問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望)   作:CARUR

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ややナチスっぽい表現が出ますが美化はしていません。そこを了承して閲覧してください。


外伝十三話「演説」

パンドーラ魔法公国 1640日 某日

 

 

 パーパルディアの属領にさているこの国ではある、演説が行われていた・・・。武装親衛隊のような恰好をした少女もいれば、ドイツ国防軍車両の迷彩柄の服を着た女性もいた・・・。そして中心部には三つ編みの女性がいた。緑色の制服を身にまとい豊満の胸を左手でたたき、大げさな身振り手振りをしながら大声で演説をしていたのだ。

 

 

そこの皇国の皆様!!果たしてそれでいいのでしょうか!?パ皇にいつまでも追従してもいいのですか!?あなた方は世界に誇れる魔法技術をお持ちになられているではありませんかっ!

 

 

 

「なんだなんだ・・・?」

 

 

「血気盛んな若者じゃのぉ。」

 

 

「なにとぞ次の政務官はこのシュタイヴァ・ドンナーにお任せください!!」

 

 

 

 

 

彼女はドイツのFH70姉妹の四女であるシュタイヴァ・ドンナーである。ドイツ連邦軍に所属しているFH115の中でも、豊満な体系と胸部をしているのだが、そんな彼女には問題点があった・・・。それはネオナチス好きであった・・。もともとは暗くアニメ好きの日本かぶれと言われていたのだが。とあるアニメを見ている内にナチスの格好良さにひかれてしまったのである。しまいには町中で演説してしまい、危うく解体処分にされかけたが、ドイツ版白良である彼に拾われ、何とか解体されずに済んだのだ。

 

「私には信じているのです・・・・!あなた方の魔法技術で皇国を成敗することが!!」

「おいお前ら、あの反乱女を止めろ!!」

 

「ちょっと待ってもらってもいいでしょうか?」

 

 

シュタイヴァ・ドンナーは偶々いたパーパルディア貴族に見つかり護衛に取り押さえられそうになる。が、ここでパンドーラの騎士団によって防がれたのだ。実はほとんどの騎士団・・・もしくは自警団に演説を妨害しないように通達しており、本来なら反乱予備軍として捕まるのがオチであるが学連長が裏で根回ししたため捕まれずに済んだのだ。

 

 

シュタインヴァ「これはありがとうございます!!どうやら私は間違っていなかったようですね!!」

「えぇ、ですからどうか我々に任せてください。」

 

「ありがとうございます!!!では私はこれにて失礼しますね!!」

シュタイヴァ・ドンナーはそう言って演説を終えその場を後にする。

 

「・・・・・すごい演説だ!まるで自信が出てきそうな演説・・・・。」

 

「なんだか・・自信の出るような出ないような?演説だったわね」

「そうかぁ?でも不満を語ってくれそうな演説だったな。」

 

しかし、彼らはまだ知らなかった・・・。のちに国を変える一員になるとは思いも知らなかったのだ。一方の演説したシュタインヴァは変装をし姿を晦ませた後。学連長に対し報告をしに行ったのだ。

 

シュタインヴァ「ふぅ・・・。ついてませんでしたね・・・。まさか護衛を連れた貴族がいたとは・・・。」

 

「それはそれは・・・。あまり無理なさらずに・・・。」

 

 

シュタインヴァ「いえ、大丈夫ですよ。ところで工作員の数は何人送りました?」

 

「えぇ・・。おおよそ300人は送りました。少なくとも皇国と戦火を交わうまでには現地の戦闘指導員を育成できますでしょう。」

 

 

シュタインヴァ「わかりました。では引き続きお願い致します。」

「了解しました。パリト・パンドーラ(訳パンドーラのために)」

 

シュタインヴァ「パリト・パンドーラ。では私もそろそろ帰りますね・・・。次の日の演説を考えなければいけないので・・。」

こうして、世界に黒色革命と赤色革命がおこることを彼女たちと彼らは知らなかったのだ。

 

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翌日

 

 彼女の次の一手はとんでもないものであった。なんと自身の肉体やドイツ国防軍機を擬態させたマグマ陸娘を使い、勧誘やハニートラップを仕掛けたのだ。とはいっても自身の肉体は同志集めに胸を当てる程度であり、そこまで過激なことではないが、彼女の囁きにより徐々に参加する男性が増えてきたのであった。その様子はさながら黒い霧のようにじわりと広がっていくようであった。

「・・・ねぇ聞いた?あなた」

 

「何を?」

「ほら、例の演説している子よ・・・。あの子がこの町に来るらしいわ。なんでも、私たちに新しい世界を見せてくれるとかなんとか・・・。」

そして、ついにその時は来た。町外れに彼女の配下のマグマ陸娘と戦時中ドイツ武器娘、それとスカウトした老若男女が現れ、演説を始めたのだ。シュタインヴァは演説を始める前に予め、皇国人貴族やをマグマ陸娘のハニートラップにより家に泊めておいたのだ。そしてしばらく黙り始める・・・。その様子を不思議がる民衆。すると突如として彼女は立ち上がり、演説を開始したのである。

シュタインヴァはゆっくりと口を開きこう言った。

 

シュタインヴァ「皆様初めまして・・・。私はシュタイヴァ・ドンナー。皆様が噂で聞いたことのある駐屯地に所属する兵士の一人です。私は今までパ皇のやり方に支配されているあなた方に、疑問を持ち続けていました。何故あなた方は魔法技術があるにも関わらず、それを扱わないのか?それは、ただ単に武力に頼ることを恥ずべき行為だと考えているからではないでしょうか?しかし、考えてみてください。魔法技術が扱えるならば、皇国を打倒できるはずなのです。もし、あなた方がその力を得た時、果たして恥ずかしいと思えるでしょうか?きっと思えないでしょう。なぜならば、貴方がたは世界に誇る魔法技術を持つ国家だからだ!だからこそ、魔法技術を使えば皇国を倒せるのです!!

 

シュタインヴァの言葉を否定する言葉が出てくる。

 

「無理じゃぁ・・・。奴らに逆らったら殺される・・・!」

 

「私の息子が皇国軍に人質として取られているの・・・。逆らってはダメですわ。」

「そうだ・・・。俺たちにはどうしようもないんだ・・・。」

 

シュタインヴァ「なら、私・・・いや!!私たちががこの手で変えて行きましょう!!今こそ立ち上がるとき!!皆さんの力をお貸しください!!私と共に、第三文明圏を平和にする戦いを始めませんか!?

 

シュタインヴァはそう言うと両手を大きく広げ演説を終える。その姿はまるで国を変えたいと思う若者のような姿であった。若者たちの大多数や一部の傍聴者達は拍手をするが、大多数の国民はまだ信用を得ていたなったのだが、最初にしては上出来な反応であり。その後彼女に拍手を求める若者が出てき始めたのだ。シュタインヴァは彼らの様子を見ると、笑みを浮かべた。それはこれからの希望に満ちた顔でもあった。

 

(ふっふっふっ・・・。最初にして想像通りの結果ね・・・。さて次は・・・。)

 

 

「あーっと!!すみませ~ん!!!ちょっといいですかね?」

 

シュタインヴァ「はい?」

シュタインヴァは声をした方を見るとそこには複数人の女性が立っていた。シュタインヴァはその女性達を見て驚く。なんと彼女の腕に着けているハーケンクロイツを模した榴弾砲の絵柄の腕章を付けつつ、ナチ式敬礼を行っていたのだ

 

シュタインヴァ「あらま・・・その敬礼・・。」

 

「はい!私達は貴女の演説に心を打たれました!か弱い女性でありながらも屈強な軍人みたいな演説・・・。惚れてしまいました!」

 

シュタインヴァ「いえ・・・。女性はか弱くありません。心が弱いだけです・・・。心を堂々とし男性に縛られずに自分の心を行動するのです。そうすればクワ・トイネの女性兵士の様に、強い女性になれるかもしれません」

 

「はい!肝に命じておきます!!それで・・・よろしかったら握手しても?」

 

シュタインヴァ「えぇ・・・もちろんですとも・・・。」

 

「ありがとうございます!!」

 

そういうと一人の女性がシュタインヴァの手を握る。それに続いて握手をし始めたのであった。その光景を見たシュタインヴァは少し困った顔をしたが、すぐに元の表情に戻し、手を振った。こうして彼女は新たな同志を集め、そして演説を終えたのであった。

 

シュタインヴァ(さすがにこの敬礼はまずいわね・・・。新たに敬礼とマークを考えないと。)

 

一方その頃・・・

「おい聞いたか?あの演説の女性・・・。なんでも、俺達を皇国から完全独立をさせくれるらしいぞ?」

「はぁ・・・また始まったよ。無理に決まってるだろ・・・。」

 

「でも、もし本当にそんなことが起こったら・・・夢がある話じゃないか?」

「俺は信じないけどな。」

「もし成功したら俺たちは新しい世界を見ることができるんじゃないか?」

「そうだな。よし、信じよう。」

「じゃあ、早速彼女の手伝いをするぞ。まずは、仲間を集めることが先決だが、手始めに入会から始めるぞ。」

「おう!!」

 

そして、男は信じなかった男を入会させるようにしたのだ。その男は最初は怪しみ入会を断ろうとしたが、彼の熱意に押され入会をすることにしたのだ。それからというもの、彼らは集会所に集まり、シュタインヴァの話を聞くことになる。彼らの大半は半信半疑であったが、中には本気で信じる者もいた。

シュタインヴァは彼らを纏め上げるべく、新たにマークと敬礼を会員・・・いやもはや党員のレベルであるが考案させ始めたのだ。彼女が考えたのはハーケンクロイツをアレンジしたものである。そのマークとは、左右の向きを逆にしたにした電を二つ並べ、背景に杖を持つ軍服を身に纏った女性のシルエットのデザインである。

 

シュタインヴァ「おい、これを腕につけてくれ。これは我らの信念を示すものだ。」

 

「これがですか・・・。」

 

シュタインヴァ「あぁ。このデザインは君たちの新しい祖国の象徴でもあり、なおかつ新しい強い女性像の印でもある。これをつけるということは、パ皇の弾圧から脱却するということだ。これからは女性も国家の一員としての権利を要求する時代が来る。我々はこの国を変えるために立ち上がった。これからは女性も政治家となり民衆を導くのだ!

 

「わかりました。では早速付けさせていただきます。」

 

シュタインヴァ「頼む。あと、このマークは絶対に強制しない・・・。自由に外してもいいし、つけなくてもよい。何より無理強いはしてはならない・・・。我々が求めるのはあくまで平等であり、同じ権利を持つことだからな・・・。」

 

「はい!」

 

 そう言いつつ、女性らはそのマークを付けるのであった。そのマークを付けた途端、女性達の士気が向上したのであった。そて腕章を付けた翌日に演説を行ったのだ。傍聴にきた一般人の民衆はさらに増えており、その中には子供まで集まっていたのだ。まず最初に演説を行ったのは党書記代行のルナーナが演説する

 

みなさん!今日はよく集まってくれました!私はルナーナです!皆さんはこの国に自由はありますか?強国に縛られない自由!!男性や女性に縛られない自由な人生を送っていますか!? いいえ送ってはいないはず!!なぜならばこの国は支配状態にあり、政治経済文化に至るまですべて皇国中心で動いているからです! しかし、私たちとその駐屯地の手にかかれば独立国として返り咲けるはずです!!

今こそ立ち上がれ!今こそ立ち上がるとき!今こそ女性も立ち上がるときなのです! そして!私たちには新たな指導者が現れました!彼女は女性でありながらも、軍人であり、堂々とした姿で演説をしていました!その姿に惚れた方も多いでしょう!私もその一人です! さぁ、彼女と共に立ち上がりましょう!今がその時なのです! なにとぞ我が党・・・ホワイト・ブリッツ党をよろしくお願いします!」

 

「おぉー!!!」

 

 こうして、彼女の演説が終わるとシュタインヴァの演説が始まる。

 

 

シュタインヴァ「皆様、本日は我々の呼びかけに答え、ご参加くださり誠に感謝しております。初めましての方が多いと思います。私はシュタインヴァと申します。私の名はもう知ってるかもしれませんが、一応自己紹介を・・・。まず、駐屯地に所属しているシュタインヴァ・ドンナーです。

 

 そういうと彼女は敬礼を行い、自分の所属を言う。そして、再び敬礼を解き、話を続ける。

 

シュタインヴァ「さて、この度私がここに来た理由はただ一つ・・・。この国の住民を、いや全ての国民を解放するためです。あなたたちはなぜこんなにも苦しんでいるのか?それは、皇国のせいだと気づいているはずだ! 奴らが我々を縛り、そして抑圧しているからだ!その証拠に、ここにいる女性の子供を見てみろ!パンドーラ国の男なのに、皇国軍兵士をしている。これがおかしいとは思わないか?

 

「そうだ、そうだ!!」

「俺達はいつまで我慢すればいいんだ!!」

「もっと自由に生きたい!!」

「皇国なんて滅んでしまえ!!」

「そうだ、そうだ!!!」

 

 

 

シュタインヴァ「そして、この場にいる女性は、今まで不遇な人生を歩んできた。だが輝いている!その証拠に、その腕章を見ればわかるだろう。これは我々が作ったものだ。そして、そのマークを見た者はどう思う?カッコイイと思う者がいるのではないか?

 

「確かに・・・。」「すごく良いデザインだわ。」

「あれは俺たちのマークなんだな。」

 

シュタインヴァ「その通りです。我々には力があります。貴方たちを守る力と意思がある。だからこそ、我々は立ち上がったのです!!そして、今やこの国を変えられるかもしれないのです・・・。皆さんはこのままではいけないとわかっているはずです。今の状況を打破したいと思っているはずです。その気持ちがあれば必ずできる!だから、一緒に戦いましょう!共に立ち上がり、革命を起こしましょう!!

 

 

「「「「「うおおぉぉぉぉぉ!!」」」」」

 

 

彼女の演説に心を打たれた民衆は歓声を上げていた。そして、演説を終えた彼女は民衆に近づき握手を求める。それをみた人々は次々と握手を求め、彼女と手を取り合うのであった。そして、民衆は一斉にシュタインヴァに向かって叫ぶ。

 

「「シュタインヴァ万歳!!我らが祖国よ永遠なれ!!」」

 

「「シュタインヴァ万歳!!我らが祖国よ永遠なれ!!」」

 

シュタインヴァ「ありがとうございます。では、この場で改めて宣言します。この国は、我々ホワイト・ブリッツ党と民主的な党の物となる。つまり、この国はあなた方パンドーラ大魔法国が支配する・・・・!これからは女性も政治に参加する時代だ!女性も平等に生きる時代だ!さぁ!今こそ立ち上がるのです!この国を取り戻せ!

 

「「「「「おぉーーーーー!!!」」」」」

 

 民衆は大いに盛り上がっていた。そして、シュタインヴァは演説を終え、再び敬礼を行う。すると、拍手喝采が起きるのであった。そして、彼女はそのまま会場の観覧席の元に降り民衆に握手をしていくのであった。その様子を見た人々は感動し涙を流しながら彼女に手を振っていたのである。こうして、演説は無事に終わったのだ。一方駐屯地にいた白良は良くは思っていなかった。

 

_______________________________

駐屯地

 

 

白良「まずい・・・まずいな。まるで演説方法がナチスとそっくりじゃないか・・・。まさか、あいつら・・・。」

 

 その後、シュタインヴァの演説後、駐屯地にて会議が行われていた。議題はもちろんシュタインヴァについてである。先に話題に出したのはドイツ軍兵士のシュワルトである。

 

「シュタインヴァは危険すぎる。今は女性の社会進出の時代とか言ってるが、いずれ過激なフェミニズム運動をする可能性もある。しかも、演説方法もナチスと同じ手法を使ってるからな。」

 

白良「だが、演説のプロとして考案して送ったのは俺の責任でもあるんだが・・・。」

 

雷子「まぁ、その件については司令官さんが悪いと思っています・・・。ですが彼女の公約に人種平等と女性の社会進出などを掲げています。比較的元になったナチスと比べてそこまで悪くはありませんね。」

 

 雷子の言うとおり、演説内容に関してはナチスと酷似しているが、民族の抹殺を主とせずほとんどは女性の地位の向上や、独立を促すような発言が多い。また、独裁的ではなく、民主主義を勧めている点や、男女関係なく投票する制度を取り入れていることも評価されている。

 

白良「確かにな・・・。だが、まだ甘いところはある。例えば、もし彼女が国民に評価され首相級の指導者になったらどうする・・・。結局俺たちの存在はシビリアンコントロールから逸脱している存在になる。そうなれば、未交流国家に「軍人によってコントロールされている」と思われてしまう可能性がある。」

 

「そうだな・・・。それに、今はまだいいが、将来的には勘違いした後継者がアウシュビッツの再現をしてしまう可能性も否定できない。」

 

白良「あぁ、そうだ。最悪の場合、ナチスの再来になりかねない。それだけは避けたいんだが・・・。」

 

「なら、彼女が指導者になりたいか一度聞いた方が早いな。」

 

白良「そうだな。聞いてみることにする。」

 

そういうと、白良はシュタインヴァに電話をかけて話を聞くことにした。なお距離的にも離れていたため、パンドーラ魔法国は夜の12時くらいの時間であった。そのため、シュタインヴァは寝ていたが携帯の受信音を聞き目を覚ます。そして、電話に出るのであった。

 

シュタインヴァ「はい・・・。こちらシュタインヴァ・・・。あっ司令官。どうかしました?」

 

白良『夜遅くすまないな。ちょっと聞きたいことがある。君に一つ質問があるのだが、自分がこの国のトップに立ちたいと思っているのか?』

 

シュタインヴァ「・・・・・・それは民衆次第ですね・・・。私にはわかりません。でも、あの国の未来のためにできる限りのことをしたいとは思っています。私はこの国を変えられるのであれば、あくまで顧問としての立場でもいいのですが、民衆が望むのならばそれも考えるべきかもしれません・・・。」

 

白良『・・・そうか。わかった。ありがとう。一応言っておくがもし指導者になる場合は軍属と戸籍を消すことになる。』

シュタインヴァ「えぇ、わかりました。おそらく指導者にはならないと思いますが。」

白良『それを聞いて安心したよ。おやすみ。』

 

シュタインヴァ「はい・・・。おやすみなさい。」

 

 そして、白良は電話を切るのであった。そして、その会話内容を他の面々に話すとシュワルトだけは信用しなかった。それはなぜかというと、彼の経歴にあった。彼はドイツ人であり、ドイツでは反ナチス教育や反ナチ法が存在したためである。ただでさえ解体処分を下された悪名高いFH115榴弾砲の武器娘・・・シュタインヴァ・ドンナーが顧問であるという事実だけでもかなり怪しかったのだ。

 

「やはり、この女はヒトラーになる気だ。俺は絶対に許さないぞ・・・!」

 

白良「・・・・わかった。とりあえず会議を閉めよう。解散してくれ。」

 

白良はそう言い、皆は部屋を出るのであった。しかし、白良と雷子は残ったまま、椅子にもたれかかり考えていた。彼は「いずれ彼女が独裁者になりかねない」とどこか恐怖心を心の中で抱いていたのである。だが爪の甘い白良はひとまずこの件を置きパーパルディア皇国との戦略を練ることにしたのだった。

 

 

 

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