問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
クワ・トイネ共和国 南西にある駐屯地
冷戦がはじまってから7年・・・。白良の指揮する駐屯地では子供たちが駐屯地内に建てた小学校に入園し始めたのだ。なお教師に関しては一部同盟国から派遣された者もいた。赤子だった武器娘や駐屯地娘・・・あと隊員や軍人の子供も小学生になっていた。白良と雷子の娘の榴子も小学生2年生だ。榴子は数学が得意なようだ。一方春日井樹と優斗の息子の泰樹は親譲りの筋力を使いやんちゃな行為(学校のグラウンドにあるタイヤを全部引き抜く、体育館の倉庫にあった跳び箱をダンベル代わりにして遊ぶなど)をするため、教師と樹と優斗に怒られまくっていた。本郷ももかの娘の空華は自転車が好きなようで、毎日駐屯地内を自転車で走り回っていた。そして生徒数はサンレアの娘のサニャスが三年生であるため三年生一人に対して一年生が120人という割合だった。そしてとある休日。白良は執務室で仕事をしていた。その時ドアがノックされ、「失礼します」の声と共に入ってきたのは優斗である。
白良「おう、優斗かどうした?」
優斗「実は・・・白良さんに頼みがあって・・・。」
白良「なんだ?」
優斗「実はですね・・・その・・・うちの泰樹が榴子ちゃんと喧嘩をしてしまって・・・。それで喧嘩の内容が・・・。泰樹が榴子ちゃんに計算力の低さを馬鹿にされて・・・。いやうちの息子の言ったことなんで事実はわからないんですが・・・。でもこのままだと泰樹は榴子ちゃんに馬鹿にされて終わるので・・・あの・・・白良さんの息子さんに喧嘩の仲裁を・・・。」
白良「わかった、じゃあ泰樹を連れてこい。あと榴子もなんで言わなかったんだ・・・。」
優斗「はい!」
そして10分後。優斗が泰樹を連れてきた。無論、榴子も一緒にだ。
白良「・・・・本当に馬鹿にしてないんだな?どんな言い方をしたか知らんが・・・。」
榴子「・・・馬鹿にしてないもん。目の下クマ女って言われたからパワー馬鹿って言い返しただけ。」
白良「しょうもないことで言い返すなよ。これでクラス一の計算力得意な女子の名が泣くぞ。まー男子ってのはしょうもないことで喧嘩するもんだ。二人とも謝れ。」
泰樹「嫌だね・・・!俺は悪くねぇし!」
榴子「私も悪くないもん!」
白良「まだ言うか。なら榴子お前はお姉ちゃんだ、そして今妹の伽音(きゃのん)がいるな。伽音はいま言葉の覚えが悪い・・・。もしかしたら障害があるかもしれない。なら榴子。お前は妹を馬鹿っていうのか?」
榴子「うう・・・」
白良「お前にはな・・・。決めつけで人を見下すような人間にはなってほしくない。わかったな。そして泰樹
。お前もだ。人の見た目にチャチつけるのは良くない。それに榴子はクマじゃなく涙袋だ。そしてお前は人のことを見た目で馬鹿にするのは良くない。それは相手にはわからないことだからな・・・。わかったな。」
泰樹「・・・すいません・・・。」
榴子「ごめんなさい・・・。」
白良「よし、じゃあ仲直りの握手とごめんなさいだ。ほら、榴子手を出しなさい。泰樹も一緒にな。」
泰樹「うっす・・・」
榴子「はい・・・」
そして二人は握手をし謝罪した。
白良「よし、これで仲直りだ。そして泰樹、お前はこの駐屯地の司令官の妻に喧嘩を売るとは・・・すごい度胸だな・・・。」
泰樹「いや・・・その・・・」
優斗「そうだぞ!!普通なら俺も降格の危機だったんだぞ!!」
白良「娘が友人と喧嘩した程度で降格させるほどの器量の狭い人間ではないさ。」
優斗「司令官・・・。ありがとうございます!!」
白良「礼はいらん。さて、二人とも詫びる気持ちがあるようだし、いいことを教えてやる。実はな、榴子は歴史の知識に関しては幼稚園児レベルだ。」
榴子「うう・・・」
白良「じゃあ織田信長は何時代の人?」
榴子「大正時代。」
余りの間違いに部屋にいる全員はズッコケた。
優斗「榴子ちゃん・・・その人戦国時代だよ・・・。」
泰樹「お前も俺とおなじじゃねぇかな。アハハwww」
榴子「うう・・・」
尚一方泰樹は数学は平均並みかまぁ・・年齢を考えたら妥当な正答率である。なお美術センスは壊滅的であり、絵を描こうものならまず図工の先生に「精神の異常をきたしているのでは?」と心配されるレベルだ。さて・・・そんなこんなで泰樹も榴子の仲直りが終わり、白良と榴子は家に帰るのであった。司令官となった雷子は帰ってくるのは20時ぐらいなのでまだ帰ってこない。そして白良は家に帰ると、 白良「ただいまー。」
ベビーシッター「あ、おかえりなさい。今日も伽音ちゃんは元気にしてますよ。」
白良「そうか、伽音いい子にしてたか?」
伽音「うん!!ぶーぶーあしょんでた!ぶー!」
白良「そうか、伽音はどんな車が好きなんだ?パパに教えてくれ。」
伽音「えーとねー、いーひゃく!」
まさかのE-100戦車である・・・。なおE-100戦車自体はナチスドイツが作ろうとしたが計画のみで終わった戦車であり、ナチスドイツは計画を断念した。なおそんなニッチな車両がミニカーになってるのはシュタインカのような計画機フェチ共に需要があるためだ。なおE-100は伽音のお気に入りのミニカーのようだ。
白良「そうか、パパも戦車大好きだぞ。」
伽音「ぶーぶー!」
白良「そうだな・・・今日はママ遅いから先に風呂入るか・・・。」
伽音「うん!ちゃぷちゃぷしゅる!」
そして白良と伽音は風呂場へ行くのであった・・・。雷子は家に戻ると上着を脱ぎすてソファーに寝っ転がった。しばらくして二人は風呂から上がり、白良が伽音を寝かしつけると話す
雷子「つっかれた・・・。あ、白良さん。伽音の様子は?」
白良「元気だぞ。今日は戦車のミニカーで遊んだりとかしてたな。」
雷子「見たかったですねぇ・・・。」
白良「偶には仕事休んで旅行に行かないか?グラ・バルカス帝国の様子も今現在は戦力増強しているだけみたいだし。」
雷子「そうですねぇ・・・。白良さんは行きたいんですか?」
白良「まぁ・・・な。別に俺はグラ・バルカス帝国を滅ぼせとも言わないし、滅ぼす気もないしな・・・。」
雷子「じゃあ明日には休暇申請入れときますね。」
そして数週間後、休暇の日が来た。4人は観光地としてとある地方都市へ来ていた。トーパ共和国の観光地である。
白良「いい街だなここは、落ち着く雰囲気があるし人もいいしな。」
雷子「そうですね・・・。」
榴子「海がきれい・・・。ねぇねえ!お母さんとお父さんって確かここで魔王の集団と戦ったことあるんだよね!!どんな感じだったの!?」
白良「まぁ・・・あの時は最初はきつかったな!うち漏らした女の悪魔(淫魔の事だが子供の前でぼかして言った)とかゴブリンとかが街の方に降りてきてしまい、混乱やらなんやらで大変だったな。でも連合軍の兵士は手塩にかけた連中だから、迅速に対応できたな!問題は大陸の方だ・・・。操られたモンタナを相手取るのがな・・・。」
その後も白良は話し続けるのであった。楽しそうに榴子は聞いており、食事の時も話していたため雷子はソロソロやめさせたのだ。そしてホテルで就寝の時、白良は一人ベランダで海を見ながら考え事をしていたのだ。するとそこへ・・・
雷子「どうしたんですか?白良さん。」
白良「ああ、いやな・・・。俺は本当に正しいことを子供にしているのやらと・・・。」
雷子「そうですねぇ・・・。戦いのことを子供に話すのはいいのか悪いのかっていうのはありますね・・・。でも戦争狂になるのも困るし、かといって平和主義突き抜きすぎても、それはそれで問題ですしね・・・。」
白良「そうだな・・・。でも俺は・・・いや俺たちは平和を願ってる。だからこの願いはかなえたいんだ。」
雷子「・・・そうですね、私もです。さて、もう寝ましょうか。明日もいろいろ巡る予定ですからね。」
白良「そうだな・・・。寝るか・・・。」
そして二人は部屋に戻っていったのだ。果たして彼らに平和は来るのであろうか?それはまだ先のことである。翌日彼らは観光地を巡り始める・・。途中途中子供たちが飽きないようにしりとりをしたり、子供たちが海で遊びたいと言い出したので砂浜で遊んだりしていた。
白良「さぁて‼父さんが立派な砂の城作ってやるよ!!」
榴子「ほんと!?お父さん!頑張って!!」
雷子「ふふっ♪無茶するわね。」
そして白良は砂の城作りに励む。そして一時間後・・・白良が汗だくで作り上げた砂の城は、子供たちの頑張りによりさらに派手になり、完成した。その後思い出に写真に撮った後、そのまま帰っていったがなぜか崩れず3日間は近隣住民の待合スポットとして使われていた。話を戻そう、砂だらけになった白良は一度ホテルに戻り衣服を洗濯したりシャワーを浴びて、少し休憩した後日本の温泉街を模した温泉施設にいくのだった。
白良「いやぁー・・・いい湯だな・・・。」
雷子「本当ですね・・・。最近こんなのなかったですしね・・・。」
白良「だな・・・榴子?温泉気持ちいだろ。」
榴子「うん!!」
そしてしばしの間温泉につかる4人であった・・・。その日の夜は旅館料理のコースだった。白良と雷子は子供たちが寝付いた後、二人で思い出話に花を咲かせていた。
雷子「そういえば・・・戦争前は全然旅行に行けなかったですよね。」
白良「そうだな、でも俺はこうして平和に過ごせて、子供たちとも楽しく過ごせるのがうれしいさ。」
雷子「私もです・・・。」
白良「・・・なぁ・・・その・・・。もっと子供を作ろうか・・・。」
雷子「ふふっ♪それって性欲でムラムラしたとかじゃなくて?」
ガシッ!
白良「愛としてだ!!」
雷子「はぁ・・・仕方ないですね。今夜は寝かさないですよ♪」
そしてその夜二人は久しぶりに愛し合った・・・。一方子供たちは呑気に寝ていたのだった。こうして2日目は幕を閉じた・・・。三日目の朝、子供たちを起こした白良と雷子は荷物をまとめてチェックアウトをし、車に乗り家路につくのであった。帰りの高速道路では子供たちが寝ていたので爆睡をしたのだ。そして数日後・・・トーパ共和国で休暇を過ごした白良達は仕事のため駐屯地に帰っていったのだ。一方アニュンリール皇国ではある準備が行われていた。
アニュンリール皇国諜報機関
「パーパルディア皇国やいろんな国で旅行している学生・・・。動乱を起こすにはうってつけだ!この女を爆弾テロリストに仕立て上げるのだ!!この女を調べるんだ!!」
アニュンリール皇国の諜報員は90式主力戦車(AMTRS)の表の人格の天須休子を調査して、爆弾テロリストに仕立て上げるという計画を実行するのであった。果たして天須は無事なのか!?そして白良達はどう動くのか!?それはまだ先のことである。