問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望)   作:CARUR

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地味に結構長い小説を書いたので初投稿です。

結構読みずらいかも??


第七話「雷神女の騎行」

二日前のロデニウス海戦での大敗北で、士気が低下を恐れに緘口令を敷いたロウリア王国軍・・・・。これを知っているには国王と上級士官、将軍のみである。

 

 

だがギムで大虐殺した、ホーク騎士団の所属するロウリア王国東部諸侯団クワトイネ先遣隊では衝撃が走っていた。

 

◎偵察に出たホーク騎士団第15騎馬隊の約99名が、ギムの東方約25km付近で消息を絶った。

◎ワイバーンによる偵察では樹木に、ちいさな穴が開いており、なぜか岩が鋭利にとがっている。馬や兵士は粉みじんなっていた。近くにエルフの死体は一個もなく、盗品をした後もなかった。

◎本陣から敵が捕虜の一人を手に入れたとの魔信が入った。まずそもそもなぜわが軍の魔信を知っているのか・・・。

 

「何かおかしいと思わないか?我々は本当に人間と戦っているのだろうか・・・・・。まるで魔帝と戦ってるではないか・・・・・。ワッシューナ導士よ・・・・」

東部諸侯師団を取りまとめるジューンフェリア伯爵が疑問に思い始めた。

 

ワッシューナ「魔力探知には一切反応がなく、ワイバーン等の魔力生物の反応もなかったため、魔帝というのはあり得ないでしょうな。」

 

ジューンフェリア「だとしたらなんだと思う?」

ワッシューナ「まさかと思うのですが・・・・科学文明のムー・・・というのも一回考えたのですが・・・。導師魔信掲示板で得た情報なのですが・・・・。売女の集うところの落書きなみの掲示板なので、情報が荒唐無稽すぎて・・・」

 

ジューンフェリア「うむ・・・・。」

 

ワッシューナ「マイ・ハーク攻略の船団が壊滅し8隻残存し捕虜になり、ワイバーン350騎撃墜し作戦は大失敗との。そして日本側の魔信の声が女性のだったと・・・・・・。しかも日本は一隻船を出しただけです・・・。」

 

「!!!!!!!??????????」

 

その場にいた一同が驚きと疑問を浮かべた・・・・。

 

 

ジューンフェリア「ちょっと待て!!今回の派遣船団とワイバーンは、それだけでクワトイネを征服出来るほどの大部隊だった。仮にその戦力で列強パーパルディア皇国に攻め入ったとしても、頭をうまく使えば五つくらいの町が手に入るくらいの量と戦力だ。一回戦の戦力としては、歴史上最大かもしれない。それが負けただと?たかが一隻に!?」

 

一同は考え込む・・。魔帝どころかこの世の神に喧嘩を売ったのかと考え始めた・・・。

 

そして東部諸侯団が一番の悩みの種となるものあった・・・・。本隊の恐怖の副将アデムある。

アデムの送ってきた指令書には「城塞都市エジェイの西側3km先まで兵を集めよ。そこで、本隊合流まで待て。追伸、日本の送ってきた要注意人物表に、滅茶滅茶美人いたからいたら拘束してね♡お礼にデカ乳亜人から生まれたデカ乳幼女上げるから頑張ってね♡」

 

ジェーンフェリアは唇を口の中に引き込んだ・・・。

城塞都市エジェイ。国境の町ギムや、村々とは訳が違う・・・。クワ・トイネがその生存を賭け、来るべき対ロウリア王国戦のために作り出した都市である。町そのものが要塞であり城であり基地である。ギムとは防御力の次元がちがう。城塞都市エジェイはギムから東に約50kmの場所に位置する。しかし、先遣隊の現在地、ギムから東へ約5km、威力偵察の部隊が全滅したのは、現在地から東に約20km行った場所である。

つまり、エジェイへ行くための半分の地点に、高速移動できる騎馬隊を1人も逃がさずに全滅させるほど強力な敵がいる。けもフレ2の高速移動回なみに高速移動しないと無理である

しかし、アデムの指令に逆らったら、自分が死ぬのはもちろんのこと、家族も恐らく惨たらしい死を遂げる事になるだろう。それだけは避けなければならない。

結局東部諸侯団は、泣く泣く2万人の兵士をエジェイに送り込んだ。悲しいかなぁ・・・。

 

 

 

城塞都市エジェイ中央暦1639年10月3日

 

城塞都市エジェイには、クワトイネ公国軍西部方面師団約3万人が駐屯しており、クワトイネの主力と言ってよかった。

ワイバーン50騎、騎兵3000人、弓兵7千人、歩兵2万人という大部隊である。将軍ノウは今回のロウリアの進攻をこの城塞都市エジェイで跳ね返せると思っていた。高さ25メートルにも達する防壁はあらゆる敵の進攻を防ぎ、空からの攻撃に対しても、対空用に訓練された精鋭ワイバーンが50騎もいる。

 まさに鉄壁、まさに完璧、いかなる大軍をもってしても、この都市を陥落させることが出来るとは思えなかった。

しかし不幸にも、昨日雷子がふるまった料理で騎兵2400人腹痛で病院送りにし、弓兵を6994人、歩兵19994人、40騎分の竜騎士も腹痛で病院送りするなど、もはや宣戦布告で病院送りにした。当然戦いが終わった後、雷子はバツとして●作りックス5時間喰らった。

 

 

「ノウ将軍、駐屯地の方々が来ました。」

 

国から協力するよう言われているため協力しているが、彼は自国にのり込んで来た駐屯地がけもフレ2並に気に入らなかった。

奴らは我が国の領空侵犯し、力を見せ付けた後に接触してきた。信じてはいないが、ロウリアの4400隻の船の進行も、たった1隻でくいとめたという(ぜってぇ嘘!)。

しかし、陸戦は何といっても、数がものをいう。今回、日本が送り込んで来たのは、特科・普通科合同部隊とかいう、200人弱の兵力で、数人女子供が混じっているのである。ふざけるのも大概にしろ!!

奴らはエジェイの東側約5kmのところになんか汚い幕を張って準備をしている。政府が許可を与えたらしいが、国土に他国の軍がいるのは良い気分ではない。作者もそう思うしみんなもそう思います。

200人という数もずいぶんやる気の無い兵力だな!ま、いずれにせよ、自分たちがロウリアを退ける事が出来るので、(彼らの出番は)無いです。

 

ドアのノックオンが聞こえた

ノウ「入ってどうぞ」

 

雷子「失礼します」

部屋からはいってきたのは、雷子とサンデット部隊隊長サンディア、そしてジャイアントロボの国際警察機構のように集められた世界のFH70姉妹or兄弟の長女長男、そして特科の鬼教官、富士御幸。

 

雷子「日本国陸上自衛隊、○○駐屯地所属臨時特殊特科部隊「サーシス」隊長。雷石雷子です。」

 

軍務局のハンキが言ってたが、彼女らは一見人間だが、実は例の巨虫のように姿を変えれるといった。が、ノウは信じてない。

 

ノウ「これはこれは、良くおいで下さいました。私はクワトイネ公国西部方面師団将軍ノウといいます。このたびは、援軍ありがとうございます。感謝いたします」

 

まずは社交辞令から入る

 

「日本の師団長殿、ロウリア軍はギムを落とし、まもなくこちらエジェイへ向かって来るでしょう。しかし、見てお解かりと思うが、エジェイは鉄壁の城塞都市、これを抜く事はいかに大軍をもってしても無理でしょう。そうですね・・・わかりやすく言えば半裸の女性が1万の軍勢で戦うようなものですな。」

 ノウは若干セクハラととられられそうな発言をしたが話を続ける。

 

ノウ「我が国は侵略され、ロウリアに一矢報いようと国の存亡をかけ、立ち向かおうと思います日本の方々は、東側5kmの位置にある、あなた方が作った陣地から出ることなく、後方支援をしていただきたい。ロウリアは我々が退けます」

 

 ノウは(邪魔者はひっこんでいろ)という意味を込め、このような発言を行った。相手も国の命令で派遣され、プライドがあることを承知の上で。

 

雷子「はい。承知致しました・・・・・。私たちは後方支援に回ります。・・・・ただ一つお願いがあります。」

ノウ「なんでしょうか?」

 

雷子「敵の位置や戦況を知りたいので、観測機材や人員をエジェイに置きたいのですが・・・・。」

ノウ「は?言い分けねぇだろデカ乳バイオテロクソ女(はい、分かりました)。」

 

日本の隊長は退室した。ノウは思う。5km後方から支援してくれとは、皮肉であり、実質的に5kmも離れていたら、何も出来ない。つまり何もするなという意味である。

彼女らにプライドは無いのだろうか?

 

ロウリア王国東部諸侯団クワトイネ先遣隊約2万の兵は、特に障害を受ける事なく、城塞都市エジェイの西側約5kmの位置まで進軍した。

あと3km進んだ場所が、指示された場所だが、ジューンフィルアはここで野営することにする。けもフレ一期11話並のいやな予感がする。彼らはこの場所で1週間とどまる事を決めた。

 

ノウはドチャクソあせっていた。敵兵2万がエジェイから西側5kmの位置に布陣している。ロウリアの兵力からすれば明らかに先遣隊であり、こちらから撃って出ると、ロウリア軍本隊が到着する前に、戦力をすり減らしてしまう。

ほならね、城に篭れば良いのだが、問題は敵騎兵が300名ほど城の外で怒声をあげ、去っていく事をくり返している。本格的進攻かどうかの判断がつかず、兵が神経をすり減らす。来るんだったら来やがれ!!糞が!

 ワイバーンを使用しての強襲も考えられたが、ワイバーンは夜飛べない上に、着陸時を敵ワイバーンに狙われたら終わりのため、動かせなかった。このままでは、敵本隊が着くころには、兵はヘトヘトになってしまう恐れがあった。というかあの三つ編み女のせいでほとんどの兵士がやられたんじゃ!やはり女は糞や!もう気が狂う!もし城に攻め込まれたら負けるわ~~エジェイこわれちゃ~~~う^^^^^

 

しかしノウの心配を埋める部隊がやってきた。

「ハンキ殿から部隊が派遣されました」

ノウ「今更送られてm・・・・・!!!!!!!??????」

「人員が減った部隊の代わりに参りました。クワ・トイネ公国マイハーク防衛騎士団団長改め、クワトイネ陸軍第1歩兵師団第一小隊ケシヒキリ部隊隊長、イーネです。」

ノウ「なt・・・・なぜコルメス公爵家令嬢が例の日本軍の格好を???」

イーネ「はい。以前から政府からの命令で、駐屯地が食料を輸入する見返りに武器の配備やそれを使えるようにする、教官の派遣などが条約で決まっておりまして。私たちが厳しい訓練を果て、クワ・トイネ公国最初の近代的な歩兵部隊が設立されました。」

 

ノウ「その歩兵師団と小隊には何人いるのですかな?」

イーネ「はい。歩兵軍には私たち第一小隊も含め34人。1つの小隊につき大体8人編成となっております。」

ノウ「しかしその杖で勝てるのですかな?」

イーネが説明しようとした瞬間、伝令兵が部屋に入ってくる。

 

「失礼します!日本軍から連絡が入りました。」

ノウ「うむ呼んでくれ。」

 

「はっ!エジェイ西側5km付近に布陣する軍は、ロウリア軍で間違いないか?ロウリアであるなら、支援攻撃を行ってよろしいか?又、攻撃にクワトイネ兵を巻き込んではいけないため、ロウリア軍から半径2km以内にクワトイネ軍はいないか確認したいとの事であります」

 

ノウ「基地から出るなと言っているのに・・・・・。まったく結局は手柄がほしいのだな!!!いやしんぼめ!!まあ良い。日本軍がどんな戦いをするか、高みの見物をするとするか・・・。許可する旨伝えろ!」

 

「はっ!!」

 

 

晴れ渡る空、その日は雲の少ない良い天気だった。朝は少し肌寒く、空気は乾燥している。空気に埃などの不純物が無いため、遠くの空まで良く見渡せる。ジューンフィルアは少し高い丘から2万もの兵を見下し、深呼吸する。

空気がうまい。彼らは士気旺盛だった。交代で300名ほどの騎士が夜間威嚇に向かう。他のものはしっかり眠れる。ギムで奪った食料とは美味いはずなのだが、死体の女で盛るやつが居たせいで飯がまずい・・・。敵はエジェイに引きこもって戦うつもりのようだ。密偵の情報によれば、ワイバーンは50騎近くいるらしい。脅威ではあるが、使用してこない。

 このまま本隊の到着まで待てば、ワイバーンによる上空支援を受けられる。過剰戦力でエジェイを落とせる。彼はそう思っていた。しかし突如東の地に、女達が現れる。着替える様子が見える。

 

「おっwwwwイイ女じゃん」「あんな乳は見たことないぞwwwww」

「おい!しかも武器持ってんじゃん!兵士に違いねぇ」「もう待ちきれないよ!行かせてくれよww」

 

ジューンフェリア「フームあんなところに女・・・やけに怪しい・・・。」

「見た感じ10人くらいいますよ!!ね!悪くないでしょう?」

ジューンフェリア「うむ・・・・そこまで言うのなら行くがよい・・・。2000人向かわせろ・・・」

「承知!!」

流石のジューンフェリアも急に現れた女を見て、いきなり接近させるほど馬鹿ではない。逐次投入をすることにした。しかしこれが幻影だと思わず・・・・・。

 

 

 

陣地

雷亞「敵が移動し始めた・・・。やっぱこんな初歩的なワナに引っかかるとか、やっぱ男ってバカなんすねぇ」

サンディア「ふむ・・・・・しかし進軍し始めたのは数千人か・・・・。敵将は比較的まともなのだな。」

ドンナー「あなたほどではないでしょう」

サンディア「なんだてめぇ・・・(レ)」

 

サンニアー「戦いごっこだね!!負けないんだから!!」

サンレア「・・・・・・・・」

 

富士「歩兵隊準備はいいか!」

「おう!!!!!!!!!!」

富士「ではいくぞ!!」

 

 

 

 

 

 

ロウリア側

「フヒヒヒヒヒ・・・・!あともう少しだ・・・・」「もう我慢できねぇよwwww」

「二人くらいは持ってってもいいだろうwww」

そう兵士たちが、東にいる女をどうするか犯そうと考えている処だが、実は兵士たちの前に移った女性は、単なる3Dモデルをプロジェクションマッピング方式で映しているだけである。(3Dモデルに騙されて)恥ずかしくないのかよ。

 

そして女性たちは兵士の40m以内に近づくと、フッと消えた・・・・・。そして騒ぎ始める兵士たち。

 

「!?」「おいっ!消えたぞ!!」

「そんな馬鹿な・・・」「クワ・トイネの幻術か!?野郎ぶっ殺してやる!!!」

 

 

陣地

雷子「FH70!サンデット部隊!総員一斉射撃!1コンマも遅れないで!!」

FH70姉妹兄弟・サンデット部隊「了解!!」

雷子「3秒後105mmちゃんたちで撃って!!!」

小口径榴弾砲娘達「了解!!!!」

 

雷子「総員!!!()ぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

雷子の掛け声とともに榴弾砲たちが、轟音を立て敵陣に砲撃をする。

105mmりゅう弾砲「って・・・・撃ぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

ロウリア側

 

ドォォォォォォン!!!!!!!

「なんだこの音は!?」「あそこから火が出たぞ!」

 

 

「だんちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーく!い「ドォン!!」ま!!!!!」

 

着弾の合図より先に爆発した雷亞のM107榴弾により、一瞬でこの世から消え去るロウリア兵。しかしこれが一発だけならともかく・・・。以下の戦力を見てほしい。

 

雷子率いるFH70姉妹、実質6門

L1S2姉妹、6門

FH115姉妹、6門

イタリアFH70姉妹 5門

オランダFH70姉妹 5門

リトアニアFH70姉妹 6門

フィリピンFH70姉妹 4門

サウジアラビアFH70兄弟3門

オマーンFH70 

モロッコFH70

サンデット部隊 3門

連装サンデットメンバーが二人いて、1台につき2門ついているので実質4門。

 

105㎜榴弾砲M1A2

105mm榴弾砲M102

L118 105mm榴弾砲

 

 

合計60門

こんな戦力なのである。これで壊滅しない方がおかしいっていうか一人戦車交じってる時点で、戦車部隊すら壊滅しそうなんですがそれは・・。そして3秒カウントの後に105㎜榴弾が壊滅しかかっている2000人のロウリア軍に降り注がれる。

 

陣地

雷華「雷亞・・・。貴女また、1秒早くやったわね!?」

雷亞「あっれ~~~~・・・・おかしいなちゃんと調節したのに・・・。」

サンジェラ・ストーニア「サンニアー以下wwwww」

雷亞「うっせぇ黙れ!!」

 

雷子「・・・ッ!総員次弾装填!!()ぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」

 

そして再度戦場に響き渡る轟音。そして今度は4秒遅く発射する雷亞。そしてまた105㎜級の射撃が来るのである。

それを見ていたノウは青ざめる・・。

 

ノウ「(なんと言う轟音なのだ・・・・!そしてほとんど乱れのない爆発魔法・・!しかもあれを女子供がやっているとは・・・・。恐るべし・・・・。)」

 

そんなノウの思惑とは別に、ジューンフェリアは・・・・。

 

ジューンフェリア「(へっ・・・兵が一瞬で・・・・!こ・・・これではあまりにも一方てk・・・・)」

 

ドォォォォォォン!!!ドォォォォォォン!!

ジューンフェリアが考えていると、また砲撃が始まる・・・今度は自分の前部にいた歩兵たちが吹き飛び始めた

 

ワッシューナ「今度はこちらにまでっ!!伯爵!!騎馬隊に蛇行で走らせれて行けば何とか攻撃が避けれるはずです!!!」

ジューンフェリア「っ・・・!そうするしかあるまい!!そうだ思い出した!パーパルディア皇国の魔導砲と同じだ!!相手の攻撃は魔導砲に違いない!騎馬隊突撃せよ!!」

 

ジューンフェリアの命令により出陣する423人の騎馬隊・・・。果たして高速移動は、吉と出るか凶と出るか・・・。

 

「ようやく爆発がやんだぜ!!ヒャッホーーーッ!!!」「魔力ぎれでも起こしたんじゃねぇーの!!!アッハッハッハッ!!!」

 

悠々と駆け上がっていく騎馬隊たち。

 

ジューンフェリア「騎馬隊の次に歩兵を全員突撃!!なるべく散開して進め!!歩兵隊は敵陣を占領せよ。騎馬隊は要塞をねらえ!!弓兵も後に続け!!」

 

ジューンフェリアもさすがに同じ手にハマるほど馬鹿ではない。散開して歩兵を進軍させた。

 

陣地

雷華「今度は散開してきたわね。富士、頼みますよ」

富士「了解した。歩兵隊戦闘態勢になれ」

「了解!!」

雷子「ここはサンレアちゃんの対空榴弾砲を使わないと弾薬が・・・・。」

サンレア「あの弾はやだ!!!音も嫌だし、当たった人ひどい死に方するからやだぁぁ・・!!」

 

 涙を流し対空榴弾砲を使うのを嫌がるサンレア。キャラ紹介を見た人はわかると思うが、「第二次世界大戦にタイムスリップしたらB-29の編隊を一瞬で壊滅する」と言われていたが、航空機の編隊を一瞬で壊滅させる榴弾砲を対人として使ったらどうなるか・・・。

 失礼ながらもサンレアの使う特殊対空榴弾の説明をしよう。近接信管とは違い、大まかな弾道を照準器で確認し計算をし撃つというM42の以下の補足能力だが。高度を伸ばすためロケットブースターを付けており。発射した瞬間点火しある一定の高度に上がると爆発を起こす。そして爆発の範囲が広く、地上からは4尺玉の花火のように見えることから「花火」と言われるが、空では目を覆うような惨劇が広がっているのである。大爆発を起こしコックピットやフラップを破壊。それだけではなく大量の酸素を消費するため、もし爆発から逃れても、二酸化炭素を吸引しエンジンの燃焼を阻害され操縦不能に陥るのである。

話を戻そう。そんな高火力な榴弾を対人に使用したらどうなるか・・・。爆発の中心は破片と熱線で兵士を、跡形もなく殺し、中心から逃れても破片でありとあらゆる兵士を切り刻み込む・・・。そしてサンレアは生まれて5年たっているが、性格は気が弱く、純粋、甘えん坊、優しすぎるので、直さらこの砲弾を使いたくないのである。

 

雷華「姉さん。あの弾は閃光が強すぎますよ。防護ゴーグルが必要ですが、今はサンレアも持ってません・・・。」

ラエド・ハジャール「何も砲弾を使う必要はないじゃないか?俺たちに機銃やら、対空ミサイルやら詰まれているし・・・。」

雷子「うーん・・・・・しょうがないですね・・・・。各員榴弾砲、自由射撃開始。」

サンレア「ありがとう!おばあちゃん!!」

雷子「(せめておばちゃんにして・・・・・)」半泣き

 

「野郎ども!!迫撃砲の準備はできたか!!!」

「準備完了ですジョン隊長!!もう昨晩の風俗行った時並にビンビンでさぁ!!」

ジョン「HAHAHAHAHAH!!!猥談はそこまでだ!!迎え撃て!!」

 

アフリカ系アメリカ人隊長のジョンの指揮により、迎撃を開始するアメリカ部隊。自衛隊側も続き・・・。

 

富士「各員掃射開始せよ!!」

「了解!!」「俺は攻撃を行う!!」「114!!514!!」

 

徐々に近づいてくるロウリア歩兵・・・・。そして爆風を逃れて進む騎馬隊。

 

ジューンフェリア「うむ・・・これで一矢報いればいいのだが・・・。」

ワッシューナ「即決に決まった策としては比較的よい選択でしょう・・・。数人くらいは敵陣を攻撃し。その間に要塞を攻め入れば、数十人くらいはやれるでs・・・・」

 

二人が話していると再び爆発が起きる。しかし爆発もさっきより小さいため、若干安堵するシューンフェリア。しかしここからまた地獄が出現することは思うまい。

 

「へっへっ・・・・!!見ろ!敵の撒いた要注意人物表の女に似たやつが居るぞ!!」「おおっ!いるねぇ!しかしなんか魔導士の杖を持っているぞ?」

「よし!500mを突っ切ったぞ!!総員剣をぬけぇ!!!」

 

 

 

陣地

北熊本「敵500mを通過。これより射撃を開始します。105mm榴弾砲は援護射撃してください。打ち方はじめ!!」

「了解!!」

富士「せっかく散開したのにまた固まって移動してきたわね・・・・。それではいい的よ!」

 

戦場に迫撃砲と重機関銃、小銃の音が鳴り始める。そして再度砲撃を始める・・・・・。一方死のタイムリミットを近づくのを感じてないロウリア兵。

 

「陣地に近づいてきたぞ!!!あと300mだ!!!」「野郎ぶっ殺・・・・グハッ!!」

「なっ・・なんなんだこの光のヤッ!!!」

 

陣地に300mまで近づいた歩兵隊が急に倒れ始める・・・。光の矢の如く機銃の弾が進んでくる。そして擲弾が落下し吹きとばされる歩兵・・・。

 

「なっ・・・なんだんだ!!この光の矢は!!!避けようがn・・・・・・グヘェッー!」

「あぁぁぁぁ!!!逃げろぉぉぉぉ!!にg・・・・ブヘェッっ・・・・」

「なっ・・・なんて濃い攻撃なんだぁ!!こんなことがあってたまるかぁぁ!!ヴォェェェェ!!」

 

ジューンフェリア「なっ・・・・これは・・・・!!」

ワッシューナ「しかし騎馬隊がまだ残ってい・・・・・」

 

二人は要塞に向かった騎馬隊に希望を託した・・・・。しかしただでさえ強固な要塞に近代化された歩兵が居たらどうなるか?答えは簡単・・・。

 

「何とか入り口についたぞ・・・馬から降りろ!!」「戦友の仇だ!!!殺された分殺してやるからな~~」

「おっ!あいてんじゃ~~~ん!」

 

要塞の最上

イーネ「入り口付近に敵を発見・・・・。小銃で応戦せよ。こちらは手りゅう弾等で攻撃する。」ピッ

『了解!!』ピッ

イーネ「健闘を祈る」

無線を切り、手りゅう弾のピンを外すイーネ。そして投下する・・・。部下の獣人も続いて手りゅう弾もしくは、レミントンM700ライフルで応戦。

 

 

要塞門内

 

「全員油断するなよ・・・・・。亜人共は何を使うのかもわからん・・・」

 

「敵を確認!!!!!!!!打ち方はじめ!!」

突如現れた亜人の兵士・・・・。ロウリア兵は弓矢か圏だったらいつも道理勝てただろう・・・。しかしクワ・トイネ兵士の持っているのは64式小銃とポイズアラゴ謹製魔改造ブローニングM1919重機関銃・・・。門内に重機や小銃の音が鳴り響く。

 

「なんとしてもロウリア兵を通過させるな!!撃て撃て!!!」PAN!PAN!PAN!PAN!PAN!

「オラオラオラオラオラッ!!!親戚の仇だ!!死ねぇっ!!!」バララララララララララ!!!

 

「ウァァァァッ!!なんなんだ!!あの亜人共の武器!!」

「たっ助けてくれぇぇぇ!!死にたくn・・・・グハッァ!!!」

「門外に出るぞ!!みなにげr・・・あっ・・・・・」

 

兵士の一人が門外に出ようとするが・・・・。門外ではさらに惨劇が広がっていた・・・・。ただでさえ狭い門外を出たのである、そして後続が詰まっているするとどうなるか?答えは明解である。

 

「なんとかでれt・・・・・ヴォェェェェッ!!!」

門内から出た兵士からは地獄の光景が広がっていた・・・・。後続の兵士たちが木っ端みじんになっていたのである・・・。兵士は先ほどまで食べていたものをすべて吐き出した・・・・。しかし悪夢は終わらない!!

 

「クソォォォ・・・!逃げ場がないじゃないか・・・・。ん?なんだこのひmッ!!グハァッ!!!」

イーネ「甘いな。戦場では突っ立て居たら死ぬくらい経験積みのハズだ。」

「なんだこの女!!!殺してやるッ!!」

 

「いけねぇなぁ・・・!女性相手によぉぉ・・・フン!!!」

筋肉隆々の獣人(ほぼ獣に近い)に、絞め落とされるロウリア兵。

イーネ「エーヒ伍長・・・捕虜は丁重に扱えよ・・・。それこそロウリア軍と同じになってしまうからな。」

エーヒ「わかりましたよイーネ騎士団長・・・いやイーネ曹長」

『こちらアーワ二等兵、少々ほほに切り傷ができましたが問題なし。以上』ピッ

エーヒ「そうかわかった。しかし念のため消毒をしておけ。以上」

 

「門内と門外の敵は退けましたね・・・。」

エーヒ「ああ・・・。しかし陣地の方は大丈夫か?そろそろ弾がなくなってそうだが・・・・。」

 

陣地にいる陸娘たちを心配する獣人エーヒ。しかしそれも杞憂で終わった。

 

 

 

陣地の200m前

ババババババババババッ! ヒュン!ヒュン!

「前の奴らの死体で攻撃があたらねぇみたいだな・・・・!ここで仲間の仇を・・・うぐっぁ!!」

「あいつら無情すぎんだろ・・・死体吹っ飛ばしても顔色一つ変えねぇ・・・・。」

「おまけに肌の黒いやつが居るぞ・・・・亜人か??」

 

 

 

 

ジョン「ウーム・・・これ以上は後々の戦闘で困るな・・・・。残弾数が少ねぇ・・・・。」

富士「敵が散開したのもあるわね・・・・・。だからロケット砲出せと心願したのにあの能無し!」

 

サンレアが車両形態を解き、武器娘形態も解く・・・・。

 

富士「どうしたサンレア!まだ戦闘は終わってないわ!」

サンレア「・・・・・・・・ここは戦闘終了を持ち掛けましょう。」

ジョン「戦闘終了だって・・・?」

 

サンレア「・・・・攻撃の及んだない場所の兵士たちを見てください。」

「・・・?」

雷子「あっあれは・・・!」

 

隊員たちが見たものとは・・・・。

 

 

 




原作とは違い、すこしジューンフェリアを賢くしてみました・・・・。
しかしその作戦が凶と出るか基地と出るか・・・?


ちなみにヒーエとアーワの由来は稗と粟です。隊長がイーネだからま、多少はね?部隊名のケシヒキリは、コシヒカリをもじりました。



次回「雷神女の騎行・空の神兵」

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