問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
クワ・トイネのとある家庭。 (中央歴1640年3月24日)
「おーい!そろそろ始まるぞ!」
「わかった!」
テレビの前に座っている父親らしき人物が、娘に対して番組が始まることを告げる。オープニングが終わり、娘がその番組を見始める・・・・。内容は70年代の特撮のような作品で、某ライダー作品を基に作られた『騎士ジョッキー』の第二シーズンであった。
『現れたわね・・・ダーティーベース!今日こそ貴方たちの野望を打ち砕くわ!』
『現れたな・・・!一門次春香・・・!お前らいけっ!やってしまえ!!』
『変っ・・・・身っ!!!!』
昭和特撮特有の80年代後半の魔法少女アニメでありがちな変身時の効果音を鳴らしつつ、ポーズをとった後にカメラがベルトの部分にアップし、そしてベルトのガラス窓に浮かんだ炎系の魔法陣による燃焼で二号ジョッキー役の一文字はるなの体に火がまとわりつく・・・・。すると西洋の甲冑と、ワイバーンを合わせたような戦士が現れる・・・。
だが実際の某ライダー作品のファンからすれば、「●騎かセ〇バーじゃねぇか!!」と突っ込みたくなるようなデザインである・・。これに関しては、自衛隊と人民解放軍(と中華圏の軍隊)が協力して作り、魔王戦が始まる前に作成が始まったのだが・・・。当初はバッタ・・・ではなくトンボなどの虫やカブトムシを使おうとしたが、戦闘終了後に気づき魔王軍の巨虫に似てしまったのだ・・・。原因としては科学の狂気さを表現した結果、某ライダーシンのような若干生物感のあるデザインになってしまったため、結果ワイバーンモチーフに変えたのである。だが彼らの想定と違ったところは、男児と男性人気ではなく、女児・女性人気であった。
バキッ!!ドゴッ!!
『ふっ!!はぁっ!!』
『ズァー!!!!』『ズァーッ!!!』
『ええい!お前たち何をしている!たかが一人の女ごときに!!!』
『たかが女性と侮らないでよ!!私が先輩の代わりにならなきゃ・・・!人を守れないでしょっ!?』
変身しを終えると、戦闘員・・・タイツを身に着けた戦闘員・・・ではなく重騎兵の鎧をつけたかのような防弾チョッキを着た戦闘員と戦う。敵の蠅モチーフの怪人は一人の女性だけに負ける怒りをあらわにするが、先輩である本豪桃子が他国に赴き調査していいる設定のため(実は演者の本郷ももこがバイク部隊の教練の要請に出演不可能なのがあるが・・・)。
その先輩が帰ってくるまで第二シーズンの主人公である、一文字はるかの演じる一門次春香が戦うのであった。そして一号からの必殺技である、飛び蹴り・・・ではなく槍と背中の羽を広げて攻撃するジョッキースラッシュを敵の怪人に喰らわせたのである・・・。その様子を見た少女は・・・。
「今日もかっこいい!!」
「普通この年の女の子はもう少しメルヘンチックな作品を好むと思ったのだが・・・・。いや・・製作者も絶対女の子を視野に作ってないと思うのだが・・・。」
「あらあら・・・いいじゃないですか、楽しめて道徳教育に成り立つのですから。」
喜ぶ少女の様子を見て、なぜ流行ったのか疑問の表情を浮かべる父親(実はこっそり録画して見ていて、パンチラしそうなシーンを止めているが)、そして微笑みながらその様子を見る母親(実は夫と子供に内緒で女性特オタグループに参加している)。この作品の影響のためか、主人公のような強い女性を目指そうと、女性兵士や警官を志望する女性が増え、中には家族を守るため騎士団長まで上り詰めた女性もいたほどである。ここ近年の小学生から高校生での将来の夢や志望は、警官や兵士・・・スポーツ選手等がランキング上位になる程であった・・・。
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ロウリア合衆国 地下都市専用訓練場
ここでは駐屯地の映像作成班が、ロウリア合衆国陸軍の地下演習場で撮影を行っていたのだ・・・。この訓練場自体は、本来は都市戦での戦闘訓練を行う場所であるが回によっては町中で戦う事があるのだが・・・。なぜ軍事基地の演習場を使っているのか?
一文字はるな「今日もよろしくお願いします!」
「「「よろしくお願いします!」」」
「さて今日の回の内容は、都市での戦闘の回です。結構爆発シーンがあるので指定のテープ以外のところ以外は近づいたり入らないようにしてください。」
はるな「わぁ~・・・・これ肋骨だけですみますかねぇ・・・・。」
「だからこそお前のような駐屯地娘の強靭さが必要なんだ!」
はるな「ももこさんも良くこの作品の演出受け入れましたね・・・。」
その理由は前作も含め爆破の多さと、敵組織の戦闘員が武器を実弾を用いて攻撃するシーンを撮影しているため、駐屯地内や街中での撮影は困難となり、結果として地下演習場などを使うようになったのである・・・。今回撮影する回は初期シーズンから最終回も含め全67話あるうちの第58話では、敵の組織のダーティーベースが90式戦車を持ち出して、一挙にクワ・トイネの都市を制圧するという回である・・・。ちなみにこの世界戦での駐屯地の扱いは第30話で、シ〇ッカーに該当するブラック軍団に制圧されている設定なのだ・・・(変なテロリスト相当の敵に軍事施設が制圧されるとかクソ雑魚ナメクジ過ぎませんかね・・・)。
「しかしこの会のために90式戦車を悪役の乗り回す車両にするのですか・・・。」
「あまり軍事を知らない私でも豪華すぎるのでは・・・。」
「予算が潤沢ですからね!ピンハネしない限りは自由ですよ!ハハハ!」
そう大笑いする元人民解放軍兵士の李嵐龍。そしてある程度リハーサルが終わると本番が開始されたのだ、大爆発とともに戦闘員役の役者が他の隊員に檄を飛ばしながら、一般人を殺したり連れ去ったりするシーンが始まる・・・。そしてお決まりの様にクワ・トイネの兵士がやってくるも怪人に押され倒されていく。すると・・・
はるな「あなた達!!罪もない人を傷つけて・・・!許さない!」
バッ!!
はるな「変身!!とう!」
「カァァァット!!今日もいい演技ですねぇ!」
「耳千あってもきついですねぇ…。」
だがその動きとセリフは本物の様に迫力があり、素人とは思えないようなクオリティの高さであった。そしてスーツを付けた状態での戦闘シーンが始まる。通常の特撮と違い、なんと演者本人がスーツに入るという現実ではできない・・・。いや人間ではない駐屯地娘だからできる技であった。
ガシッ!ドゴォン!!!
怪人「強いなぁ!だがこれはどうだ!?」
BYU----------!!
はるな「蜘蛛の巣・・・!」
「だがこれだけではない・・・。それっ!」
SYUBO!!
はるな「炎!!」
「隙あり!」
ズドンッ!!! はるな「きゃあっ!!」
怪人の攻撃により吹き飛ばされるも、すぐに態勢を整え
はるな(ここは一度距離を取って・・・)
タッタッタ・・・
怪人の攻撃を避けながら距離を取ろうとする。が、ワイヤーが飛んできてはるなの腕に巻き付く。そしてそのまま引っ張り上げられるように宙吊り状態にされる。・・・ バシュウン!!
はるな(しまった!!)
グイィィン・・・!!
そして羽を広げるシーンで羽を付けるためのカットが入る。
「カァァット!!」
「凄い演技ですね・・・。」
はるな「いやぁ・・・そうでも」
そう言いながら羽を付ける準備を行う。その後も撮影は続いた。そして地上波で放送されたのであった。場所を冒頭に搭乗した一家に移してみよう。少女がテレビに釘付けになるように眺めていたのである。オープニングが終えCMを挟むと本編が始まる。冒頭の内容はダーティベースがクワ・トイネ共和国の都市に侵攻するという内容であった。鹵獲した90式戦車を使いクワ・トイネの戦車部隊を壊滅に追い込む。そして変身する主人公であったが、飛び立って逃げようとした際に怪人の斬撃を喰らい変身解除をなり負けてしまうのである。その様子に娘は・・・。
「えぇー!何で負けたの?」
「それくらい今日の怪人が強いのかしら?」
「きっと特訓して強くなるはずだ・・!こういうのは」
そんな会話をしながらも物語は進む。イーネが所属するクワ・トイネ最強の部隊である第一歩兵軍がブラック軍団に攻撃を仕掛けるが返り討ちに合う。その後、第二~第四までの歩兵部隊が出撃するも、やはり全滅してしまう。そして前作にも登場した騎士ジョッカーとの知人であるイーネ(本人)も戦いに参加していたのだが、捕まってしまう。そして拠点まで連れてかれ、怪人にするための改造手術をさせ掛けられたその時、謎の女が現れて助けられる。
『大丈夫?立てるかしら?』
イーネ『あ、ありがとうございます』
「助けた人って誰なんだろう・・・・?もしかして一号かな?」
暗いシルエットでよく見えないが、イーネを助けた人物は一号ジョッキーである本豪桃子であった。なおイーネが捕らわれるシーンは伏線となっており、次作の騎士ジョッカーD3の次に放送された騎士ジョッキークロスにて主人公(と言っても役名を変えたが)になったのである。話を戻そう
イーネ『あなたはまさか……』
『私は正義の味方よ。今はちょっと事情があって名乗れないけどね。とりあえずこいつらを片づけましょうか!』
そう言うと徒手空拳で戦闘員をなぎ倒していく。そしてシーンが変わり二号の特訓シーンが残り9分を締め、第45話を終えたのだ。そして次回予告には、新たに登場した馬型の怪人(マグマ形態の魅雷が演じる)相手に苦戦するシーンが映る、そして次回予告の終わりにほんの少し騎士ジョッキー一号が現れて終了したのだ。その様子に娘は・・・。
「やっぱりあの女の人は本豪桃子だったんだ!早く次の話見たい!」
「うふふ。もしかしたら来週のお話で出るのかもしれないわね~。」
そう言って変身ポーズを取る娘であった。その翌週の日曜日に、また家族そろって同じ番組を見ていた。
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ロウリア合衆国 とある映画館
ここでは異世界で2作品目に当たるゴ〇ラシリーズ第二作目の「メカゴ〇ラVSキング●ドラ」が上映されていた。映画の内容は70年後のロウリア合衆国が舞台になっており、前作のゴ●ラの骨格を使ったロボットを作り、魔帝に備えたのだが寄りにもよってキング●ドラが現れた際に、ぶっ壊れて暴走するという内容である。そしてこの物語に登場するキング●ドラは、怪獣王という異名を付けられるほど強く、その強さは元の原作の常識を覆し、ゴジラですら倒せないほどである。
「首が三つあるドラゴンか!面白いし強そうだな!」
「ゴ〇ラ・・・機械にされるとか散々だな・・・」
二人の特撮ファンの男が映画館の席に着く・・・。そして映画が始まるのであった。序盤はメカ●ジラが完成し、それを眺める大統領と王妃・・・(なお演じたのは現職の大統領と王妃)。そして中盤ではキング●ドラが現れ、メカ●ジラに襲い掛かる。だがメカ●ジラは攻撃するも歯が立たず、徐々に追い詰められていく。
「このままじゃやられちまうぞ!?どれだけキングギドラは強いんだ!?」
「いくらなんでも勝てるわけがない・・・」
そう言った瞬間、突如とメカ●ジラが暴走し始める・・・。 そしてメカ●ジラの口から放たれたのは超高熱の火炎であり、それによって街を焼き払っていく。そして暴れ回るメカゴジラを止めるために、合衆国軍が戦うがまったく効かずに全滅してしまう。そしてそのままメカ●ジラがキング●ドラを追い詰めるも、首を飛ばされてしまう。そしてキング●ドラはそのまま飛び去り姿を消すのであった・・・。ちなみに前作同様駐屯地の扱いはクソがつくほどかませ犬であり、モンタナにピッチピチのウル〇ラマンスーツを着せたヒーロー「ミスジャイアント・ガール」を出撃させるが、キング●ドラにあっさりとやられてしまうのであった・・・。
『クソぉ・・・一体わが軍はどうすれば・・・。70年前の魔法少女はもういない・・・!どうすれば!!』
『司令!謎の核エネルギー反応が近づいてきます!これは・・・ゴジラ!?』
そして現れたのは初代●ジラである。
「あれが初代ゴジラなのか・・・?」
「なんか弱そうに見えるなぁ・・・」
男たちは、復活したゴジラに対し批評を寄せる・・。そして戦闘が始まり、●ジラが優勢に進むも、キングギドラの反撃に遭い、ダメージを受けてしまう。前作のゴジラと違い、この●ジラは別個体であり、別の存在である。そのためキング●ドラに対して有効な攻撃手段を持っておらず、苦戦を強いられてしまう。
『こんなところで負けてたまるか・・・!おい!メカ●ジラ!別個体が頑張っているんだ!初代の力を持つお前が止まってどうする!』
ガション!ガション!
『復活したか・・・!いけっ!メ●ゴジラ!』
「おおっ!動き出した!」
科学者らしき人物がメカ●ジラに語り掛ける・・・。すると復活し首が取れた状態ではあるが、再び立ち上がり、キングギドラと戦い始める。そしてメカ●ジラの攻撃が当たり始め、次第にダメージを与えていき、別個体●ジラと協力しながら戦い続ける。その様子に劇場は沸き上がる。そしてメカゴ●ラがキング●ドラの首の一つを切り落すと、とうとうキングギドラは逃げ始め、見事撃退していった。そしてメカゴジラは、そのまま地球を後にして去っていくのであった・・・。
そしてエンディングが流れ、スタッフロールが始まる。
「いや~結構な出来だったな!」
「科学者が声を掛けたら復活したってことは、あのメカ●ジラは自我に目覚めた・・・ってことだよな!」
二人は満足した表情を浮かべて映画館を出る。なおその次の作品は、ギャ●スが登場する作品で、内容は今作から2年後でありとうとう守り神となったメカ●ジラと別個体●ジラであったが、今度は●ャオスの大群に襲われてしまい、苦戦するという話であった。
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クイラ王国 とある遊園地
ここの遊園地のステージではヒーローショーが開催されていた。作品は前述の騎士ジョッキー1号と2号がメインのものであった。そのショーでは本人は入ってないが現役の兵士がスーツの中に入り、演じていたのだ。今回のショーの内容は騎士ジョッキー2号がピンチに陥り、そこに騎士ジョッキー1号が現れ、助けるというものである。
騎士ジョッキーの二号が会場に現れ、ショーが始まった。まずは敵怪人役のマグマ武器娘がステージに上がり、子供を人質に取る。そしてマグマサーベルを取り出して脅すも、それを見た子供達が怖がり泣き出す。その様子を見かねた騎士ジョッキーの二号が武器である剣を抜き、立ち向かう。そして武器を振り回しながら攻撃していくも、やはり敵わずに追い詰められてしまう。その様子に客席からは子供たち悲鳴が上がる。
「頑張れー!ジョッキー負けないで!正義の味方は絶対に諦めちゃだめなんだ!!」
「怪人をやっつけてー!お願い!」
そんな声援を受けながらも、徐々に追い詰められていく2号ジョッキー。そしてその場に倒れてしまう・・・。そして司会のお姉さんが子供たちに言う。
「大変!2号ジョッキーが倒れちゃった!みんなの応援で励まそう!さあみんな一緒に!!がんばれ、がんばれ、がんばれ!ジョッキー!ファイトオーッ!!」
「「「「「「がんばれ、がんばれ、がんばれ!!!」」」」」」」」」」」
すると立ちあがる2号ジョッキー・・・。観客席に一礼すると、再び構える。するとここで一号が現れたのだ・・。
『大丈夫!?』
『ええ!でもこのままじゃやられる・・・『
そう言って対峙する二人。だがその時、怪人が人質にしていた子供を離し、合体(ハンコのラ〇ダーの如く組体操)して襲い掛かる。それを見ていた一部の客は笑っていた。だが怪人は組体操をしながら、なんと二人の首を絞め始める。これには観客もドン引きである。そしてそのまま持ち上げられると、地面に向けて叩きつけようとする。しかし、持っていた剣を何とか怪人に当て、なんとか拘束から逃れるのであった・・・。
「こうなったら二人で必殺技だ!」
そういうと二人が同時に技を発動しようとする。
「「ダブルジョッキースラッー----シュ!!」」
そして怪人にスポンジ製の剣が当たると爆発の効果音がステージ上に響き、怪人たちはステージから去っていったのだ。こうしてヒーローショーは無事に終了したのであった・・・。そしてヒーローショーが終わると握手会と撮影が行われるが、本人登場のヒーローショーを見たことのある子供たちは何とも言えない表情で握手と写真撮影を済ませていったのである。子供たち曰く「面白いけど・・・うん・・・」とのことらしい。