問題児だらけの駐屯地が召喚されたようです(絶望) 作:CARUR
ロウリア合衆国 ロシア料理店「チョールナローザ」 (中央歴1640年月3日) 午後14時20分
ここではロシア料理を食べるために50分待ちで並んでいたのである・・・・。本来ロウリア人には長時間並ぶ文化がないがそれはなぜか??マグマ戦闘ヘリ24號と結婚したロウリア人のコンネスの経営している店で、なんと本場ロシア出身の兵士と陸娘が伝統的な衣装を纏いながらウェイトレスとパフォーマンスをするというイベントであったため、こんなにも並んでいたのであった。
店内にはロシア民謡のカチューシャが流れており、壇上ではロシアの楽器を使い踊っているロシア軍兵士と武器娘達・・・・。
T-14「お待たせしました・・・。こちらがビーフストロガノフとピロシキ二皿とオクローシカ一つ・・・クワスのジョキ2杯となります。」
「おおっ!!!これまた変わった料理だな!」
「だろ?軽食にはうってつけだろう!」
「では頂きます!!」
「どうだ?」
「美味い!!」
ロシア戦車のT-14アルマータがロシアの伝統衣装であるサラファンを身にまとっていた。持ってきたのはロシア料理のピロシキと、きゅうりや玉ねぎなどを細切りにし、生野菜に近い状態にしたスープであるオクローシカを男性二人の元に持ってきたのである。湯通し程度にしたシャキシャキした野菜が、ケフィアのスープと合い、片方の若い男は某鬼漫画に登場した赤と黄色の髪型の狐顔の人のように、美味しさを表現したのであった。
一方のステージでは、ロシア軍兵士と基地娘がコサックダンスを踊っていた。なお彼ら彼女たちはなんと10時開店から1時間後に3時間踊り始め、30分クールタイム(この間はロシア衣装を着た混血マグマロウリア人が踊る)を挟んだ後に、また踊りはじめるという超絶ハードワークをしていたのであった。ロウリア人にとっては、ロシアの激しいダンスに見とれており、中には子供を連れた家族もいたが、その子供も目を見開くほど彼らのダンスに惹かれていたのであった。
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シオス国
ロウリア合衆国でロシア料理が流行っている中、シオス国では寿司が作れる自衛官と宇治彩花が現地の飲食店の主と協力し、異世界に和食を広めていたのであった。そしてこのシオス国では海産物が有名な為か、宇治彩花が現地民と協力して経営している和食チェーン店「宇治屋」に多くの国民が集まっていたのであった。
「こちらは鯛の煮つけです。あと天ぷらの盛り合わせです!どうぞごゆっくりお楽しみください。」
「おおっ・・・・待ちに待った和食だ!!この天ぷらのさくさく感がたまらないんだよなぁ!!」
「日本酒でいっぱいやるのもいいよな!!」
若い男たちが酒を飲んで談笑している一方で・・・。
「あっさりしていて美味しいね!お父さん!!」
「ああ!まさか生の魚がこんなに美味いとは!俺の生きていた時代では自殺行為だったがなぁ~。ハハハ!」
「あらあら、お米を落としちゃってるわよ・・。」
使い慣れない箸を用いて日本食を堪能するシオス王国の家族であった。今現在通商協定のPAPAによってバランスよく経済と食料が行き渡っており、国民たちは皆幸せそうな表情を浮かべているのであった。
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チィシン国 繁華街
「ふぅ・・・。やっと仕事が終わったぜぇ。腹減ったなぁ・・・。今日は何食べようかなぁ・・・。おっ?あれは・・・。」
彼は、とある屋台の前で足を止めた。それは台湾料理の屋台であった。彼が選んだ店は豚骨ラーメンだった。
「へいらっしゃい!!」
店主と思われる男が威勢の良い声を上げた。
「俺は豚骨ラーメンを頼む!!」
「あいよ!!お客さん見ねぇ顔だがどこから来たんだ?」
「えっと・・・シオスからだ!!今この国に俺の国の魚類加工品を売りに来ている!!」
「そうかい!!そりゃあいい!!シオス産の鰹節を待ってるぜ!!うちの国じゃ日本式の拉麺が流行って鰹節とかの乾物がよく売れるんだよ!!ありがてぇこって!!」
「おおっ!!そいつはいい情報だ!!待っててくれよ!!」
「おう!!待ってやる!!」
こうして、日本食ブームの波がチィシン国でも流行っていた。だが日本食だけではなく四川料理の等の辛い料理も人気であり、繁華街でも唐辛子を使った料理店に入るチィシン国民もおり、まさにアジアングルメの楽園といった様相になっていたのであった。とある飲食店では客が咳をしても店員が水を差し出す光景が見られ、他の飲食店では香辛料の香りが漂い、様々な料理を注文し、お代わりをする客も出てきたのであった。
「ごっはっ・・・!辛い!!でもうまいな!この麻婆豆腐!!そろそろ四川料理に慣れてきたな・・・。よしもう一回頼もう!」
「いや、お兄ちゃん・・・。さすがに三回目はないだろ・・・。」
一人の若い男性が四川風激辛麻婆豆腐を食べているのを友人らしき人物に止められるのだがあった。なお彼は毎回辛い物を食べているためか大きい方をする際は毎回悶絶しながら排泄していた。それだけではなく棒棒鶏や担々麺などの辛い料理も流行っており、特に中華料理店が繁盛しているのであった。
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クイラ王国
ここではイスラム料理やイスラエル料理、インドカレー、ネパール料理などが流行していた。そしてその料理を堪能するべく、多くの国民が集まっていたのであった。
あるモスク風の建造物では、預言者ムハンマドの教えであるコーランが朗読され、それをBGMにしてイスラム教徒たち・・・・おおよそ駐屯地のイスラム圏兵士と婚姻したクイラ人女性たちが食事を楽しんでいた。一応既存の宗教を壊さないよう、トルコ軍兵士や穏健派イスラム教徒のラァフィーにより現地に合わせた新イスラム教を作り出した・・・。
が、しかし一部の熱心なイスラム教徒や過激派のラァフィーの兄二人は、新イスラム教に反発したものの、トルコ軍兵士が「いつもとの世界に戻れるかもわからないのに、結婚するときある程度この世界に合わせないと、またイスラム教徒とこの世界の教徒とぶつかり合って、元の世界みたく殺し合いになるかもしれない。」と説得すると、しぶしぶ納得して新イスラム教を受け入れたのであった。ちなみに新イスラム教の内容は、基本イスラム教ではあるが比較的穏健なものになっており、必ずしも婚姻時に改宗する必要はない事になっている。その他はハラールを妻や子供に強要しない、ヒジャブは強要はしないもののみだりに肌を見せないよう配慮するなどが盛り込まれており、そのせいで過激な信者には嫌われたが、彼らも一介の男・・・そしてもしこの世界に宗教の面倒事を持ち込んだらきっと前世界のムハンマドも悲しむだろうと徐々に考えを変えていったのであった。
「さて・・・来週は断食の期間だから今のうちに食べておくんだぞ。」
「わかりました!」
サウジアラビア出身の陸軍兵士のアービトが、犬耳を生やした獣人の妻とそう語る・・・。ちなみに断食に関しても強制はしておらず、中には軽食(果物のみなど)を断食中に行ってもよいと妻に定めた中東出身者もいたが、彼らは基本的に元のイスラム教をきちんと守っているようだ。ちなみにアービトとその妻が食べている料理は中東料理の定番となっているファラフェルだった。一方別の場所では・・・。
メルカバMk4「さぁ食べましょう」
「おおっ・・いつ見てもおいしいんだな!これが」
駐屯地に所属するイスラエル陸軍出身の男性兵士の経営するイスラエル料理店「マダム・ゴヴニュ」では、イスラエルの伝統的な食事メニューである駐屯地の兵士たちやクイラ国民の姿が見られた。戦車娘のメルカバMk4はクイラ王国男性のシェイルと結婚し、このレストランで食事をしていたのだ。ここ近年ではクイラ王国の男性はイスラエル陸軍の武器娘や女性兵に求婚を申し込む例が増えてきていた。もちろん一部のクイラ人女性もイスラエル軍の男性兵士に求婚する事例もあった。
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マオ共和国
ここではイタリア料理が流行っていた・・・。それは主にオリーブオイルなどを使った地中海料理だ。特に新たに輸入されたクワ・トイネ産トマトの消費量は凄まじく、この国に移住しようとしたイタリア軍兵士のおかげで、料理の質が大幅に変わりマオ共和国の伝統料理であるパネン(味の薄いガーリックトーストに近い料理)も味が濃くなり、そのほかの伝統料理もオリーブ油をふんだんに使った料理が主流となっていた。そして、とある料理店ではイタリアFH70姉妹の次女ピエトーニア・トゥーリアが不定期で本人自らが調理することがあるのだが、そこにムーの技術士官のマイラスと戦術士官のラッサンがいた。
ピエトーニア「イタリア産ワインです・・・。この世界では貴重な物なので味わって飲んでくださいね?」
マイラス「ありがとうございます!!」
ラッサン「なぁ・・マイラス・・・これワインだよな・・・?生まれてこのかた見たことないんだけど・・・」
マイラス「え・・・ああ・・・確かに違うな。」
すると涙を流し始めるラッサン・・・。するとその涙は止まらず流れ続け、ついには嗚咽し始めたのであった。
ラッサン「うっ・・・ぐすっ・・・。俺はなんて幸せ者なんだ!!まさかこんな美人さんと酒を飲める日が来るとは思わなかったよ!!ああっ!!なんという甘美なる時間か!!」
マイラス「おいおい!その段階の涙の勢いじゃないぞ!!あまりの涙の量に目がしぼんでいるぞ!?」
DODODODODODO!
ラッサン「眠気と視力がよくなったぁ!!」
マイラス「ファッ!?お前マジでか!?」
ピエトーニア「あらあら♬そちらの紳士は、夜遅くまで仕事をしているんですねぇ・・・。戦術関連の士官は大変でしょうけど頑張ってください。あとお酒はほどほどにですよぉ~♪」
マイラス「あ、はい。ところであの、メインは・・?」
そうマイラスが聞くと彼女はメインのイカ墨のスパゲティを持ってくるのであった。
ピエトーニア「はい、イカ墨のスパゲティです。これは私からのサービスですので遠慮なくどうぞ。」
ラッサン「これは・・・焦がしすぎたのですか・・・?真っ黒ですね・・・。でもいただきます。」
マイラス「俺も食べてみるかな。」
二人はスパゲティを食べると、口の中に濃厚で香ばしく、それでいてコクのある旨みが広がったのであった。
ラッサン「うまい!例えるなら一見性格の悪そうなおばさんかと思いきや実は滅茶苦茶性格のいいおばさん!あるいはめっちゃ頭が良くてスタイルもいい美人教師みたいな感じだ!」
マイラス(どんな例え方だ・・・。)
マイラスは心の中でツッコミを入れた。だがまたここでラッサンに異変が訪れる・・・。それは突如として鼻から鼻血が大量に出てきたのである。それは滝の如くマイラスもあまりの恐ろしさに、ラッサンにスパゲティを食べさせるのをやめさせるが彼は啜っても食べ続ける。
ラッサン「うまぁぁい!!鼻血の味がしても食うのがとまらねぇっ!!例えるならよぉ!超絶美味しい高級料理を出されたときに、おかわり何て無いのについついおかわりしてしまう感覚!あるいは!好きな子の前で意地を張って、自分の苦手なものを出された時我慢して食っちまうアレだぜぇ!!」
マイラス「おいっ!食べるのをやめろって・・・・!」
ラッサン「鼻の通りがよくなったぁぁっ!!」
大量の鼻血を出した後、鼻の通りがよくなったと語るラッサンに呆れながら、マイラスはピエトーニアになぜ自分がラッサンの様に異常が起こらないか聞いたのだ。彼女は「お客さんはかなり健康的なので問題ありませんよ?」と答え、マイラスは納得する。
マイラス(そういう事か・・・。確かにラッサンは戦術士官だからどうしても徹夜作業が多くなるんだよな・・・。まさかここまでとは・・・)
マイラスはそう考えつつ、食事を楽しむのであった。そして次はサラダのモッツァレラチーズとトマトのサラダである。
ラッサン「ふむ・・・まぁ・・おいしいですよ?ですがチーズと言う割にかなり水っぽくないですか・・・?チーズと言うよりかは・・・薄めたヨーグルトのような・・?」
ピエトーニア「あらあら。食べ方が間違ってますよ。トマトと合わせた食べるんです!」
ラッサン「むしろ水っぽくな・・・うんまぁぁぁい!!例えるなら歩兵に対する航空支援!あるいは遠距離攻撃の援護射撃のように強力かつ頼れる存在!!もしくは戦車などの兵器に駐屯地の電子機器を乗せたくらい頼りになる存在!!そんな感じの味だよぉ!!」
マイラス「(お、今度は例え方が戦術だな。)しかしお前の言う通り、このモッツアレラチーズは確かに凄いぞ・・・。なんという濃厚さなんだ・・・!それにトマトの酸味がうまくマッチしていてとてもいいバランスになっている・・・!まさに最強の組み合わせじゃないか!!」
するとまたしてもラッサンに異変が訪れる。今度は足の痒みを訴え始めたのであった。ラッサンは、靴を脱ぎ始める。ラッサンは足を掻き始める・・・。そして両足もかゆくなってきたため、両足同士をすり合わせるようにを同時に掻く・・・。
ラッサン「うぉぉぉっ!かゆすぎるぅー!!」
マイラス「おい!お前、その行動は・・・」
マイラスの言葉を聞く前に、ラッサンはそのまま足の裏を思いっきり両手でかきむしり始めてしまう。しまいには肉がえぐれるまで思い切り爪を立ててかきまくったのだ。すると
ラッサン「水虫と足の臭さが治ったぁぁぁぁぁ!!!」
マイラス「なっなにぃぃっ!?」
マイラスは驚き、ラッサンは満足そうに椅子に座り直し残ったモッツアレラチーズとトマトのサラダを食べつくしたのだ。そして今度はスープ料理のミネストローネ・・・クワ・トイネ産の野菜を使ったコンソメ風スープである。二人はそれをスプーンで掬うと口に入れた。2人は、まるで口の中でオーケストラの演奏が奏でられたかのような感覚に陥り、口の中に幸せが広がっていくのを感じた。なお、この時またラッサンの健康状態がよくなり、隠れた歯石が口から勢いよく飛び出すと歯がきれいな色になったのだ。次の魚料理のアクアパッツァでも、ラッサンに異変が起きた。今度は腹痛が起き、彼はトイレに行くと言って席を離れてしまった。彼が戻ってくるまでの間、マイラスはピエトーニアになぜラッサンの様にならなかったのか聞くと、彼女はこう答えた。
ピエトーニア「お客さんはとても健康的ですし、それにラッサン様は戦術士官なのですよね?でしたら当然徹夜作業が多いはずです。おそらくストレスによって臓器関連が悪くなってると思います。」
ラッサン「いんやぁ~!すごい!尻から血が出て恐ろしい目にあった気がしたけど、胃も腸も肛門も綺麗になってる!そして何よりも体が軽いぜぇ!!」
マイラス「そ、そうか・・・。」
ラッサンが元気いっぱいに戻ってきたため、マイラス達は食事を再開したのであった・・・。その後、デザートのイタリアンプリンが出てきたのだが、それはラッサンの口に合ったようで彼は美味しい美味しいと言いながらあっという間に平らげていた。
ラッサン「ふぅ・・・満腹だぁ。もう動けねぇ・・・。だがこんなにもうまい飯を食べたんだ。俺は満足だよ。」
マイラス「ははっ!そうだな。俺もお前と同じで満足だよ。でもプリンを食べてもさっき見たく異変は起きなかったな?まあ健康的な体だからか?」
ラッサン「ああ。きっと健康的な体になってきたからだろ。それにしてもうまかったなぁ。ごちそうさん。うますぎておかわりを3回してしまったぜ!」
マイラス「そうか。じゃあお会計するか。」
そう言って二人は支払いを終えると、店を後にするのであった。その日の夜のラッサンは生活習慣を見直し、すぐに寝たり運動したりして健康的に過ごしたのであった。こうしてこの世界で駐屯地による食文化が広がっていったのだ。