問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
第二マグマ帝国 地上エリア 首都ヒュースクワ (中央歴1642年4月1日) 午後13時00分
ここでは第二文明圏の観光客がたむろしていた・・・・。彼らの目的はというと、この第二マグマ帝国デ、ロシアと日本の文化を楽しむために来ていたのであった。第二マグマ帝国のある地上エリアの大きさは東海地方程度の大きさであり、元首は能須グリエであるがいつもは彼女の代わりとしてグリエの義母であるグリーシャ・マグノフが首相として勤めている。
「いや~料理も美味いな!それに技術力も格段に優れている!」
「ああ、第二文明圏にこんなに凄い国があったんだなぁ」
「確かにそうだな、だが一番は!!」
そんなことを言いながら第二文明圏のは観光を楽しんでいたのだ。ここは第一マグマ帝国では空港から少し離れた所にあるホテルだ。そこには二人の男女がいた。彼らはムー国から観光目的でやってきた客で、名前はレイナルドと妻であるヒナタだった。二人はそのホテルの食事で舌鼓を打っていた。
彼らが食べているのはマグマ風ビーフストロガノフと呼ばれる物だ。これは第一マグマ帝国の名産品の一つである。普通のビーフストロガノフと違うところは、溶岩の熱で煮込むことにより牛肉の旨味を最大限に引き出したことだろう。またその作り方にも工夫があるようで、一口食べただけで濃厚な味わいが口の中に広がり、そして肉汁が溢れ出すように出てきたのだ。そのためか、二人の表情は非常に幸せそうであった。そして二人以外にもここに宿泊している客もいた。彼らは神聖ミリシアル帝国から来ていた。このホテルには温泉もあることから多くの観光客が訪れていたのだ。
「この料理は最高ですね!!今まで色々な国に行ってきましたけどこれほどのものは初めてです!!」
「それにこの国はものすごい文明を持っている!別の世界からやってきて新規に開拓した割に凄いじゃないか!!」
それを食べた後、レイナルドはあることに気がついた。それはホテルの従業員たちのことである。彼らは皆、軍服のようなものを着ており、まるで軍人のような格好をしていた。そして外見が女性が多いことに気付いた彼はヒナタに話しかける。
「なあ、ヒナタ。あのホテルの制服を着た人たちは一体何者なんだ?軍の関係者なのか?」
「さぁ・・?なんでも兵器の外見を擬態するっていう種族とは聞いていたけど・・・。私も詳しいことはわからないわ」
「聞いてみよう!あのーすみません」
レイナルドはその女性に声をかけた。すると女性は敬礼し、話し始める。
「いえね、ちょっとお聞きしたいんですが、制服が軍服のような見た目をしていますが、あれは何なんですか?」
それを聞いた彼女は笑顔で説明し始める。
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第二マグマ帝国 隣接都市マグティシ
ここは第2マグマ帝国一の工業都市である。ここでは鉄鋼業が盛んであり、良質な鉱石、宝石、ガス、石油などが採掘される。また機械産業、軍需産業も盛んで、鉱山用の重機なども多数生産されていた。
ここに住む工員キュルギュル達は製鉄技術に優れており、高品質の鉄製品を大量生産することができる。彼の作る鋼鉄製の製品は、列強諸国でも非常に人気があり、特に輸出した艦艇の装甲として採用されることが多かった。そのほかにも高品質の半導体の原材料であるシリコンの量産や、航空機部品の生産も行われている。
「おい!今月の生産量はどうなっているんだ!?」
「はい!!今月は33%ほど増産できています!!」
部下キュルギュルの報告を聞きながら担当キュルギュルは考える。
「(うむ・・・。ほとんど駐屯地のある近隣諸国からか・・・。たしかにパーパルディア皇国との戦争を備えてるから仕方ないが、もう少し自国内で製造できないものかな?)」
そんなことを考えていると電話が鳴る。彼は受話器を取り耳に当てる。
「はいこちら第二マグマ帝国第一製鉄所、事務課です!」
『ああ、私だ。会長だ。
「はっ!本日はどのようなご用件でしょうか?」
『実はな、君のところの工場で作っている鉄鋼製品についてだが、どうやら第二文明圏の国々の外交官が見学したいと要望を出してきている』
それを聞いてキュルギュルは驚く。第二文明圏の国家といえば、ムーとヒノマワリ王国、ソナル王国、その他4か国から成り立っている。その国々の人間たちは、自分たちより遥かに進んだ科学技術を持つこの国の技術を欲しているのだ。そのため、第二マグマ帝国と国交を結ぶため、多くの国が使節団を送ってくるのだった。なお当然駐屯地同様、様々な条件(人種差別禁止、奴隷廃止等)を課すもののほとんどの国は技術の欲しさ余りあっさりと受け入れていた。
そして数か月後に使節団かやってくるが、彼らは巨大かつ膨大な生産力・・・その上環境に配慮した触媒装置を備えた工場を見て驚愕することになる。その技術レベルの高さに第二文明圏の国々は、第二マグマ帝国の技術を手に入れるために必死になるのであった。
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第二マグマ帝国 キュルブナ
ここは新たなるAMTRSの研究・・・もしくは新たに擬態させるマグマ武器娘を研究する施設であった。ここでは海軍力を強化するための海水に強いマグマ要塞等を研究していた。主にマグマ要塞の作り方としては、まずは女王キュルギュルの産んだ中から要塞になる素質のあるマグマ武器娘の幼体を選び出し、その幼体に特殊な鉱石の粉を食べさせ巨大化させる。そしてその鉱石を溶かして作られた武装を作りつつのそ武装に合わせた擬態元を見せさせ、その後巨大な繭を作るとマグマ要塞が完成するのだ。
今現在は、海水にも耐えられる知能の高いマグマ要塞・・と言うよりかはマグマ艦娘と言った方が早いだろうか。それを作ろうとしたのだ。今現在は、イージス艦タイプが誕生間際であった。ちなみにイージス艦タイプだけではなく、エンタープライズのような原子力空母型要塞や、戦艦タイプのマグマ艦娘なども作り始めていた。
ノートン「ぎゅい!ぎゅい!」
「素晴らしいな・・・。ノートンとキャラハン・・・!どちらとも溶岩と海水に適応し、剰え海水を浴びることを喜んでいる!やはりほんの少し艦娘の遺伝子配列を混ぜるとこうなるのか・・・。」
ノートン「ぎゅい!ぎゅーい!!」
キャラハン「ぎゅう!ぎゅう!」
「そうかそうか!!そう言ってくれるか!嬉しいぞ!よし!あとはお前たちに適合する生体武装の用意をするだけだ!任せておけ!」
こうして第二マグマ帝国では、新要塞の誕生が起きていた。
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マグマ第二帝国 トーゴーグラード州トーゴー陸軍基地
陸軍基地のあるこの州では陸自の総火演・・・と言わないでもかなり規模の大きい陸軍イベントが行われていたのだ。これは軍の装備を国民や他国民に見せつけることで、自国民の士気高揚や理解・・・そして他国に対して技術力を見せつけて抑止力として活用するためでもあった。今日は戦車や装甲車などの車両や歩兵戦闘車、さらにはヘリコプターのマグマ武器娘が、展示および一般人とのコミュニケーションをとっていた。
「これは・・・!ムーの自動車と呼ばれるものに近いものか!?それにしては厳ついな!まるで魔王の乗り物だ!」
「おお!すごいな!この大きな大砲はなんなんだ!?」
「この黒い箱みたいなものは何だろう?何かの兵器なのか?」
そんな声が聞こえてくる中で、1人のマグマ歩兵が話しかける。
「ようこそ!マグマ軍トーゴー陸軍基地へ!!我々は貴方方を歓迎しますよ!!」
「あ、ありがとうございます!!それで、あの・・・あれは自動車は・・・!?」
「ああ、あれはマグマビークルと呼ばれる装甲車・・・つまり移動用の車です!ま、さすがに女性にはなりませんが・・。」
「そうなんですか」
「ああ、それと、あれは我々種族に近いマグマ武器娘と言って、見た目は可愛い女性だけど、れっきとした兵器でもあり人間でもあるんですよ。」
武器娘形態で子供たちや一般人と触れ合うマグマ武器娘を指さし説明するマグマ歩兵。なお展示だけではなく、射撃風景や砲撃・・・そして飛行訓練なども行っていた。その様子を見た第二文明圏の観光客や外交官は驚きを隠せずにいた。
「な、なんて凄い軍事力だ!我が国もムーや神聖ミリシアルのように列強国となるべきなのだ!そのためにも、是非この国の技術力を我が物としたいものだ・・・!」
「恐ろしい見た目をした女だが、強いな・・・!我が国の兵士に欲しいくらいだぜ!」
そんなことを言う者がいる一方で、別の場所では・・・。
「おい!こっちの女の子のマグマ武器娘を見ろよ!かわいいぞ!」
「本当だ!めっちゃかわいらしいな!」
若い男連中がマグマ歩兵やマグマ武器娘に惚れ始めてしまう。こうして異世界の男と少年たちの性癖を壊していくのであった。ちなみに兵器や武器娘の展示だけではなく、たこ焼き屋などの出店やマグマ軍関連のグッズ販売所もあり、またマグマ軍との写真撮影会なども行われていた。
そして一通りの展示が終わると、次はいよいよメインイベントの武器娘との握手&記念撮影会が始まったのだ。そしてこの企画は人気があり、多くの男性たちが武器娘たちの列に並び始める。
「ふぅ・・・!やっと俺の番が来たか!」
マグマ攻撃ヘリ24號「どうです?蟲の手みたいな所・・・ひんやりしますよね?」
「えっ・・・ええ!ひんやりして不思議です!///////」
マグマ武器娘の虫のような手のひらで冷やされる青年男性は、顔が赤くなっていた。彼女の服装はシスターのような体をしておりなおかつ体のくびれや豊満な胸が特徴の武器娘だ。その後彼女はもう片方の虫の腕を使い男性の片手を持つと、その片手を自身の胸に触れさせる。男性はその柔らかさと温もりを感じつつ、照れた様子を見せる。そしてマグマ攻撃ヘリ24號は男性に耳打ちする。
マグマ攻撃ヘリ24號「ふふふ・・・実はですね・・・・実は私たちは種族は女性ばかりなのですよ・・・。それこそ・・・働き蜂や働きアリみたく・・・ね・・・♡。働き蜂や働きアリとは違って、群れから外れれば繁殖は可能ですけど・・・。」
「え・・・それは?//////」
マグマ攻撃ヘリ24號「ですが・・女王アリや女王蜂みたく女性しか生まれないんですよね~。そのせいでこの国は男性個体のキュルギュルの数が少ないんです。だから私たち武器娘も女性ばかりですし、女性しかいないんですよ。」
「そ、そうなんだ・・・。」
マグマ攻撃ヘリ24號「そのために男性が欲しいのです・・・。新しい価値観を受け入れてくれる若い男性が・・・。
私・・・あなたのような人を待っていました。」
「えっ・・・えええっ・・!?」
その言葉を聞き驚く青年であったが、彼女の優艶な困り顔にドキドキしてしまう。マグマ攻撃ヘリ24號は更に彼の顔を近づけると、自分の唇を相手の頬に当てるのだった。マグマ攻撃ヘリ24號は、その美しい顔立ちからか、周りの男たちは羨ましそうに見つめていた。しかしマグマ攻撃ヘリ24號は、青年のしか見ていない。青年はなんと惚れてしまい、彼女と付き合うことを決めてしまう・・・。このようなやり方で第二マグマ帝国は男性をゲットしていたのである。こうして第二文明圏の男性たちは、どんどんとキュルギュルの婿となっていったのだ。
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第二マグマ帝国 ヒューマングラード州空軍基地
ここでもイベントが行われており、今回は帝国空軍第1曲芸飛行部隊「エンパイアナイツ」が曲芸飛行を行っていた。主なマグマ戦闘機は、長い髪が特徴でアメフト選手のような武装の腕が特徴的な戦闘機27號フランカーと、羽ばたくイヌワシを模した髪形と細目・・・そして鳥類の羽を持ち、そして鷲の足を模した戦闘機47號ベールクトが、武器娘形態と戦闘機形態で飛行していた。
「「「うおおおおおお!!!」」」
観客のボルテージは最高潮となり、大歓声を上げている。特に男性陣は機械の躍動感と練度・・・そして彼女たちの見た目に興奮しており、彼女達を「兵器」としてではなく「女」として見ていたのだ。
「いいぞ!もっと飛べ!」
「がんばれー!」
そんな声援を受けながら、彼女達は優雅に飛び続ける。彼女らの練度はブルーインパルスやルースキエ・ヴィーチャズィに引けを取らず、見事な飛行技術を見せていた。そして一通り曲芸飛行が終わると、着陸態勢に入りゆっくりと着地し、エンジンを止めた。すると観客たちから大きな拍手が巻き起こった。
『エンパイアナイツの皆様ありがとうございました!彼女たちはこの世界で生まれた新型のマグマ戦闘機でございます!機体も強く、武装も強力で、さらにこの子達の愛らしさに惚れてしまった方は是非お買い上げください!』
司会のマグマ歩兵がそういうと、武器娘状態のマグマ歩兵が出てきて客引きを始めた。サイン会やファン交流、さらにはお見合いも兼ねた握手会なども行われ、大盛況となっていたのだ。
戦闘機27號「あらあら。僕君また来たのね。もう・・・恥ずかしいなぁ・・・。」
「だって可愛いいし・・・。」
戦闘機27號「ふふっ。ありがとね。」
戦闘機27號に抱きつく少年に、彼女は微笑む。少年は第2文明圏のムーからやってきた14歳の少年であった。彼はこの国に来た際に、彼女の可愛さに惹かれ、一目惚れしてしまったのである。そしてイベントがあるたびに彼女のパフォーマンスを見に来ていたのだ。彼女もまんざらではなくいずれ彼氏・・・いや夫として迎えようと考えていた。
一方パフォーマンス以外ではマグマ航空機娘が展示され子供に人気が出ていた。航空機娘形態と人間形態で展示され、観客の興味を引いていた。展示されている航空機娘はマグマ要塞ベア、27號同様アメフト選手のような生体武装を付けポニーテールが特徴のマグマ戦闘爆撃機34號、フェンシング選手を模した生体武装を付けた可変戦闘機24號フェンサー、手はミヤマガラスで脚部が蛙の姿をしたスク水少女の攻撃機25號、などのロシア空軍機を模したマグマ航空機が展示されていた。
34號「あらあら怖くないですよぉ~」
「うぇぇぇぇん!」
「すいません・・・。我が子が・・。」
34號「まぁ、蟲の手をした私ですものねぇ・・・。」
そう言って34號は、幼児を優しく撫でる。比較的マグマ航空機は一つ目の個体はいないものの、やはりその外見は地獄の使者のような外見であり、一部の子供からは敬遠される傾向にあった。だがそのかわいさと性格の良さから、多くの子供たちからすぐに好かれていたのである。