代のジェット機相当のカペラ35型相手に立ち回り、撃墜していく。無論マタキャットにはミサイルはあるがそれがなくても十分戦える。女性パイロットのシェリナは機関砲の弾を10秒未満で撃ち、敵を撃破する。

 

「なんなのジェット機のくせに!!バタバタ落ち過ぎよ!!これが訓練なら落第点ね!」

 

『おい!おい!余裕だなシェリナさんよ!』

「あんたも無線つなげて喋るくらい余裕ね!他の兵士もミサイル使わず落としているくらいにグラ・バルカス帝国の空軍パイロットは練度が低いのかしら!?」

『どうだかな!!』

 

 戦闘機部隊のパイロットは無線で喋りながらも攻撃する手は休めない。グラ・バルカス帝国空軍パイロットの名誉のために言っておくが、彼らは数百時間近いシミュレーションで訓練しており、決して戦闘機パイロットとしての能力が低いわけではない。むしろ狂犬的な空自パイロットの教官に追い回され、模擬空戦を練習させられた八紘連合の空軍兵士が可笑しいのである。

 戦闘機部隊は次々とグラ・バルカス帝国空軍部隊を落とし、増援に来たレイフォル空軍部隊を攻撃。レイフォル空軍部隊は戦闘機隊にやられっぱなしではなく、対空砲部隊のいる陣地に向かい、地上部隊に撃破してもらおうと誘い込み対空砲部隊の集中砲火を浴びせるが、新たに八紘連合軍に配備された艦上攻撃機・・・零八式墳式攻撃機『炎龍』の攻撃により対空砲部隊は壊滅した。

 そして戦闘機部隊が攻撃している中、ワイバーンロードがレイフォル空軍の上空に到着する。ワイバーンロードライダーたちは敵航空機と空中戦を繰り広げながら八紘連合の戦闘機に襲い掛かる・・・。しかし連合軍パイロットたちからすれば赤子の手をひねるも同然であり、逆に空対空ミサイルを喰らう始末であった。そしてレイフォル空軍は次々とやられていく・・・

 

「くっ!このままでは全滅だ・・・。全員撤退しろ!!繰り返す!撤退せよ!!」

 

 レイフォル空軍総司令官はそう叫ぶと戦闘機部隊は反転し、撤退し始める。レイフォル空軍の戦闘機隊は散り散りになりながらも撤退していく。そしてワイバーンロード部隊隊長であるワイバーンロードライダーのシーシャは何としても逃げようと手綱を握りワイバーンロードを急かすが、その時にはすでに遅く、対空ミサイルが命中してワイバーンロードは撃墜される。

 

「きゃあああっ!!」

 

 シーシャは悲鳴をあげながら空中を舞う・・・。しかし幸いにもグラ・バルカス帝国によりもたされたパラシュートによりシーシャは一命を取り留めた。一方レイフォル空軍の戦闘機隊は壊滅的な打撃を受け、レイフォル空軍基地に帰還することになった。一方で八紘連合軍は・・・。

 

「ソルーシュウム爆弾を搭載した爆撃機を狙うのはよそう・・・。ソルーシュウム爆弾自体どんな爆弾なのか全くわかってないのだからな・・・。」

「ですが・・・グラ・バルカス帝国も黙ってみていないでしょうね・・・。傀儡国のレイフォルが勝手に砲撃したことに怒りそうですし・・・。」

 

「総司令部より伝令です・・・。ひとまずこの海域を離れ最寄りの同盟国の港にて補給及び人員補充。準警戒態勢に移行するようにのこと。」

「了解した・・・。まぁ・・・これ以上いるのも燃料が尽きるだけだしなぁ・・・?」

 

 シャークンはそういい、艦隊に通達する。一方グラ・バルカス帝国は無断で砲撃したレイフォル陸軍に激怒しており、本格的な戦争が起きてしまうことに怯えながらも、最悪の場合に備えて準備を開始した。

 

 

_____________________

 

グラ・バルカス帝国 帝都ラグナ   

 

 ここでは皇帝グラ・ルードによる御前会議が開催されていた。皇帝グラ・ルードは苛立ちつつ、報告を聞く。

カイザル「以上がレイフォルでの砲撃により被害を受けた状況です。」

グラ・ルード「わかった・・・。」

 

 今回の参加者は首相のゾルザーブ・エル・ケルマーン。帝王府長官カーツ・ハークネス、外務省大臣マスード・パルゲール、海軍東方艦隊司令長官カイザル・ローランド、帝国陸軍総司令官マイノス・ソルティス、海軍大臣イリス・フォン・アイヒベルク、陸軍大臣サジタリウス・リゲル、空軍大臣ミレマー・レイス、公共安全庁総裁のオフィサー・ユミッツ。重々しい空気の中でカイザルが報告をする。

 

カイザル「はい・・何とか海軍と我が軍のの被害はなかったのですが・・・。レイフォル陸軍の防空兵器はすべて破壊され、せっかく育成した空軍パイロットは脱出に失敗し戦線に復帰できるのは30人のうち3人。さらに我が軍としても報復攻撃を計画しましたが・・・・。本格的な戦争を懸念し取りやめました。無論我が軍としても警戒態勢に移り、もし八紘連合が宣戦布告した場合に対応出来るように準備はしてます・・・。」

グラ・ルード「カイザルよ。本格的な戦争になった際はこちらに甚大的な被害が出る恐れがある・・・。その点に関しては承知の上での行動か?」

カイザル「はっ・・・我が国としても戦争はしたくありません。ですがレイフォルの行為はあまりにも無作法です。それにあそこはわが帝国の傀儡であるにもかかわらず勝手に連合軍の艦艇に砲撃してる始末。とても容認できるものではありません。」

グラ・ルード「ふむ・・・。」

ユミッツ「陛下・・・お持ちください・・・。この一件にはやや不可解な点があります。」

グラ・ルード「申してみよ・・・。」

 

 公共安全庁総裁のユミッツは発言をする・・・。公共安全庁はアメリカで言う所のCIAのような国家安全のための機関であり、国内と国外にスパイを送り込み情報を得る。ユミッツは砲撃した自走砲の乗組員を事情聴取した際に、砲撃を行ったレイフォル陸軍の士官から興味深い情報が得られたと報告する。

 

ユミッツ「まず・・・自走砲の乗組員に事情聴取をしてみた所、砲撃している間の記憶が全くないと言い張っております。砲撃して30分後に気を戻したと言っており、砲撃している間の記憶がないのは奇妙です。」

グラ・ルード「なんだ・・・?それは操られていたとでも言いたいのか?お伽噺じゃあるまいし・・・。」

ユミッツ「しかしこれは非常に不可解な点です。レイフォル軍は砲撃許可はもちろん出していませんし、もし何か別の第三者による戦争を引き起こす工作があっても、人を操る魔法なんてものは今現在確認されませんし…。それに仮に操れても自走砲を操作できるものなのか疑問です。」

グラ・ルード「うむ・・・。確かにそれは不自然だな。」

 

グラ・ルードは一旦会話を止め、熟考し出す。そして数分して結論を出す。

グラ・ルード「よろしい・・・このことを八紘連合との会談で議題にだそう。もし事実なら我が国を危険にさらすからな・・・。それとカイザルよ・・・。レイフォルの傀儡国の女帝のカウールに注意しろ・・・。奴は下手したら駐屯地の白良司令官より手ごわいぞ・・・。」

ゾルザーブ「はっ!!しかと心に刻んでおきます。」

 

 

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